JP2605896Y2 - 物干し竿 - Google Patents

物干し竿

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JP2605896Y2
JP2605896Y2 JP1993049840U JP4984093U JP2605896Y2 JP 2605896 Y2 JP2605896 Y2 JP 2605896Y2 JP 1993049840 U JP1993049840 U JP 1993049840U JP 4984093 U JP4984093 U JP 4984093U JP 2605896 Y2 JP2605896 Y2 JP 2605896Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、長押,鴨居,柱,壁等
(本願においては、「鴨居等」と略記する)を利用し
て、室内に洗濯物を干すときに使用して便利な物干し竿
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗濯物や寝具類を乾す場合、天候、住宅
事情、勤務時間、洗濯物の種類等の制約から、室内に干
さざるを得ない場合も多い。このような場合、従来は、
部屋の床面に設置されたスタンドにより垂直軸を支持
し、この垂直軸の上部から水平方向に放射状に突設した
複数のアームに洗濯物を乾したり、図に示すように、
長押や鴨居100などの上縁面101に当接すべき水平
部201と、長押の垂直面102に当接すべき垂直部2
02から成る取付部から、横方向にL状に延設されたフ
ック203と、該フック203に設けられた垂直穴20
4に、U状をなす竿受け片207の中央Uターン部から
垂設した軸208を遊嵌して成る物干し竿受が知られて
いる。
【0003】しかしながら、スタンド式の物干しは、大
きなスペースが必要な上、上部の室内空間の有効利用が
難しいこと、片側で支持されたアーム構造であるため、
軽量のものしか掛けられない等の欠点がある。又、長押
や鴨居などを利用する物干し竿タイプのものは、長い竿
の取付け,取外し時に、家具や障子などを疵つけてしま
ったり、使わないときの竿の適当な格納場所が見つけ難
く、その始末に窮する場合が多い。又、このような用途
には、2重管式の伸縮竿を用いて、その長さを予め調整
固定して使うが、長さの調整が正確でなかったり、2重
管の固定が十分でないと、僅かの振動で竿受から外れ
て、洗濯物が落下してしまう恐れがあり、物干し竿の架
け渡しにも注意が必要であった。
【0004】また、長手方向に切割を有し且つ相互に鈎
状に折曲しているレール体内に、短い円柱形状を呈しそ
の上下に横方向の凹溝を形成した摺動子の後方部を嵌入
し、摺動子の上下の凹溝をレール体の切割に摺動自在に
係合すると共にこの摺動子の前面に吊掛部を突設し、掛
竿の両端を吊掛部に係止自在として成る洗濯物等の掛竿
機構が実公昭53−31865号公報に開示されてい
る。 しかし、このものは、摺動子と掛竿との回動軸であ
る吊掛軸がレール体の外方に距離を開けて配置されてい
るので、掛竿を動かして吊掛部に力を加え、摺動子をレ
ール体に沿って摺動させようとすると、レール体に対し
て摺動子を傾斜させようとするモーメントが働いて、摺
動子の側面がガイドレールの内外側面に食い込んでしま
い、この結果、摺動子がスムーズに摺動しなくなるばか
りか、掛竿及び洗濯物の重量が、吊掛部及びレール体の
下側のリップ部を押し広げようとする大きなモーメント
となって加わるため、レール体及び摺動子の強度を大き
くしな ければならないという欠点がある。 また、摺動子
の吊掛部がレール体の外部に大きく露出しているので体
裁が悪いものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、室内空間を
有効利用でき、布団などの重量物も干すことができ、
干し竿本体が撓んだり、斜めになってもスムーズに摺動
させることが可能で、体裁も良く、物干し竿の使用時に
おける位置設定の自由度が高く、使用後の収納が容易な
物干し竿を開示することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の第一の要旨は、
伸縮可能な杆体の端部にスライド子を回動可能に設けて
成る物干し竿本体と、横断面形状が溝型の案内部を備え
るガイドレールとから構成され、前記ガイドレールの案
内部に前記物干し竿本体のスライド子を摺動自在に嵌入
し、該スライド子と杆体との回動中心の直下を前記ガイ
ドレールの案内部によって支持した物干し竿にある。
【0007】本考案の第二の要旨は、上記第一の要旨に
おいて規定される物干し竿であって、杆体はその端部に
球体を突設すると共に、該球体にスライド子を回動自在
に外嵌したことにあり、本考案の第三の要旨は、上記第
一又は第二の要旨において規定される物干し竿であっ
て、ガイドレールがその案内部から、鴨居等の上縁面へ
当接固定される取付片を延設し、該取付片に固定用の孔
を穿設したことにある
【0008】本考案の第四及び第五の要旨は、それぞれ
上記第一の要旨において規定される物干し竿であって、
杆体がその端部にシャフトを突設し、該シャフトにスラ
イド子を外嵌すると共に、該スライド子と前記シャフト
とを回動自在に軸着したこと、及びガイドレール及びス
ライド子が、それぞれ1対のものからなることにある。
【0009】
【作用】 本考案の物干し竿は、伸縮可能な杆体の両端
が、鴨居等に設けたガイドレールに沿って、片手で滑ら
かに移動させることができるので、物干し竿の設置及び
収納がきわめて簡単であり、しかも、スライド子がガイ
ドレールにより安定して支持されてこじれることがな
く、又、物干しの用途以外にも、移動可能な間仕切り用
カーテンの支持部材等として用いることができる。
【0010】
【実施例1】図1〜5は本考案の第1実施例を示すもの
である。本考案の物干し竿は、物干し竿本体と、横断面
形状が溝型の案内部41を有するガイドレール40とか
ら構成され、物干し竿本体は、伸縮自在な杆体31の両
端にそれぞれスライド子を回動自在に設けて成る。杆体
31は2重管式のパイプで、例えば図3及び図4に示す
ように、外管31aの内部に内管31bが摺動可能に嵌
合されている。内管31bの挿入端部に固設した自由回
転クラッチ31cには、周方向一側が周方向他側よりも
浅い断面形状の三日月溝31dが複数形成されると共
に、この三日月溝31dの中にそれぞれ球31eが収納
されている。
【0011】そして、内管31bと外管31aとが、
方の方向(図において外管31aが左回転する方向)
にのみ自由回転が許され、反対方向に回せば、球31e
が内管31bと外管31aとの対向面間に引っかかっ
て、両者が固定されるようになっており、それ自体の構
成は公知である。なお、三日月溝31dの代わりに、深
さの逓減する周溝を形成し、これに厚さの逓増するC状
リングを収納した自由回転クラッチを用いることもでき
る。
【0012】この杆体31の両端には、シャフト取付用
のキャップ32が冠着してあり、該キャップ32に、突
端に球体34が一体形成されているシャフト33の基部
が固着されている。シャフト33には、その基部から軸
方向にネジ33aが形成されており、キャップ32の
中央部に設けた開口部32aにボルト35を挿通する
共に、このボルト35をシャフト33のネジ33aに
螺合してキャップ32を締め付けることにより、シャフ
ト33とキャップ32とを強固に連結してある。36
a、36bは、キャップ32の材質により、連結部を補
強するために使用される補強リングである。
【0013】球体34には、プラスチックを素材とする
略ドーナツ状のソケットより成るスライド子が回動自在
に外嵌されている。ソケット37は、球体34がソケッ
37の凹部から逸脱することがない範囲で、球体34
を被包していれば十分である。このようなソケット37
と球体34とから成る球関節継手が伸縮自在な杆体31
の両端に形成されている。尤も、ソケット37の外形
は、必ずしも転動形をなす必要はなく、ガイドレール
内を摺動できればよい。
【0014】一方、部屋の対面する一対の鴨居100,
100には、ソケット37が摺動自在に嵌入可能なガイ
ドレール40が設けられている。ガイドレール40は、
ドーナツ状ソケット37の外形に合わせて、横断面形状
が略C字形をなす案内部41と、該案内部41の上端か
ら水平方向に延設した庇状の取付片42とから成り、取
42には、鴨居100の上縁面101に、鋲45或
はピン等の固着具によって取り付け固定されている。
中、43は、固着具を挿入するための孔である。
【0015】杆体31の両端のソケット37をガイドレ
ール40の案内部41に摺動自在に嵌入して、案内部4
1の底部でソケット37と球体34との回動中心の直下
を支持する。ガイドレール40の両端には、ソケット
7がガイドレール40から逸脱するのを防ぐために、
46を差し込み固定する。杆体31を伸縮可能な状態
にして、物干し竿本体をガイドレール40に沿って所望
の位置に移動し、次いで、杆体31の長さをその位置で
固定して、洗濯物等を掛ける。但し、杆体31の固定は
必要に応じて行えばよい。
【0016】なお、図1に示すように、1対のガイドレ
ール40を対面する壁面の鴨居10 0等に平行に取り付
けると、ガイドレール40の全長に亘って物干し竿本体
を架設して、大量に洗濯物等を干すことができる。ま
た、物干し竿本体を窓際に架設しても、直角に折り曲げ
たガイドレールに取り付けた竿のように壁面に交差しな
いので、カーテンを取り付ける邪魔になることがない。
不要時には、物干し竿本体の両端を、ガイドレール40
の末端位置(例えば、窓際付近)に移動しておけば、邪
魔にならず、部屋の雰囲気を損ねることもない。
【0017】
【実施例2】図は、本考案の第実施例を示すもので
ある。伸縮可能な杆体51の両端に、キャップ52が夫
々冠着固定されており、該キャップ52の中央開口51
aに段付シャフト53が取付られている。該シャフト5
3は、その小径部に刻設下雄ネジ部53aが、中央開口
51aを通して杆体51内に入って取付ナット55と螺
合し、両者がキャップ52の中央開口51aの周縁を締
め付けることにより、杆体51の両端に固着されてい
る。
【0018】段付シャフト53の先端には、該シャフト
53と直交する方向に、ピン挿通孔53bが設けられて
いる。このシャフト53の先端に、外形がほぼ方形をな
すスライド子56が回動自在に外嵌されている。スライ
ド子56はコ字溝56aを有し、このコ字溝56aにシ
ャフト53を挿入すると共に、コ字溝56aを挟んで対
向する位置に設けられたスライド子56のピン保持孔5
6b,56bと、シャフト53のピン挿通孔53bとに
連結ピン57を挿通して、スライド子56に対してシャ
フト53が、連結ピン57と直交する平面に沿って揺動
自在に連結されている。
【0019】一方、部屋の左右の鴨居100の側縁10
2に、断面C状のガイドレール60を固定ネジ61で取
付ておき、これに、前記物干し竿本体の両端に設けられ
ているスライド子56を、連結ピン57が垂直になる状
態で摺動自在に嵌入し、スライド子56と杆体51との
回動中心である連結ピン57の直下を、ガイドレール
0によって支持する。 この第2実施例の場合は、スライ
ド子56が杆体51に対して連結ピン57と直交する方
向に揺動できるのみであるため、1対のガイドレール6
0は同じ高さに平行に配置しなければならないが、第1
実施例においては、ソケット37が杆体31の軸線に対
してあらゆる方向に回動可能であるため、このような制
限がない。
【0020】
【考案の効果】本考案の物干し竿によれば、操作感が滑
らかで、片手で簡単に所望位置に設定でき、必要に応じ
て、カーテン等の吊支具として間仕切り等にも利用可能
である。また、スライド子と杆体との回動中心がガイド
レールの案内部によりその直下において支持されて、案
内部の外側に位置しないので、布団等の重量物を掛けた
り、杆体に力を加えてスライド子をガイドレールに沿っ
て摺動させる場合、ガイドレールやスライド子を変形さ
せようとするモーメントやスライド子を傾斜させようと
するモーメントがほとんど働かず、このため、スライド
子及びガイドレールを無用に大型化する必要がないばか
りか、スライド子がガイドレールの軸線に対して斜めに
なってガイドレールに食い込むことが無く、常に杆体を
スムーズに摺動させることができる。 さらに、スライド
子のほとんどの部分がガイドレールの案内部内に収納さ
れるので、スライド子を小型化できて、体裁も良い。
求項5に記載の構成によれば、ガイドレールの全長に亘
って物干し竿本体を架設できるので、洗濯物等を大量に
干すことが可能であり、物干し竿本体を壁面と平行に配
置できるため、壁面に形成された窓に物干し竿を架設し
ても、カーテンを取り付ける邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す物干し竿の使用状態
の斜視図
【図2】同上の要部断面図
【図3】同上の杆体の要部縦断面図
【図4】図3のA−A断面図
【図5】ガイドレールの取付状態を示す斜視図
【図6】本考案の第2実施例を示す物干し竿の断面図
【図7】従来の物干し竿の斜視図
【符号の説明】
31,51 杆体 32 キャップ33,53 シャフト 34 球体 37 ソケット(スライド子) 40,60 ガイドレール 56 スライド子 41 案内部 42 取付片43 孔 100 鴨居

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能な杆体の端部にスライド子を回
    動可能に設けて成る物干し竿本体と、横断面形状が溝型
    の案内部を備えるガイドレールとから構成され、前記ガ
    イドレールの案内部に前記物干し竿本体のスライド子を
    摺動自在に嵌入し、前記スライド子と杆体との回動中心
    の直下を前記ガイドレールの案内部によって支持したこ
    とを特徴とする物干し竿。
  2. 【請求項2】 前記杆体はその端部に球体を突設すると
    共に、該球体にスライド子を回動自在に外嵌した請求項
    1に記載の物干し竿。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールはその案内部から、
    居等の上縁面へ当接固定される取付片を延設し、該取付
    片に固定用の孔を穿設した請求項1又は2に記載の物干
    し竿。
  4. 【請求項4】 前記杆体はその端部にシャフトを突設
    し、該シャフトにスライド子を外嵌すると共に、該スラ
    イド子と前記シャフトとを回動自在に軸着した請求項1
    に記載の物干し竿。
  5. 【請求項5】 前記ガイドレール及び前記スライド子
    が、それぞれ1対のものからなる請求項1乃至4のいず
    れかに記載の物干し竿。
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