JP2604540Y2 - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

Info

Publication number
JP2604540Y2
JP2604540Y2 JP1993022494U JP2249493U JP2604540Y2 JP 2604540 Y2 JP2604540 Y2 JP 2604540Y2 JP 1993022494 U JP1993022494 U JP 1993022494U JP 2249493 U JP2249493 U JP 2249493U JP 2604540 Y2 JP2604540 Y2 JP 2604540Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
pit
upper pallet
frame
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993022494U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0676556U (ja
Inventor
清 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Car Corp
Original Assignee
Tokyu Car Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Car Corp filed Critical Tokyu Car Corp
Priority to JP1993022494U priority Critical patent/JP2604540Y2/ja
Publication of JPH0676556U publication Critical patent/JPH0676556U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2604540Y2 publication Critical patent/JP2604540Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Loading Or Unloading Of Vehicles (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、立体駐車装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の駐車場不足に対応し、駐車効率の
向上を意図した駐車装置の一つとして、図8に示す如き
駐車装置が知られている。
【0003】すなわち、地中に比較的浅いピット50を
掘設し、該ピット50の奥部両側にポストフレーム5
1、51を立設し、該ポストフレーム51、51には、
車の高さ以上の間隔を開けて上段パレット52及び下段
パレット53がその後端部52a、53aにおいて傾動
自在に支持され、前記上段パレット52と前記下段パレ
ット53とはその左右両側部同士がリンク54、54に
よって連結され、前記下段パレット53の下面には、該
下段パレット53及び該下段パレット53と前記リンク
54で連結された前記上段パレット52を一体的に傾動
せしめるシリンダ55が設けられた構成の駐車装置であ
る。
【0004】そして、前記下段パレット53上に車両を
載置する場合には、前記下段パレット53の先端縁53
bが車両出入口56の高さ位置にくるように前記シリン
ダ55を作動させ、前記上段パレット52上に車両を載
置する場合には、前記下段パレット53を前記上段パレ
ット52の先端縁52bが地上に掛るまで下降させるよ
うに前記シリンダ55を作動させるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記従来構成
の装置では、上段パレット52及び下段パレット53が
リンク54、54で一体に連結させられているため、常
に一体に作動させられ、その操作に注意を要する。
【0006】また、前記従来構成の装置では、設置現場
において、例えばピット底面の整地、コンクリート敷
設、つづく装置の設置等に極めて手数を要するものであ
った。
【0007】本考案は前記事情に鑑み、安全かつ経済的
で設置の容易な立体駐車装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本考案は、地中に掘設されたピット内に設置される
矩形箱状のピット枠と、該ピット枠の後部両側にそれぞ
れ固定立設されたポストフレームと、該ポストフレーム
に後端部が支持され該支持部を中心として先端部が傾動
自在な上段パレット及び下段パレットと、前記上段パレ
ットの前後方向中央部が小さく下方に屈曲させられて成
り、さらに下端が前記ピットの底部に固定され上端が前
記上段パレットの左右両側部に連結されて前記上段パレ
ットを傾動せしめる左右一対のシリンダと、前記上段パ
レットの上方への傾動開始から時間的に遅れて該上段パ
レットと前記下段パレットとを連結し、該下段パレット
を上方へ傾動せしめる連結部材とからなる構成としたも
のである。
【0009】
【作用】本考案では、ピット枠内に装置の主要部が予め
組み立てられている。したがって、設置現場に運び比較
的簡単なピットを掘設して容易に設置することができる
ため経済的である。
【0010】前記ピット枠は前記下段パレット上に載置
された車両を格納するものであり、予め、矩形箱状に構
成され、前記シリンダ及び連結部材によって前記上段パ
レットが単独で、あるいは前記下段パレットと連係して
傾動し、車両の入庫及び出庫が行われる。
【0011】すなわち、前記上段パレットの先端部が下
方向に傾いて地上と連続し、前記下段パレットが前記ピ
ット内に水平に位置している状態では、前記上段パレッ
ト上に車両が入庫され、又は前記上段パレットから車両
が出庫される。
【0012】そして、前記シリンダが作動し、前記上段
パレットの先端部が押し上げられて上方向に傾動させら
れると、連結部材の作用により、前記上段パレットの傾
動開始から時間的に遅れて該上段パレットと前記下段パ
レットとが連結させられ、該下段パレットを上方向に傾
動させる。
【0013】前記下段パレットの先端部が地表面と同一
レベルとなったところで前記シリンダの作動が停止し、
前記下段パレット上に車両が入庫され、又は前記下段パ
レットから車両が出庫される。
【0014】なお、前記上段パレットの略水平維持及び
その上面に対する車両の入出庫は上段パレットのみの傾
動操作で可能であり、安全かつ経済的である。
【0015】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1〜図4は、本考案の一実施例を示し、
図5、図6及び図7は他の実施例を示している。
【0017】本考案装置の設置においては、図3に示す
如く、まず、地中に、車両を収納し得る広さの比較的浅
いピット1が掘設される。本実施例では該ピットの深さ
は約80cm程度とされている。
【0018】前記ピット1の底部には必要に応じて適数
の基礎杭2が埋め込まれる。
【0019】さらに前記ピット1内には必要に応じて土
留め枠3が設置され、ピット1の周囲の土砂の崩れが防
止される。
【0020】前記土留め枠3内には、該土留め枠3より
若干小さく構成された矩形箱状のピット枠4が設置さ
れ、前記土留め枠3との隙間Sにコンクリート5が詰め
込まれて固定される。前記ピット枠4は望ましくは鋼製
で溶融めっき仕上げされており、その底部にはH形鋼が
四角に組まれてなる安定設置のための基礎枠6が取り付
けられる。
【0021】前記基礎枠6の後部側(図1乃至3の右
側)の辺の両端には、側面視L字形のポストフレーム
7、7がその側面を前記ピット枠4に固定されてそれぞ
れ立設される。該ポストフレーム7、7には車の高さ以
上の間隔を開けて上段パレット8及び下段パレット9が
その後端部8a、9aにおいて支持されその先端部8
b、9b側が傾動自在とされている。
【0022】前記上段パレット8と下段パレット9とは
共に上面に車両を載置する車両載置体であり、上段パレ
ット8は前記ピット1の前後長さよりも長く形成され、
その先端部8b側が下動すると装置前方の地表面10に
接地するようになっている。一方、前記下段パレット9
は、前記ピット1内に納まる長さであり、その先端部9
b側が上動したときに先端部9bが地表面10と同一レ
ベルで連続するするようになっている。
【0023】前記上段パレット8の前部側の左右両側部
には、シリンダ部11の下端11aが前記基礎枠6の前
部側の辺の両端に固定された油圧シリンダ12を構成す
るピストンロッド13の上端13bが取り付けられ、該
油圧シリンダ12の作動により、前記上段パレット8が
前記ポストフレーム7、7に支持された後端部8aを中
心として傾動する機構とされている。さらに本考案で
は、前記上段パレット8の前後方向中央部小さく下方
屈折させられる。これは、装置の全高(地上高さ)を
可能な限り低くするとともに、前記上段パレット8が下
方向へ傾動した時に前記下段パレット9上に載置されて
いる車両との接触を避け、同時に装置の全長を短くす
ためである。
【0024】前記上段パレット8と下段パレット9と
は、両パレット8,9の左右両側部同士が連結部材によ
って連結されている。この連結部材は、前記上段パレッ
ト8の上方への傾動開始から時間的に遅れて該上段パレ
ット8と前記下段パレット9とを連結し、該下段パレッ
ト9を上方へ傾動開始せしめるものである。
【0025】前記連結部材として、図1〜図5に示す実
施例では、上部に長孔15を有する扁平な連結棒14、
14が採用されている。すなわち、前記下段パレット9
の前部側の左右両側部には、連結棒14、14の下端1
4a、14aが回動自在にそれぞれ取り付けられる。該
連結棒14、14の上部には長孔15、15が軸線方向
をなしてそれぞれ設けられており、該長孔15、15に
は前記上段パレット8の前部側の左右両側部に強固に取
り付けられた有頭軸16が挿通されている。前記連結棒
14の長さは、前記上段パレット8の先端部8bが最上
位置(例えば、図2におけるAの位置)まで上動したと
きに、前記下段パレット9の先端部9bがちょうど地表
面10と同一レベルで連続するような長さとされる。
【0026】前記連結部材の例としては、上記構成のも
ののほか、例えば、図6又は図7に示すものが適用でき
る。
【0027】図6,図7とも、(a)は、上段パレット
8の先端部8bが地表面10に接地するように前記上段
パレット8が下方へ傾動するとともに、下段パレット9
がピット内に水平に収納された状態を示している。ま
た、(b)は、上段パレット8が水平状態となるように
上方へ傾動し、下段パレット9の先端部9bが地表面1
0と同一レベルで接続するように下段パレット9が上方
へ傾動した状態を示している。
【0028】図6に示す連結部材は、外筒31と該外筒
31内に挿入されたロッド32とからなるシリンダー状
連結部材30である。
【0029】一方、図7に示す連結部材は、二本のリン
ク部材41,42が軸43によって互いに回動可能に接
続されたパンタグラフ状の連結部材40である。図7
中、44は、上側のリンク部材42の先端部に突設さ
れ、前記上段パレット8が上方へ回動したときに下側の
リンク部材41に当接するストッパーである。
【0030】なお、図中17は前記シリンダを作動せし
める油圧電装ユニット、18は前記ピット内の前部に必
要に応じて埋設され前記ピット18内に溜る雨水等を排
出する排水ポンプ及び排水設備である。
【0031】前記ピット枠4、ポストフレーム7、7、
上段パレット8及び下段パレット9、油圧シリンダ1
2、連結棒14、基礎枠6は、全て工場において一体的
に結合され、その後駐車装置の設置場所まで運ばれ、前
記土留め枠3が設置されたピット1内に納められる。そ
して、電源と前記排水設備等を接続するだけで駐車装置
が完成される。従って、現地工事の手間が極力省けると
いう利点がある。
【0032】なお、図5に示すように、前記基礎杭2に
代えて前記ピット1内にプレキャスト板20を敷設する
とともに、前記土留め枠3として同じくプレキャスト板
20を前記ピット1の側壁に設けることもできる。
【0033】前記構成よりなる本考案装置の作動につい
て述べると、前記上段パレット8がその先端部8bを地
表面10まで降ろしている状態(図4(b))では、前
記下段パレット9はピット1の底部に水平状態で位置し
ており、この状態から前記シリンダ12が作動して前記
上段パレット8の先端部8bが押し上げられて上方向に
傾動させられると、前記連結棒14の長孔15の作用に
より前記下段パレット9の先端部9b側が前記上段パレ
ット8の上方向への傾動開始から少し遅れて上昇させら
れ、前記上段パレット8が略水平状態で停止したときに
前記下段パレット9の先端部9bが地表面10と同一レ
ベルで停止する(図4(a))。そしてこのような上段
パレット8及び下段パレット9の連係した動きを通じて
前記上段パレット8及び下段パレット9上に車両の入庫
が行われ、また車両の出庫が行われる。
【0034】
【考案の効果】本考案によれば、設置が容易で経済的で
あるとともに、上段パレットの略水平維持及びその上面
に対する車両の入出庫は上段パレットのみの傾動で行わ
れるため、安全かつ経済的であり、装置の全高を低く、
全長を短くできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示す要部斜視図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本考案装置の基礎部分の構造を示す分解斜視図
である。
【図4】本考案装置の作動を示す概略斜視図であり、
(a)は下段パレットに車両を入庫する状態を示し、
(b)は上段パレットに車両を入庫する状態を示す。
【図5】本考案装置の基礎部分の他の例を示す側面図で
ある。
【図6】連結部材の他の例を示す側面図であり、(a)
は下段パレットに車両を入庫するときの状態を示し、
(b)は上段パレットに車両を入庫するときの状態を示
すものである。
【図7】連結部材のさらに他の例を示す側面図であり、
(a)は下段パレットに車両を入庫するときの状態を示
し、(b)は上段パレットに車両を入庫するときの状態
を示すものである。
【図8】従来技術を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 ピット 4 ピット枠 7 ポストフレーム 8 上段パレット 9 下段パレット 12 シリンダ 14(30,40) 連結部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−106276(JP,A) 特開 平5−52050(JP,A) 特開 平4−261970(JP,A) 実開 昭48−44189(JP,U) 実開 昭60−188751(JP,U) 実開 昭47−16984(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に掘設されたピット内に設置される
    矩形箱状のピット枠と、該ピット枠の後部両側にそれぞ
    れ固定立設されたポストフレームと、該ポストフレーム
    に後端部が支持され該支持部を中心として先端部が傾動
    自在な上段パレット及び下段パレットと、前記上段パレ
    ットの前後方向中央部が小さく下方に屈曲させられて成
    り、さらに下端が前記ピットの底部に固定され上端が前
    記上段パレットの左右両側部に連結されて前記上段パレ
    ットを傾動せしめる左右一対のシリンダと、前記上段パ
    レットの上方への傾動開始から時間的に遅れて該上段パ
    レットと前記下段パレットとを連結し、該下段パレット
    を上方へ傾動せしめる連結部材とからなることを特徴と
    する立体駐車装置。
JP1993022494U 1993-04-05 1993-04-05 立体駐車装置 Expired - Fee Related JP2604540Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993022494U JP2604540Y2 (ja) 1993-04-05 1993-04-05 立体駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993022494U JP2604540Y2 (ja) 1993-04-05 1993-04-05 立体駐車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0676556U JPH0676556U (ja) 1994-10-28
JP2604540Y2 true JP2604540Y2 (ja) 2000-05-22

Family

ID=12084293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993022494U Expired - Fee Related JP2604540Y2 (ja) 1993-04-05 1993-04-05 立体駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2604540Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0676556U (ja) 1994-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7108458B1 (en) Interlocking slab leveling system
US6659692B1 (en) Apparatus and method for supporting a structure with a pier and helix
US7191569B2 (en) Telescoping pier foundation
CA2425811A1 (en) Modular wall system with footing form
WO2017145137A1 (en) Building structure and method
US6872031B2 (en) Apparatus and method of supporting a structure with a pier
US20030233798A1 (en) Post-tensioned, below-grade concrete foundation system
CN113235792A (zh) 一种混凝土预制件用连接组件及其施工方法
US7044686B2 (en) Apparatus and method for supporting a structure with a pier
JP2604540Y2 (ja) 立体駐車装置
US4570409A (en) Foundation system for modular and mobile housing
KR100917225B1 (ko) 조립 pit형 구조의 자동 이송로봇을 갖는 주차시스템
JP3178390B2 (ja) 建物の免震基礎
RU212965U1 (ru) Конструкция фундамента мелкого заложения на регулируемых шаровых опорах
JPS58191874A (ja) 地下ガレ−ジ兼地下収納庫の施工方法及びその装置
CN213897199U (zh) 一种支撑立柱的砼地桩
JP2000328591A (ja) 建物支持構造
JP2515208B2 (ja) 仮桟橋及びその施工方法
CN115852813A (zh) 一种盖梁穿心钢棒支架及其施工方法
JPH0874278A (ja) 地下大空間構築工法
RU2045627C1 (ru) Стена подземного сооружения
CN2688793Y (zh) 预制板及包含该预制板的钢筋砼池
KR100478689B1 (ko) 구조물 안정화 공법
JP2586975Y2 (ja) 立体駐車装置
JP3277216B2 (ja) 地上設置型地中梁およびその構築法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees