JP2603564B2 - 周波数ホッピング通信方式 - Google Patents

周波数ホッピング通信方式

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JP2603564B2
JP2603564B2 JP6524491A JP6524491A JP2603564B2 JP 2603564 B2 JP2603564 B2 JP 2603564B2 JP 6524491 A JP6524491 A JP 6524491A JP 6524491 A JP6524491 A JP 6524491A JP 2603564 B2 JP2603564 B2 JP 2603564B2
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光彦 北島
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル秘話通信を適
用する周波数ホッピング通信方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周波数ホッピング通信方式では周波数切
替時に生ずる周波数の不安定な電波を発射しないように
するため、周波数の不安定な領域では電波の送信禁止を
行う。又受信と送信の周波数切替えのタイミングのずれ
が加算され、受信した信号の出力が断続的に途切れる。
しかし、通常のアナログ通信の場合は特に問題とはなら
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような方式に1フ
レーム全体のデータで音声を復元するディジタル秘話通
信を適用すると信号の出力の途切れた時点でフレーム内
のデータが誤るため、このフレームに対応する復号音声
がもとの音声とは大幅に異なったものになる。この違い
が明瞭度の低下となり聞きにくくなる。
【0004】この様子を図6のタイムチャートに示す。
図において、aは元の音声信号の波形であり、bはこの
音声信号aを5msec〜30msecのフレームに区切ってデ
ィジタル符号化したもので、F1 ,F2,…F7 はフレ
ームを表す。cは送信周波数を発生する電圧制御発振器
の制御電圧を表し、f1 ,f2 ,f3 …は送信周波数を
表す。α1 はf2 からf1 の変化に要する時間、α2
1 からf3 の変化に要する時間を表す。従ってα1
α2 の領域では周波数が変化している状態を示す。dは
送信出力を示し、α1 ,α2 は送信電力を禁止している
状態を示す。eは受信周波数を発生する電圧制御発振器
の制御電圧を表し、f1 ,f2 ,f3 …は受信周波数を
表す。β1 ,β2 はcの送信周波数とeの受信周波数の
ずれの時間を表す。eにおいてα1 ,α2 はcのタイム
チャートと同様に、f2 からf1 に、f1 からf3 に周
波数が切替わる時間を表す。fは受信出力を表し、α1
+β1 、α2 +β2 の領域では送信と受信の周波数が一
致しないためその出力には雑音が出力される(もしくは
なにも出力されない)。gは復調されたディジタル符号
を表し、F3 ,F6 では受信が正常に行われないため、
3 ,F6の符号はF′3 ,F′6 に誤って復調され
る。この結果hに示すようにF′3 ,F′6 をもとに復
元した音声信号はもとの音声信号と違ったものになり、
その結果明瞭度の低下と聞きにくさを引き起こす。
【0005】本発明の目的は、ディジタル秘話通信を周
波数ホッピング通信方式に適用する際に生じる復元音声
の変化による明瞭度の低下による聞きにくさを防止した
周波数ホッピング通信方式を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数ホッピン
グ通信方式は、音声信号を一定フレーム長にディジタル
符号化しそのフレームの長さに比べて長い周期で搬送波
周波数をホッピングさせて通信を行う周波数ホッピング
通信方式において、送信側では前記フレームの中央付近
でホッピング周波数を切替えるようなタイミング制御手
段により周波数を切替えて送信し、受信側では周波数の
切替えが存在するフレームではその前のフレームの符号
を復号する制御手段により音声信号の復元を行うことを
特徴とすものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明を実施した場合のタイムチャー
トを示す。図1において、gは図6におけるgと同じも
ので復調したディジタル符号を表し、フレームF′3
F′6 はフレームF3 ,F6 のデータ内容が誤ったこと
を示す。iはF′3 ,F′6 としてそれぞれ前フレーム
のF2 ,F5 を出力したものであり、jはこれらのディ
ジタル符号を使用して復元された音声を表す。
【0008】図2は周波数ホッピング通信方式でディジ
タル秘話通信を行う場合の本発明の送信系のブロック図
である。図において、1は音声信号の符号化器、2はデ
ィジタル伝送用の変調器、3は周波数変換器、4は電力
増幅器、5は発振器であり変調器2を駆動するクロック
を発生する。6は周波数変換用の局部発振器で通常VC
Oを使用したフェーズロックループ(PLL)が用いら
れる。7は符号化器1を駆動するクロック発生器、8は
周波数切替信号を発生する周波数切替制御器である。こ
の回路の動作は次のように行われる。
【0009】音声入力は符号化器1でディジタル符号化
され、その符号化された信号は変調器2で変調される。
その信号は周波数変換器3に入力され周波数切替制御器
8からの周波数切替え信号により切替えられた局部発振
器6からの周波数によって周波数変換器3で送信周波数
に変換される。その送信波は所定の電力まで電力増幅器
4で増幅されてアンテナから輻射される。局部発振器6
は電圧制御発振器を含んだフェーズロックループで構成
され、電圧制御発振器の制御電圧を変化させることによ
り周波数ホッピングが行われる。なお、クロック発生器
7からのクロックは符号化器1と周波数切替制御器8を
同期させ、周波数の切替えが符号化器1で構成されるフ
レームの中間になるように制御する。又、周波数切替制
御器8は電力増幅器4を制御し、局部発振器6の周波数
の切替時の周波数の不安定な領域での送信電力の輻射を
停止する制御も行う。
【0010】図3は本発明の受信装置のブロック図であ
る。図におて、11は高周波増幅器(RFA)、12は
周波数変換器、13はフィルタを含んだ中間周波増幅
器、14はディジタル復調器(DEM)、15はディジ
タル符号化された音声信号を復元するデコーダ、16は
周波数変換用の局部発振器であり電圧制御発振器とフェ
ーズロックループで構成される。17は周波数切替信号
を出力する周波数切替制御器、18はディジタル符号の
フレームの区切りを検出するフレーム検出器、19はク
ロック発生器である。この受信回路の動作は次のように
行われる。
【0011】アンテナからの受信信号は高周波増幅器1
1で増幅され、周波数変換器12で局部発振器16から
の局部発振周波数と混合され、フィルタを含む中間周波
増幅器13で増幅されたのち復調器14でディジタル情
報に復調される。その信号からフレーム検出器18でフ
レームの区切りを検出すると共にデコーダ15でフレー
ム単位に音声信号の復元を行う。一方クロック発生器1
9からの信号で送信側の周波数切替えタイミングに同期
するように周波数切替制御器17を動作させフェーズロ
ックループと電圧制御発振器で構成された局部発振器1
6を制御し、周波数をホッピングさせる。又、クロック
発生器19からのクロックとフレーム区切り検出器18
の信号をもとに、データの誤るフレームを検出しデコー
ダ15で音声信号の復元を行う過程で誤ったフレームで
は前フレームを出力する。
【0012】図4は本発明の一部の詳細回路例図であ
り、図3のデコーダ15とフレーム検出器18との詳細
を示したものである。図において、21は周波数ホッピ
ング(周波数の変更)信号の変化点を検出する周波数変
化点検出回路である。22はセット,リセット付きのカ
ウンタでありクロック入力をカウントする。23は直/
並列変換回路である。24はディジタル秘話通信におけ
るフレームの区切りを検出するフレーム検出器である。
25はフレームに区切られた信号の一時蓄積回路であり
直/並列変換回路23からの信号をフレーム検出器24
からのラッチ信号により蓄積する。27は蓄積回路であ
り蓄積回路25と同じ回路であり、蓄積回路25からの
信号をシフトし、一時蓄積する。26はカウンタ22の
カウンタ値を判定し、その値により切替回路28のスイ
ッチを切替える切替制御器である。29はデマルチプレ
クサ、30はディジタルアナログ変換器(D/A変換
器)である。
【0013】図5は図4の回路の各部の信号を示すタイ
ムチャートである。図において、(a)は周波数切替え
信号、(b)は(a)の周波数切替信号から作られたカ
ウンタ22のリセット信号、(c)はフレームの区切り
を表す信号でありカウンタ22のセット信号、(d)は
切替回路28により切替えられたディジタル信号で蓄積
回路REG(1)25または蓄積回路REG(2)27
のどちからの内容を出力する。
【0014】図4,図5により動作を説明する。図5の
(a)に示す周波数切替信号が周波数変化点検出回路2
1に入力されると、その変換点(H→L,L→H)が検
出され(b)のリセット信号としてカウンタ22に入力
される。一方、入力信号は直/並列変換器23とフレー
ム検出器24に入力され、検出器24でフレーム検出が
行われフレームの区切り毎に(c)のセットパルスを得
る。直/並列変換回路23に入力された直列信号はフレ
ーム検出器24からのセットパルスにより直列データか
ら並列データに変換されREG(1)25にラッチされ
ると同時にREG(1)25のデータはREG(2)2
7にシフトされる。又、カウンタ22はセット信号によ
りカウント値0からクロック信号のカウントを開始し、
リセット信号がこない場合は規定の値までカウントアッ
プする。もし、リセット信号が来た場合はカウンタ動作
をストップする。カウンタの値が所定の値より小さいか
等しいかを切替制御器26で判定し、等しい場合はフレ
ーム内に変換点がないと判断しそのままREG(1)2
5の信号をデマルチプレクサ29に出力しD/A変換器
30に渡すように切替回路28を切替える。一方、カウ
ンタ値が小さい場合はフレーム内で周波数の切替えが行
われたと判断し、その場合はデータが誤ると判断し、現
在のフレームを出力せず1フレーム前のREG(2)2
7に蓄積されたデータを出力するように切替回路28を
切替え、デマルチプレクサ29に与えてD/A変換器3
0でアナログ信号に変換される。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより次の効果がある。 (1) 聴感上の不快感を防ぐことができる。 (2) 上記のことにより明瞭度の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による周波数ホッピング通信方式のタイ
ムチャート
【図2】本発明の送信側構成例を示すブロック図
【図3】本発明の受信側構成例を示すブロック図
【図4】本発明の一部詳細を示すブロック図
【図5】図4の各部の波形を示すタイムチャート
【図6】従来の周波数ホッピング通信方式のタイムチャ
ート
【符号の説明】
1 符号化器 2 変調器 3 周波数変換器 4 電力増幅器 5 発振器 6 局部周波数発振器 7 クロック発生器 8 周波数切替制御器 11 高周波増幅器 12 周波数変換器 13 中間周波増幅器 14 復調器 15 デコーダ 16 局部周波数発振器 17 周波数切替制御器 18 フレーム検出器 19 クロック発生器 21 周波数変化点検出回路 22 カウンタ 23 直/並列変換回路 24 フレーム検出器 25 蓄積回路(1) 26 切替制御器 27 蓄積回路(2) 28 切替回路 29 デマルチプレクサ 30 D/A変換器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を一定フレーム長にディジタル
    符号化しそのフレームの長さに比べて長い周期で搬送波
    周波数をホッピングさせて通信を行う周波数ホッピング
    通信方式において、送信側では前記フレームの中央付近
    でホッピング周波数を切替えるようなタイミング制御手
    段により周波数を切替えて送信し、受信側では周波数の
    切替えが存在するフレームではその前のフレームの符号
    を復号する制御手段により音声信号の復元を行うことを
    特徴とする周波数ホッピング通信方式。
JP6524491A 1991-03-07 1991-03-07 周波数ホッピング通信方式 Expired - Lifetime JP2603564B2 (ja)

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JPH04280131A JPH04280131A (ja) 1992-10-06
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