JP2603857Y2 - 貨幣処理装置 - Google Patents

貨幣処理装置

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JP2603857Y2
JP2603857Y2 JP1993040090U JP4009093U JP2603857Y2 JP 2603857 Y2 JP2603857 Y2 JP 2603857Y2 JP 1993040090 U JP1993040090 U JP 1993040090U JP 4009093 U JP4009093 U JP 4009093U JP 2603857 Y2 JP2603857 Y2 JP 2603857Y2
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JP
Japan
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shutter plate
opening
driving
arm
shutter
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JP1993040090U
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JPH0713072U (ja
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勝琉 鈴木
敏男 黒津
良雄 芙蓉
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動駐車料金精算機,
自動券売機,自動両替機といった貨幣処理機構(硬貨,
紙幣,金券カード,IDカードの種類,真偽の識別等を
行う機構)を備える装置(以下貨幣処理装置という)に
関し、特にその貨幣入出口のシャッタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の貨幣処理装置には防犯,
防塵のため、硬貨投入口,紙幣挿入口,領収書発行口等
の貨幣入出口を接客動作時以外は閉鎖しているものがあ
る。
【0003】以下にその一例をあげて使用状況等を説明
する。図3は、駅前広場,病院,マンション,ホテル,
レストランの無人駐車場等に配置されている、“自動駐
車料金精算機”を示す正面図である。
【0004】図示の自動駐車料金精算機を設けた駐車場
の利用者は、直接、ロック板を乗り越えて駐車エリアに
駐車する。無料時間が経過すると、ロック板が起き上が
り車の退出を阻止する。利用者は、退出の際、自動駐車
料金精算機に、そのテンキー15により駐車位置番号を
入力すると、駐車料金表示器17に駐車料金が表示さ
れ、今まで貨幣入出口2を閉鎖していたシャッタ板3が
不図示の電動モータ(以下モータという)により駆動さ
れ開く。
【0005】貨幣入出口2には、図示のように、駐車券
挿入口兼領収書発行口18,硬貨投入口19,千円札挿
入口20が設けられており、駐車券或は硬貨等を用いて
料金の支拂を行う。自動駐車料金精算機で駐車券,硬貨
等の種類,真偽の識別等が終ると、必要に応じてつり銭
が出され領収書が発行されて料金の精算が完了する。す
るとまたモータにより駆動されてシャッタ板3が動作
し、貨幣入出口2は閉鎖される。
【0006】料金精算が完了すると、ロック板が下がり
車の退出が可能となる。
【0007】このように、“自動駐車料金精算機”は、
屋外に無人状態で配置されているので、貨幣処理機構に
つながる貨幣入出口2は防犯,防塵上、接客動作時以外
はシャッタで閉鎖されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動駐車料金精算機では、前述のように、貨幣入出口を
開,閉するシャッタ板はモータにより駆動されているの
で、シャッタ板が閉鎖されようとしているとき、利用者
があやまってシャッタ板に触れて指をはさまれ、けがを
するおそれがある。
【0009】本考案は、この問題に鑑みてなされたもの
で、シャッタを閉鎖する際に、シャッタ板に指をはさん
でけがをするといった危険性のない貨幣処理装置を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案では、前記目的を
達成するため、貨幣処理装置を次の(1),(2)のと
おりに構成する。
【0011】(1)貨幣入出口を開閉するシャッタ板
と、このシャッタ板を開方向に駆動する駆動手段と、こ
の駆動手段によ前記シャッタ板を開方向に駆動する動
きにより弾性エネルギを蓄積し、所要時にこのエネルギ
により前記シャッタ板を閉方向に駆動する弾性部材とを
備えた貨幣処理装置であって、前記シャッタ板は開閉方
向に大きな幅を有する窓を備え、前記駆動手段は、一端
を軸として回動し他端により前記窓の縁を前記弾性部材
の弾力に抗して押圧するアームを備え、前記アームは、
前記一端にモータの出力軸が固着され、前記他端にロー
ラが回転自在に取り付けられ、前記シャッタ板の開時に
垂直方向に位置し、前記弾性エネルギにより回転力が生
じない状態にある貨幣処理装置。
【0012】(2)貨幣入出口を開閉するシャッタ板
と、このシャッタ板を開方向に駆動する駆動手段と、こ
の駆動手段によ前記シャッタ板を開方向に駆動する動
きにより位置エネルギを蓄積し、所要時にこのエネルギ
により前記シャッタ板を閉方向に駆動する重り部材とを
備えた貨幣処理装置であって、前記シャッタ板は開閉方
向に大きな幅を有する窓を備え、前記駆動手段は、一端
を軸として回動し他端により前記窓の縁を前記重り部材
の重力に抗して押圧するアームを備え、前記アームは、
前記一端にモータの出力軸が固着され、前記他端にロー
ラが回転自在に取り付けられ、前記シャッタ板の開時に
垂直方向に位置し、前記位置エネルギにより回転力が生
じない状態にある貨幣処理装置。
【0013】
【作用】前記(1)の構成により、シャッタ板は開方向
へ駆動手段で駆動され、その際に蓄積された弾性部材の
弾性エネルギによりシャッタ板は閉方向に駆動される。
前記(2)の構成により、シャッタ板は開方向へ駆動手
段で駆動され、その際に蓄積された重り部材の位置エネ
ルギによりシャッタ板は閉方向に駆動される。
【0014】
【実施例】以下本考案を実施例により説明する。
【0015】(実施例1) 図1は実施例1である“自動駐車料金精算機”の要部の
説明図である。その(a)はシャッタ部の平面図、
(b)はシャッタ部の正面図、(c)は矢印Aからみた
シャッタ部の断面を本体フレーム断面と共に示す断面図
である。
【0016】本実施例の自動駐車料金精算機は、全体構
成は図3と同様であるが、シャッタ駆動系は従来例と異
なり図1のとおりに構成されている。
【0017】図1において、1は自動駐車料金精算機の
本体、2はその貨幣入出口である。ここでは駐車券挿入
口兼領収書発行口18,硬貨投入口19等は省略されて
いる。3は貨幣入出口2を開閉する樹脂製のシャッタ
板、4はその窓部、5はアーム6の一端に回転自在に取
り付けられたローラ、7はその出力軸がアーム6の他端
に固着されているモータである。これら4,5,6はク
ランク機構を構成し、モータ7の回転運動を直線運動に
変えてシャッタ板3に伝える。
【0018】8は本体1に固定されたピン、9はシャッ
タ板3に立設されたピン、10はピン8,9にその両端
が取り付けられたつるまきばねである。11はシャッタ
板3に取り付けられた磁片、12は磁片11を検知する
本体1に固定された磁気センサである。14はシャッタ
板3を上下方向に案内する、本体1に固定されたシャッ
タガイドである。
【0019】以下シャッタ関係の動作を説明する。接客
動作時以外は、シャッタ板3は図1の実線位置にあり、
貨幣入出口2は閉鎖されている。利用者がテンキー15
により駐車位置番号を入力すると、モータ7が付勢さ
れ、モータ出力軸に固着されたアーム6は、図1の
(b)で反時計方向に回転し始める。アーム6の先端に
取り付けられたローラ5は、回転しながらシャッタ板3
の窓部4の縁をつるまきばね10の弾力に抗して押し下
げる。アーム6が一点鎖線の位置(垂直方向)すなわち
シャッタ板3が一点鎖線13の位置までくると、磁気セ
ンサ12により磁片11が検出され、これに応じてモー
タ7への通電が遮断され、シャッタ板3はアーム6によ
りロックされる。
【0020】このシャッタ板3の駆動動作に伴い、つる
まきばね10は引き伸ばされ、弾性エネルギが蓄積され
る。
【0021】アーム6は垂直方向に位置しているので、
つるまきばね10の弾性力により回転することがなく、
いわゆるデッドロック状態にある。
【0022】利用者に対する料金精算が完了すると、モ
ータ7はシャッタ閉鎖時とは逆方向に一時的に駆動さ
れ、アーム6によるシャッタ板3のロックがはずれる。
シャッタ板3はつるまきばね10に蓄積されていた弾性
エネルギにより駆動されて上昇するが、ばね10はモー
タ7も回転させるので、シャッタ板3は比較的ゆっくり
上昇する。このようにして貨幣入出口2は再びシャッタ
板3により閉鎖される。
【0023】この際、利用者が万一シャッタ板3に触れ
指をはさまれても、窓部4が上方に大きくあけられてい
る(開閉方向に大きな幅を有している)ため、ローラ5
は窓部4内に逃げモータ7の回転の慣性はシャッタ板3
を駆動せず、指にはシャッタ板3の上昇方向の慣性と、
つるまきばね10の弾力がかかるだけですみ、けがをす
る危険性はない。
【0024】また、窓部4が上方に大きくあけられてい
るため、いたずらによる妨害その他のシャッタ閉動作障
害時にモータ7の破損を防止することができる。さら
に、アーム6が一定の速さで回転しても、シャッタ板3
はスロースタートおよびスローダウンの動きとなるの
で、指がはさまれにくく、けがをする危険性がない。
【0025】(実施例2) 実施例1は、シャッタ板3をモータ7により開方向に駆
動する際に、弾性部材に弾性エネルギを蓄積し、このエ
ネルギを用いてシャッタ板3を閉方向に駆動するもので
ある。これに対し、本実施例は、シャッタ板3をモータ
7により開方向に駆動する際に、重りに位置エネルギを
蓄積し、このエネルギを用いてシャッタ板3を閉方向に
駆動するものである。
【0026】これを図2により説明する。図において、
15は本体1に軸16が固定された滑車である。17は
一端がシャッタ板3に植立されたピン14に係止され、
滑車15を介して他端に重り18が係止された鎖であ
る。
【0027】このように構成されているので、モータ7
によりシャッタ板3が開方向に駆動されると、重り18
は上昇し位置エネルギが蓄積される。シャッタ板3が一
点鎖線13の位置まで下降すると、磁気センサ12によ
り磁片11が検出され、これに応じてモータ7への通電
が遮断され、シャッタ板3はアーム6によりロックさ
れ、重り18は一点鎖線19の位置に保持される。
【0028】利用者に対する料金精算が完了すると、モ
ータ7はシャッタ閉鎖時とは逆方向に一時的に駆動さ
れ、アーム6によるシャッタ板3のロックがはずされ
る。鎖17,滑車15を介して重り18によりピン14
が上方向に引かれ、シャッタ板3が閉方向に駆動され
る。
【0029】本実施例では、モータ7で重り18を上昇
させ位置エネルギを蓄積しているが、この際、重り18
にかかる重力が一定で、重り18を上昇させるのに要す
るモータ7の出力トルクも一定となるので、シャッタ板
の移動距離が大きいときは有利である。
【0030】なお、以上の各実施例では、シャッタ板を
上昇させて貨幣入出口を閉じているが、本考案はこれに
限定されるものではなく、シャッタ板を下降させる、シ
ャッタ板を左または右に移動させる、或はシャッタ板を
回転させることにより貨幣入出口を閉じる形で同様に実
施することができる。
【0031】また、シャッタ板を閉鎖位置でロックする
形で実施することもできる。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
シャッタを閉鎖する際、シャッタ板に指をはさまれてけ
がをするといった危険性がない。またシャッタ閉動作障
害時のモータの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の要部の説明図
【図2】 実施例2の要部の説明図
【図3】 自動駐車料金精算機の正面図
【符号の説明】
2 貨幣入出口 3 シャッタ板 10 つるまきばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−192581(JP,U) 実開 昭55−141850(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 1/02 G07D 9/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貨幣入出口を開閉するシャッタ板と、こ
    のシャッタ板を開方向に駆動する駆動手段と、この駆動
    手段によ前記シャッタ板を開方向に駆動する動きによ
    り弾性エネルギを蓄積し、所要時にこのエネルギにより
    前記シャッタ板を閉方向に駆動する弾性部材とを備えた
    貨幣処理装置であって、前記シャッタ板は開閉方向に大
    きな幅を有する窓を備え、前記駆動手段は、一端を軸と
    して回動し他端により前記窓の縁を前記弾性部材の弾力
    に抗して押圧するアームを備え、前記アームは、前記一
    端にモータの出力軸が固着され、前記他端にローラが回
    転自在に取り付けられ、前記シャッタ板の開時に垂直方
    向に位置し、前記弾性エネルギにより回転力が生じない
    状態にあることを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 【請求項2】 貨幣入出口を開閉するシャッタ板と、こ
    のシャッタ板を開方向に駆動する駆動手段と、この駆動
    手段によ前記シャッタ板を開方向に駆動する動きによ
    り位置エネルギを蓄積し、所要時にこのエネルギにより
    前記シャッタ板を閉方向に駆動する重り部材とを備えた
    貨幣処理装置であって、前記シャッタ板は開閉方向に大
    きな幅を有する窓を備え、前記駆動手段は、一端を軸と
    して回動し他端により前記窓の縁を前記重り部材の重力
    に抗して押圧するアームを備え、前記アームは前記一端
    にモータの出力軸が固着され、前記他端にローラが回転
    自在に取り付けられ、前記シャッタ板の開時に垂直方向
    に位置し、前記位置エネルギにより回転力が生じない状
    態にあることを特徴とする貨幣処理装置。
JP1993040090U 1993-07-22 1993-07-22 貨幣処理装置 Expired - Lifetime JP2603857Y2 (ja)

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JPH0713072U JPH0713072U (ja) 1995-03-03
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