JP2602527Y2 - 浴室用シャワーヘッド - Google Patents
浴室用シャワーヘッドInfo
- Publication number
- JP2602527Y2 JP2602527Y2 JP1993069439U JP6943993U JP2602527Y2 JP 2602527 Y2 JP2602527 Y2 JP 2602527Y2 JP 1993069439 U JP1993069439 U JP 1993069439U JP 6943993 U JP6943993 U JP 6943993U JP 2602527 Y2 JP2602527 Y2 JP 2602527Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- holes
- shower head
- plate
- valve
- water
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、浴室等で使用される
シャワーヘッドの改良に関するものである。
シャワーヘッドの改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来浴室等で使用されるシャワーヘッド
として公知のものに図５のものがある。この図５に就い
て簡単に説明すると、シャワーヘッド３０の先端部には
外径の異なる複数個の環状体３１，３１ａ，３１ｂ，３
１ｃを重ね合わせて散水板３２を形成し、各環状体３
１，３１ａ，３１ｂ，３１ｃの円周上に同間隔で穿設さ
れた多数の散水孔３３からシャワー水が吐出される構造
となっている。
として公知のものに図５のものがある。この図５に就い
て簡単に説明すると、シャワーヘッド３０の先端部には
外径の異なる複数個の環状体３１，３１ａ，３１ｂ，３
１ｃを重ね合わせて散水板３２を形成し、各環状体３
１，３１ａ，３１ｂ，３１ｃの円周上に同間隔で穿設さ
れた多数の散水孔３３からシャワー水が吐出される構造
となっている。
【０００３】上記のものにあっては、各散水孔の直径は
比較的太いため石鹸等を素早く洗い流すには有効である
が、圧力の高いシャワー水が吐出されると肌に突き刺さ
るような痛みを感じる欠点があり、赤ん坊や幼児に使用
するには危険であった。
比較的太いため石鹸等を素早く洗い流すには有効である
が、圧力の高いシャワー水が吐出されると肌に突き刺さ
るような痛みを感じる欠点があり、赤ん坊や幼児に使用
するには危険であった。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、浴室で使用するシャワーヘッドに於いて、
肌への感触がソフトで安全に使用できるシャワーヘッド
を提供することである。
する課題は、浴室で使用するシャワーヘッドに於いて、
肌への感触がソフトで安全に使用できるシャワーヘッド
を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、シャワーヘッ
ドの流路先端に切替室を形成し、該切替室に２つの弁孔
が穿設された仕切板を収容し、切換ボタンと連繋した弁
体の移動で２つの弁孔を交互に開閉する浴室用シャワー
ヘッドに於いて、１方の弁孔の下部には多数の細孔を備
えた第１散水板を取付け、他方の弁孔の下部には多数の
太孔を備えた第２散水板を取付け、しかも第１散水板と
第２散水板は前後何れにも付替え自在にしたものであ
る。
ドの流路先端に切替室を形成し、該切替室に２つの弁孔
が穿設された仕切板を収容し、切換ボタンと連繋した弁
体の移動で２つの弁孔を交互に開閉する浴室用シャワー
ヘッドに於いて、１方の弁孔の下部には多数の細孔を備
えた第１散水板を取付け、他方の弁孔の下部には多数の
太孔を備えた第２散水板を取付け、しかも第１散水板と
第２散水板は前後何れにも付替え自在にしたものであ
る。
【０００６】
【作用】切換ボタンと連繋した弁体が仕切板の第２弁孔
を閉塞し、第１弁孔を開放した所に位置している場合、
流体は第１散水板の細孔から微細なシャワー水として吐
出され、切換ボタンの操作で弁体が移動して第１弁孔を
閉塞し、第２弁孔を開放すると流体は第２散水板の太孔
から荒目のシャワー水として吐出される。
を閉塞し、第１弁孔を開放した所に位置している場合、
流体は第１散水板の細孔から微細なシャワー水として吐
出され、切換ボタンの操作で弁体が移動して第１弁孔を
閉塞し、第２弁孔を開放すると流体は第２散水板の太孔
から荒目のシャワー水として吐出される。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。この実施例は図１乃至図３に示すように、シ
ャワーヘッド１は把手２の内部に横長の流路３を備え、
該流路３の先端には切替室４を形成している。該切替室
４にはリング状で水漏れ防止用のシールパッキン５及び
水平の仕切板６が介設され、各ビス７によりシャワーヘ
ッド１に固定されており、この仕切板６の略中央部には
円形で同一形状の第１弁孔８及び第２弁孔８ａが後述す
る切換ボタン９の軸体１１を中心とする同心円上に位置
するように開設されている。
説明する。この実施例は図１乃至図３に示すように、シ
ャワーヘッド１は把手２の内部に横長の流路３を備え、
該流路３の先端には切替室４を形成している。該切替室
４にはリング状で水漏れ防止用のシールパッキン５及び
水平の仕切板６が介設され、各ビス７によりシャワーヘ
ッド１に固定されており、この仕切板６の略中央部には
円形で同一形状の第１弁孔８及び第２弁孔８ａが後述す
る切換ボタン９の軸体１１を中心とする同心円上に位置
するように開設されている。
【０００８】シーソー式の切換ボタン９は図３に示すよ
うに、前記ヘッド１の側面に形成した開口部１０に一部
が外部に露出するように介在させ、切換ボタン９と連繋
した軸体１１の保持部１２に介在させた各スプリング１
３の弾性力により一対の弁体１４，１４ａを前記第１弁
孔８及び第２弁孔８ａの周縁に介在させたゴム板１５に
圧着している。そして切換ボタン９の突出している部分
を押すことで前記各弁孔８，８ａよりも外径の大きい弁
体１４，１４ａが軸体１１の垂直部１１ａを中心にして
回転方向へ移動し、弁孔８，８ａのいづれか一方を閉塞
し他の一方を開放するように連繋している。
うに、前記ヘッド１の側面に形成した開口部１０に一部
が外部に露出するように介在させ、切換ボタン９と連繋
した軸体１１の保持部１２に介在させた各スプリング１
３の弾性力により一対の弁体１４，１４ａを前記第１弁
孔８及び第２弁孔８ａの周縁に介在させたゴム板１５に
圧着している。そして切換ボタン９の突出している部分
を押すことで前記各弁孔８，８ａよりも外径の大きい弁
体１４，１４ａが軸体１１の垂直部１１ａを中心にして
回転方向へ移動し、弁孔８，８ａのいづれか一方を閉塞
し他の一方を開放するように連繋している。
【０００９】前記各弁孔８，８ａの下部にはそれぞれ円
板形の第１散水板１６及び第２散水板１６ａと各弁孔
８，８ａを通過した流体が各散水板１６，１６ａから乱
れた状態で周囲へ拡散して吐水しないようにするために
各弁孔８，８ａと偏心した位置に通水孔１８，１８ａを
設けた整流プレート１７，１７ａがキャップ１９，１９
ａを前記仕切板６に螺着することによって固定されてい
る。
板形の第１散水板１６及び第２散水板１６ａと各弁孔
８，８ａを通過した流体が各散水板１６，１６ａから乱
れた状態で周囲へ拡散して吐水しないようにするために
各弁孔８，８ａと偏心した位置に通水孔１８，１８ａを
設けた整流プレート１７，１７ａがキャップ１９，１９
ａを前記仕切板６に螺着することによって固定されてい
る。
【００１０】前記第１散水板１６の平面部には孔径が約
０．３ｍｍの細孔２０が円周上に多数均一な密度で穿設
されており、該第１散水板１６と併設して取付けられた
第２散水板１６ａの平面部には孔径が前記細孔２０より
も太い約０．７ｍｍの太孔２１が円周上に多数穿設され
ており、両散水板１６，１６ａの寸法を全く同一にする
ことで散水板１６，１６ａを前後どちらの位置にも取付
けられるようにしている。
０．３ｍｍの細孔２０が円周上に多数均一な密度で穿設
されており、該第１散水板１６と併設して取付けられた
第２散水板１６ａの平面部には孔径が前記細孔２０より
も太い約０．７ｍｍの太孔２１が円周上に多数穿設され
ており、両散水板１６，１６ａの寸法を全く同一にする
ことで散水板１６，１６ａを前後どちらの位置にも取付
けられるようにしている。
【００１１】上記の構成において、図１では切換ボタン
９と連繋した弁体１４ａが仕切板６の第２弁孔８ａを閉
塞し、第１弁孔８を開放した所に位置している。この際
切替室４の流体は第１弁孔８及び整流プレート１７の通
水孔１８を通過して第１散水板１６に穿設された多数の
細孔２０から微細なシャワー水として吐出される。この
シャワー水は孔径が約０．３ｍｍで極めて細いため肌触
りがソフトで圧力が高くても痛みを感じない安全なもの
である。
９と連繋した弁体１４ａが仕切板６の第２弁孔８ａを閉
塞し、第１弁孔８を開放した所に位置している。この際
切替室４の流体は第１弁孔８及び整流プレート１７の通
水孔１８を通過して第１散水板１６に穿設された多数の
細孔２０から微細なシャワー水として吐出される。この
シャワー水は孔径が約０．３ｍｍで極めて細いため肌触
りがソフトで圧力が高くても痛みを感じない安全なもの
である。
【００１２】次にシャワーヘッド１から突出している側
の切換ボタン９を押すと、軸体１１の垂直部１１ａを中
心にして弁体１４，１４ａが共に水平方向へ移動し、図
２に示すように弁体１４が第１弁孔８を閉塞し、第２弁
孔８ａを開放した所に位置する。この際切替室４の流体
は仕切板６に穿設した第２弁孔８ａ及び整流プレート１
７ａの通水孔１８ａを通過して第２散水板１６ａに穿設
された多数の太孔２１から荒目で刺激の強いシャワー水
として吐出される。
の切換ボタン９を押すと、軸体１１の垂直部１１ａを中
心にして弁体１４，１４ａが共に水平方向へ移動し、図
２に示すように弁体１４が第１弁孔８を閉塞し、第２弁
孔８ａを開放した所に位置する。この際切替室４の流体
は仕切板６に穿設した第２弁孔８ａ及び整流プレート１
７ａの通水孔１８ａを通過して第２散水板１６ａに穿設
された多数の太孔２１から荒目で刺激の強いシャワー水
として吐出される。
【００１３】
【考案の効果】この考案は上記の構成であるから、次の
利点を有する。(1) 浴室用シャワーヘッドに於いて、シ
ャワーヘッドの下部に多数の細孔を備えた第１散水板と
多数の太孔を備えた第２散水板を取付け、切換ボタンの
操作でいづれか一方からの吐水を可能にしたので、細孔
からの吐水により感触がソフトなシャワー水として利用
したり、太孔からの吐水により荒目で肌への刺激の強い
シャワー水として利用することができる。(2) 従来の浴
室用シャワーヘッドと比較して細孔からの吐水と太孔か
らの吐水を選択することができるので、通常は太孔から
のシャワー水を利用し幼児へのシャワー水には肌触りの
滑らかな細孔を使用するなど、使用状況又は好みに応じ
て最適なシャワー水を得ることができる。
利点を有する。(1) 浴室用シャワーヘッドに於いて、シ
ャワーヘッドの下部に多数の細孔を備えた第１散水板と
多数の太孔を備えた第２散水板を取付け、切換ボタンの
操作でいづれか一方からの吐水を可能にしたので、細孔
からの吐水により感触がソフトなシャワー水として利用
したり、太孔からの吐水により荒目で肌への刺激の強い
シャワー水として利用することができる。(2) 従来の浴
室用シャワーヘッドと比較して細孔からの吐水と太孔か
らの吐水を選択することができるので、通常は太孔から
のシャワー水を利用し幼児へのシャワー水には肌触りの
滑らかな細孔を使用するなど、使用状況又は好みに応じ
て最適なシャワー水を得ることができる。
【図１】本案浴室用シャワーヘッドの第１散水板から吐
水する場合の横断面図である。
水する場合の横断面図である。
【図２】本案浴室用シャワーヘッドの第２散水板から吐
水する場合の横断面図である。
水する場合の横断面図である。
【図３】本案浴室用シャワーヘッドの縦断面図である。
【図４】本案浴室用シャワーヘッドの底面図である。
【図５】従来技術の説明図である。
【符号の説明】 １ シャワーヘッド ３ 流路 ４ 切替室 ６ 仕切板 ８ 第１弁孔 ８ａ 第２弁孔 ９ 切換ボタン １４，１４ａ 弁体 １６ 第１散水板 １６ａ 第２散水板 ２０ 細孔 ２１ 太孔
Claims (2)
- 【請求項１】 シャワーヘッドの流路先端に切替室を形
成し、該切替室に２つの弁孔が穿設された仕切板を収容
し、切換ボタンと連繋した弁体の移動で２つの弁孔を交
互に開閉する浴室用シャワーヘッドに於いて、１方の弁
孔の下部には多数の細孔を備えた第１散水板を取付け、
他方の弁孔の下部には多数の太孔を備えた第２散水板を
取付けたことを特徴とする浴室用シャワーヘッド。 - 【請求項２】 第１散水板と第２散水板は前後何れにも
付替え自在にしたことを特徴とする請求項１記載の浴室
用シャワーヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993069439U JP2602527Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 浴室用シャワーヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993069439U JP2602527Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 浴室用シャワーヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739950U JPH0739950U (ja) | 1995-07-18 |
| JP2602527Y2 true JP2602527Y2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=13402676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993069439U Expired - Fee Related JP2602527Y2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 浴室用シャワーヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602527Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3898933B2 (ja) * | 2001-10-19 | 2007-03-28 | 株式会社三栄水栓製作所 | 水栓の吐水口用整流器 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP1993069439U patent/JP2602527Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0739950U (ja) | 1995-07-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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