JP2603288Y2 - 電動車における超音波装置 - Google Patents

電動車における超音波装置

Info

Publication number
JP2603288Y2
JP2603288Y2 JP1993041754U JP4175493U JP2603288Y2 JP 2603288 Y2 JP2603288 Y2 JP 2603288Y2 JP 1993041754 U JP1993041754 U JP 1993041754U JP 4175493 U JP4175493 U JP 4175493U JP 2603288 Y2 JP2603288 Y2 JP 2603288Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
distance
target speed
ultrasonic
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993041754U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH077628U (ja
Inventor
卓美 福田
寿哉 長濱
浩文 岡
Original Assignee
福伸電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 福伸電機株式会社 filed Critical 福伸電機株式会社
Priority to JP1993041754U priority Critical patent/JP2603288Y2/ja
Publication of JPH077628U publication Critical patent/JPH077628U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2603288Y2 publication Critical patent/JP2603288Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、身体障害者用
の車椅子に属する電動車における超音波装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、高齢者や歩行不自由な人達が使用
する小型電動車において、事故防止のため車体前面にバ
ンパーと兼用させた接触式のセンサーを装備したものが
知られている。
【0003】このものは、車体が障害物に接触した時、
バンパーに装備したセンサーによって衝撃を感知しマイ
クロコンピユータによる制御によって、電動車本機を瞬
時に停止させるものであるが、車体が障害物に衝突した
後に停止させるために、危険防止という点では満足する
効果が得られるものではなく、衝突による衝撃も十分緩
和されるものではなかった。また、この種の電動車は高
齢者中心に使用されることが最も多く、大きな事故につ
ながる可能性を含むものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、車体
の前方に障害物がある場合に、障害物を検知して車体が
障害物に接触・衝突する前に、電動車を停止することが
可能である電動車における超音波装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の電動車における
超音波装置は、上記課題を解決するために、車体前面側
に設けられた超音波発射装置及び前記超音波発射装置に
より超音波を出力した後、障害物よりの反射信号を受信
する距離測定用の超音波センサーと、車体の走行速度を
低速、中速、高速の3段階に切り替えるための速度スイ
ッチと、車体の進行方向を前または後に設定するための
前後スイッチと、車体の走行速度調節のためのアクセル
とを備えると共に、前記超音波発射装置の超音波出力時
より超音波センサーへの反射信号受信時までの経過時間
により、車体から障害物までの距離を設定する測距手段
と、前記測距手段が設定した設定距離が予め設定された
警戒距離範囲内である場合、該設定距離に基づいて車体
停止を含む制限速度を設定する制限速度設定手段と、前
記速度スイッチによる切替え態様、前後スイッチの設定
態様及び前記アクセルよりのアクセル値とにより車体の
目標速度を設定する目標速度設定手段と、前記制限速度
と前記目標速度とを比較し、前記目標速度が前記制限速
度を越えた場合に、前記制限速度に最終目標速度を設定
する一方、前記目標速度が前記制限速度以下である場合
に、前記目標速度に最終目標速度を設定する最終目標速
度決定手段と、前記最終目標速度決定手段により決定さ
れた最終目標速度に基いて駆動モータを駆動制御するモ
ータ駆動制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】車体前面側の超音波発射装置は、超音波を発射
し、車体前方に障害物がある場合には、超音波が障害物
に当たって反射し、車体前面側の距離測定用の超音波セ
ンサーによって障害物よりの反射信号が受信される。測
距手段は、超音波発射装置の超音波出力時より超音波セ
ンサーへの反射信号受信時までの経過時間により、車体
から障害物までの距離を設定する。制限速度設定手段
は、測距手段が設定した設定距離が予め設定された警戒
距離範囲内である場合、設定距離に基づいて車体停止を
含む制限速度を設定する。目標速度設定手段は、速度ス
イッチによる低速、中速、高速の3段階の切替え態様、
前後スイッチによる車体の進行方向の前または後の設定
態様及び車体の走行速度調節のためのアクセルよりのア
クセル値とにより車体の目標速度を設定する。最終目標
速度決定手段は、制限速度と目標速度とを比較し、目標
速度が制限速度を越えた場合に、制限速度に最終目標速
度を設定する一方、目標速度が制限速度以下である場合
に、目標速度に最終目標速度を設定する。
【0007】モータ駆動制御手段は、最終目標速度決定
手段により決定された最終目標速度に基いて駆動モータ
を駆動制御する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図2は、実施例の電動車の側面図である。電動車
40は、前方側において、操縦ハンドル41がハンドル
ポスト42の先端に固定され、ハンドルポスト42の下
端側は操向用の前輪43の両側に取付けられると共に、
電動車40のフロントシャーシ44に取付けられてい
る。
【0009】電動車40は、その中間において、フロン
トシャーシ44の後端側がリヤシャーシ45の先端側に
連結され、リヤシャーシ45には、上方側にリヤカバー
51が設けられ、リヤシャーシ45の後端には、2つの
駆動後輪46と駆動後輪46を駆動するための図示しな
い駆動モータMとが配設されている。リヤシャーシ45
の中央には、運転座席取付部47を備えたリヤフレーム
48が固定され、運転座席取付部47には、運転座席4
9が上方より嵌入されて取り付けられている。
【0010】また、ハンドルポスト42の前面側には、
フロントカバー50がネジ止めにより取り付けられ、フ
ロントカバー50の前面側にはフロントバスケット13
がネジ止めにより取付けられ、フロントバスケット13
の底部には、超音波装置1がネジ27により取付けられ
ている。
【0011】図3に示すように、超音波装置1は、両側
方が下方に向けて湾曲された装置取付部22,22を備
えた吊りフレーム2の内側に超音波装置本体3が嵌装さ
れ、超音波装置本体3は、装置取付部22,22の両側
方より取付用ネジ12,12が超音波装置本体3に対し
てねじ込まれることにより吊りフレーム2に対して支持
される。
【0012】吊りフレーム2の上面には、挿通孔23が
設けられると共に、該挿通孔23と対応してフロントバ
スケット13の底板14に挿通孔24が設けられてい
る。吊りフレーム2のフロントバスケット13への取付
けは、フロントバスケット13の内側に挿通孔26を有
する固定プレート25をフロントバスケット底板14に
当接し、フロントバスケット13の内側から固定プレー
ト25、フロントバスケット底板14、吊りフレーム2
の各挿通孔26,24,23に対してネジ27,27を
捩じ込むことにより取付け固定される。
【0013】超音波装置本体3は、図4乃至図7に示さ
れるように、超音波装置本体3の前面側に超音波の発射
と反射波の受信とを兼ねる超音波送受信機4,4が並設
され、超音波装置本体3の後側には、超音波送受信機
4,4の作動をオンオフするためのセンサースイッチ8
が設けられると共に、超音波送受信機4,4よりの信号
を図示しない制御部へ接続するための接続コード9が接
続されている。超音波送受信機4は、超音波発射装置及
び超音波センサーを兼ねるものである。
【0014】図4に示すように、超音波装置本体3の両
側部には、内方に向かって凹部11,11が設けられ、
該凹部11,11にそれぞれナット20,20が嵌装さ
れる。超音波装置本体3の吊りフレーム2への取付け
は、超音波装置本体3を吊りフレーム2の両側の装置取
付部22,22間に嵌装させ、吊りフレーム2の装置取
付部22,22の両外側よりワッシャ21,21を介し
て取付用ネジ12,12をそれぞれ凹部11,11内の
ナット20,20に対して螺合させることにより、取付
用ネジ12,12に螺合したナット20,20が凹部1
1,11をそれぞれ両側より支持し、超音波装置本体3
が吊りフレーム2に対して取付けられる。
【0015】図5及び図7に示されるように、超音波装
置本体3は、その外装を形成する上側のアッパーケース
6と下側のアンダーケース7とが重合されてなる。図6
に示されるように、アッパーケース6の前方寄りには、
アッパーケース6内側に向くボス部15が突設され、該
ボス部15にはネジ受け16が設けられ、アッパーケー
ス6内側の中程には、センサー基板10の他端が嵌合さ
れる受け溝17が設けられている。なお、センサー基板
10には、超音波送受信機4,4の発信回路や受信回路
及びセンサースイッチ8や接続コード9よりの配線等が
プリント配線されている。
【0016】また、アンダーケース7の前方寄りには、
アッパーケースのボス部15に対応して、アンダーケー
ス7の内側に突出するボス部18が設けられ、該ボス部
18には、ネジ挿通孔19が設けられている。アンダー
ケース7の内側の中程には、一側を上方に屈曲されたア
ングル28がネジ止めされ、アングル28の一側に対し
てセンサー基板10の一側がネジ止め固定されている。
該センサー基板10の他端は、アッパーケース6の内側
に設けられた受け溝17内に嵌合されることにより、セ
ンサー基板10が超音波装置本体3内に支持される。ア
ンダーケース7の後側にはセンサースイッチ8が設けら
れると共に接続コード9が接続されている。
【0017】さらに、アッパーケース6及びアンダーケ
ース7の前端内周側には溝29a,29bが設けられ、
該溝29a,29bに対してセンサーホルダ52の外縁
が嵌合されている。センサーホルダ52の中心部にはブ
ッシュ53,53が固定され、該ブッシュ53,53内
に超音波送受信機4,4がそれぞれ嵌装されている。超
音波送受信機4,4の後側には、超音波送受信機4,4
を各々支持する支持プレート54,54が、センサーホ
ルダー52の後側に対してネジ止めされている。
【0018】アッパーケース6とアンダーケース7と
は、センサーホルダ52の外縁をアッパーケース6の溝
29a,アンダーケース7の溝29bに嵌合させ、セン
サー基板10の他端をアッパーケース6の内側に設けら
れた受け溝17内に嵌合させると、アッパーケース6の
前方寄りのボス部15のネジ受け16とアンダーケース
7内側のボス部18のネジ挿通孔19とが一致し、図6
に示されるように、アンダーケース7の下側よりネジ5
5をアンダーケース7のネジ挿通孔19に挿通させて、
ネジ55をアッパーケース6のネジ受け16に対してね
じ込むことによりアッパーケース6とアンダーケース7
とが重合される。
【0019】また、図7に示されるように、超音波装置
本体3の後側に接続される接続コード9は、他端に雌型
コネクタ56が接続され、フロントカバー50に穿設さ
れた通孔57に対して接続コード9の雌型コネクタ56
側が挿通されて、雌型コネクタ56と嵌合接続する雄型
コネクタ58を有する中継コード59に接続され、図示
しない電動車の制御部に連絡される。
【0020】図1は、本考案の電動車における超音波装
置の制御部の要部ブロック図である。電動車の制御部3
0は、電動車の制御プログラムや各種データを記憶した
ROMやデータの一時記憶のためのRAMやROMに記
憶されている制御プログラムを実行するCPUを含む。
【0021】制御部30には、超音波の発信及び反射波
の受信を行う超音波送受信機4が接続されると共に車体
の進行方向を前または後に設定するための前後スイッチ
31と、車体の走行速度を低速、中速、高速の3段階に
切り替えるための速度スイッチ32と、車体の走行速度
調節のためのアクセル33と、駆動後輪46を駆動する
ための駆動モータMと、警報手段としてのLED34及
びブザー35とが接続されている。
【0022】また、制御部30に記憶されている制御プ
ログラムは、超音波送受信機4による超音波出力時より
反射信号受信時までの経過時間により、車体から障害物
までの距離を算出する測距手段と、測距手段が算出した
算出距離が予め設定された警戒距離範囲内である場合、
該算出距離に基づいて車体停止を含む制限速度を設定す
る制限速度設定手段と、速度スイッチ32による切替え
態様、前後スイッチ31の設定態様及びアクセル33よ
りのアクセル値とにより車体の目標速度を設定する目標
速度設定手段と、制限速度と目標速度とを比較し、目標
速度が制限速度を越えた場合に、制限速度に最終目標速
度を設定する一方、目標速度が制限速度以下である場合
に、目標速度に最終目標速度を設定する最終目標速度決
定手段と、最終目標速度決定手段により決定された最終
目標速度に基いて駆動モータを駆動制御するモータ駆動
制御手段とを含む。
【0023】制御部30は、超音波送受信機4により超
音波を一定周期で出力して、図8に示すように30ms
毎に超音波を発信し、超音波発信時より次の超音波発信
迄の間、発信された超音波が障害物に反射して発生する
反射信号を受信し、超音波送受信機4による超音波出力
時より反射信号受信時までの経過時間tにより、車体か
ら障害物までの距離を算出する。
【0024】超音波送受信機4による反射信号の受信動
作は、障害物が車体に接近する毎に、超音波発信時から
反射信号受信時までの経過時間tが短くなるため、制御
部30は、図8に示すように、経過時間tに基く測定距
離の設定を3回行い、第1回目の経過時間t1に基く測
定距離が第2回目の経過時間t2に基く測定距離よりも
大きく、かつ第1回目の経過時間t1に基く測定距離が
第3回目の経過時間t3に基く測定距離よりも大きい場
合、第3回目の経過時間t3に基く測定距離に対応する
制限速度を決定する。
【0025】また、第1回目の経過時間t1に基く測定
距離が第2回目の経過時間t2に基く測定距離以下であ
る場合には、第2回目の経過時間t2に基く測定距離に
対応する制限速度X1を決定する。
【0026】このことにより、超音波送受信機4に金属
音等による誤信号が受信された場合であっても、制限速
度が決定されるため誤動作を防止することができる。な
お、経過時間tに基いて求められる距離と決定される制
限速度との関係を表1に示す。
【0027】
【表1】 実施例では、制限速度X1が設けられる範囲として、車
体前方210cm以内を警戒距離範囲内とし、車体が停
止される範囲として、障害物が車体前方40cm以内に
ある場合としている。
【0028】また、図9に示すように、制御部30は、
車体の走行速度を低速、中速、高速の3段階に切り替え
るための速度スイッチ32の設定状態と走行速度調節の
ためのアクセル33よりのアクセル値により目標速度X
2を決定する。
【0029】さらに、前後スイッチ31の設定が前進と
なっている場合、制限速度X1と目標速度X2とを大小
比較を行って、目標速度X2が制限速度X1よりも大で
あれば、最終目標速度X3を制限速度X1に設定し、目
標速度X2が制限速度X1以下であれば、最終目標速度
X3を目標速度X2に設定する。
【0030】以下、制御部30に記憶されている速度制
御処理を図11乃至図17のフローチャートを参照して
説明する。
【0031】図11は、制御部30が実行するメインル
ーチン処理の概略を示すフロー図である。制御部30
は、電源投入後、初期化処理を行ってメインルーチンを
実行するために必要な各フラグ類、各カウンタ及び各タ
イマの初期値設定を行い(ステップs1)、ステップs
2に移行する。
【0032】ステップs2に移行した制御部30は、メ
インルーチンを所定周期毎に実行するための30msタ
イマT1がタイムアップしているか否かを判別する(ス
テップs2)。初期化処理直後では、制御部30はステ
ップs2の判別処理を真と判定し、30msタイマT1
を作動して経過時間の計時を開始し(ステップs3)、
超音波送受信機4による超音波の出力と反射波の受信と
により、電動車40を障害物に対して適正速度走行ある
いは停止させるための速度制御処理を行い(ステップs
4)、異常処理等を行った後(ステップs5)、ステッ
プs2に移行して、再び30msタイマT1がタイムア
ップしているか否かを判別する。30msタイマT1が
タイムアップして30ms経過すると、再びメインルー
チンを実行する。この結果、30ms毎に制御部30に
よりステップs4の速度制御処理が実行されることとな
る。
【0033】次に、ステップs4の速度制御処理につい
て説明する。制御部30は、速度制御処理を開始する
と、まずステップa1の送信波出力処理を行って超音波
を車体の前方に向けて出力する(ステップa1)。
【0034】送信波出力処理は、図15に示すように、
制御部30は、まず、超音波が障害物に反射した時に発
生する反射波に対して、超音波送受信機4による受信が
あるか否かを判別するための受信フラグf1の値をクリ
アする(ステップb1)。
【0035】次いで、制御部30は、超音波発信時より
所定時間以内に超音波送受信機4による受信がなされる
か否かを判別するために、16msタイマT2を作動す
る(ステップb2)。実施例では、超音波発信時より1
6m秒以内に超音波送受信機4による受信がなければ、
タイムオーバーとしての処理を行う。
【0036】制御部30は、16msタイマT2を作動
すると、超音波出力指令により超音波を出力させ(ステ
ップb3)、反射波の受信時及び16msタイマT2の
タイムオーバーによる割り込みを許可し(ステップb
4)、速度制御処理ルーチンへリターンする。
【0037】速度制御処理ルーチンへリターンすると、
制御部30は、超音波送受信機4による障害物よりの反
射波の受信があるか否かを、受信フラグf1がセットさ
れているか否かによって判別する(ステップa2)。
【0038】制御部30は、超音波送受信機4による障
害物よりの反射波の受信がなければ、受信フラグf1が
セットされているか否かの判別処理を繰り返し実行す
る。
【0039】送信波出力処理において、超音波を出力し
た後、16m秒以内に超音波送受信機4によって障害物
よりの反射波が受信されると、割り込みが発生し、図1
6に示す受信割り込み処理が実行される。
【0040】受信割り込み処理に移行すると、制御部3
0は、割り込みを禁止し(ステップc1)、16msタ
イマT2の作動を停止し(ステップc2)、16msタ
イマT2のタイマ値を測定時間記憶レジスタtdに記憶
し(ステップc3)、受信フラグf1をセットし(ステ
ップc4)、速度制御処理ルーチンのステップa2の判
別処理へリターンする。
【0041】また、超音波を出力した後、16m秒以内
に超音波送受信機4による障害物よりの反射波の受信が
ないと、16msタイマT2がタイムアップしてタイム
オーバー割り込みが発生し、図17に示すタイムオーバ
ー割り込み処理が実行される。
【0042】タイムオーバー割り込み処理に移行する
と、制御部30は、割り込みを禁止し(ステップd
1)、16msタイマT2の作動を停止し(ステップd
2)、測定時間記憶レジスタtdに予め設定された最大
値を記憶し(ステップd3)、受信フラグf1をセット
し(ステップd4)、速度制御処理ルーチンのステップ
a2の判別処理へリターンする。
【0043】このように、超音波送受信機4による障害
物よりの反射波の受信の有無にかかわらず、超音波発信
時より16ms以内に受信フラグf1がセットされるた
め、制御部30は、ステップa2の判別処理を真と判定
してステップa3に移行する。
【0044】制御部30は、測定時間記憶レジスタtd
に記憶された測定時間の値に基いて、車体から障害物ま
での距離を、制御部30に予め記憶されている図示しな
い測定時間と測定時間に対応する距離とのテーブルより
選択して今回測定距離記憶レジスタLrに記憶する(ス
テップa3)。
【0045】なお、タイムオーバー割り込み処理が実行
された場合には、測定時間記憶レジスタtdに記憶され
ている最大値により、今回測定距離記憶レジスタLrに
は、220Cmが記憶される。
【0046】制御部30は、次いで、今回測定した障害
物までの距離と、前回測定した障害物までの距離とを大
小比較する(ステップa4)。即ち、前回測定した障害
物までの距離が記憶されている前回測定距離記憶レジス
タLbの値が今回測定距離記憶レジスタLrに記憶され
ている値よりも大であるか否かを判別する。
【0047】ここで、電源投入時直後の速度制御処理で
は、前回測定距離記憶レジスタLbの値は、ステップs
1の初期化処理によって0とされている。この場合のス
テップa4の判別結果は偽となり、ステップa7に移行
して、チェックカウンタCNの値に0をセットし(ステ
ップa7)、今回測定距離記憶レジスタLrに記憶され
ている値を前回測定距離記憶レジスタLbに格納し(ス
テップa8)、ステップa9に移行する。
【0048】ここで、チェックカウンタCNは、前回測
定距離記憶レジスタLbの値が今回測定距離記憶レジス
タLrに記憶されている値よりも大である場合に、前述
の金属音等による受信時の誤信号による誤動作を防止す
るために判定されるカウンタである。
【0049】ステップa9に移行した制御部30は、前
回測定距離記憶レジスタLbに記憶されている測定距離
が210Cm以内であるか否か、即ち、測定した車体か
ら障害物までの距離が警戒距離範囲内であるか否かを判
別する。
【0050】制御部30は、測定した車体から障害物ま
での距離が警戒距離範囲内である場合には、LED34
を点滅表示する一方(ステップa10)、測定した車体
から障害物までの距離が警戒距離範囲でない場合には、
LED34を点灯表示し(ステップa11)、ステップ
a12に移行する。
【0051】ステップa12に移行した制御部30は、
前回測定距離記憶レジスタLbに記憶されている測定距
離に基いて、表1に示されるような制限速度記憶ファイ
ルより、制限速度を選択して制限速度記憶レジスタX1
に設定する(ステップa12)。
【0052】次いで、制御部30は、図9に示すような
速度スイッチ32の設定状態と前後スイッチ31の設定
状態とアクセル33よりのアクセル値との関係により、
目標速度を決定し、目標速度記憶レジスタX2に目標速
度を設定する(ステップa13)。
【0053】ステップa13の処理後、制御部30は、
前後スイッチ31の設定が前進側となっているか否かを
判別する(ステップa14)。
【0054】前後スイッチ31の設定が前進側でない場
合には、即ち、前後スイッチ31の設定が後退となって
いる場合には、制御部30は、ステップa15に移行し
て、目標速度記憶レジスタX2に記憶されている目標速
度の値を最終目標速度記憶レジスタX3に格納し(ステ
ップa15)、ブザー35への出力をオフし(ステップ
a16)、ステップa20に移行し、最終目標速度記憶
レジスタX3に記憶されている目標速度の値に従って駆
動モータMを駆動制御する。
【0055】ステップa14の判別処理において、前後
スイッチ31の設定が前進側である場合には、制御部3
0は、制限速度記憶レジスタX1に設定されている制限
速度の値と、目標速度記憶レジスタX2に設定されてい
る目標速度の値とを大小比較する(ステップa17)。
即ち、目標速度記憶レジスタX2に設定されている目標
速度の値が制限速度記憶レジスタX1に設定されている
制限速度の値を越えているか否かを判別する。
【0056】目標速度の値が制限速度の値を越えている
場合には、制御部30は、ステップa17の判別処理を
真と判定し、ステップa18へ移行して、制限速度記憶
レジスタX1に設定されている制限速度の値を最終目標
速度記憶レジスタX3に格納し(ステップa18)、ブ
ザー35へアラーム出力指令を出力してブザーを鳴らし
て警報を発し(ステップa19)、ステップa20に移
行して、最終目標速度記憶レジスタX3に記憶されてい
る制限速度の値に従って駆動モータMを駆動制御する。
【0057】目標速度の値が制限速度の値を越えていな
い場合には、制御部30は、ステップa17の判別処理
を偽と判定し、ステップa15へ移行して、目標速度記
憶レジスタX2に記憶されている目標速度の値を最終目
標速度記憶レジスタX3に格納することにより(ステッ
プa15)、最終目標速度記憶レジスタX3に記憶され
ている目標速度の値に従って駆動モータMが駆動制御さ
れる。
【0058】表1及び図9を参照して、例えば、測定距
離が40Cm以下である場合には、制限速度0が設定さ
れ、目標速度の如何に関係なくステップa17の判別結
果が真となって、最終目標速度には制限速度0が設定さ
れ、最終目標速度0の値にしたがってモータMが駆動制
御されることにより駆動モータMが停止される。即ち、
電動車40は、障害物に接触・衝突する前に停止され
る。
【0059】なお、電動車40が停止した場合には、前
後スイッチ31を後退側に切り替えて電動車40を後退
移動させる。
【0060】また、例えば、前回測定距離記憶レジスタ
Lbに記憶されている測定距離が60Cmである場合、
制限速度の値0.5が設定される。そして、前後スイッ
チ31の設定が前進側であり、速度スイッチ32の設定
が低速でありかつアクセル値がmaxである場合には、
図9より目標速度の値1が設定され、目標速度の値が制
限速度の値を越えてステップa17の判別結果が真とな
るため、最終目標速度には制限速度の値0.5が設定さ
れ、最終目標速度0.5の値にしたがってモータMが駆
動制御されることにより、電動車40は、減速されるこ
ととなる。
【0061】また、例えば、前回測定距離記憶レジスタ
Lbに記憶されている測定距離が210Cmである場
合、制限速度の値4.5が設定される。そして、前後ス
イッチ31の設定が前進側であり、速度スイッチ32の
設定が中速でありかつアクセル値がmaxである場合に
は、図9より目標速度の値4が設定され、目標速度の値
が制限速度の値を越えずステップa17の判別結果が偽
となるため、最終目標速度には目標速度の値4が設定さ
れ、最終目標速度4の値にしたがってモータMが駆動制
御されることにより、電動車40は、速度スイッチ32
の中速設定及びアクセル33によるアクセル値の値に従
って走行されることとなる。
【0062】例えば、図10に示すような幅1m程度の
通路の曲がり角を通過するような場合、電動車40が、
例えば矢印の前進方向に6Km/hの速度で走行してい
るとすると、前方の壁39と車体までの距離が210C
mとなった時には、表1より制限速度4.6Km/hが
設定されるため、電動車40は、最終目標速度4.6K
m/hに減速され、その後、電動車40が前進するにつ
れて、電動車40と前方の壁39との距離が小さくな
り、設定される制限速度が小さくなるため、電動車40
は、徐々に減速され、電動車40と前方の壁39との距
離が1m以下となって曲がり角を通過し始める位置で
は、制限速度0.5Km/hまで減速される。このた
め、運転者は、電動車40を壁39に衝突させることな
く、通路の曲がり角を通過させることができる。
【0063】このように、障害物までの距離に応じて制
限速度を設定することにより、制限速度に対応して電動
車40を停止させたり、走行速度を遅くしたりする車体
前方の警戒範囲が変化する。
【0064】制御部30は、ステップa20のモータ出
力制御処理を実行した後、メインルーチンにリターン
し、ステップs5以下の処理を実行後、ステップs2の
判別処理を繰り返し実行し、30msタイマT1がタイ
ムアップすると、ステップs3の処理後、再びステップ
s4の速度制御処理ルーチンに移行することとなる。
【0065】次に、チェックカウンタCNの作用につい
て説明すると、制御部30は、速度制御処理を再び開始
して、ステップa1,ステップa2,ステップa3と移
行することにより、当該周期における車体から障害物ま
での距離を今回測定距離記憶レジスタLdに記憶し、ス
テップa4の判別処理において、前回測定距離記憶レジ
スタLbの値が今回測定距離記憶レジスタLrに記憶さ
れている値よりも大であると判定されると(ステップa
4)、制御部30は、ステップa5に移行し、チェック
カウンタCNの値を1つインクリメントし(ステップa
5)、チェックカウンタCNの値が2以上であるか否か
を判別する(ステップa6)。
【0066】図8に示されるように、例えば、前回測定
距離記憶レジスタLbには、第1回目の測定時間t1に
基く測定距離の値L1が記憶されており、今回測定距離
記憶レジスタLrには、当該周期において測定された第
2回目の測定時間t2に基く測定距離の値L2が記憶さ
れているものとする。
【0067】前回測定距離L1の値が今回測定距離の値
L2より大きい場合には、制御部30は、チェックカウ
ンタCNの値を1つアップした後チェックカウンタCN
の値が2以上であるか否かを判別し、チェックカウンタ
CNの現在値が1であるため偽と判定し、ステップa9
に移行する。
【0068】この結果、警戒距離範囲210Cmと比較
判定される前回測定距離記憶レジスタLbに記憶されて
いる測定距離の値は、第1回目の測定距離の値L1とな
り、制限速度記憶レジスタX1に設定される制限速度の
値は、前回測定距離記憶レジスタLbに記憶されている
第1回目の測定距離の値L1に基いて決定されることと
なる。
【0069】この後、制御部30はステップa9以降の
処理を行って当該周期の速度制御処理を終了し、再び次
周期の速度制御処理に移行し、ステップa3の処理によ
って次周期における車体から障害物までの距離を今回測
定距離記憶レジスタLdに記憶する。例えば、今回測定
距離記憶レジスタLdには、第3回目の経過時間t3に
基く測定距離の値L3が記憶されているものとする。
【0070】そして、ステップa4の判別処理におい
て、前回測定距離記憶レジスタLbに記憶されている第
1回目の測定距離の値L1が今回測定距離記憶レジスタ
Ldに記憶されている第3回目の測定距離の値L3より
大である場合には、ステップa5に移行し、チェックカ
ウンタCNの値を1つインクリメントし、チェックカウ
ンタCNの現在値が2であるため真と判定し、ステップ
a7に移行して、チェックカウンタCNの値を0クリア
し、ステップa8に移行して、今回測定距離記憶レジス
タLdに記憶されている第3回目の測定距離の値L3を
前回測定距離記憶レジスタLbに格納し、ステップa9
に移行する。
【0071】この結果、警戒距離範囲210Cmと比較
判定される前回測定距離記憶レジスタLbに記憶されて
いる測定距離の値は、第3回目の測定距離の値L3とな
り、制限速度記憶レジスタX1に設定される制限速度の
値は、前回測定距離記憶レジスタLbに記憶されている
第3回目の測定距離の値L3に基いて決定されることと
なる。
【0072】前述したように、制御部30は、第1回目
の経過時間t1に基く測定距離が第2回目の経過時間t
2に基く測定距離よりも大きく、かつ第1回目の経過時
間t1に基く測定距離が第3回目の経過時間t3に基く
測定距離よりも大きい場合、第3回目の経過時間t3に
基く測定距離に対応する制限速度を決定する。
【0073】このことにより、超音波送受信機4に金属
音等による誤信号が受信された場合であっても、第1回
目の測定時間t1に基く測定距離L1が、第2回目の測
定時間t2に基く測定距離L2及び第3回目の測定時間
t3に基く測定距離L3のいずれよりも大きい場合に、
第3回目の測定時間t3に基く測定距離L3に基いて制
限速度が決定されるため誤動作を防止することができ
る。
【0074】また、例えば、第1回目の測定時間t1に
基く測定距離L1が第2回目の測定時間t2に基く測定
距離L2以下である場合には、ステップa4の判別結果
が偽となるため、制御部30は、チェックカウンタCN
の値を0クリアした後、ステップa8の処理で、今回測
定距離記憶レジスタLdに記憶されている第2回目の測
定距離の値L2を前回測定距離記憶レジスタLbに格納
するので、警戒距離範囲210Cmと比較判定される前
回測定距離記憶レジスタLbに記憶されている測定距離
の値は、第2回目の測定距離の値L2となり、制限速度
記憶レジスタX1に設定される制限速度の値は、前回測
定距離記憶レジスタLbに記憶されている第2回目の測
定距離の値L2に基いて決定されることとなる。
【0075】
【考案の効果】本考案の電動車における超音波装置は、
車体前面側に設けられた超音波発射装置及び超音波発射
装置により超音波を出力した後、障害物よりの反射信号
を受信する距離測定用の超音波センサーと、車体の走行
速度を低速、中速、高速の3段階に切り替えるための速
度スイッチと、車体の進行方向を前または後に設定する
ための前後スイッチと、車体の走行速度調節のためのア
クセルとを備えると共に、超音波発射装置の超音波出力
時より超音波センサーへの反射信号受信時までの経過時
間により、車体から障害物までの距離を設定する測距手
段と、測距手段が設定した設定距離が予め設定された警
戒距離範囲内である場合、設定距離に基づいて車体停止
を含む制限速度を設定する制限速度設定手段と、速度ス
イッチによる切替え態様、前後スイッチの設定態様及び
アクセルよりのアクセル値とにより車体の目標速度を設
定する目標速度設定手段と、制限速度と目標速度とを比
較し、目標速度が制限速度を越えた場合に、制限速度に
最終目標速度を設定する一方、目標速度が制限速度以下
である場合に、目標速度に最終目標速度を設定する最終
目標速度決定手段と、最終目標速度決定手段により決定
された最終目標速度に基いて駆動モータを駆動制御する
モータ駆動制御手段とを設けたことにより、車体前方に
障害物がある場合には、障害物と車体までの距離を測距
手段が設定し、測距手段によって設定された車体から障
害物までの距離が車体を停止させる距離である場合に
は、制限速度設定手段が車体停止させる制限速度を設定
して、最終目標速度決定手段が車体停止させる制限速度
に最終目標速度を設定し、モータ駆動制御手段が車体停
止させる制限速度に基いて駆動モータを駆動制御するた
め、障害物が車体に接触・衝突する前に電動車を停止さ
せることができ、危険が防止される。
【0076】また、制限速度設定手段が障害物までの距
離に応じて制限速度を設定し、目標速度設定手段が速度
スイッチによる切替え態様、前後スイッチの設定態様及
びアクセルよりのアクセル値とにより車体の目標速度を
設定し、最終目標速度決定手段が制限速度と目標速度と
を比較し、目標速度が制限速度を越えた場合に、障害物
までの距離に応じた制限速度に最終目標速度を設定する
ので、車体前方の障害物までの警戒範囲の変化に応じ
て、制限速度に対応して電動車を停止させたり、走行速
度を遅くしたりすることができ、また、最終目標速度決
定手段が、目標速度が制限速度以下であった場合に、目
標速度に最終目標速度を設定するので、目標速度の大小
に対応して車体前方の障害物までの警戒範囲も変化させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る電動車における超音波装
置の要部ブロック図
【図2】実施例の電動車の正面図
【図3】本考案の実施例に係る電動車における超音波装
置の正面図
【図4】図3のA−A断面図
【図5】超音波装置本体の正面図
【図6】図5のB−B断面図
【図7】超音波装置本体の別の側断面図
【図8】超音波送受信装置による超音波発信と反射波の
受信の関係を示すタイミングチャート
【図9】前後スイッチの前進側設定時における速度スイ
ッチの設定態様とアクセル値とにより決定される目標速
度との関係を示すグラフ
【図10】電動車が前進方向に壁のある幅1mの通路の
曲がり角を通過する一例を示す平面図
【図11】本考案の実施例に係る電動車における超音波
装置の制御部による処理のメインルーチンを示すフロー
【図12】本考案の実施例に係る電動車における超音波
装置の制御部による速度制御処理の一部を示すフロー図
【図13】図12のフロー図のつづき
【図14】図13のフロー図のつづき
【図15】本考案の実施例に係る電動車における超音波
装置の制御部による送信波出力処理を示すフロー図
【図16】本考案の実施例に係る電動車における超音波
装置の制御部による受信割り込み処理を示すフロー図
【図17】本考案の実施例に係る電動車における超音波
装置の制御部によるタイムオーバー割り込み処理を示す
フロー図
【符号の説明】
1 超音波装置 2 吊りフレーム 3 超音波装置本体 4 超音波送受信機 6 アッパーケース 7 アンダーケース 8 センサースイッチ 9 接続コード 10 センサー基板 11 凹部 12 取付用ネジ 13 フロントバスケット 14 底板(フロントバスケット) 15 ボス部 16 ネジ受け 17 受け溝 18 ボス部 19 ネジ挿通孔 20 ナット 21 ワッシャ 22 装置取付部 23 挿通孔(吊りフレーム) 24 挿通孔(フロントバスケット) 25 固定プレート 26 挿通孔(固定プレート) 27 ネジ 28 アングル 29a 溝(アッパーケース) 29b 溝(アンダーケース) 30 制御部 31 前後スイッチ 32 速度スイッチ 33 アクセル 34 LED 35 ブザー 39 壁 40 電動車 41 操縦ハンドル 42 ハンドルポスト 43 前輪 44 フロントシャーシ 45 リヤシャーシ 46 駆動後輪 47 運転座席取付部 48 リヤフレーム 49 運転座席 50 フロントカバー 51 リヤカバー 52 センサーホルダー 53 ブッシュ 54 支持プレート 55 ネジ 56 雌型コネクタ 57 通孔 58 雄型コネクタ 59 中継コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−74111(JP,A) 特開 平4−96603(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 5/04 - 5/04 506 B60L 3/00 B60L 3/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体前面側に設けられた超音波発射装置
    及び前記超音波発射装置により超音波を出力した後、障
    害物よりの反射信号を受信する距離測定用の超音波セン
    サーと、車体の走行速度を低速、中速、高速の3段階に
    切り替えるための速度スイッチと、車体の進行方向を前
    または後に設定するための前後スイッチと、車体の走行
    速度調節のためのアクセルとを備えると共に、前記超音
    波発射装置の超音波出力時より超音波センサーへの反射
    信号受信時までの経過時間により、車体から障害物まで
    の距離を設定する測距手段と、前記測距手段が設定した
    設定距離が予め設定された警戒距離範囲内である場合、
    該設定距離に基づいて車体停止を含む制限速度を設定す
    る制限速度設定手段と、前記速度スイッチによる切替え
    態様、前後スイッチの設定態様及び前記アクセルよりの
    アクセル値とにより車体の目標速度を設定する目標速度
    設定手段と、前記制限速度と前記目標速度とを比較し、
    前記目標速度が前記制限速度を越えた場合に、前記制限
    速度に最終目標速度を設定する一方、前記目標速度が前
    記制限速度以下である場合に、前記目標速度に最終目標
    速度を設定する最終目標速度決定手段と、前記最終目標
    速度決定手段により決定された最終目標速度に基いて駆
    動モータを駆動制御するモータ駆動制御手段とを設けた
    ことを特徴とする電動車における超音波装置。
JP1993041754U 1993-07-02 1993-07-02 電動車における超音波装置 Expired - Lifetime JP2603288Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993041754U JP2603288Y2 (ja) 1993-07-02 1993-07-02 電動車における超音波装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993041754U JP2603288Y2 (ja) 1993-07-02 1993-07-02 電動車における超音波装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH077628U JPH077628U (ja) 1995-02-03
JP2603288Y2 true JP2603288Y2 (ja) 2000-03-06

Family

ID=12617215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993041754U Expired - Lifetime JP2603288Y2 (ja) 1993-07-02 1993-07-02 電動車における超音波装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2603288Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107933810A (zh) * 2017-12-22 2018-04-20 江苏爱玛车业科技有限公司 电动自行车
DE112018007203B4 (de) 2018-03-01 2023-07-06 Honda Motor Co., Ltd. Fahrzeug vom grätschsitz-typ
DE112018007315T5 (de) * 2018-03-20 2020-12-03 Honda Motor Co., Ltd. Grätschsitz-fahrzeug

Also Published As

Publication number Publication date
JPH077628U (ja) 1995-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1253573A3 (de) Warneinrichtung in Kraftfahrzeugen
WO1999042347A1 (fr) Systeme de commande de frein de vehicule
JP2000211559A (ja) 自動車の後部側と自動車の後方配置対象物との間隔の決定装置、連結車の安定化装置および方法
JPH1123705A (ja) 車両の障害物検知装置
JP2000339595A (ja) 車両用障害物監視装置
JP2603288Y2 (ja) 電動車における超音波装置
JP3687156B2 (ja) 自動車用追突警報装置
JP3088100B2 (ja) 車間距離制御装置
JP3736003B2 (ja) 車両用警報装置
JPH02225150A (ja) 自動車用アウトサイドミラー
JPH0772246A (ja) 車載用衝突防止警報装置
JP2583332Y2 (ja) 車両用衝突警報装置
TWI239914B (en) Back-up radar equipped with anti-crash alarming feature
JP2794843B2 (ja) 車両移動検出装置
JP3203860B2 (ja) 車両用警報装置
KR100405357B1 (ko) 차량간 및 장애물과의 추돌 방지장치
KR0126514Y1 (ko) 차량의 측방충돌 경보장치
JPS62170581U (ja)
KR20040098382A (ko) 차량의 거리감지장치 및 방법
JP2850534B2 (ja) 追突防止装置
KR20050024564A (ko) 차량 충돌 방지 장치 및 그 제어 방법
KR20060012550A (ko) 자동차 페달에 부착되는 진동장치
JPH0999792A (ja) 車両後方監視警報装置
JPH0683509U (ja) 車両の障害物検知装置
JP2607666Y2 (ja) 自動車の追突警報装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 9