JP2601380B2 - 自吸式タンク - Google Patents

自吸式タンク

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JP2601380B2
JP2601380B2 JP3076772A JP7677291A JP2601380B2 JP 2601380 B2 JP2601380 B2 JP 2601380B2 JP 3076772 A JP3076772 A JP 3076772A JP 7677291 A JP7677291 A JP 7677291A JP 2601380 B2 JP2601380 B2 JP 2601380B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海水、井戸水、再生水
等を汲み上げる据え置き型のポンプの吸水側に付設され
る自吸式タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】養殖場、海洋水産場等においては、海
水、河川水あるいは井戸水等をポンプによって汲み上げ
て使用している。このポンプには逆止弁(フート弁とも
いう)が付設されていて、ポンプを止めてもポンプに接
続される吸水管内の水が逆流しないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、海水に
海草、合成樹脂シート、泥、砂等からなるゴミが混じっ
ていて前記逆止弁に引っ掛かった場合、吸水管内の水が
下降するので、次にポンプを運転する場合には、揚水す
ることができず、このため呼び水を入れたり、吸水管の
空気を真空装置で抜くなどして吸水管に水を充填し、ポ
ンプを動かす必要があり、この運転準備のために長期の
時間と労力を要するという問題点があった。また、この
ような問題点は、ポンプ自体の漏水による吸水管内の水
の落水によっても生じ、更には吸水管の大きさ、揚程等
によっても微妙に影響されて生じることがあった。本発
明はかかる事情に鑑みてなされたもので、構造が簡単で
呼び水等の必要もなく取扱いの容易な据え置き型のポン
プの吸水側に付設される自吸式タンクを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の自吸式タンクは、養殖場、海洋水産場において海
水、河川水又は井戸水を汲み上げるために使用される据
え置き型のポンプの吸水側に並べて付設される自吸式タ
ンクであって、下部にポンプ接続口が上部に吸い込み口
が設けられたタンク本体の中間部に濾過部材を配置する
と共に、前記タンク本体の下部には逆洗水供給の接続口
を、上部には逆洗水排出の接続口をそれぞれ設け、更
に、前記タンク本体の前記濾過部材が配置されている位
置より上位置には、盲蓋付きの点検孔が設けられてい
る。なお、逆洗用の接続口は、タンク本体に設けるのが
好ましいが、前記ポンプ接続口及び吸い込み口またはこ
れらの延長に分岐口を設け、この分岐口に逆洗用の接続
口を設ける場合も本発明は適用される。また、濾過部材
はロストル状、網状、濾布状のもの何れも含む。
【0005】
【作用】請求項1記載の自吸式タンクは、タンク本体の
下部にポンプ接続口が、タンク本体の上部には吸い込み
口が設けられているので、フート弁等にゴミ、砂が詰ま
って吸水管の水が流れ出しても、タンク本体内の水は残
ることになる。ここでポンプを作動させると、タンク本
体内の水を吸い上げ、これによってタンク本体及び吸水
管が負圧になるので、吸水管に水が吸い上げられ、結果
として支障なくポンプを作動させることができる。そし
て、ゴミあるいは砂等が吸い込まれると、タンク本体に
配置された濾過部材で止められ、ポンプ内には侵入しな
いことになる。一方、濾過部材が詰まった場合には、濾
過部材の前後には逆洗用の接続口を設けているので、逆
方向から水を流すことによって、濾過部材に引っ掛かっ
たゴミ、砂等を除去することができる。そして、逆洗で
も濾過部材からゴミ等を除去できない場合には、点検孔
の盲蓋を開けてゴミ等を取り出す。なお、ここで逆洗水
は水道水、タンク貯水、ポンプ等の呼び水であっても良
い。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。図1に示すように、本発明の一実施例に係る自吸式
タンク10は、下部にポンプ接続口11が、内側上部に
吸い込み口12が配置されたタンク本体13と、該タン
ク本体13内に配置された濾過部材14とを有して構成
されている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0007】前記タンク本体13は、鉄またはステンレ
スの容器からなって、その内容積は該タンク本体13に
連設されている吸水管全部の体積の1/2以上の体積を
有している。なお、該タンク本体13の体積は水の揚程
が高い場合には、揚程高さと以下に説明するポンプ15
を作動させて水が抜かれることによって到達する真空度
を考慮して更に大型にしておく。該タンク本体13の下
部にはフランジ構造のポンプ接続口11が設けられてお
り、ポンプ15に連結できるようになっている。また、
該タンク本体13の内部にはタンク内吸水管16が、該
タンク内吸水管16にフランジ結合を介してタンク外吸
水管17が連結され、その端部は海中に投入されてい
る。
【0008】前記タンク本体13の中央部には濾過部材
14が設けられているが、該濾過部材14は、この実施
例においてはステンレスの網板からなって、タンク内吸
水管16及びタンク外吸水管17を通ってくるゴミ、砂
等を除去分離できるようになっている。
【0009】該タンク本体13の上部及び下部には逆洗
用の接続口18、19がそれぞれ設けられているが、前
記接続口18にはボールバルブ20を介して排塵管21
が接続され、前記接続口19にはボールバルブ22を介
して図示しないポンプを備える既設管23が接続されて
いる。なお、タンク内吸水管16とタンク外吸水管17
との接続部にはバタフライバルブ24(あるいはスルー
スバルブ)が設けられて閉塞できるようになっている。
【0010】従って、この自吸式タンク10を使用する
場合には、予めポンプ15を作動させてタンク本体13
内に水を入れておく。この場合、タンク外吸水管17内
の水が漏れてもタンク内吸水管16の上面の吸い込み口
12以下には水面は下がらないことになる。このよう
に、一度タンク本体13内に水を入れておくと、仮に吸
水管16、17内に水がない場合であっても、ポンプ1
5を作動させると、ポンプ15によってタンク本体13
内に溜まっている水を外部に汲み出し、これによってタ
ンク本体13内が負圧となるので、吸水管16、17か
ら水を吸い上げ、結果としてそのまま連続的に運転でき
ることになる。そして、連続運転によってゴミ等を吸い
上げた場合には、濾過部材14で分離されるので、ポン
プ15には流れこまないことになる。また、該濾過部材
14は配管の断面積に比較して広いので、ゴミによって
直ちに目詰まりすることなく長期の運転を確保できる。
この場合、従来の自吸式タンクがない場合に比較して、
消費電力を約10%節約できることが実験によって確認
されている。一定時間運転をした後は、前記濾過部材1
4が目詰まりするので、ポンプ15を止めると共に下部
のバタフライバルブ24を閉めて、ボールバルブ22、
20を開いてタンク本体13内に既設管23から逆方向
の水を流し、分離されたゴミ、砂等を排塵管21から水
と共に排出する。また、濾過部材14に詰まった砂等
は、点検孔25のフランジを開けて除去するようにする
が、このフランジの盲蓋26を強度を有する透明板にし
ておき、内部の状況を外部から見えるようにしておくの
が好ましい。なお、以上のバルブに電磁弁を使用し、ゴ
ミ、砂等が溜まったことを水圧差あるいはポンプ駆動の
モーターの電流を利用して検出し、自動的に前記ゴミ、
砂等の排除の動作を行わせることも可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る自吸式タンクは、以上の説
明からも明らかなように、簡単な構成であって、しかも
ポンプを止めた後でもポンプの吸水側に並べて付設され
たタンク本体内に水が残るので、残った水を積極的に利
用してポンプの運転を再開させることができる。そし
て、吸引される海水等と共に混入するゴミ、砂等を濾過
部材によって除去することができると共に、逆洗によっ
て該ゴミ、砂等を濾過部材から容易に除去することがで
きる。また、タンク本体の濾過部材が配置されている位
置より上位置には、盲蓋付きの点検孔が設けられている
ので、濾過部材に詰まった砂や石等を簡単に取り出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る自吸式タンクの一部切
欠き側面図である。
【符号の説明】
10 自吸式タンク 11 ポンプ接
続口 12 吸い込み口 13 タンク本
体 14 濾過部材 15 ポンプ 16 タンク内吸水管 17 タンク外
吸水管 18 接続口 19 接続口 20 ボールバルブ 21 排塵管 22 ボールバルブ 23 既設管 24 バタフライバルブ 25 点検孔 26 盲蓋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 養殖場、海洋水産場において海水、河川
    水又は井戸水を汲み上げるために使用される据え置き型
    のポンプ15の吸水側に並べて付設される自吸式タンク
    であって、 下部にポンプ接続口11が上部に吸い込み口12が設け
    られたタンク本体13の中間部に濾過部材14を配置す
    ると共に、前記タンク本体13の下部には逆洗水供給の
    接続口19を、上部には逆洗水排出の接続口18をそれ
    ぞれ設け、 更に、前記タンク本体13の前記濾過部材14が配置さ
    れている位置より上位置には、盲蓋26付きの点検孔2
    5が設けられていることを特徴とする自吸式タンク。
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