JP2599695B2 - スルファミン酸の増粘した水性組成物 - Google Patents
スルファミン酸の増粘した水性組成物Info
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Description
【0001】
【発明の分野】本発明は、増粘剤としてスクシノグリカ
ン型のヘテロ多糖類を含有するスルファミン酸基剤組成
物に関する。
ン型のヘテロ多糖類を含有するスルファミン酸基剤組成
物に関する。
【0002】
【発明の背景】無機及び/又は有機付着物で覆われた表
面を処理するために酸性組成物を使用することは一般に
行われている。これらの無機付着物は、一般には、カル
シウム、マグネシウム、カリウム及び鉄のような金属の
炭酸塩、硫酸塩及び酸化物の如き化合物よりなる。これ
らの組成物中に使用される酸は、一般には、除去しよう
とする付着物の化学的性質を基にして選択される。最も
頻繁に使用される酸としては、錆除去に対して特異的な
燐酸、陶磁器の表面を脱スケールするのに適した塩酸及
びギ酸、並びにスルファミン酸を特に挙げることができ
る。上記の酸のなかではスルファミン酸が極めて有効で
あることが判明している。しかしながら、その強酸性
(これは効率の面で有益である)は、対応する組成物の
開発に対して問題を提起する。
面を処理するために酸性組成物を使用することは一般に
行われている。これらの無機付着物は、一般には、カル
シウム、マグネシウム、カリウム及び鉄のような金属の
炭酸塩、硫酸塩及び酸化物の如き化合物よりなる。これ
らの組成物中に使用される酸は、一般には、除去しよう
とする付着物の化学的性質を基にして選択される。最も
頻繁に使用される酸としては、錆除去に対して特異的な
燐酸、陶磁器の表面を脱スケールするのに適した塩酸及
びギ酸、並びにスルファミン酸を特に挙げることができ
る。上記の酸のなかではスルファミン酸が極めて有効で
あることが判明している。しかしながら、その強酸性
(これは効率の面で有益である)は、対応する組成物の
開発に対して問題を提起する。
【0003】実際に、剥離用組成物は、典型的には、そ
れらの流動性を低くすることを意図する粘度調整剤を含
有する。かくして酸とクリーニングしようとする表面と
の間に長い接触期間が与えられ、これは、酸が適用され
るところの壁に対してその酸の活性に有益である。キサ
ンタンガムは最も頻繁に使用される粘度調整剤のうちの
1つであり、そして文献(例えば、ヨーロッパ特許23
3110)には多数の対応するクリーニング用組成物が
既に記載されている。
れらの流動性を低くすることを意図する粘度調整剤を含
有する。かくして酸とクリーニングしようとする表面と
の間に長い接触期間が与えられ、これは、酸が適用され
るところの壁に対してその酸の活性に有益である。キサ
ンタンガムは最も頻繁に使用される粘度調整剤のうちの
1つであり、そして文献(例えば、ヨーロッパ特許23
3110)には多数の対応するクリーニング用組成物が
既に記載されている。
【0004】さて、上記の他の酸とは違って、スルファ
ミン酸は、1程度のその低いpHを考慮したときにキサ
ンタンガムとは不相容性であることが判明している。キ
サンタンガムは、スルファミン酸と接触したときに急速
に分解される。かくして、スルファミン酸を基剤としそ
して粘度が時間と共に安定であるような増粘した組成物
は現時点では入手不可能である。
ミン酸は、1程度のその低いpHを考慮したときにキサ
ンタンガムとは不相容性であることが判明している。キ
サンタンガムは、スルファミン酸と接触したときに急速
に分解される。かくして、スルファミン酸を基剤としそ
して粘度が時間と共に安定であるような増粘した組成物
は現時点では入手不可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の特定の課題
は、スルファミン酸を基剤とする増粘した組成物を提供
することである。
は、スルファミン酸を基剤とする増粘した組成物を提供
することである。
【0006】
【発明の概要】より具体的に言えば、本発明は、増粘剤
としてスクシノグリカン型のヘテロ多糖類を含有し、し
かも該増粘剤が有効量のスルファミン酸カリウムによっ
て安定化されていることを特徴とするスルファミン酸基
剤水性組成物に関するものである。
としてスクシノグリカン型のヘテロ多糖類を含有し、し
かも該増粘剤が有効量のスルファミン酸カリウムによっ
て安定化されていることを特徴とするスルファミン酸基
剤水性組成物に関するものである。
【0007】全く予想外にも、ここに本発明において、
増粘剤としてスクシノグリカン型のヘテロ多糖類の選択
及びその対応する増粘したスルファミン酸水溶液へのス
ルファミン酸カリウムの添加は、かかる組成物がその増
粘したコンシステンシーを長時間にわたって保持するの
を可能にすることが見い出された。
増粘剤としてスクシノグリカン型のヘテロ多糖類の選択
及びその対応する増粘したスルファミン酸水溶液へのス
ルファミン酸カリウムの添加は、かかる組成物がその増
粘したコンシステンシーを長時間にわたって保持するの
を可能にすることが見い出された。
【0008】
【発明の具体的な説明】本発明において、スクシノグリ
カン型のヘテロ多糖類とは、グルコースから、ガラクト
ースから、またピルビン酸、コハク酸及び酢酸の塩から
誘導される部分を含有するヘテロ多糖類を指すと理解さ
れたい。
カン型のヘテロ多糖類とは、グルコースから、ガラクト
ースから、またピルビン酸、コハク酸及び酢酸の塩から
誘導される部分を含有するヘテロ多糖類を指すと理解さ
れたい。
【0009】本発明に従って使用されるスクシノグリカ
ン型のヘテロ多糖類は、好ましくは、好適な微生物の作
用下に炭水化物を発酵させることによって得られる。使
用することができる微生物としては、アグロバクテリウ
ム(Agrobacterium )属、特にアグロバクテリウム・ラ
ジオバクター(Agrobacterium radiobacter )、アグロ
バクテリウム・リゾゲネス(Agrobacterium rhizogene
s)及びアグロバクテリウム・チュメファシエンス(Agr
obacterium tumefaciens )種に属する細菌を特に挙げ
ることができる。
ン型のヘテロ多糖類は、好ましくは、好適な微生物の作
用下に炭水化物を発酵させることによって得られる。使
用することができる微生物としては、アグロバクテリウ
ム(Agrobacterium )属、特にアグロバクテリウム・ラ
ジオバクター(Agrobacterium radiobacter )、アグロ
バクテリウム・リゾゲネス(Agrobacterium rhizogene
s)及びアグロバクテリウム・チュメファシエンス(Agr
obacterium tumefaciens )種に属する細菌を特に挙げ
ることができる。
【0010】ヘテロ多糖類は、より具体的には、アグロ
バクテリウム・チュメファシエンスI 736、その突
然変異体のうちの1種又はその遺伝子組み替えのうちの
1種を使用して炭水化物を発酵させることから得られた
スクシノグリカンである。このヘテロ多糖類は、ヨーロ
ッパ特許351303号に詳細に記載されている。
バクテリウム・チュメファシエンスI 736、その突
然変異体のうちの1種又はその遺伝子組み替えのうちの
1種を使用して炭水化物を発酵させることから得られた
スクシノグリカンである。このヘテロ多糖類は、ヨーロ
ッパ特許351303号に詳細に記載されている。
【0011】スルファミン酸カリウムは、増粘した水性
酸組成物中にそのままで導入することができ又は別法と
して現場で発生させることもできる。この第二の方法
は、これを見込んで出発スルファミン酸の量を増加して
おいたことを前提とする。スルファミン酸カリウムは、
十分な量の水酸化カリウムを単に加えることによって現
場で発生される。
酸組成物中にそのままで導入することができ又は別法と
して現場で発生させることもできる。この第二の方法
は、これを見込んで出発スルファミン酸の量を増加して
おいたことを前提とする。スルファミン酸カリウムは、
十分な量の水酸化カリウムを単に加えることによって現
場で発生される。
【0012】本発明の組成物においてスルファミン酸、
スクシノグリカン型のヘテロ多糖類及びスルファミン酸
カリウムの相対的割合は、所望の粘度及び対象とする特
定の用途に応じて広い範囲にわたって変動してよい。そ
れらのpHは、一般には、0.5〜1.5の間である。
スクシノグリカン型のヘテロ多糖類の量に関して言え
ば、それは組成物の総重量に対して0.01〜0.8重
量%の間である。
スクシノグリカン型のヘテロ多糖類及びスルファミン酸
カリウムの相対的割合は、所望の粘度及び対象とする特
定の用途に応じて広い範囲にわたって変動してよい。そ
れらのpHは、一般には、0.5〜1.5の間である。
スクシノグリカン型のヘテロ多糖類の量に関して言え
ば、それは組成物の総重量に対して0.01〜0.8重
量%の間である。
【0013】1つの指針として、0.1〜1.5のpH
及び200〜6000mPa.s程度の粘度を有する水
性組成物は、約5〜10重量%のスルファミン酸、0.
1〜0.6重量%のスクシノグリカン型のヘテロ多糖類
及び0.1〜6重量%のスルファミン酸カリウムを含
む。
及び200〜6000mPa.s程度の粘度を有する水
性組成物は、約5〜10重量%のスルファミン酸、0.
1〜0.6重量%のスクシノグリカン型のヘテロ多糖類
及び0.1〜6重量%のスルファミン酸カリウムを含
む。
【0014】クリーニング組成物では、酸は、一般に
は、有効なクリーニング作用を得るためには組成物1リ
ットル当たり0.5〜10モルの量で含められる。塩の
量は、pKの値及び組成物中に存在する遊離酸の量に左
右される。必要な量は、溶液のpHを約0.5〜1.5
の間の値に維持するように決定される。最適なpHは、
除去しようとする付着物の性状及びクリーニングしよう
とする表面の性状に左右される。
は、有効なクリーニング作用を得るためには組成物1リ
ットル当たり0.5〜10モルの量で含められる。塩の
量は、pKの値及び組成物中に存在する遊離酸の量に左
右される。必要な量は、溶液のpHを約0.5〜1.5
の間の値に維持するように決定される。最適なpHは、
除去しようとする付着物の性状及びクリーニングしよう
とする表面の性状に左右される。
【0015】組成物中に含めようとする多糖類の量も組
成物の所望のコンシステンシー(これは液体からゲルの
範囲にわたってよい)に依存して広範囲に変動すること
ができる。表面のクリーニングでは、粘度及び降伏点
は、組成物を所望の厚さで適用しそして傾斜した表面上
にいかなる流れ落ちもなしに維持することができる程の
ものであることが重要である。衛生製品の脱スケールに
有用な組成物は、一般には、“スプレー”ボトルに包装
される。この形式の包装では、ヘテロ多糖類の量はより
少なく、そしてクリーニングしようとする表面と接触さ
せたままにさせるのに十分な粘度を有しながらノズルか
らの流れを容易になるように調節される。他方、濃厚若
しくはペーシト状ゲルの形態、特にナイフや細かい若し
くは荒いブラシを使用する塗布によって剥離のために特
に適応されるもの、又は水で希釈され得る固体ゲルの形
態にある組成物は、多割合のヘテロ多糖類を含有するこ
とができる。すべての場合に、スルファミン酸の量は、
経時安定性の増粘組成物を生成するように調整される。
当業者は、これらの調整を容易に実施することができよ
う。
成物の所望のコンシステンシー(これは液体からゲルの
範囲にわたってよい)に依存して広範囲に変動すること
ができる。表面のクリーニングでは、粘度及び降伏点
は、組成物を所望の厚さで適用しそして傾斜した表面上
にいかなる流れ落ちもなしに維持することができる程の
ものであることが重要である。衛生製品の脱スケールに
有用な組成物は、一般には、“スプレー”ボトルに包装
される。この形式の包装では、ヘテロ多糖類の量はより
少なく、そしてクリーニングしようとする表面と接触さ
せたままにさせるのに十分な粘度を有しながらノズルか
らの流れを容易になるように調節される。他方、濃厚若
しくはペーシト状ゲルの形態、特にナイフや細かい若し
くは荒いブラシを使用する塗布によって剥離のために特
に適応されるもの、又は水で希釈され得る固体ゲルの形
態にある組成物は、多割合のヘテロ多糖類を含有するこ
とができる。すべての場合に、スルファミン酸の量は、
経時安定性の増粘組成物を生成するように調整される。
当業者は、これらの調整を容易に実施することができよ
う。
【0016】組成物は、各添加剤を水中で混合させるこ
とによって所望の任意の態様で調製することができる。
初めに多糖類を水中に分散させて溶解し次いで酸をそし
て最後に塩を添加するのが好ましい。
とによって所望の任意の態様で調製することができる。
初めに多糖類を水中に分散させて溶解し次いで酸をそし
て最後に塩を添加するのが好ましい。
【0017】スルファミン酸カリウム又は現場でのその
形成は、組成物の降伏点値を向上させる効果を有する。
加えて、それは多糖類の加水分解を最小限にさせる(こ
れは、粘度及び降伏点の低下に反映される)。かくし
て、組成物は、満足な長時間レオロジー特性を保存しな
がら貯蔵することができる。これらは、有機及び/又は
無機付着物で覆われた表面のクリーニングに特に有用で
ある。
形成は、組成物の降伏点値を向上させる効果を有する。
加えて、それは多糖類の加水分解を最小限にさせる(こ
れは、粘度及び降伏点の低下に反映される)。かくし
て、組成物は、満足な長時間レオロジー特性を保存しな
がら貯蔵することができる。これらは、有機及び/又は
無機付着物で覆われた表面のクリーニングに特に有用で
ある。
【0018】組成物は、酸性処方物中に使用される種々
の他の成分、例えば表面活性剤、染料、洗剤、香料、殺
菌剤、研磨剤等を随意に含有することができる。
の他の成分、例えば表面活性剤、染料、洗剤、香料、殺
菌剤、研磨剤等を随意に含有することができる。
【0019】
【実施例】以下の実施例は本発明の他の利益及び特性を
例示するが、本発明は、これらの実施例に限定されるも
のではない。各例で使用したスクシノグリカンは、アグ
ロバクテリウム・チュメファシエンス I 736株金
株菌による炭水水素基体の発酵(これは、ヨーロッパ特
許351303に詳細に記載されている)から得られ
る。このスクシノグリカンの製造に使用される実験操作
に関しても、この特許を参照されたい。
例示するが、本発明は、これらの実施例に限定されるも
のではない。各例で使用したスクシノグリカンは、アグ
ロバクテリウム・チュメファシエンス I 736株金
株菌による炭水水素基体の発酵(これは、ヨーロッパ特
許351303に詳細に記載されている)から得られ
る。このスクシノグリカンの製造に使用される実験操作
に関しても、この特許を参照されたい。
【0020】例1 上記のスクシノグリカンを0.3重量%使用して、8重
量%のフルファミン酸を基剤とする水性組成物を増粘さ
せた。本発明の組成物の場合には、スルファミン酸カリ
ウム塩は、水酸化カリウムを配合することによって現場
で生成された。これを達成するために、水酸化カリウム
は、最初に存在するスルファミン酸の1.3%を中和さ
せるのに十分な量(これは、効果的には水性組成物10
0g当たり13.4ミリモルのスルファミン酸カリウム
を発生させることを意味する)で導入された。
量%のフルファミン酸を基剤とする水性組成物を増粘さ
せた。本発明の組成物の場合には、スルファミン酸カリ
ウム塩は、水酸化カリウムを配合することによって現場
で生成された。これを達成するために、水酸化カリウム
は、最初に存在するスルファミン酸の1.3%を中和さ
せるのに十分な量(これは、効果的には水性組成物10
0g当たり13.4ミリモルのスルファミン酸カリウム
を発生させることを意味する)で導入された。
【0021】対照組成物即ちスルファミン酸カリウムを
含有しないものに関して言えば、それらのうちの1つに
は塩が全く添加されず、他の3つはKCl、Na2 SO
4 及びK2 SO4 から選択される無機塩を含有してい
た。同じ態様で、これらの塩の各々は、組成物100g
当たり13.4ミリモルの濃度で導入された。このこと
は、対応する処方物の各々に対して1重量%のKCl、
1.9重量%のNa2 SO4 及び2.3%のK2 SO4
を添加することを意味する。
含有しないものに関して言えば、それらのうちの1つに
は塩が全く添加されず、他の3つはKCl、Na2 SO
4 及びK2 SO4 から選択される無機塩を含有してい
た。同じ態様で、これらの塩の各々は、組成物100g
当たり13.4ミリモルの濃度で導入された。このこと
は、対応する処方物の各々に対して1重量%のKCl、
1.9重量%のNa2 SO4 及び2.3%のK2 SO4
を添加することを意味する。
【0022】すべての場合において、組成物は、水で1
00gに調整された。それらのpHは0.7程度であっ
た。これらの組成物の各々の時間及び温度に応じた安定
性は、それらの各々の粘度を周囲温度、25℃及び45
℃で5か月間評価することによって評価された。
00gに調整された。それらのpHは0.7程度であっ
た。これらの組成物の各々の時間及び温度に応じた安定
性は、それらの各々の粘度を周囲温度、25℃及び45
℃で5か月間評価することによって評価された。
【0023】粘度の測定は、No.2スピンドル及び1
0rpmの回転速度でブルックフィールドを使用して実
施された。下に記載す表には、得られた結果が記載され
ている。
0rpmの回転速度でブルックフィールドを使用して実
施された。下に記載す表には、得られた結果が記載され
ている。
【0024】対照No.1、即ち、塩の添加が行われて
いない組成物は、室温で3か月後にその粘度のほとんど
半分を失い、そして45℃でその粘度のすべてを失った
ことに注目されたい。硫酸カリウム又は硫酸ナトリウム
の添加は、系の安定性を決して向上させない。塩化カリ
ウムの添加はいくらかの改善を提供するが、しかしその
対応する組成物は重大な腐蝕問題を提起するという不利
益を有する。
いない組成物は、室温で3か月後にその粘度のほとんど
半分を失い、そして45℃でその粘度のすべてを失った
ことに注目されたい。硫酸カリウム又は硫酸ナトリウム
の添加は、系の安定性を決して向上させない。塩化カリ
ウムの添加はいくらかの改善を提供するが、しかしその
対応する組成物は重大な腐蝕問題を提起するという不利
益を有する。
【0025】
【発明の効果】スルファミン酸カリウムは、最良の結果
をもたらすことが明らかである。その存在は、室温にお
いて少なくとも3か月間完全に安定な組成物を得るの
を、また組成物の45℃における可使寿命を二倍にする
のを可能にする。
をもたらすことが明らかである。その存在は、室温にお
いて少なくとも3か月間完全に安定な組成物を得るの
を、また組成物の45℃における可使寿命を二倍にする
のを可能にする。
【0026】
【表1】
Claims (7)
- 【請求項1】 増粘剤としてスクシノグリカン型のヘテ
ロ多糖類を含有し、しかも該増粘剤が有効量のスルファ
ミン酸カリウムによって安定化されていることを特徴と
する増粘した水性スルファミン酸組成物。 - 【請求項2】 スクシノグリカン型のヘテロ多糖類が、
アグロバクテリウム(Agrobacterium)
属、特にアグロバクテリウム・ラジオバクター(Agr
obacterium radiobacter)、ア
グロバクテリウム・リゾゲネス(Agrobacter
ium rhizogenes)及びアグロバクテリウ
ム・チュメファシエンス(Agrobacterium
tumefaciens)種に属する微生物の株菌に
よる炭水化物の発酵から得られることを特徴とする請求
項1記載の組成物。 - 【請求項3】 ヘテロ多糖類が、アグロバクテリウム・
チュメファシエンスI 736、その突然変異体のうち
の1種又はその遺伝子組み替えのうちの1種を使用する
炭水化物の発酵から得られたスクシノグリカンであるこ
とを特徴とする請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 pHが0.5〜1.5の間であることを
特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の組成物。 - 【請求項5】 スクシノグリカン型のヘテロ多糖類の量
が、組成物の総重量を基にして0.01〜0.8重量%
であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記
載の組成物。 - 【請求項6】 0.5〜1.5のpH及び100〜60
00mPa.s程度の粘度を得るために、約5〜10重
量%のするファミン酸、0.1〜6重量%のスクシノグ
リカン型ヘテロ多糖類及び0.1〜6重量%のスルファ
ミン酸を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
一項記載の組成物。 - 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか一項記載の組成
物を、無機及び/又は有機付着物で覆われた表面の処理
に使用する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9308503A FR2707280B1 (fr) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | Composition aqueuse d'acide sulfamique épaissie. |
FR93-08503 | 1993-07-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0769609A JPH0769609A (ja) | 1995-03-14 |
JP2599695B2 true JP2599695B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=9449134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6176195A Expired - Lifetime JP2599695B2 (ja) | 1993-07-09 | 1994-07-06 | スルファミン酸の増粘した水性組成物 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5431839A (ja) |
EP (1) | EP0633221B1 (ja) |
JP (1) | JP2599695B2 (ja) |
KR (1) | KR960014411A (ja) |
AT (1) | ATE142602T1 (ja) |
CA (1) | CA2127628A1 (ja) |
DE (1) | DE69400513T2 (ja) |
ES (1) | ES2092383T3 (ja) |
FR (1) | FR2707280B1 (ja) |
TW (1) | TW245743B (ja) |
Families Citing this family (5)
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