JP2602162Y2 - 車両用板ガラスの加工工具 - Google Patents

車両用板ガラスの加工工具

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JP2602162Y2
JP2602162Y2 JP1993022298U JP2229893U JP2602162Y2 JP 2602162 Y2 JP2602162 Y2 JP 2602162Y2 JP 1993022298 U JP1993022298 U JP 1993022298U JP 2229893 U JP2229893 U JP 2229893U JP 2602162 Y2 JP2602162 Y2 JP 2602162Y2
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polishing
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drilling
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幸宏 渡辺
瑞樹 西
敏之 砂子田
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Nachi Fujikoshi Corp
Central Glass Co Ltd
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Nachi Fujikoshi Corp
Central Glass Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用ガラス板の所要
部の穿孔加工、孔仕上げ加工、およびガラス板エッジ
部、すなわちガラス板端面域の研磨加工の各機能を備え
た車両用ガラス板の加工工具に関する。車両用ガラス板
においては外形形状はもとより、エッジ部においても複
雑な形状にすることによって機能の向上を図っており、
取付け孔の穿設加工を施すとともに、ガラス板エッジ部
においても、ある部分はペンシェルエッジ加工を施し、
別の部分は糸面取り加工を施す等、穿孔、板周縁部エッ
ジ研磨加工自体も複雑多岐にわたるが、そのようなケー
スに好適に採用し得るものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】例えば特開平3 −281160号に
は、研磨装置に一ないし二以上の端面V型またはU型の
研磨ホイールを装着し、ガラス板端面を適宜研磨する装
置が開示されている。しかし、かかる発明による装置で
は、ガラス端面の各種研磨を能率的に行うことはできる
が、穿孔、あるいは更に該孔のシーミングを併せて行う
ことはできないという欠点がある。
【0003】また、本出願人が先に出願した発明にかか
る特願平4 −278898号には、板ガラスに孔を穿ち、切抜
き加工するドリルに、該切抜き部を所望の形状に整えか
つシーミングする研磨部を具設したフラットダイヤモン
ドドリルを提唱した。かかる発明によるドリルは、穿
孔、切抜きおよびこれらエッジ部の研磨を効率的に行う
ことができ、特異形状の孔の穿設(切抜き)・シーミン
グに好適である。しかし研磨具はドリルに付随する小径
のものに過ぎず、例えば板ガラス周縁部を研磨加工しよ
うとする場合は研磨能率が極端に劣る。さらにガラス端
面を二種以上の各種形状に研磨加工することができない
という欠点がある。
【0004】しかるに、近年、車両用ガラス板において
は、図3のサイドウインドウ用ガラスに例示されるよう
に、所要箇所に扉枠等の枠に取付けるための取付け孔の
穿設およびシーミング加工を施すとともに、ガラス板エ
ッジ部においても、ある部分はペンシェルエッジ加工を
施し、別の部分は糸面取り加工を施す等、所要部の穿
孔、およびエッジ研磨加工自体も複雑多岐にわたるのに
対し、前記従来技術においては穿孔、およびそれとは加
工部位の異なるエッジの研磨を一つの工具により効率、
能率的、迅速に行うことはできない。
【0005】すなわち、先述したような従来工具では、
前記の如き加工を行うためには、一回以上の工具変換が
必要であり、工具変換による時間のロスを生ずるととも
に、各々の工具の管理の手間も無視できない。本考案は
これら従来技術の欠点を解消するものであり、簡易な構
成で、穿孔、研磨効率、能率を格段に増大した穿孔・エ
ッジ研磨複合工具を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案は、車両用ガラ
ス板の所要部の穿孔加工、および板のエッジ部の研磨加
工を数値制御により1台の工具で連続的に行うための工
具であって、複数の研磨ホイールの中心部嵌合孔を嵌挿
し装着するためのシャフトが、回転軸として作用し、先
端に穿孔具のシャンクを取付ける締付けチャックを有し
てなり、外周面に溝条または突条を配し、該部に砥粒を
埋込んだエッジ研磨用ホイールを前記シャフトに着脱可
能に装着するとともに、穿孔具を締付けチャックに着脱
可能としてなる車両用ガラス板の加工工具である。前記
車両用ガラス板の加工工具は、研磨ホイールを複数装着
したものであって、各ホイールの外周面の溝条あるいは
突条の断面形状、砥粒材質、または砥粒サイズの少なく
ともいずれかを互いに異ならせることができる。
【0007】しかして車両用ガラス板の所要部の穿孔、
あるいは更に該部のシーミングに加え、ガラス板端面を
含む適所のエッジ研磨機能を備え、逐一部品を交換する
ことなく穿孔、エッジ研磨を一工具で効率的、能率的に
行える車両用ガラス板の加工工具を提供するものであ
る。
【0008】
【実施例】以下に、車両用ガラス板の穿孔、エッジ研磨
の一実施例を例示して本考案を説明する。図1、図2の
側面図において、図1は本考案の車両用ガラス板の加工
工具である複合工具基部を示し、図2は穿孔具および
2種の研磨ホイールを装着した状態を示す。図3Aは一
例として自動車用窓ガラスサイドウインドゥの平面
図、図3Bは図3AのB−B線の断面形状を示した部分
断面図、図3Cは図3AのC−C線の断面形状を示した
部分断面図である。
【0009】図1、図2において、1 車両用ガラス板
の加工工具、すなわち穿孔・エッジ研磨複合工具の基部
で、2 は駆動モーターを備えた本体の受け部材3 に接続
一体化するための取付け部であり、4 は穿孔部、研磨ホ
イール部、および被加工ガラスに冷却用あるいは潤滑用
の水や液を供給するうえでの液採入れ孔、5 、5 はエッ
ジ研磨に際して該部に前記液を供給する給液孔である。
6 は複数の研磨ホイール例えば10、11の中心部嵌合孔を
嵌挿し装着するためのシャフトであり、それ自体回転軸
として作用し、先端に穿孔具( ドリル)7のシャンク8 を
取付ける締付けチャック9 を有してなる。
【0010】図2において、10は外周端面がU型溝条を
呈し、例えば粒度 400番のダイヤモンド砥粒を埋込んだ
研磨ホイール、11は外周端面がV型溝条を呈し、例えば
粒度270 番のダイヤモンド砥粒を埋込んだ研磨ホイール
を例示したものであるが、これに限らず、外周端面が各
種形状の溝条あるいは逆に突条を呈するもの、また、研
磨砥粒の材質、サイズが各種異なるもの等を着脱可能に
装着することができ、予め穿孔、エッジ研磨するガラス
板の所要加工目的に応じ、シャフト6 に前記穿孔具およ
び二種以上の研磨ホイールを装着しておくことにより、
逐一ホイールを交換することなく研磨が行えるようにす
る。
【0011】またドリル7 は、穿孔部に加え、被穿孔ガ
ラスのシーミングのためのシーマー7'を一以上備えるこ
とができる。シーマー7'は複数備えることにより、例え
ば一つは粗削り用、一つは仕上げ研磨用等適宜使い分け
る。なお、図示しないが先述の液採入れ孔5 、5 からの
液は、公知の手段により、シャフト6 の中空部、シャン
ク8 の中空部を介してシーマ部7'やドリル7 の先端部に
供給することができるのはいうまでもない。
【0012】図3Aにおいて、12は自動車窓ガラスであ
り、その縁部a〜b〜cは、B−B線部分断面図3B、
13に示すように断面が円弧型のいわゆるペンシェルエッ
ジで肌理細かく研磨し、縁部a〜d〜cは扉枠に隠蔽さ
れる部分であって、C−C線部分断面図3C、14に示す
ように糸面取りで、肌理は細かくする必要はないが面取
り加工が施される。また図3Aにおいて12' 、12' は窓
昇降部材 (図示せず) を介して扉枠に取付けるための取
付け孔である。
【0013】本穿孔・エッジ研磨複合工具による穿孔、
エッジ研磨は、数値制御による自動的な穿孔、研磨加工
法を採用する。穿孔、エッジ研磨の手順を示せば、ま
ず、図3の外形形状に切断されたガラス12は、図示しな
い支持台に載置固定される。なお、支持台は水平移動、
旋回、昇降可能とするものである。
【0014】次いで図示しない穿孔・研磨装置本体に昇
降可能(あるいは更に水平移動可能)に支持された穿孔
・エッジ研磨複合工具を上方より降下させ、まずドリル
7 により孔12' 、12' を穿設する。なお、該孔12' 、1
2' は、さらにシーマー7'により仕上げ研磨される。そ
の後、例えば支持台を昇降調整し、さらに適宜水平方向
に移動旋回させつつ、ガラスの縁部a〜b〜cを研磨ホ
イール10に順次当てがって研磨、ペンシェルエッジ加工
を施してゆき、さらに同様に、縁部a〜d〜cを研磨ホ
イール11に順次当てがって研磨、糸面取り加工を施すこ
とにより、穿孔、エッジ研磨が完成するものである。こ
の間、穿孔具、研磨ホイールは逐一交換する必要がな
く、また、数値制御により、自動的に穿孔、エッジ研磨
を施すことができるので能率的、効率的にこれら加工処
理が行える。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、各穿孔、エッジ研磨具
を逐一交換する必要がないので能率的、効率的に穿孔、
エッジ研磨が行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の穿孔・エッジ研磨複合工具の基部を示
す側面図である。
【図2】複合工具において、穿孔具および2種の研磨ホ
イールを装着した状態を示す側面図である。
【図3】図3Aは自動車用窓ガラス(例えばサイドウイ
ンドゥ)の平面図、図3Bは図3AのB−B線の断面形
状を示した部分断面図、図3Cは図3AのC−C線の断
面形状を示した部分断面図である。
【符号の説明】1 ----穿孔・エッジ研磨複合工具の基部 7 ----ドリル 10、11----研磨ホイール
フロントページの続き (72)考案者 砂子田 敏之 富山県富山市石金20番地 株式会社不二 越 工具製造所内 (56)参考文献 特開 平3−281160(JP,A) 実開 昭62−74959(JP,U) 実開 平2−51020(JP,U) 実開 昭63−176011(JP,U) 実開 平4−28955(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 9/10 B23B 51/08 B24D 7/18

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用ガラス板の所要部の穿孔加工、およ
    び板のエッジ部の研磨加工を数値制御により1台の工具
    で連続的に行うための工具であって、複数の研磨ホイー
    ルの中心部嵌合孔を嵌挿し装着するためのシャフトが、
    回転軸として作用し、先端に穿孔具のシャンクを取付け
    る締付けチャックを有してなり、外周面に溝条または突
    条を配し、該部に砥粒を埋込んだエッジ研磨用ホイール
    を前記シャフトに着脱可能に装着するとともに、穿孔具
    を締付けチャックに着脱可能としてなることを特徴とす
    る車両用ガラス板の加工工具。
  2. 【請求項2】研磨ホイールを複数装着したものであっ
    て、各ホイールの外周面の溝条あるいは突条の断面形
    状、砥粒材質、または砥粒サイズの少なくともいずれか
    を互いに異ならせたことを特徴とする請求項1記載の
    両用ガラス板の加工工具。
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