JP2602140B2 - フローティングタンクの断熱屋根の施工方法 - Google Patents
フローティングタンクの断熱屋根の施工方法Info
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- JP2602140B2 JP2602140B2 JP3356400A JP35640091A JP2602140B2 JP 2602140 B2 JP2602140 B2 JP 2602140B2 JP 3356400 A JP3356400 A JP 3356400A JP 35640091 A JP35640091 A JP 35640091A JP 2602140 B2 JP2602140 B2 JP 2602140B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- floating tank
- foam layer
- tank
- panel
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原油、重抽、ナフサ等
を貯蔵する大型フローティングタンクの断熱屋根の施工
方法の改良に関する。
を貯蔵する大型フローティングタンクの断熱屋根の施工
方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フローティングタンクの屋根部断
熱の施工方法として、ロックウールフェルト等の材料を
用いた不燃または準不燃パネルを屋根表面の所定位置に
接着剤で固着し、そのあとパネル表面および端末部分に
防水材を塗布する方法が採用されている。
熱の施工方法として、ロックウールフェルト等の材料を
用いた不燃または準不燃パネルを屋根表面の所定位置に
接着剤で固着し、そのあとパネル表面および端末部分に
防水材を塗布する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記パネルを用いた施
工方法は、パネルを接着剤で固着して構成するので、下
記に列挙する点が問題とされている。 (1)パネルを所定位置に取り付けるためのマーキング
が必要になる。 (2)接着剤を所定位置に塗布する作業がある。 (3)大量のパネルをタンク屋根部にクレーン等で揚げ
る作業がある。 (4)接着剤は2液反応タイプのため、硬化するまでパ
ネルを固定保持しておく必要がある。 (5)パネルの表面および端末部を防水材でシールし、
雨水の浸入を防止しなければならない。 (6)現場で各種の作業が必要なため、施工工程が長く
なり、これがコスト高になる大きな要因となっている。 (7)更にパネルの形状の設計、製作、保管、輸送等に
多大の労力を要し、これもコスト高になる要因となって
いる。 (8)また、接着剤の現場での秤量、攪拌、塗布等の作
業で施工不良が発生しやすい。 (9)パネルと屋根板面が全面接着できないので、端末
部の施工不良部より雨水が浸入した場合、内部まで入り
込むために、タンク屋根板が腐食するおそれがある。
工方法は、パネルを接着剤で固着して構成するので、下
記に列挙する点が問題とされている。 (1)パネルを所定位置に取り付けるためのマーキング
が必要になる。 (2)接着剤を所定位置に塗布する作業がある。 (3)大量のパネルをタンク屋根部にクレーン等で揚げ
る作業がある。 (4)接着剤は2液反応タイプのため、硬化するまでパ
ネルを固定保持しておく必要がある。 (5)パネルの表面および端末部を防水材でシールし、
雨水の浸入を防止しなければならない。 (6)現場で各種の作業が必要なため、施工工程が長く
なり、これがコスト高になる大きな要因となっている。 (7)更にパネルの形状の設計、製作、保管、輸送等に
多大の労力を要し、これもコスト高になる要因となって
いる。 (8)また、接着剤の現場での秤量、攪拌、塗布等の作
業で施工不良が発生しやすい。 (9)パネルと屋根板面が全面接着できないので、端末
部の施工不良部より雨水が浸入した場合、内部まで入り
込むために、タンク屋根板が腐食するおそれがある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記に列挙した従来のフロー
ティングタンクの断熱屋根の施工方法の問題点をすべて
解消するためになされたものであって、施工工程の大幅
な短縮化とコスト低減が図れるフローティングタンクの
断熱屋根の施工方法を提供することを目的としている。
ティングタンクの断熱屋根の施工方法の問題点をすべて
解消するためになされたものであって、施工工程の大幅
な短縮化とコスト低減が図れるフローティングタンクの
断熱屋根の施工方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、フローティン
グタンクの断熱屋根の施工方法において、まず屋根板表
面に、イソシアネート変性フェノール樹脂発泡原液のス
プレー施工による発泡体層を形成し、次にこの発泡体層
表面に合成ゴムのスプレー施工による防水層を形成する
ことを要旨としている。
グタンクの断熱屋根の施工方法において、まず屋根板表
面に、イソシアネート変性フェノール樹脂発泡原液のス
プレー施工による発泡体層を形成し、次にこの発泡体層
表面に合成ゴムのスプレー施工による防水層を形成する
ことを要旨としている。
【0006】
【作用】上記のように、イソシアネート変性フェノール
樹脂のスプレー施工によって発泡体層を形成することに
より、難燃性をもつ断熱発泡体層が屋根板と一体に形成
される。また、このイソシアネート変性フェノール樹脂
の発泡体層は柔軟性に優れているので、屋根板に発生す
る大きな変形に追従できる。
樹脂のスプレー施工によって発泡体層を形成することに
より、難燃性をもつ断熱発泡体層が屋根板と一体に形成
される。また、このイソシアネート変性フェノール樹脂
の発泡体層は柔軟性に優れているので、屋根板に発生す
る大きな変形に追従できる。
【0007】
【実施例】図1〜図4に本発明の方法によって施工され
たフローティングタンクの断熱屋根の一実施例を示す。
同図において、1はフローティングタンクのタンク本
体、2は屋根板、2aは屋根板外周にあるポンツーン
(浮体)、2bはゴムシール部材、3はサポート、4は
排水部、4aは蛇腹型排水ホースであり、Aは屋根板表
面に設けられた本発明による断熱体を示す。
たフローティングタンクの断熱屋根の一実施例を示す。
同図において、1はフローティングタンクのタンク本
体、2は屋根板、2aは屋根板外周にあるポンツーン
(浮体)、2bはゴムシール部材、3はサポート、4は
排水部、4aは蛇腹型排水ホースであり、Aは屋根板表
面に設けられた本発明による断熱体を示す。
【0008】上記断熱体Aを形成するに当たっては、ま
ず、屋根板面にエポキシ系、ウレタン系、タール系等の
耐蝕性に優れた塗料を用いて防食塗装膜5を形成する。
このあと、イソシアネート変性フェノール樹脂発泡原液
をスプレー機械によりスプレーし、発泡反応−固化によ
り屋根板表面に発泡体層6を形成する。次に前記発泡体
層6の表面に合成ゴムをスプレー機械によりスプレーし
て防水層7を形成する。
ず、屋根板面にエポキシ系、ウレタン系、タール系等の
耐蝕性に優れた塗料を用いて防食塗装膜5を形成する。
このあと、イソシアネート変性フェノール樹脂発泡原液
をスプレー機械によりスプレーし、発泡反応−固化によ
り屋根板表面に発泡体層6を形成する。次に前記発泡体
層6の表面に合成ゴムをスプレー機械によりスプレーし
て防水層7を形成する。
【0009】なお、図2に示すように、タンク屋根板の
溶接部分2cは、点検のため発泡体層を施工しない場合
がある。この場合は、合成ゴムを屋根板に直接スプレー
する。屋根板2の断熱体として用いている前記イソシア
ネート変性フェノール樹脂発泡体は、JISA1321
の難燃2級に合格しており、断熱性と難燃性を兼ね備え
ている。
溶接部分2cは、点検のため発泡体層を施工しない場合
がある。この場合は、合成ゴムを屋根板に直接スプレー
する。屋根板2の断熱体として用いている前記イソシア
ネート変性フェノール樹脂発泡体は、JISA1321
の難燃2級に合格しており、断熱性と難燃性を兼ね備え
ている。
【0010】合成樹脂発泡体として多様されているポリ
ウレタンフォームは可燃性であるため、前記屋根板断熱
材として使用できない。また、従来のポリフェノールフ
ォームの場合、反応温度約60℃、反応時間約30秒で
あるので、現場スプレー施工はできなかったが、前記イ
ソシアネート変性フェノール樹脂の場合、反応温度は常
温、反応時間約3秒と極めて早く、現場発泡施工に適し
ている。
ウレタンフォームは可燃性であるため、前記屋根板断熱
材として使用できない。また、従来のポリフェノールフ
ォームの場合、反応温度約60℃、反応時間約30秒で
あるので、現場スプレー施工はできなかったが、前記イ
ソシアネート変性フェノール樹脂の場合、反応温度は常
温、反応時間約3秒と極めて早く、現場発泡施工に適し
ている。
【0011】しかも、上記イソシアネート変性フェノー
ル樹脂材料は自己接着性があって、柔軟性に優れている
ため、大型タンクの屋根板(直径50〜60m)に発生
する大きな変形に追従できるので、応力歪による亀裂の
発生は生じない。また、タンク点検時などで、屋根の上
を作業者が歩くことがあるが、このような条件下でも、
上記発泡体層は破損する心配のない強度を有している。
ル樹脂材料は自己接着性があって、柔軟性に優れている
ため、大型タンクの屋根板(直径50〜60m)に発生
する大きな変形に追従できるので、応力歪による亀裂の
発生は生じない。また、タンク点検時などで、屋根の上
を作業者が歩くことがあるが、このような条件下でも、
上記発泡体層は破損する心配のない強度を有している。
【0012】フローティングタンクの屋根は雨水が溜り
やすく、使用する断熱材に高度の耐水性が要求される
が、前記発泡体層は独立気泡のため、この点でも優れて
いる。
やすく、使用する断熱材に高度の耐水性が要求される
が、前記発泡体層は独立気泡のため、この点でも優れて
いる。
【0013】また、上記発泡体層は自己接着による全面
接着のため、万一、不良部分が発生しても、そこだけに
とどまるので、安定した断熱性能が期待できる。また、
自己接着による全面接着は耐水性の点でも有利であり、
屋根板の腐食に対して効果的である。更に発泡体層内に
水が浸入した場合においても、発泡体自体も腐食性を示
さず、かつ屋根板に防食塗装が形成されているので、屋
根板自体を腐食から防ぐことができる。
接着のため、万一、不良部分が発生しても、そこだけに
とどまるので、安定した断熱性能が期待できる。また、
自己接着による全面接着は耐水性の点でも有利であり、
屋根板の腐食に対して効果的である。更に発泡体層内に
水が浸入した場合においても、発泡体自体も腐食性を示
さず、かつ屋根板に防食塗装が形成されているので、屋
根板自体を腐食から防ぐことができる。
【0014】一方、合成ゴムの防水層は高度な耐水性を
有し、かつ上記発泡体層表面と密着しているので、浸水
状態でも長期的な耐水性を保持できる。
有し、かつ上記発泡体層表面と密着しているので、浸水
状態でも長期的な耐水性を保持できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフローテ
ィングタンクの断熱屋根の施工方法によれば、まず、イ
ソシアネート変性フェノール樹能発泡原液のスプレー施
工により屋根板表面に発泡体層を形成し、次にその表面
にゴムのスプレー施工により防水層を形成しているの
で、従来のパネル張り付けによる断熱屋根の施工方法の
ような、マーキング、荷揚げ保管、接着作業、接着剤が
硬化するまでの養生等、多くの作業を皆無とすることが
できる。
ィングタンクの断熱屋根の施工方法によれば、まず、イ
ソシアネート変性フェノール樹能発泡原液のスプレー施
工により屋根板表面に発泡体層を形成し、次にその表面
にゴムのスプレー施工により防水層を形成しているの
で、従来のパネル張り付けによる断熱屋根の施工方法の
ような、マーキング、荷揚げ保管、接着作業、接着剤が
硬化するまでの養生等、多くの作業を皆無とすることが
できる。
【0016】また、本発明によれば、発泡原液およびゴ
ムのスプレー作業だけでよいから、断熱屋根構造の施工
工程の短縮化とコスト低減による顕著な効果が期待でき
る。さらにまた発泡体層は自己接着による全面接着のた
め、雨水による腐食に対しても効果的である。
ムのスプレー作業だけでよいから、断熱屋根構造の施工
工程の短縮化とコスト低減による顕著な効果が期待でき
る。さらにまた発泡体層は自己接着による全面接着のた
め、雨水による腐食に対しても効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローティングタンク
の断面図である。
の断面図である。
【図2】断熱屋根構造の拡大斜視図である。
【図3】排水部寄りの断熱屋根構造部分の断面図であ
る。
る。
【図4】サポート寄りの断熱屋根構造部分の断面図であ
る。
る。
1 フローティングタンクのタンク本体 2 屋根板 2a ポンツーン 2b ゴムシール部材 2c 屋根板溶接部分 3 サポート 4 排水部 4a 排水ホース 5 防食塗装膜 6 イソシアネート変性フェノール樹脂発泡体層 7 ゴム防水層 A 断熱体
Claims (1)
- 【請求項1】 フローティングタンクの断熱屋根の施工
方法において、屋根板表面に、イソシアネート変性フェ
ノール樹脂発泡原液のスプレー施工によって発泡体層を
形成し、その発泡体層表面に合成ゴムのスプレー施工に
よって防水層を形成することを特徴とするフローティン
グタンクの断熱屋根の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356400A JP2602140B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | フローティングタンクの断熱屋根の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356400A JP2602140B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | フローティングタンクの断熱屋根の施工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178391A JPH05178391A (ja) | 1993-07-20 |
| JP2602140B2 true JP2602140B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=18448834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3356400A Expired - Lifetime JP2602140B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | フローティングタンクの断熱屋根の施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2602140B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2589925B2 (ja) * | 1993-01-14 | 1997-03-12 | ニチアス株式会社 | 浮き屋根式タンクの浮き屋根断熱施工方法 |
| JP5305875B2 (ja) * | 2008-12-05 | 2013-10-02 | 明星工業株式会社 | フローティングタンク屋根部の断熱構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56131179A (en) * | 1980-03-06 | 1981-10-14 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Floating roof heatproof structure for floating roof type tank |
| JPH0764910B2 (ja) * | 1989-10-18 | 1995-07-12 | 東ソー株式会社 | フェノール系ウレタンフォームの製造法 |
| JP2857186B2 (ja) * | 1989-11-21 | 1999-02-10 | 旭電化工業株式会社 | フェノールウレタンフォーム |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3356400A patent/JP2602140B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05178391A (ja) | 1993-07-20 |
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