JP2600997Y2 - リレー接点保護回路 - Google Patents

リレー接点保護回路

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JP2600997Y2 JP1993002013U JP201393U JP2600997Y2 JP 2600997 Y2 JP2600997 Y2 JP 2600997Y2 JP 1993002013 U JP1993002013 U JP 1993002013U JP 201393 U JP201393 U JP 201393U JP 2600997 Y2 JP2600997 Y2 JP 2600997Y2
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康雄 坂巻
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リレー接点の保護に関
し、詳しくはアーク発生による接点損傷を防ぐための保
護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、直流から交流までの信号を増
幅して高電圧・大電流で出力する大電力型の電力増幅器
がある。この種の電力増幅器の出力段には通常負荷との
接続をオン・オフするリレーが用いられている。ところ
で、負荷が直流負荷である場合において、リレーの接点
が高電圧・大電流になっている状態で接点を遮断する
と、アークが発生して接点を損傷することがある。これ
を避けるために従来よりアーク・キラーなどの保護回路
を設けたり、あるいは大容量のリレーを使用したりして
いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、アーク
・キラーなどの保護回路では、図2および図3に示すよ
うに接点間や負荷間にコンデンサを付加しているため、
交流が混在する信号線を遮断するのには不適当である。
【0004】また、この種の電力増幅器では例えば接点
電圧100ボルト(V)、接点電流2アンペア(A)の
開閉容量特性を持つ大容量のリレーが必要となるが、そ
のようなリレーは形状が大きくなってしまう。すなわ
ち、図4に示すような開閉容量特性を持つプリント基板
実装用のリレー(例えば、オムロン社製リレーG2R−
1−E:高さ約26cm、幅約13cm、奥行き約30cm)
の場合、交流抵抗負荷では100V,2Aの遮断が可能
であるが直流抵抗負荷では遮断が不可能である。図5に
示すような開閉容量特性を持つパワーリレーの場合は直
流抵抗負荷であっても100V,2Aの遮断が可能であ
るが、このようなリレー(例えばオムロン社製MM形パ
ワーリレー:高さ約73cm、幅約50cm、奥行き約60
cm)は経常が大きくプリント基板実装には適さない。
【0005】通常プリント基板に実装する大容量のリレ
ーとしては図4に示すような開閉容量特性を持つリレー
が限度であり、それ以上大きなリレーは実装しないのが
普通である。なお、図4から分かるように、接点の開閉
容量は直流抵抗負荷と交流抵抗負荷とでは桁違いであ
る。直流抵抗負荷の場合、交流電流のようにゼロ点がな
いため一度アークが発生するとなかなか消えにくく時間
がかかるということが主因である。
【0006】本考案の目的は、このような点に鑑みて、
リレーの接点の前段に電力制御回路を設け、リレー接点
が開閉するときにアークが発生しないよう信号線の電力
を制限し、直流抵抗負荷の場合でもリレーの接点がアー
クから保護されるようにしたリレー接点保護回路を実現
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本考案では、トランスファー型のリレーの共通
接点を前段の増幅器の出力端に接続すると共に、リレー
のオフ側接点を前記増幅器の入力端に接続し、リレーが
閉状態の時には前記共通接点とオン側接点が接続され前
記増幅器に入力された信号がオン側接点より出力され、
リレーが開状態のときは前記オン側接点と共通接点とは
遮断されて前記共通接点とオフ側接点とが接続され、前
記増幅器の出力電圧がコモンライン電圧または低電圧に
なるように構成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】リレーをオン状態にしたときは前段の増幅器経
由の入力信号がリレーのオン側接点から出力されるが、
リレーをオフ状態にしたときは、リレーがオフ側接点に
接続して前段の増幅器の出力を強制的にコモンラインの
電位まで引き下げる。これによりリレーの接点部でのア
ークの発生を抑えることができる。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本考案を詳しく説明する。
図1は本考案に係るリレー接点保護回路の一実施例を示
す構成図である。図において、10は高電圧・大電流型
の反転増幅器、20はトランスファー形のリレーであ
る。
【0010】反転増幅器10は、演算増幅器11と入力
抵抗12と帰還抵抗13から成る。演算増幅器11の非
反転入力端(+)はコモンライン(通常0V)に接続さ
れ、反転入力端(−)には入力抵抗12を介して入力信
号が加えられる。また反転入力端と出力端の間には帰還
抵抗13が接続されている。なお、入力抵抗12と帰還
抵抗13は同じ抵抗値(R)であって、増幅器10のゲ
インは1である。リレー20の共通端子21は増幅器1
0の出力端に接続され、またオフ側接点22は演算増幅
器11の反転入力端に接続されている。リレー20のオ
ン側接点23はこのリレー接点保護回路の出力端とな
る。
【0011】このような構成における動作を次に説明す
る。リレーが閉状態のときは、リレー20の共通端子2
1とオン側接点23がつながっていて、増幅器10で反
転した入力信号がそのままリレー20を経由して出力さ
れる。リレー20をオフ状態にすると接点がオフ側に接
続し、共通端子21とオフ側接点22がつながる。これ
によりオン側接点23と増幅器10とは遮断される。リ
レー20の接点がオフ側に接続されると、演算増幅器1
1の入出力間が短絡し、反転入力端の電位は実質的に非
反転入力端の電位と等しくコモンラインの電位であるか
ら、増幅器10の出力端は直ちに0Vとなり、リレー2
0の接点部でのアーク発生を抑えることができる。
【0012】このような保護回路を使用すれば、図4に
示したような特性のリレーでも、直流から10MHz程
度の交流までの範囲にわたり、100V,2Aをアーク
の発生を極力抑えて接点を開閉することができる。な
お、実施例では反転増幅器10のゲインを1にしたが、
本考案はこれに限定されるものではない。また、リレー
のオフ側接点22は、コモンライン電位でなくてもよ
く、適度な低電位になるようにしたものでもよい。すな
わち、リレーがオフ側接点に接続されたとき、増幅器の
出力が適度の低電圧になるように構成されたものであっ
てもよい。また、実施例では反転増幅器を用いたが、反
転型に限定されるものではない。さらにまた、実施例で
はオフ側接点を増幅器の反転入力端に接続した場合を示
したが、オフ側接点を直接コモンラインに接続した構成
でもよい。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、リ
レーを開閉した場合に発生するアークを容易に抑えるこ
とができ、直流抵抗負荷において高電圧・大電流での接
点開閉ができないリレーでも使用可能とすることができ
る。換言すれば、プリント基板用の小型のリレーを使っ
ても、直流抵抗負荷時は交流抵抗負荷時と同等の開閉容
量特性で接点を開閉することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るリレー接点保護回路の一実施例を
示す要部構成図である。
【図2】アーク・キラーを用いた従来回路の一例を示す
構成図である。
【図3】アーク・キラーを用いた他の従来回路の一例を
示す構成図である。
【図4】プリント基板用リレーの開閉容量特性を示す特
性図である。
【図5】パワーリレーの開閉容量特性を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
10 反転増幅器 11 演算増幅器 12 入力抵抗 13 帰還抵抗 20 リレー 21 共通接点 22 オフ側接点 23 オン側接点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスファー型のリレーの共通接点を前
    段の増幅器の出力端に接続すると共に、リレーのオフ側
    接点を前記増幅器の入力端に接続し、 リレーが閉状態の時には前記共通接点とオン側接点が接
    続され前記増幅器に入力された信号がオン側接点より出
    力され、 リレーが開状態のときは前記オン側接点と共通接点とは
    遮断されて前記共通接点とオフ側接点とが接続され、前
    記増幅器の出力電圧がコモンライン電圧または低電圧に
    なるように構成したことを特徴とするリレー接点保護回
    路。
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JPH0660949U JPH0660949U (ja) 1994-08-23
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