JP2605358Y2 - 錠前の解読防止装置 - Google Patents
錠前の解読防止装置Info
- Publication number
- JP2605358Y2 JP2605358Y2 JP1993076639U JP7663993U JP2605358Y2 JP 2605358 Y2 JP2605358 Y2 JP 2605358Y2 JP 1993076639 U JP1993076639 U JP 1993076639U JP 7663993 U JP7663993 U JP 7663993U JP 2605358 Y2 JP2605358 Y2 JP 2605358Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- cylinder lock
- pin
- cylinder
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、公衆電話機、自動販
売機等の集金箱や貴重品箱に取付けられている錠前の鍵
型の解読を防止する装置に関するものである。
売機等の集金箱や貴重品箱に取付けられている錠前の鍵
型の解読を防止する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、公衆電話機、自動販売機等の集金
箱や貴重品箱に取付けられている錠前は定められた集金
地域毎のマスターキーを用いて開錠するようになってい
る。ところが、これらの機器、特に公衆電話機の錠前を
破壊して集金箱から金品を盗む者が現れたところから、
公衆電話機を簡単に破壊できないように防護板で保護す
る工夫がなされている。
箱や貴重品箱に取付けられている錠前は定められた集金
地域毎のマスターキーを用いて開錠するようになってい
る。ところが、これらの機器、特に公衆電話機の錠前を
破壊して集金箱から金品を盗む者が現れたところから、
公衆電話機を簡単に破壊できないように防護板で保護す
る工夫がなされている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、近年こ
の公衆電話機を取外すように機器全体を持ち去る盗難が
続発しつつある。これは現場での開錠作業が困難となっ
て長時間必要となり容易に盗むことができなくなったこ
とと、上記した如く集金システムが定められた集金地域
毎のマスターキーを用いて開錠するようになっているこ
とから、機器全体を持ち帰って解体し、錠前の鍵型を解
読し、これによってマスターキーの合鍵を複製して、そ
の地域の他の公衆電話機の集金箱の錠前を開錠して金品
を盗む悪質な盗難が頻発している。そこで、この考案
は、上記の問題点に鑑み、これを解決したものであっ
て、公衆電話機、自動販売機等の集金箱や貴重品箱に取
付けられている錠前であって、機器本体より錠前毎盗難
にあっても鍵孔内の選別部材が飛散して鍵型の解読を防
止することのできる装置を得ることを目的としたもので
ある。
の公衆電話機を取外すように機器全体を持ち去る盗難が
続発しつつある。これは現場での開錠作業が困難となっ
て長時間必要となり容易に盗むことができなくなったこ
とと、上記した如く集金システムが定められた集金地域
毎のマスターキーを用いて開錠するようになっているこ
とから、機器全体を持ち帰って解体し、錠前の鍵型を解
読し、これによってマスターキーの合鍵を複製して、そ
の地域の他の公衆電話機の集金箱の錠前を開錠して金品
を盗む悪質な盗難が頻発している。そこで、この考案
は、上記の問題点に鑑み、これを解決したものであっ
て、公衆電話機、自動販売機等の集金箱や貴重品箱に取
付けられている錠前であって、機器本体より錠前毎盗難
にあっても鍵孔内の選別部材が飛散して鍵型の解読を防
止することのできる装置を得ることを目的としたもので
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】これを達成する手段とし
て、この考案は、シリンダー錠に形成した複数列複数の
ピン孔にピンおよびコイルスプリング等の選別部材を封
入して開口状態とすると共に、該シリンダー錠を錠取付
部材に固定し、これに対応する機器本体側に該シリンダ
ー錠を覆うカバー部材を固着し、錠取付部材を機器本体
に連結してシリンダー錠を取付けると同時に、シリンダ
ー錠のピン孔に封入され飛出し可能状態のピンおよびコ
イルスプリング等の選別部材を直接該カバー部材でカバ
ーし、該錠取付板と該機器本体との分離により該各選別
部材が飛出し飛散して封入されていた元の該ピン孔を特
定不能とするものである。
て、この考案は、シリンダー錠に形成した複数列複数の
ピン孔にピンおよびコイルスプリング等の選別部材を封
入して開口状態とすると共に、該シリンダー錠を錠取付
部材に固定し、これに対応する機器本体側に該シリンダ
ー錠を覆うカバー部材を固着し、錠取付部材を機器本体
に連結してシリンダー錠を取付けると同時に、シリンダ
ー錠のピン孔に封入され飛出し可能状態のピンおよびコ
イルスプリング等の選別部材を直接該カバー部材でカバ
ーし、該錠取付板と該機器本体との分離により該各選別
部材が飛出し飛散して封入されていた元の該ピン孔を特
定不能とするものである。
【０００５】
【実施例】この考案の構成を図面に示す実施例について
以下詳細に説明する。図１およぴ図２はこの考案の第１
実施例であっで、クロス状の鍵で開錠するシリンダー錠
を取付ける実施例である。１はシリンダー錠であり、シ
リンダー２にプラグ３が回転可能に取付けられ、シリン
ダー２には直交する方向に夫々複数のピン孔４が貫通穿
設され、各ピン孔４にはピン５、ドライブピン６、コイ
ルスプリング７が夫々封入されていて、それが飛出さな
いような蓋を施すことなく、飛出し可能な状態となって
いる。８は錠取付板であって、シリンダー錠のプラグ３
を封入する嵌合孔９とねじ取付孔１０が穿設されてい
る。１１は電話機本体であって、シリンダー錠嵌入孔１
２が穿設され、取付け用のスタッド１３が突設されてい
る。１４はカバー部材であるリングカバーであって、シ
リンダー錠のプラグ３を挿通する嵌入孔１７が穿設され
ている底面１５とリング状の外周面１６を有していてキ
ャップ状に形成されている。なお、１８はねじ、１９は
プラグ３の内端に取付けられるロック機構部材である。
以下詳細に説明する。図１およぴ図２はこの考案の第１
実施例であっで、クロス状の鍵で開錠するシリンダー錠
を取付ける実施例である。１はシリンダー錠であり、シ
リンダー２にプラグ３が回転可能に取付けられ、シリン
ダー２には直交する方向に夫々複数のピン孔４が貫通穿
設され、各ピン孔４にはピン５、ドライブピン６、コイ
ルスプリング７が夫々封入されていて、それが飛出さな
いような蓋を施すことなく、飛出し可能な状態となって
いる。８は錠取付板であって、シリンダー錠のプラグ３
を封入する嵌合孔９とねじ取付孔１０が穿設されてい
る。１１は電話機本体であって、シリンダー錠嵌入孔１
２が穿設され、取付け用のスタッド１３が突設されてい
る。１４はカバー部材であるリングカバーであって、シ
リンダー錠のプラグ３を挿通する嵌入孔１７が穿設され
ている底面１５とリング状の外周面１６を有していてキ
ャップ状に形成されている。なお、１８はねじ、１９は
プラグ３の内端に取付けられるロック機構部材である。
【０００６】このように構成されているので、このシリ
ンダー錠１を電話機本体１１に取付けるには、電話機本
体１１のシリンダー錠嵌入孔１２にリングカバー１４の
嵌入孔１７が位置するようにリングカバー１４の底面１
５を接着剤或は両面接着剤等によって分離不可能に貼着
し、一方錠取付板８にシリンダー錠１を小ねじ等によっ
て固定し、該シリンダー錠１の各ピン孔４に夫々ピン
５、ドライブピン６、コイルスプリング７を飛出し可能
状態に封入した状態で、錠取付板８のねじ取付孔１０と
電話機本体１１のスタッド１３をねじ１８で連結固定す
ると同時に、シリンダー錠１の各ピン孔４の開口部分を
カバーするようにリングカバー１４にシリンダー錠１を
嵌合して組立てる。
ンダー錠１を電話機本体１１に取付けるには、電話機本
体１１のシリンダー錠嵌入孔１２にリングカバー１４の
嵌入孔１７が位置するようにリングカバー１４の底面１
５を接着剤或は両面接着剤等によって分離不可能に貼着
し、一方錠取付板８にシリンダー錠１を小ねじ等によっ
て固定し、該シリンダー錠１の各ピン孔４に夫々ピン
５、ドライブピン６、コイルスプリング７を飛出し可能
状態に封入した状態で、錠取付板８のねじ取付孔１０と
電話機本体１１のスタッド１３をねじ１８で連結固定す
ると同時に、シリンダー錠１の各ピン孔４の開口部分を
カバーするようにリングカバー１４にシリンダー錠１を
嵌合して組立てる。
【０００７】このように組立てられているので、電話機
本体を盗んでシリンダー錠を分解しようとして、ねじ１
８を外し、錠取付板８と電話機本体１１とを分離する
と、これと同時にリングカバー１４は電話機本体１１と
一体にシリンダー錠１より引き抜かれるので、シリンダ
ー錠１の各ピン孔４に夫々封入した状態のピン５、ドラ
イプピン６、コイルスプリング７は一斉に飛出して、ど
のピン孔４にどのピン５、ドライプピン６、コイルスプ
リング７が封入されていたか全く分からなくなる。この
ため合鍵を作ることがでさず、他の電話機に被害が及ぶ
ことを確実に防止することができる。
本体を盗んでシリンダー錠を分解しようとして、ねじ１
８を外し、錠取付板８と電話機本体１１とを分離する
と、これと同時にリングカバー１４は電話機本体１１と
一体にシリンダー錠１より引き抜かれるので、シリンダ
ー錠１の各ピン孔４に夫々封入した状態のピン５、ドラ
イプピン６、コイルスプリング７は一斉に飛出して、ど
のピン孔４にどのピン５、ドライプピン６、コイルスプ
リング７が封入されていたか全く分からなくなる。この
ため合鍵を作ることがでさず、他の電話機に被害が及ぶ
ことを確実に防止することができる。
【０００８】
【考案の効果】以上、実施例について詳述したように、
この考案は、機器本体にシリンダー錠を取付けると同時
に、シリンダー錠のピン孔に封入されて飛出し可能な状
態にあるピンおよびコイルスプリング等の選別部材を直
接カバー部材でカバーするものであるから、機器本体よ
り錠前毎盗難に遭いシリンダー錠が分解されても、鍵孔
内の選別部材は飛散して鍵型の解読が全く不能となり、
合鍵を作ることができず、他の機器に被害が及ぶことを
確実に防止することができる構造簡単な優れた効果を有
するものである。
この考案は、機器本体にシリンダー錠を取付けると同時
に、シリンダー錠のピン孔に封入されて飛出し可能な状
態にあるピンおよびコイルスプリング等の選別部材を直
接カバー部材でカバーするものであるから、機器本体よ
り錠前毎盗難に遭いシリンダー錠が分解されても、鍵孔
内の選別部材は飛散して鍵型の解読が全く不能となり、
合鍵を作ることができず、他の機器に被害が及ぶことを
確実に防止することができる構造簡単な優れた効果を有
するものである。
【図１】この考案の第１実施例の一部切断せる平面図
【図２】同じくこの考案の第１実施例の組立て前の分解
斜視図
斜視図
１ シリンダー錠 ２ シリンダー ３ プラグ ４ ピン孔 ５ ピン ６ ドライブピン ７ コイルスプリング ８ 錠取付板 １１ 電話機本体 １４ リングカバー
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダー錠に形成した複数列複数のピ
ン孔にピンおよびコイルスプリング等の選別部材を封入
して開口状態とすると共に、該シリンダー錠を錠取付部
材に固定し、これに対応する機器本体側に該シリンダー
錠を覆うカバー部材を固着し、錠取付部材を機器本体に
連結してシリンダー錠を取付けると同時に、シリンダー
錠のピン孔に封入され飛出し可能状態のピンおよびコイ
ルスプリング等の選別部材を直接該カバー部材でカバー
し、該錠取付板と該機器本体との分離により該各選別部
材が飛出し飛散して封入されていた元の該ピン孔を特定
不能とすることを特徴とする錠前の解読防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993076639U JP2605358Y2 (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | 錠前の解読防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993076639U JP2605358Y2 (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | 錠前の解読防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743475U JPH0743475U (ja) | 1995-08-22 |
| JP2605358Y2 true JP2605358Y2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=13610957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993076639U Expired - Fee Related JP2605358Y2 (ja) | 1993-12-31 | 1993-12-31 | 錠前の解読防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2605358Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-31 JP JP1993076639U patent/JP2605358Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0743475U (ja) | 1995-08-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |