JP2603413B2 - マット釉 - Google Patents
マット釉Info
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- JP2603413B2 JP2603413B2 JP4331365A JP33136592A JP2603413B2 JP 2603413 B2 JP2603413 B2 JP 2603413B2 JP 4331365 A JP4331365 A JP 4331365A JP 33136592 A JP33136592 A JP 33136592A JP 2603413 B2 JP2603413 B2 JP 2603413B2
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- Japan
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- glaze
- concrete
- added
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- talc
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C8/00—Enamels; Glazes; Fusion seal compositions being frit compositions having non-frit additions
- C03C8/14—Glass frit mixtures having non-frit additions, e.g. opacifiers, colorants, mill-additions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/50—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
- C04B41/5022—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with vitreous materials
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Inorganic Chemistry (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリート基材等
に施釉するマット釉に関するものである。
に施釉するマット釉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、釉面を艶消しとした施釉コンクリ
ート材等は、釉薬マット化剤としてタルク(SiO2 ,
MgO),アルミナ(Al2O3 ),ワラストナイト(S
iO2,CaO)または亜鉛華を添加した釉薬をコンク
リート基材に塗布し、このコンクリート基材を焼成する
ことによって製造されていた。焼成する際に、コンクリ
ート基材の割れなどが起こらないように焼成温度を摂氏
900度以下に設定していた。
ート材等は、釉薬マット化剤としてタルク(SiO2 ,
MgO),アルミナ(Al2O3 ),ワラストナイト(S
iO2,CaO)または亜鉛華を添加した釉薬をコンク
リート基材に塗布し、このコンクリート基材を焼成する
ことによって製造されていた。焼成する際に、コンクリ
ート基材の割れなどが起こらないように焼成温度を摂氏
900度以下に設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
釉薬マット化剤は摂氏1000度以上で反応するもので
あるため、摂氏900度以下の焼成温度では良好な艶消
し釉面を形成することができなかった。すなわち、アル
ミナまたはタルクを添加すると脆い釉面が形成されるこ
とになりクラックが発生した。ワラストナイトを添加す
ると釉面が発泡した。亜鉛華を添加すると釉面が黄変し
た。
釉薬マット化剤は摂氏1000度以上で反応するもので
あるため、摂氏900度以下の焼成温度では良好な艶消
し釉面を形成することができなかった。すなわち、アル
ミナまたはタルクを添加すると脆い釉面が形成されるこ
とになりクラックが発生した。ワラストナイトを添加す
ると釉面が発泡した。亜鉛華を添加すると釉面が黄変し
た。
【0004】この発明の目的は、比較的低温で焼成して
も見栄えの良い釉面を形成するマット釉を提供すること
である。
も見栄えの良い釉面を形成するマット釉を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のマット釉は、
ホウ酸系釉に5〜25重量パーセントの繊維状セピオラ
イトを添加したものである。
ホウ酸系釉に5〜25重量パーセントの繊維状セピオラ
イトを添加したものである。
【0006】
【作用】この発明のマット釉は、ホウ酸系釉に5〜25
重量パーセントの繊維状セピオライトを添加したもので
あるため、コンクリート基材等に施釉して焼成すると繊
維状セピオライトの繊維組織が釉面を補強するので、釉
面の熱による膨張および収縮を抑えることができる。
重量パーセントの繊維状セピオライトを添加したもので
あるため、コンクリート基材等に施釉して焼成すると繊
維状セピオライトの繊維組織が釉面を補強するので、釉
面の熱による膨張および収縮を抑えることができる。
【0007】
【実施例】この発明の一実施例のマット釉は、ホウ酸系
釉に5〜25重量パーセントの繊維状セピオライトを釉
薬マット化剤として添加したもので、表1の右欄に示し
た各材料を同表左欄に示した重量部にて配合したもので
ある。
釉に5〜25重量パーセントの繊維状セピオライトを釉
薬マット化剤として添加したもので、表1の右欄に示し
た各材料を同表左欄に示した重量部にて配合したもので
ある。
【0008】
【表1】
【0009】このマット釉について以下に述べる比較試
験を行った。比較試験は、釉薬マット化剤としてタルク
(SiO2,MgO),アルミナ(Al2O3), ワラストナイ
ト(SiO2,CaO)および亜鉛華を使用し、それぞれ
の結果を表2に示した。すなわち、図1(b)に示すよ
うなコンクリート基材1を複数枚準備し、各コンクリー
ト基材1を摂氏300度で5時間放置して予備乾燥す
る。各種釉薬マット化剤を同表の添加量欄に示した重量
パーセントにてホウ酸系釉に添加し残渣が1パーセント
以下になるまで攪拌する。このホウ酸系釉を、図1
(a)に示すように各コンクリート基材1の表面2に1
平方メートル当り1kgの割合で塗布する。さらに、摂氏
870度で1時間焼成した後で水中浸漬して再水和養成
する。
験を行った。比較試験は、釉薬マット化剤としてタルク
(SiO2,MgO),アルミナ(Al2O3), ワラストナイ
ト(SiO2,CaO)および亜鉛華を使用し、それぞれ
の結果を表2に示した。すなわち、図1(b)に示すよ
うなコンクリート基材1を複数枚準備し、各コンクリー
ト基材1を摂氏300度で5時間放置して予備乾燥す
る。各種釉薬マット化剤を同表の添加量欄に示した重量
パーセントにてホウ酸系釉に添加し残渣が1パーセント
以下になるまで攪拌する。このホウ酸系釉を、図1
(a)に示すように各コンクリート基材1の表面2に1
平方メートル当り1kgの割合で塗布する。さらに、摂氏
870度で1時間焼成した後で水中浸漬して再水和養成
する。
【0010】コンクリート基材1は、箱形の型等(図示
せず)にコンクリートを均一に流し込み、コンクリート
が硬化した後に脱型して摂氏20度で1週間放置して自
然養成することによって得られる。コンクリートは、表
3に示すように混和材を含有したセメントと骨材である
2種の人工発泡頁岩とを同表下欄に示した重量百分率に
て配合し、水セメント比が50パーセンとなるように水
を加えて混練したものである。
せず)にコンクリートを均一に流し込み、コンクリート
が硬化した後に脱型して摂氏20度で1週間放置して自
然養成することによって得られる。コンクリートは、表
3に示すように混和材を含有したセメントと骨材である
2種の人工発泡頁岩とを同表下欄に示した重量百分率に
て配合し、水セメント比が50パーセンとなるように水
を加えて混練したものである。
【0011】なお、釉薬マット化剤として繊維状セピオ
ライトを添加した場合、添加量を5パーセント未満また
は25パーセントを超過すると釉面3がマット化しなか
った。タルクおよびアルミナを添加した場合、釉面3に
ひび割れが発生した。ワラストライトを添加した場合、
添加量を5パーセント以上にすると釉面3が発泡した。
亜鉛華を添加した場合、添加量を10パーセント未満に
すると釉面3がマット化せず、10パーセント以上にす
ると釉面3にひび割れが発生した。
ライトを添加した場合、添加量を5パーセント未満また
は25パーセントを超過すると釉面3がマット化しなか
った。タルクおよびアルミナを添加した場合、釉面3に
ひび割れが発生した。ワラストライトを添加した場合、
添加量を5パーセント以上にすると釉面3が発泡した。
亜鉛華を添加した場合、添加量を10パーセント未満に
すると釉面3がマット化せず、10パーセント以上にす
ると釉面3にひび割れが発生した。
【0012】
【表2】
【0013】
【表3】
【0014】以上のように、焼成する際に繊維状セピオ
ライトの繊維組織が釉面3を補強するので、釉面3の熱
による膨張および収縮を抑えることができる。また、繊
維状セピオライトはタルクと成分構成が似ており窯変す
る際にタルクと略同じ化学的性質を有するので、焼成温
度が摂氏870度においても良好なマット化が行える。
したがって、クラックの発生がなくしかも良好な艶消し
状態の釉面3を形成することができる。
ライトの繊維組織が釉面3を補強するので、釉面3の熱
による膨張および収縮を抑えることができる。また、繊
維状セピオライトはタルクと成分構成が似ており窯変す
る際にタルクと略同じ化学的性質を有するので、焼成温
度が摂氏870度においても良好なマット化が行える。
したがって、クラックの発生がなくしかも良好な艶消し
状態の釉面3を形成することができる。
【0015】
【発明の効果】この発明のマット釉は、ホウ酸系釉に1
5〜25重量パーセントの繊維状セピオライトを添加し
たものであるため、コンクリート基材等に施釉して焼成
すると繊維状セピオライトの繊維組織が釉面を補強する
ので、釉面の熱による膨張および収縮を抑えることがで
きる。また、繊維状セピオライトはタルクと成分構成が
似ており窯変する際にタルクと略同じ化学的性質を有す
るので、比較的低温で焼成しても良好なマット化が行え
る。したがって、クラックの発生がなくしかも良好な艶
消し状態の釉面を形成することができる。
5〜25重量パーセントの繊維状セピオライトを添加し
たものであるため、コンクリート基材等に施釉して焼成
すると繊維状セピオライトの繊維組織が釉面を補強する
ので、釉面の熱による膨張および収縮を抑えることがで
きる。また、繊維状セピオライトはタルクと成分構成が
似ており窯変する際にタルクと略同じ化学的性質を有す
るので、比較的低温で焼成しても良好なマット化が行え
る。したがって、クラックの発生がなくしかも良好な艶
消し状態の釉面を形成することができる。
【図1】(a)はこの発明の一実施例のマット釉をコン
クリート基材に塗布した状態を示す断面図、(b)はコ
ンクリート基材の斜視図。
クリート基材に塗布した状態を示す断面図、(b)はコ
ンクリート基材の斜視図。
1 コンクリート基材 2 表面 3 釉面
Claims (1)
- 【請求項1】 ホウ酸系釉に5〜25重量パーセントの
繊維状セピオライトを添加したことを特徴とするマット
釉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4331365A JP2603413B2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | マット釉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4331365A JP2603413B2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | マット釉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172064A JPH06172064A (ja) | 1994-06-21 |
JP2603413B2 true JP2603413B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=18242872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4331365A Expired - Lifetime JP2603413B2 (ja) | 1992-12-11 | 1992-12-11 | マット釉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603413B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109111214B (zh) * | 2018-09-12 | 2021-06-18 | 清远市简一陶瓷有限公司 | 一种砖底涂层材料及其制备方法 |
CN113233765A (zh) * | 2021-06-03 | 2021-08-10 | 福建省德化县信良陶瓷有限公司 | 一种缎面亚光蓝色釉料及用其制备的陶瓷制品及制备方法 |
CN116375502B (zh) * | 2023-03-06 | 2024-03-22 | 佛山欧神诺陶瓷有限公司 | 一种超耐磨的青瓷陶瓷釉料及其制备方法、青瓷岩板 |
-
1992
- 1992-12-11 JP JP4331365A patent/JP2603413B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06172064A (ja) | 1994-06-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961210 |