JP2602178Y2 - タクシーメータの時刻補正装置 - Google Patents

タクシーメータの時刻補正装置

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JP2602178Y2
JP2602178Y2 JP2422393U JP2422393U JP2602178Y2 JP 2602178 Y2 JP2602178 Y2 JP 2602178Y2 JP 2422393 U JP2422393 U JP 2422393U JP 2422393 U JP2422393 U JP 2422393U JP 2602178 Y2 JP2602178 Y2 JP 2602178Y2
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史郎 小野
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、時計機構を内蔵して
時間帯に応じた料金を自動演算するタクシーメータにお
ける時刻補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タクシー料金においては、時間帯により
通常料金と割増料金とがあるが、タクシーメータによる
対応の動向としては、全自動割増(割増時間になったら
自動的に料金が切替わる)の方向である。全自動割増機
能を有するタクシーメータとしては、例えば特開平4−
54690号公報に記載されたものがある。このような
全自動割増機能を備えたタクシーメータにおいては、時
計精度が問題となるため、上記公報記載のものでは、ラ
ジオ放送の毎正時における時報音の波長パターンを受信
したときに、内蔵する時計の時刻を補正するようにして
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタクシーメータにおいては、次のような問題
がある。
【0004】(1) 最初は通常の時計と同様に人手により
時刻を合わせる必要があり、煩わしい。
【0005】(2) 時報音は1時間毎であるため、時刻補
正は1時間に1回しかできず、また車両の移動状況によ
っては、1日補正できないこともあり得る。
【0006】(3) 放送局の周波数を地域毎に設定しなけ
ればならず、手間がかかる。
【0007】(4) 放送局の該当エリアから離れた場合に
受信できなくなる。
【0008】これらにより、内蔵する時計の精度を高く
維持するには、多くの弊害がある。
【0009】そこで、この考案は、タクシーメータに内
蔵される時計の精度をより高く維持することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、タクシーに、電波送信所から送信され
る原子周波数標準器による時刻をタイムベースとした長
波の標準時刻電波からなる時刻信号電波を受信する受信
手段を搭載し、前記タクシーに搭載されているタクシー
メータには、時計と、この時計による時刻に基づいて自
動的に割増時間等の時間帯に応じた料金を走行距離に応
じて演算する料金演算手段と、前記受信手段が受信した
現在時刻に基づいて前記時計による時刻を補正する時刻
補正手段とをそれぞれ設けた構成としてある。
【0011】
【作用】このような構成のタクシーメータの時刻補正装
置によれば、タクシーに搭載されている受信手段が、原
子周波数標準器からの長波の時刻信号電波を受信する
と、時刻補正手段は、タクシーメータに内蔵されている
時計による時刻を補正する。この補正した時刻に基づい
て、自動的に、例えば割増時間等の時間帯に応じた料金
が走行距離に応じて料金演算手段により演算される。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づき説明
する。
【0013】図1は、この発明の一実施例を示すタクシ
ーメータの時刻補正装置の全体構成図である。タクシー
1には、走行距離に応じた料金を演算し表示するタクシ
ーメータ3及び、時刻信号電波を受信する受信手段とし
ての受信機5が取付けられている。時刻信号電波は、電
波送信所7から送信されるセシウムビーム型原子周波数
標準器による時刻をタイムベースとした40KHzの標
準時刻電波であり、アンテナ9を介して受信機5に入力
される。なお、この標準時刻電波は、例えば日本におい
ては、茨城県の三和町にある郵政省通信総合研究所から
40KHzの電波(JG2AS)によって日本の標準時
刻信号として送信されており、モールス信号のようなか
たちで0.5秒の電波の断続により、時刻を示す符号と
なっている。この符号は1分間を一つの単位として、そ
の中に分・時・日(1月1日からの通算日)・1秒以内
の地球の自転との誤差、を表示している。また、標準時
刻電波は40KHzという波長の長い長波であるので、
地表波の減衰がなく、空間波も最下部電離層で反射する
ため、周波数、強度ともに安定して広範囲に届く。この
ため、前述した三和町から出力される電波は、ここを中
心に半径約1000km以上に及び、ほぼ日本全域がカ
バーされる。
【0014】タクシーメータ3は、図2のブロック図に
示すように、時計11を内蔵するとともに、受信機5に
より受信した現在の正確な時刻に基づき、時計11の時
刻を補正する時刻補正手段13及び、時計11の時刻に
基づいて時間帯に応じた料金(例えば通常料金に対して
午後11時から午前5時までの深夜時間割増料金)を走
行距離に応じて演算する料金演算手段15を備えてい
る。時刻補正手段13は、例えば1時間毎や割増時間帯
の10分前(午後10時50分)など、あらかじめ設定
された時刻に受信回路がオープンする受信機5から時刻
信号の入力を受ける。時刻補正手段13及び料金演算手
段15は、マイクロプロセッサで構成されるCPU,制
御プログラムなどが格納されるROM,各種データを一
時格納するためのRAMをそれぞれ備えている。
【0015】図3は、料金演算手段15による自動割増
切換動作を示すフローチャートである。まず、営業中か
どうかを所定の操作スイッチの操作状態によって判断し
(ステップ301)、営業中であれば時計11から時刻
を読取り(ステップ303)、割増時間帯かどうかを判
断する(ステップ305)。ここで、通常の時間帯の場
合には、通常の料金を走行距離に応じて演算する(ステ
ップ307)。一方、割増時間帯の場合には、割増料金
を走行距離に応じて演算し表示する(ステップ30
9)。なお、料金演算にあたり、走行速度が所定値以下
の場合にはそのときの走行時間に応じた料金を加算す
る。そして、前述した操作スイッチが操作されて営業終
了となったら(ステップ311)、営業データをRAM
に格納し、表示をリセットするなどの営業終了処理を行
う(ステップ313)。
【0016】図4は、時刻補正手段13による時計11
の時刻を補正する動作を示すフローチャートである。あ
らかじめ設定された時刻補正時かどうか判断し(ステッ
プ401)、設定時刻であれば、受信機5から時刻信号
電波を入力する(ステップ403)。ここで時刻信号電
波が正常に受信されていれば(ステップ405)、時計
11の時刻と受信時刻とを比較し(ステップ407)、
その差が許容範囲内であれば、時計11の時刻を受信し
た時刻に補正する(ステップ409)。前記差が許容範
囲外(例えば30分以上)の場合には、時計11の時刻
を信用し、再度時刻信号電波を入力する。また、ステッ
プ405あるいはステップ407の判断がNOとなるの
が連続して例えば5回続いた場合には、処理を終了し、
次の設定時刻までは時計11の時刻は変更しない(図示
なし)。
【0017】このように上記実施例では、1分間を一つ
の単位として示す符号からなる時刻信号電波をタクシー
1に搭載した受信機5で受信し、この時刻信号電波に基
づき内蔵する時計11の時刻補正を行うので、 (1) 人手により時計11の時刻を補正する必要がなく、
タクシー1に搭乗中の運転手による操作の危険性と煩雑
さの問題、さらに運転手があえて時刻補正しないことに
よる不正操作を防止できる。
【0018】(2) 時刻信号電波は1分毎に常時出力され
ているので、時刻補正はあらかじめ設定したときに行え
る。
【0019】(3) 時刻信号電波は、40KHzの決めら
れた信号であるので、ラジオの放送局による時報音を受
信する場合のように受信周波数を地域毎に設定するとい
う作業が不要となる。
【0020】(4) 時刻信号電波は、絶えず発信されてい
る40KHzの長波を利用しているので、広範囲に安定
して届き、ラジオの放送局による時報音を受信する場合
のように、放送局の該当エリアから離れた場合や、時報
音発信時にちょうどトンネル内、ビルの谷間等を通過し
ている場合等に受信できなくなるというような不具合を
防止できる。
【0021】などの利点があり、内蔵する時計11の精
度をより高く維持することが可能となる。
【0022】
【0023】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案によ
れば、原子周波数標準器からの長波の標準時刻電波を受
信する受信手段をタクシーに搭載し、この受信手段が受
信した現在時刻に基づいて、タクシーメータにおける時
計の時刻補正を行うようにしたため、次のような効果を
奏する。
【0024】(1) 人手により時計の時刻を補正する必要
がなく、タクシーに搭乗中の運転手による操作の危険性
と煩雑さの問題、さらに運転手があえて時刻補正しない
ことによる不正操作を防止できる。
【0025】(2) 時刻信号電波は常時出力されているの
で、時刻補正はあらかじめ設定したときに行える。
【0026】(3) 時刻信号電波は、所定の周波数に決め
られた信号であるので、ラジオの放送局による時報音を
受信する場合のように周波数を地域毎に設定するという
作業が不要となる。
【0027】(4) 時刻信号電波は、絶えず発信されてい
る標準時刻電波の長波を利用しているので、広範囲に安
定して届き、ラジオの放送局による時報音を受信する場
合のように、タクシーの移動により放送局の該当エリア
から離れた場合や、時報音発信時にちょうどトンネル
内、ビルの谷間等を通過している場合等に受信できなく
なるというような不具合を防止できる。
【0028】これらの利点により、内蔵する時計の精度
をより高く維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すタクシーメータの時
刻補正装置の全体構成図である。
【図2】図1の時刻補正装置のブロック図である。
【図3】料金演算手段による自動割増切換動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】時刻補正手段による時計の時刻を補正する動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 タクシー 3 タクシーメータ 5 受信機(受信手段) 7 電波送信所 11 時計 13 時刻補正手段 15 料金演算手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−269087(JP,A) 特開 昭62−166135(JP,A) 特開 平3−54920(JP,A) 特開 平4−119020(JP,A) 実開 平3−113192(JP,U) 実開 平6−70044(JP,U) 実開 平3−121469(JP,U) 実開 昭63−97171(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04G 1/00 - 15/00 G07B 11/00 - 17/04 G06F 15/20 - 15/20 102 G06F 15/21 - 15/21 360 G06F 15/24 - 15/28 B60R 9/00 - 11/06 H04B 7/24 - 7/26 113 H04Q 7/00 - 7/04 H04B 1/06 H04B 1/16 H03L 1/00 - 7/14 H03L 7/24 - 7/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タクシーに、電波送信所から送信される
    原子周波数標準器による時刻をタイムベースとした長波
    の標準時刻電波からなる時刻信号電波を受信する受信手
    段を搭載し、前記タクシーに搭載されているタクシーメ
    ータには、時計と、この時計による時刻に基づいて自動
    的に割増時間等の時間帯に応じた料金を走行距離に応じ
    て演算する料金演算手段と、前記受信手段が受信した現
    在時刻に基づいて前記時計による時刻を補正する時刻補
    正手段とをそれぞれ設けたことを特徴とするタクシーメ
    ータの時刻補正装置。
JP2422393U 1993-05-11 1993-05-11 タクシーメータの時刻補正装置 Expired - Lifetime JP2602178Y2 (ja)

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