JP2603313B2 - 潤滑油添加剤 - Google Patents

潤滑油添加剤

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金属フェノレートと金属アルキルアリールス
ルホネートとの過塩基化混合物を含有してなる潤滑油添
加剤に関する。
〔従来技術および発明が解決しようとする課題〕
この一般種類の金属フェノレートおよび金属アルキル
アリールスルホネートは公知である。語「過塩基化」と
は、金属がフェノレートまたはスルホネート基よりも化
学量論的に多い量で存在する金属塩を表わすのに用い
る。船舶用エンジンに使用する船舶用配合物すなわち潤
滑油配合物では、これらの添加剤は高い処理率で使用さ
れる。これらの添加剤、特に船舶用配合物に伴う問題の
1つとしては、フェノレート成分およびスルホネート成
分が貯蔵中に相互作用して沈澱する傾向がある点であ
る。
従って、本発明の目的は貯蔵中に沈澱することがない
金属フェノレート成分と金属アルカリアリールスルホネ
ート成分との過塩基化混合物を含有してなる潤滑油添加
剤を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、この目的は、液体ビヒクル、および (A)過塩基化金属フェノレートと、 (B)1〜3個のアルキル基を含有し、これらのアルキ
ル基のうちの1つが少なくとも40の平均炭素原子数を有
し、残りのいずれのアルキル基も10個未満の炭素原子を
含有している過塩基化金属アルキルアリールスルホネー
トと、 (C)任意に、1〜3個のアルキル基を有し、これらの
アルキル基のうちの1つが10〜33の平均炭素原子数を有
し、残りのいずれのアルキル基も10個未満の炭素原子を
含有している過塩基化金属アルキルアリールスルホネー
トと、 の混合物を含有することを特徴とする潤滑油添加剤を提
供することによって達成される。
〔実施例〕
以後、少なくとも40の平均炭素原子数を有するアルキ
ル基については語「長鎖アルキル」を使用する。10〜33
の平均炭素原子数を有するアルキル基については、語
「中間長鎖アルキル基」を使用する。10未満の炭素原子
を含有するアルキル基については、語「短鎖アルキル
基」を使用する。これらのアルキル基は必ずしも連鎖で
ある必要はなく、線状、分岐状または環状アリキル基で
あってもよい。通常、これらのアルキル基は飽和アルキ
ル基であるが、ある程度不飽和であってもよい。
驚いたことには、長鎖アルキルアリールスルホネート
を含有する本発明によるフェノレート/スルホネートの
組合せは貯蔵中に沈澱する傾向が非常に弱い。長鎖アル
キルアリールスルホネートをフェノレート/スルホネー
ト混合物の唯一のスルホネート成分として使用すること
ができる。変更例として、この長鎖アルキルアリールス
ルホネートを中間長鎖アルキルアリールスルホネートと
併用してもよい。
長鎖アルキルアリールスルホネートと中間長鎖アルキ
ルアリールスルホネートとの混合物を用いるときには、
本発明による潤滑油添加剤のスルホネート成分は「ダン
ベル分布」と称することもある長鎖および中間長鎖アル
キル残基の大きさの分布を特徴としている。多くの場
合、例えば、混合物中に用いるスルホン酸がそれらの長
鎖および中間長鎖アルキル残基の大きさ以外は同一であ
る場合、アルキル残基の大きさのダンベル分布は分子量
の同様な分布によってもたらされる。ダンベル型分子量
分布を有するアルキルアリールスルホネートの混合物は
本発明による潤滑油添加剤の好ましいスルホネート成分
の1種である。
過塩基化成分(A),(B)および(C)はアルキル
アリールスルホン酸またはフェノールの出発原料用の溶
媒である液体ビヒクル中で調整する。好ましくは、液体
ビヒクルも潤滑剤であり、例えば、鉱油留分または合成
油である。
(A),(B)および(C)の各々に存在する金属は
通常、第I族または第II族の金属、例えば、リチウム、
ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ま
たはバリウムである。これらの金属の組合せを用いるこ
とも可能である。アルカリ土類金属、特にカルシウムお
よびマグネシウムが好ましい。スルホネートを形成する
のに使用し得るアルカリ土類金属化合物としては、酸化
物、水酸化物、アルコキシド、炭酸塩、カルボキシレー
ト、硫化物、ヒドロ硫化物、硝酸塩、ホウ酸塩およびそ
の他がある。例を挙げると、酸化カルシウム、水酸化カ
ルシウム、酢酸マグネシウム、およびホウ酸マグネシウ
ムがある。
本発明で使用する成分はASTM D2896により測定した
場合、好ましくは30〜400、特に250〜350の範囲にある
高い全塩基価を有している。
過塩基化金属フェノレートは硫化ヒドロカルビルフェ
ノールの中和に必要とされる量より過剰の金属塩基を含
有するアルカリ度の高い硫化ヒドロカルビルフェノレー
トである過塩基化金属硫化ヒドロカルビルフェノレート
を指して言うのに使用する語である。ヒドロカルビル基
がアルキル基である過塩基化フェノレートが好ましく、
過塩基化フェノレートの調製をこれらの好ましいフェノ
レートについて説明する。
原料アルキルフェノールは1つまたはそれ以上のアル
キル置換基を含有していてもよい。これらの置換基は分
岐していても、分岐していなくてもよく、置換基の数に
より、C1〜C30、好ましくはC9〜C18の基である。異なる
アルキル置換基を有するアルキルフェノールの混合物を
使用することができる。
アルキルフェノールは後述の過塩基化段階前に別の工
程として硫化することができる。この硫化はアルキルフ
ェノールを塩化イオウと反応させることによって、ある
いは塩基の存在下、イオウと反応させることによって達
成し得る。変更例として、イオウとの反応を全過塩基化
工程の一部として行ってもよい。
一般式 (上記式中、xは1〜4の整数であり、nは1〜10の整
数であり、R1はC1〜C30アルキル基、例えば、C9〜C18
ルキル基であり、R2は水素または上記アルキル基であ
る)の所望の硫化アルキルフェノールに加えて、生成物
は副反応、例えば、塩化イオウを使用するときの芳香族
環の塩素化、またはイオウと過塩基化反応溶媒との反応
による有機イオウ基の形成から生じる少量の多くの副生
物(代表的には、10重量%またはそれ以下の硫化アルキ
ルフェノール)を含有することがある。硫化アルキルフ
ェノールを、通常はエチレングリコールある(他のグリ
コールを使用してもよい)溶媒の存在下で過剰の塩基、
好ましくはアルカリ土類金属塩基と反応させる。追加の
一価溶媒(例えば、イソデカノール)を使用してもよ
い。アルカリ土類金属塩基は酸化物でも水酸化物でもよ
い。次いで、二酸化炭素を導入して過剰の金属塩基を金
属炭酸塩に転化する。次に、揮発性反応生成物および溶
媒を蒸留、濾過または遠心分離により除去する。変更例
として、以上に指摘したように、炭酸化の前にイオウお
よびアルカリ金属を仕込んでその場で硫化フェノールを
形成してもよく、次いでこの硫化フェノールを塩基と反
応させ、上記のように炭酸化する。変更例として、金属
アルコキシドを原料金属塩基として使用してもよく、こ
の場合、アルコキシドを加水分解するために水の混入を
必要とする。この変更例では、グリコールエーテルが好
適な溶媒である。炭酸化金属アルコキシドを使用するこ
ともできる。
非常に好ましい過塩基化フェノレートは過塩基化カル
シウムフェノレートである。過塩基化カルシウムフェノ
レートを調整する好ましい方法は英国特許第1,470,338
号に記載されている。
アルキルアリールスルホネートにおいて、スルホン酸
残基は芳香族基に直接結合している。好ましい芳香族基
はベンゼン、トルエンおよびナフタレンであるが、ベン
ゼンが特に好ましい。
本発明の組成物中の過塩基化金属スルホネートは任意
の適当な過塩基化方法によって製造することができ、こ
のような方法は当業界で公知である。(A)および
(B)よりなる組成物は適当なアルキルアリールスルホ
ン酸の混合物を過塩基化することによるか、あるいは個
々のアルキルアリールスルホン酸を別々に塩基化した
後、過塩基化生成物を混合することによって製造するこ
とができる。前者の場合、スルホン酸の混合物は混合ア
ルキル芳香族化合物のスルホン化、あるいは別々に調製
したアルキルアリールスルホン酸の混合のいずれかによ
って製造し得る。
沈澱を回避する効果は、長鎖アルキルアリールスルホ
ネートを含有する本発明によるスルホネート成分をフェ
ノレートと混合するときには常に認めることができる。
通常、このようなフェノレート/スルホネート混合物は
フェノレート成分(A)10〜90重量%およびスルホネー
ト成分すなわち組合せ成分(B)および(C)90〜10重
量%含有している。
成分(B)中の長鎖アルキル基が分岐アルキル基であ
ることが好ましい。特に好適なものは平均炭素原子数が
少なくとも50の分岐長鎖アルキル基である。通常、分岐
長鎖アルキル基はC18〜C200アルキル基から選択したア
ルキル基の混合物である。このようなアルキル基は、例
えば、公知手法を使用してプロピレンまたはブチレン、
特にn−ブテンを重合することによって製造することが
できる。
成分(C)中の中間長鎖アルキル基としては異なる2
種類のものが好ましい。成分(C1)においては、アリー
ル基はC15〜C40分岐鎖アルキル基から選択したアルキル
基で置換されており、平均炭素原子数は15〜33である。
成分(C2)はC10〜C30直鎖アルキル基を含有するアルキ
ルアリールスルホネートである。成分(C1)および(C
2)は純粋な化合物でも化合物の混合物でもよい。好ま
しくは、成分(C1)は分岐中間長鎖アルキル基の混合基
を有し、成分(C2)は実質的に純粋な化合物であり、す
なわち、成分(C2)のすべての分子は同じ中間長鎖アル
キル基を含有している。中間長直鎖アルキル基はC15〜C
25直鎖アルキル基から選択するのが特に好ましい。
任意に、成分(A)および(B)は長鎖または中間長
鎖アルキル基のほかに1つまたは2つの短鎖アルキル基
を含有する。好ましい短鎖アルキル基はメチルおよびエ
チルである。
通常、本発明による潤滑油添加剤のスルホネート成分
は成分(B)と(C1)、または(B)と(C2)の2成分
混合物、あるいは(B),(C1)および(C2)の3成分
混合物のいずれかである。スルホネート成分は好ましく
は40重量%を越えない成分(C1)および80重量%を越え
ない成分(C2)を含有する。スルホネート成分が2成分
混合物または3成分混合物である場合、この混合物中の
成分(B)の割合は成分(C2)の割合により定まる。成
分(B)は混合物の(60〜x/2)〜99重量%をなし、x
はスルホネート成分中の成分(C2)の割合である。表1
は潤滑油添加剤のスルホネート成分中の成分(B)およ
び(C)の割合間の関係を示している。 表 1 C2重量% B重量% 0 60〜99 20 50〜99 40 40〜99 60 30〜99 80 20〜99 本発明の潤滑油添加剤は潤滑油配合物中に他の在来の
潤滑剤添加剤との組合せで使用し得る。この潤滑油添加
剤は船舶用配合物には特に有用であり、本発明はこのよ
うな配合物にも及ぶ。
本発明を下記の例によって更らに説明する。
これらの例では、TBN250を含有する硫化アルキル置換
フェノールのカルシウムをフェノレート成分(A)とし
て用いた。このカルシウムフェノレート(A)の2種の
異なる充填物を異なる供給源から得た。諸例において、
これらの異なる充填物をCa 9.5%を含有する「フェノレ
ートI」およびCa 9.25%を含有する「フェノレートI
I」として示す。
諸例において下記のアルキルアリールスルホン酸を潤
滑油添加剤の製造の際出発原料として使用した。
(B)、平均炭素原子数50のアルキル基の混合基を含有
する分岐長鎖モノアルキルエンベンスルホン酸。
(C1)、平均炭素原子数24のアルキル残基の混合基を含
有する分岐中間長鎖モノアルキルベンゼンスルホン酸。
(C2)、実質的に純粋な直鎖C18モノアルキルベンゼン
スルホン酸。
(D)、平均炭素原子数44のアルキル残基の混合基を含
有する分岐鎖モノアルキルベンゼンスルホ酸。
(E)、49の平均炭素原子数を有するアルキル残基を含
有する分岐鎖モノアルキルベンゼンスルホ酸。
(F)、平均炭素原子数55のアルキル残基の混合基を含
有する分岐鎖モノアルキルベンゼンスルホン酸。
例1〜8 例9(比較例) スルホン酸(B)または表2に示してある2成分スル
ホン酸混合物を原料として過塩基化スルホン酸組成物を
調製した。スルホン酸原料を下記組成の過塩基化スルホ
ン酸カルシウム溶液に転化した。
重量% スルホン酸カルシウム 28 炭酸カルシウム 23 水酸化カルシウム 3 水 0.2 油 45 不純物 0.8 TBN 300 この過塩基化スルホン酸カルシウム溶液42.9重量%、
フェノレートIの過塩基化溶液42.9重量%および油14.2
重量%(中和価150)を60℃で1時間混合して添加剤濃
縮物を形成した。この添加剤濃縮物28.12重量%を油71.
88重量%(中和価600)と60℃で1時間混合して油混合
物を得た。この油混合物の2つの試料を100ml遠心管に
一方は20℃、他方は60℃で8週間貯蔵した。次いで、各
試料について、貯蔵中に形成した沈降物の量を測定し
た。
いくつかの原料について、実験を1回又は2回くり返
した。各原料ごとに、フェノレートIIを使用して実験を
少なくとも1回くり返した。実験1〜9の結果を表2に
要約してある。
表2から明らかなように、本発明による混合物すなわ
ち例1〜8の油混合物は貯蔵中の沈降物の形成が長鎖ア
ルキルアリールスルホネートを含有していない比較例15
の混合物よりはるかに少なかった。
例1、4、8は以下のように変えてくり返した。すな
わち、モノアルキルベンゼンスルホン酸の代わりに、相
応の2−メチル−5−アルキルベンゼンスルホン酸およ
び2−アルキル−5−メチル異性体(いくらかの3−メ
チル−4−アルキルスルホン酸および3−アルキル−4
−メチル異性体をも含有する)を過塩基化スルホネート
組成物の製造の際の原料として用いた。20℃および60℃
での油混合物の8週間の貯蔵後、沈降物の形成量はすべ
ての場合、0.03重量%以下であった。
例13〜16 夫々の例においてスルホン酸(B)の代わりに下記ス
ルホン酸を用いて例1をくり返した。
スルホン酸 例13 (C1) 例14 (D) 例15 (E) 例16 (F) 例13〜16の結果を第1図に要約してある。この一連の
実験の結果、より長鎖のアルキルアリールスルホネート
を使用すると、油混合物の安定性が高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、長鎖のアルキルアリールスルホネートが油混
合物の安定性に及ぼす効果を示す図面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 159:24) (C10M 159/22 129:10 135:30 125:10) (C10M 159/24 135:10 125:10 151:04) C10N 10:02 10:04 20:00 20:04 30:04 40:25

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体ビヒクル、および (A)過塩基化金属フェノレートと、 (B)1〜3個のアルキル基を含有し、これらのアルキ
    ル基のうちの1つが少なくとも40の平均炭素原子数を有
    し、残りのいずれのアルキル基も10個未満の炭素原子を
    含有している過塩基化金属アルキルアリールスルホネー
    トと、 (C)任意に、1〜3個のアルキル基を含有し、これら
    のアルキル基のうちの1つが10〜33の平均炭素原子数を
    有し、残りのいずれのアルキル基も10個未満の炭素原子
    を含有している過塩基化金属アルキルアリールスルホネ
    ートと、 の過塩基化混合物を含有することを特徴とする潤滑油添
    加剤。
  2. 【請求項2】金属が第I族金属および第II族金属から選
    択されることを特徴とする請求項1記載の添加剤。
  3. 【請求項3】金属がカルシウムまたはマグネシウムであ
    ることを特徴とする請求項2記載の添加剤。
  4. 【請求項4】成分(A),(B)および(C)の各々が
    30〜400の全塩基価を有することを特徴とする請求項1
    乃至3のうちのいずれかに記載の添加剤。
  5. 【請求項5】成分(A),(B)および(C)は250〜3
    50の全塩基価を有することを特徴とする請求項4記載の
    添加剤。
  6. 【請求項6】フェノレートが硫化ヒドロカルビルフェノ
    レートであることを特徴とする請求項1乃至5のうちの
    いずれかに記載の添加剤。
  7. 【請求項7】フェノレートが2,2′−チオ−ビス−アル
    キルフェノールの金属塩であることを特徴とする請求項
    6記載の添加剤。
  8. 【請求項8】アルキルフェノレートのアルキル基がC5
    C30アルキル基であることを特徴とする請求項6又は7
    記載の添加剤。
  9. 【請求項9】アルキルアリールスルホネートがアルキル
    ベンゼンスルホネートであることを特徴とする請求項1
    乃至8のうちのいずれかに記載の添加剤。
  10. 【請求項10】成分(A)を10〜90重量%、組合せ成分
    (B)および(C)を合計90〜10重量%含有することを
    特徴とする請求項1乃至9のうちのいずれかに記載の添
    加剤。
  11. 【請求項11】少なくとも40の平均炭素原子数を有する
    成分(B)中のアルキル基が分岐鎖アルキル基であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至10のうちのいずれかに記載
    の添加剤。
  12. 【請求項12】上記分岐鎖アルキル基は平均個数が少な
    くとも50の炭素原子を含有していることを特徴とする請
    求項11記載の添加剤。
  13. 【請求項13】成分(C)は、C15〜C40分岐鎖アルキル
    基を含有し、該分岐鎖アルキル基中の平均炭素原子数が
    15〜33であるアルキルアリールスルホネート(C1)およ
    びC10〜C30直鎖アルキル基を含有するアルキルアリール
    スルホネート(C2)であることを特徴とする請求項1乃
    至12のうちのいずれかに記載の添加剤。
  14. 【請求項14】(A)過塩基化金属フェノレート、 (B)1〜3個のアルキル基を含有し、これらのアルキ
    ル基のうちの1つが炭素原子数18〜200の分岐長鎖アル
    キル基であり、残りのいずれのアルキル基も10個未満の
    炭素原子を有しており、分岐長鎖アルキル基中の平均炭
    素原子数が少なくとも40である過塩基化金属アルキルベ
    ンゼンスルホネートの混合物、および任意に、 (C1)1〜3個のアルキル基を含有し、これらのアルキ
    ル基のうちの1つが炭素原子数10〜40の分岐中間長鎖ア
    ルキル基であり、残りのいずれのアルキル基も10個未満
    の炭素原子を有しており、分岐中間長鎖アルキル基中の
    平均炭素原子数が15〜33である過塩基化金属アルキルベ
    ンゼンスルホネート、および/または、 (C2)1〜3個のアルキル基を含有し、これらのアルキ
    ル基のうちの1つがC10〜C30の直鎖アルキル基であり、
    残りのいずれのアルキル基も10個未満の炭素原子を有し
    ている実質的に純粋な過塩基化金属アルキルベンゼンス
    ルホネート、 の組合せよりなることを特徴とする請求項1乃至13のう
    ちのいずれかに記載の添加剤。
  15. 【請求項15】成分(C2)の直鎖アルキル基がC15〜C25
    アルキル基であることを特徴とする請求項14記載の添加
    剤。
  16. 【請求項16】請求項1乃至15のうちのいずれかに記載
    の組成物において、該組成物に存在する過塩基化金属ア
    ルキルアリールスルホネートが0〜40重量%の成分(C
    1)と、濃度が0〜80の値xを示す0〜80重量%の成分
    (C2)と、(60〜x/2)〜99重量%の成分(A)との混
    合物であることを特徴とする組成物。
  17. 【請求項17】請求項1乃至16のうちのいずれかに記載
    の添加剤を含有している潤滑油組成物。
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