JP2599775Y2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2599775Y2 JP1991096164U JP9616491U JP2599775Y2 JP 2599775 Y2 JP2599775 Y2 JP 2599775Y2 JP 1991096164 U JP1991096164 U JP 1991096164U JP 9616491 U JP9616491 U JP 9616491U JP 2599775 Y2 JP2599775 Y2 JP 2599775Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、撮像装置、詳しくは、
コンバージョンレンズを内蔵した撮影光学系を有する撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像素子を用いた撮像装置、例えば、ビ
デオカメラ、あるいは、スチルビデオカメラ等におい
て、コンバージョンレンズを内蔵したものにあっては、
そのコンバージョンレンズの光路への挿入、退避、即
ち、挿脱が必要である。その挿入、退避機構としては、
従来のものは図6の撮像機構の斜視図に示すような等ピ
ッチのネジ部を持つスクリュー軸34とカム板37を用
いてコンバージョンレンズ39を撮影レンズ33の光路
内外に挿入,または、退避させるものであった。上記機
構を更に詳しく説明すると、地板31にはギヤ−36が
固着された上記スクリュー軸34が光軸に平行の状態で
回動自在に支持されており、その反対側にはガイド軸3
5が固着されている。そして、撮影レンズ33,絞り機
構,AF(オートフォーカス)のための駆動機構(図示
せず)、更に、コンバージョンレンズ枠38に保持され
るリアコンバージョンレンズ39等を内蔵する鏡枠ユニ
ット32が、上記スクリュー軸34とガイド軸35にそ
れぞれナット部32a,切り欠き32bを介して光軸方
向に移動可能に支持されている。その光軸方向の移動
は、スクリュー軸34をギヤ−36を介して回転せしめ
ることによって行われる。また、上記コンバージョンレ
ンズ枠38は、鏡枠ユニット32にピン40を介して支
持されており、鏡枠ユニット32の光軸方向の移動に伴
いカム板37によって駆動され、ピン40回りに回動す
る。その回動により撮影レンズ33の光路内外にリアコ
ンバージョンレンズ39を挿入,または、退避せしめる
ことができる。なお、図6には撮像素子は、図示しない
が鏡枠ユニットの後方で本体、または、地板31に固着
されるものとする。
【0003】図7の(A)と図8の(A)は、上記撮像
機構の平面図であって、図7の(A)は、鏡枠ユニット
32を後退させ、リアコンバージョンレンズ39を光路
から退避させた状態であり、図8の(A)は、鏡枠ユニ
ット32を前進させリアコンバージョンレンズ39を光
路中に挿入させた状態を示している。そして、図7の
(B)と図8の(B)は、それぞれ図7の(A)のA−
A断面図,図8の(A)のB−B断面図である。図7,
8に示されるように、鏡枠ユニット32に支持されるコ
ンバージョンレンズ枠38は、バネ41で付勢されてい
るので、その先端部38aがカム板37のカム面37
a,37b,37cに当接して摺動することになる。そ
して、スクリュー軸34を回転させることにより、該ユ
ニット32が進退し、その進退によりコンバージョンレ
ンズ枠38は、カム形状に基づいてリアコンバージョン
レンズ39を光路内に挿入した位置,または、退避した
位置に回動される。コンバージョンレンズ枠38の先端
部がカム面37b上にあるときは、リアコンバージョン
レンズ39が光路内に挿入された撮像可能状態であっ
て、フォーカシングのためのレンズ移動と露光等が実行
される。また、カム面37c上にあるときは、リアコン
バージョンレンズ39が光路内から退避した標準撮像可
能状態であって、標準状態でのフォーカシングのための
レンズ移動と露光等が実行される。これらの状態ではカ
ム面37b,37cが光軸と平行状態に設けてあるので
コンバージョンレンズ枠38は、回動せず所定の位置に
保持されている。
【0004】なお、上記従来例のものは、フォーカシン
グ時、撮影レンズを光軸方向に移動させるものであった
が、撮影レンズ側ではなく、撮像素子を光軸方向に移動
させてフォーカシング駆動を行う装置として、特開昭6
3−21617号公報に開示の自動焦点調節装置が提案
されている。この装置は、本体側に内蔵されたアクチュ
エータにより撮像素子を移動させるタイプのAF装置に
関するものである。本装置においては、駆動モータの出
力軸上のプーリに巻回されたベルトを撮像素子支持部材
に結合し、該モータを回転駆動することによって撮像素
子の光軸方向の移動を行わせる。この駆動方式をコンバ
ージョンレンズの挿脱連動機構に適用し、撮像素子を光
軸方向に移動させてコンバージョンレンズの挿脱を行
い、また、AF駆動も同様に撮像素子を移動させて行わ
せるようにすることも可能である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記図6の
従来のコンバージョンレンズ挿入、退避機構を有する撮
像機構のものでは、その駆動負荷を考えた場合、鏡枠ユ
ニット32には前述のように撮影レンズ33,絞り機
構,AF駆動機構,更に、コンバージョンレンズ枠38
が内蔵されており、それを移動させるにはかなり大きな
負荷となる。従って、撮影レンズ33やリアコンバージ
ョンレンズ39等として、できる限り軽量なものを使用
せざるを得なかった。更に、フォーカシング状態におい
ては、コンバージョンレンズ枠38の先端部38aは、
カム37のカム面37b,37cに当接した状態になっ
ている。従って、そのときの摺動抵抗も大きい値にな
り、この点からも駆動系統の大型化が避けられず、ま
た、高速化も難しくなっていた。
【0006】一方、上記特開昭63−21617号公報
に開示の自動焦点調節装置は、撮像素子を移動させるタ
イプのフォーカシング機構を有するものであり、負荷の
点では軽量化ができるものである。この撮像素子駆動機
構をコンバージョンレンズの挿脱と合焦駆動の連動機構
に適用した場合、この装置では、モータの出力軸のプー
リに巻回されたベルトにより、直接、撮像素子を駆動す
るものであるから、その駆動速度は、定速駆動とならざ
るを得ない。従って、コンバージョンレンズの切り換え
時の速度がAF処理時の速度と同じ速度になってしま
い、該切り換え動作が敏速に行えないことになる。
【0007】本考案は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、フォーカシング、および、コンバ
ージョンレンズの挿脱駆動を撮像素子を駆動に関連して
行うようにして、コンバージョンレンズの挿脱駆動は素
早く行い、フォーカシングは精度の高い駆動が実行可能
とし、しかも、モータ負荷を軽減し、小型軽量化の可能
な撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案による撮像装置
は、被写体像を結像させるための撮影レンズと、上記
写体像を光電変換するための撮像素子と、ピント合わせ
を行うために上記撮影レンズに対して上記撮像素子を相
対的に移動させるための撮像素子移動手段と、上記撮影
レンズの焦点距離を変えるためのコンバージョンレンズ
と、上記撮像素子移動手段と連動し上記撮像素子と上記
撮影レンズとの相対的な移動により、上記コンバージョ
ンレンズを撮影光路内、外に挿脱させるコンバージョン
レンズ移動手段と、上記撮影レンズに対して上記撮像素
子を相対的に移動させてピント合わせを行うと共に、上
記撮影レンズに対する上記撮像素子の移動量を上記ピン
ト合わせ時には相対的に少なくし、上記コンバージョン
レンズの挿脱時には相対的に大きくするように上記移動
量を調節する移動量調節手段とを具備したことを特徴と
する。
【0009】
【作用】コンバージョンレンズは、撮影レンズに対して
上記撮像素子を相対的に移動させるための撮像素子移動
手段と連動するコンバージョンレンズ移動手段により撮
影光路内、外に挿脱される。一方、上記撮影レンズと上
記撮像素子の移動量は移動量調節手段によって調節さ
れ、上記移動量はピント合わせ時には相対的に少なく、
上記コンバージョンレンズの挿脱時には相対的に大きく
調節される。
【0010】
【実施例】以下、図に基づいて本考案の実施例を説明す
る。図1は、本考案の一実施例を示す撮像装置の駆動機
構部の斜視図である。本図に示すように、本装置は、撮
像素子を用いたビデオカメラ等の撮像装置であって、撮
影レンズ3を保持する鏡枠2は地板1に固定とし、撮像
素子ホルダ6を移動量調節手段であるスクリュー軸4の
回転により相対的に移動させてピント合わせを行うもの
とする。また、コンバージョンレンズ12を光軸O上の
撮影光路内、外に挿脱させるには、撮像素子ホルダ6の
移動に伴って操作される移動手段の駆動レバー17によ
り該コンバージョンレンズ12を保持するコンバージョ
ンレンズ保持枠11を所定の挿脱位置まで回動して移動
させるものである。そして、上記スクリュー軸4のスク
リュー部のリード、即ち、移動ピッチは、ピント合わせ
領域とコンバージョンレンズ駆動領域とで異なって形成
され、コンバージョンレンズ駆動領域ではリード角を、
より大きく設定してある。
【0011】上記機構を更に詳しく説明すると、鏡枠2
の後方にコの字形の地板1が図示しないカメラ本体に固
定されている。地板1には駆動ギヤ−9が固着された上
記スクリュー軸4が光軸Oに平行の状態で回動自在に支
持されており、その反対側にはガイド軸5が固着されて
いる。更に、コンバージョンレンズ枠11は、地板1に
固着されるピン1aに回動自在に支持され、撮影レンズ
3の光路に対して挿入,退避可能とする。撮像素子ホル
ダ6は、上記スクリュー軸4とガイド軸5にそれぞれホ
ルダ6のガイド部6a,切り欠き6b(図4参照)で支
持されて光軸O方向に移動可能に支持されている。そし
て、図2のスクリュー軸部の断面図に示すように撮像素
子ホルダ6のガイド部6aにおいて、ネジ止め固定され
た板バネ7の先端部に駆動ピン8が固着されており、そ
の駆動ピン8の先端部は、ガイド部6aに挿入される。
そして、スクリュー軸4に設けられるリード溝に摺動自
在に嵌入している。従って、スクリュー軸4が回転する
と、撮像素子ホルダ6は、駆動ピン8を介して光軸方向
に移動せしめられる。また、撮像素子ホルダ6の駆動位
置の行き戻りのガタ取りを行うため、ギヤ−9の裏面に
押圧バネ10を当接せしめ、スクリュー軸4を撮影レン
ズ3側に押圧している。
【0012】上記スクリュー軸4に形成されるリード
は、上記図2に示されるように、リード角が一定ではな
い。即ち、全移動範囲をリード領域Ra,Rb,Rcの
3領域に分割し、リード領域Ra,Rcではリード角が
小さく、リード領域Rcではリード角が大きく設定され
ている。なお、この3領域のうちリード領域Ra,Rc
はスクリュー軸4を回転して撮像素子ホルダ6を移動さ
せ合焦動作を行う領域である。また、領域Rbはスクリ
ュー軸4を回転して撮像素子ホルダ6を移動させその移
動によってコンバージョンレンズ12を撮影光路内に挿
脱させる動作を行う領域である。また、それらの領域の
境界部B1 ,B2 は、上記両動作の切り換え領域とし、
合焦動作,挿脱動作を行わない領域とする。
【0013】図3は、上記撮像機構の特に撮像素子ホル
ダ6の横断面図である。本図は、撮像素子ホルダ6を前
進させコンバージョンレンズ12を光路から退避させた
状態を示す。撮像素子ホルダ6内部には、押え板13に
接着等で固定された撮像素子14が内蔵され、その押え
板13は撮像素子ホルダ6にネジ止めされている。撮像
素子ホルダ6前方には水晶ローパスフィルタ16が挿入
され弾性部材15を介して撮像素子14により押圧固定
されている。また、撮像素子14が内蔵される撮像ホル
ダ6の位置は、常に、カメラの制御部(図示せず)で合
焦処理、レンズ切り換え処理時に検知される必要があ
る。そこで、スライド型の可変抵抗器等よりなるポジシ
ョンセンサ19が地板1に固着され、撮像素子ホルダ6
によりその操作部19aが操作され、撮像素子ホルダ6
の位置検出が行われる。
【0014】図4は、図3のC−C断面を示すものであ
って、図4の(A)はコンバージョンレンズ12を光路
から退避させた状態を示し、図4の(B)はコンバージ
ョンレンズ12を光路内に挿入した状態を示している。
また、図5の(A)および(B)は、それぞれ上記図4
の(A)のD−D断面図であり、図4の(B)のE−E
断面図である。上記図4,5に示すように、地板1の底
面部に固着されたピン1bには駆動レバー17が回動自
在に装着されている。また、同じく地板1の底面部に固
着されたピン1cには、その他端が駆動レバー17のピ
ン17dに係合しているトグルバネ18が回動自在に装
着されている。更に、地板1の底面部には、駆動レバー
17が当接するストッパピン1d,1eが所定の間隔で
設けられている。上記駆動レバー17は、略L字形状を
有しており、その1つの端部にはコンバージョンレンズ
枠11の先端部11aが嵌入する長溝17cが設けられ
ている。また、他方の端部には、撮像素子ホルダ6の下
面部に設けられた操作ピン6cが当接可能なピン当接面
17aと17bとが略対向した位置に設けられている。
【0015】そして、撮像素子ホルダ6が撮影レンズ3
側に前進移動し(繰り出し方向)、上記駆動レバー17
のピン当接面17aに、撮像素子ホルダ6の操作ピン6
cが当接し、更に、前進すると、駆動レバー17はトグ
ルバネ18の所定の中立位置を越えたときにその付勢力
により時計回りに回動し、地板1のストッパ1d側に当
接した状態に保持される(図5の(A)の状態)。この
状態ではコンバージョンレンズ枠11は、その先端部1
1aが長溝17cで押圧され、図4の(A)に示すよう
に時計回りに回動して、コンバージョンレンズ12が撮
影光路外に退避した状態になる。逆に、撮像素子ホルダ
6が撮影レンズ3と反対方向に後退し(繰り込み方
向)、駆動レバー17のピン当接面17b側に撮像素子
ホルダ6の操作ピン6cが当接し、更に、後退すると、
駆動レバー17は、やはり、トグルバネ18の所定の中
立位置を越えた時点でその付勢力により駆動レバー17
が反時計回りに回動し、地板1のストッパ1e側に当接
した状態に保持される(図5の(B)の状態)。この状
態ではコンバージョンレンズ枠11は、その先端部11
aが長溝17cで押圧され、図4の(B)に示すように
反時計回りに回動して、撮像素子ホルダ6の後退により
生じた撮影光路内スペ−スにコンバージョンレンズ12
が挿入された状態となる。なお、撮像素子ホルダ6の操
作ピン6cは、その前進,後退時、上記駆動レバー17
のピン当接面17a,17bに当接後は、図5の
(A),(B)に示すように上記駆動レバー17bがト
グルバネ18の付勢力でそれぞれの方向に回動した状態
になっているので、操作ピン6cは、該当接面17a,
17bの先端部を通り越し、ピント合わせ動作位置まで
前進、または、後退する。従って、ピント合わせ動作時
には駆動レバー17は、不動状態を維持する。
【0016】以上のように構成された本実施例の撮像装
置の駆動機構部の動作について説明する。まず、コンバ
ージョンレンズ12を光路から退避させた状態で撮影を
行うためには、図示しない駆動機構によりギヤ−9を駆
動し、スクリュー軸4を撮影レンズ側からみて反時計回
りに回転させ、撮像素子ホルダ6を前進させる。駆動ピ
ン8をスクリュー軸4のリード領域Raに位置させる。
このときの初期位置は、無限遠,至近,中立位置合焦位
置のいずれか、その撮像装置に都合の良い位置に設定さ
れる。また、この状態では前述の駆動レバー17の作用
により、コンバージョンレンズ12は、撮影光路外の位
置に移動している(図4の(A))。そして、カメラの
制御部からの指示に従い、スクリュー軸4を適宜回転さ
せ、ピント合わせを行う。この場合、駆動ピン8は、上
述のようにリード領域Ra内に位置しているのでスクリ
ュー軸4の回転角に対する撮像素子ホルダ6の移動量は
少なく、精度の良いピント合わせが行われる。また、駆
動負荷抵抗も少ない。
【0017】次に、焦点距離を切り換えて撮影を行うた
めには、図示しない駆動機構によりギヤ−9を駆動し、
スクリュー軸4を撮影レンズ側からみて時計回りに回転
させる。撮像素子ホルダ6を駆動する駆動ピン8は、ス
クリュー軸4のリード領域Raから領域Rbに移り、領
域Rbのリード角で前進移動する。このリード角は前述
の通り大きいので、スクリュー軸4の回転速度が一定で
あっても撮像素子ホルダ6は、高速で移動する。この領
域にて、上述したコンバージョンレンズ12は、撮影光
路内に位置するように駆動されるが、それらの動作が高
速で処理されることになる。そのときの動作は、前述し
たように駆動レバー17を操作ピン6cで回動せしめ、
地板1のストッパ1e側に当接させ(図5の(B)の状
態)、コンバーョンレンズ枠11を図4の(B)に示す
ように反時計回りに回動して、撮影光路内スペ−スにコ
ンバージョンレンズ12を挿入し、撮影光学系の焦点距
離が長くなった状態に設定される。コンバージョンレン
ズ12が光路内に挿入された後、撮像素子ホルダ6は更
に後退し、駆動ピン8がスクリュー軸4のリード領域R
c上に位置し、その領域でのリード角の小さい送りに基
づいて、ピント合わせ等の撮影処理が行われる。このと
きの初期位置は、無限遠,至近,中立位置合焦位置のい
ずれか、その撮像装置に都合の良い位置に設定される。
なお、コンバージョンレンズ12を、再度、光路外に退
避させる場合は、上述の動作の逆動作を行って、上記コ
ンバーョンレンズ枠11を時計回りに回動させ、コンバ
ージョンレンズ12を光路外に退避させ、図4の(A)
の状態とする。その後の動作は、上述した通りである。
【0018】以上述べたように、本実施例の撮像装置
は、コンバージョンレンズ12の挿脱と、ピント合わせ
とを行うため、撮像素子14を保持する撮像素子ホルダ
6を光軸方向に移動させるものであり、従来例のものの
ように、重い負荷となる撮影レンズ鏡枠を駆動すること
がないので駆動手段を小型化しコンパクトにまとめるこ
とができる。更に、移動ピッチ(リード角)をコンバー
ジョンレンズ12の挿脱時と、ピント合わせ時とで変化
させ、コンバージョンレンズ12の挿脱時には移動ピッ
チを大きくして、挿脱動作をできるだけ速やかに終わら
せるようにし、また、ピント合わせ時には移動ピッチを
小さくして精度のよい撮像素子ホルダ6の位置決めを可
能とするものである。更に、ピント合わせの動作時のス
クリュー軸4の駆動系統からコンバージョンレンズ12
の挿脱機構部の駆動レバー17とは切り離されているこ
とからピント合わせ時の負荷が小さくなる。
【0019】
【考案の効果】上述のように本考案の撮像装置は、コン
バージョンレンズの挿脱を速やかに終わらせることがで
きると同時に、ピント合わせ時には精度のよい撮像素子
の位置決めが可能となるなど顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す撮像装置の機構部の分
解斜視図。
【図2】上記図1の撮像装置の機構部のスクリュー軸部
の縦断面図。
【図3】上記図1の撮像装置の機構部の横断面図。
【図4】上記図3のC−C断面図であって、(A)はコ
ンバージョンレンズが光路外に退避した状態、(B)は
コンバージョンレンズが光路内に挿入された状態を示
す。
【図5】上記図4の断面図であって、(A)は図4の
(A)のD−D断面図、(B)は図4の(B)のE−E
断面図を示す。
【図6】従来例を示す撮像装置の機構部の斜視図。
【図7】上記図6の撮像装置の機構部のコンバージョン
レンズの光路外退避状態を示し、(A)は平面図、
(B)は上記平面図の(A)のA−A断面図。
【図8】上記図6の撮像装置の機構部のコンバージョン
レンズの光路内挿入状態を示し、(A)は平面図、
(B)は上記平面図の(A)のB−B断面図。
【符号の説明】
3・・・・・撮影レンズ 4・・・・・スクリュー軸(移動量調節手段) 6c・・・・・操作ピン(コンバージョンレンズ移動手段) 8・・・・・駆動ピン(移動量調節手段) 14・・・・・撮像素子 12・・・・・コンバージョンレンズ 17・・・・・駆動レバー(コンバージョンレンズ移動手
段) 18・・・・・トグルバネ(コンバージョンレンズ移動手
段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像を結像させるための撮影レンズ
    と、上記 被写体像を光電変換するための撮像素子と、ピント合わせを行うために上記撮影レンズに対して上記
    撮像素子を相対的に移動させるための撮像素子移動手段
    と、 上記撮影レンズの焦点距離を変えるためのコンバージョ
    ンレンズと、 上記撮像素子移動手段と連動し上記撮像素子と上記撮影
    レンズとの相対的な移動により、上記 コンバージョンレ
    ンズを撮影光路内、外に挿脱させるコンバージョンレン
    ズ移動手段と、 上記撮影レンズに対して上記撮像素子を相対的に移動さ
    せてピント合わせを行うと共に、上記撮影レンズに対す
    る上記撮像素子の移動量を上記ピント合わせ時には相対
    的に少なくし、上記コンバージョンレンズの挿脱時には
    相対的に大きくするように上記移動量を調節する移動量
    調節手段と、 を具備したことを特徴とする撮像装置。
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