JP2599659Y2 - Icカードリーダライタ接点接触機構 - Google Patents

Icカードリーダライタ接点接触機構

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JP2599659Y2
JP2599659Y2 JP1993046276U JP4627693U JP2599659Y2 JP 2599659 Y2 JP2599659 Y2 JP 2599659Y2 JP 1993046276 U JP1993046276 U JP 1993046276U JP 4627693 U JP4627693 U JP 4627693U JP 2599659 Y2 JP2599659 Y2 JP 2599659Y2
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秀明 吉田
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Fujitsu Frontech Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ICカードリーダライ
タ内の接点と挿入したICカードの接点を確実に接触さ
せるICカードリーダライタ接点接触機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ICカードがICカードリーダライタに
挿入され、ICカードリーダライタの接点とICカード
の接点を接触させる方法として、図1の接点接触機構が
開発されている。
【0003】この接点接触機構は、ICカードリーダラ
イタに人手によって挿入されたICカード1が送りロー
ラ3と接触すると、このICカード1が送りローラ3か
らカードストッパ7まで送りローラ3によって、さらに
挿入されるようになっている。ICカード1がレバー8
と接触すると、レバー8が変位を受ける。このレバー8
の変位により遊星ローラ4と接点ロックローラ5の隙間
がなくなり、板ばね11と時計方向に回転している接点
ロックローラ5により、遊星ローラ4が上方向に押し上
げられる。
【0004】遊星ローラ4が押し上げられると、板ばね
11と結合されたレバー8が押し下げられ、このレバー
8と接触している接点ガイド9も押し下げられて、IC
カード1の接点と接点ガイド9の一端のIC接点10が
接触する。
【0005】接点ガイド9が押し下げられて互いの接点
が接触すると、接点ガイド9の一端のセンサレバー部9
aがフォトセンサ2を遮断することにより、図示しない
電子制御により送りローラ3が停止する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ICカードリーダライ
タにICカードを高速度で挿入した場合、ICカードが
機械ストッパに当たり、反発を受けてICカードが逆進
することがある。このICカードの逆進により送りロー
ラが逆回転し、送りローラに同期してICカードの接点
と接触するために押し下げられたICカードリーダライ
タの接点レバーが、送りローラの逆回転によって押し上
げられることになり、ICカードの接点との接触圧力が
弱くなる。
【0007】また、ICカードリーダライタの接点レバ
ーの接点側が押し下げられると、センサレバーの他端が
上がり、上がることによって備え付けられているフォト
センサが遮断されることにより送りローラを電子制御に
よって停止させている。ところが、送りローラの逆回転
が大きくなるとセンサレバーの他端が下がるため、フォ
トセンサにチャタリングが生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、ICカードが
機械ストッパに当たり、ICカードが反発を受けて逆進
すると、それに伴って送りローラが逆回転し、そして送
りローラに同期してICカードの接点と接触するように
押し下げられていたICカードリーダライタの接点レバ
ーが、送りローラの逆回転により、接点レバーが押し上
がるような影響を受けるため、送りローラの回転が接点
レバーに伝達される経路の途中のギヤに遊びを設ける。
このギヤの遊びにより、送りローラの逆回転が接点レバ
ーに伝達されるのを防止する。
【0009】
【作用】ICカードリーダライタの送りローラから回転
が伝達されるギヤに遊びを設けることにより、ICカー
ドリーダライタの接点とICカードの接点が接触後に、
送りローラが逆回転しても途中のギヤで回転が吸収され
るため、接点レバーに影響がなく、接点レバーが押し上
がらないため、ICカードの接点との接触圧力が弱くな
ることはない。
【0010】フォトセンサを遮断するセンサレバーは送
りローラの逆回転の影響を受けないため、フォトセンサ
からのチャタリングを防止することができ、送りローラ
は図示しない電子制御により安定して停止させることが
できる。
【0011】
【実施例】本考案の実施例について、図1〜図3を用い
て説明する。図1はICカードリーダライタの接点接触
機構図であり、図1(a)が側面図、図1(b)が平面
図である。
【0012】接点接触機構はICカード1、フォトセン
サ2、送りローラ3、遊星ローラ4、接点ロックローラ
5、ギヤ6、カードストッパ7、レバー8、接点ガイド
9、センサレバー部9a、IC接点10、板ばね11等
から構成されている。
【0013】ICカード1はICカードリーダライタ内
に挿入されるICカードで、ICカード1の一端に電気
接点を有し、この接点と接点ガイド9の一端に設けられ
たIC接点10と接触させることにより、ICカード1
のデータを読み込んだり、あるいはICカード1にデー
タを書き込んだりする。
【0014】フォトセンサ2は図示しない電子制御部が
ICカード1を挿入する送りローラ3の回転および停止
を制御するためのセンサである。送りローラ3は挿入さ
れるICカード1が接触するまでは空回転しており、I
Cカード1がレバー8に接触すると、その変位により遊
星ローラ4を押し上げるローラである。
【0015】遊星ローラ4は接点ロックローラ5の回転
方向の影響を受けて、板バネ11と連結されたレバー8
を上下方向に移動させる。ギヤ6は、図示しないモータ
等による駆動源からベルト3a、ギヤ3bを介して駆動
され、この駆動はギヤ6に同軸に嵌合してピン5bによ
ってギヤ6と連結するシャフト5aに伝送される。シャ
フト5aには接点ロックローラ5が固定され、接点ロッ
クローラ5はICカード1が挿入されるとき、図1
(a)に示すように時計方向に回転し、ICカード1が
排出されるとき、反時計方向に回転する。
【0016】カードストッパ7はICカード1を機械的
にストップさせるためのもので、ICカード1の接点と
接点ガイド9のIC接点10の挿入方向の位置合わせを
行う。
【0017】接点ガイド9は一端にIC接点10を備
え、レバー8によって押し下げ、あるいは上げられて、
ICカード1の接点との接触、開放動作が行われる。一
方、接点ガイド9の他端にはセンサレバー部9aが形成
されている。このセンサレバー部9aがフォトセンサ2
の光照射路(検出口)の遮断あるいは開放に使用され
る。
【0018】上記ギヤ3bにはシャフト3cが連結さ
れ、このシャフト3cには送りローラ3が同軸に固定さ
れている。さらに、シャフト3cのほぼ中央部には、レ
バー8が回動自在に嵌合している。
【0019】ICカード1がICカードリーダライタに
挿入されてくると、ICカード1が空回転している送り
ローラ3と接触して、送りローラ3の下部にすべり込
み、送りローラ3によりカードストッパ7までICカー
ド1が挿入される。
【0020】ICカード1が送りローラ3に接触し、下
部を移動している時は、レバー8が上方に変位を受け、
その変位で空回転している接点ロックローラ5と遊星ロ
ーラ4との隙間がなくなり両ローラが互いに当接し、板
ばね11と接点ロックローラ5の時計方向の回転によ
り、遊星ローラ4が上方向に押し上げられる。
【0021】遊星ローラ4が押し上げられると、板ばね
11と結合されたレバー8が押し下げられ、このレバー
8と接触している接点ガイド9の先端も押し下げられ
て、ICカード1の接点と接点ガイド9のIC接点10
が板ばね11の力によって圧力を受け接触する。
【0022】一方、このように接点ガイド9の先端が押
し下げられると、シーソ構造になっている接点ガイド9
の他端に形成されているセンサレバー部9aが上に押し
上げられることにより、フォトセンサ2の検出口を遮断
するため、図示しない電子制御部が回転駆動を止めて、
送りローラ3が停止する。この状態が図2に示されてい
る。
【0023】ICカード1を排出する時は、図示しない
モータ等が駆動源を挿入の時と逆に回転させることによ
り、ベルト3a、ギヤ3b、ギヤ6、ピン5b、シャフ
ト5aを介して、接点ロックローラ5が反時計方向に回
転するため、遊星ローラ4は押し下げられる。
【0024】遊星ローラ4が押し下げられることにより
レバー8が押し上げられ、それとともに接点ガイド9も
押し上げられて接点ガイド9の一端のIC接点10とI
Cカード1の接点が離れることになる。
【0025】この動作と同期して、送りローラ3もIC
カード1を排出する方向に回転してICカード1が排出
される。以上がICカード1のICカードリーダライタ
に挿入する場合と、排出する場合の基本的な動作であ
る。
【0026】ところで、上記の構成でもしギヤ6とシャ
フト5aが固定されているとICカード1を挿入する場
合、強い力で、即ち高速度で挿入すると、ICカード1
がカードストッパ7に強い力で当たり、反発を受けて排
出方向に退動して停止し、ICカード1とカードストッ
パ7に隙間が生じる。
【0027】この場合、このICカード1の退動によ
り、送りローラ3にもICカード1を排出する方向の回
転が生じ、その排出する方向の回転が送りローラ3が固
定された駆動シャフト3cとギヤ3bを介し、さらに、
ギヤ6、ギヤ6と連結しているシャフト5aを介して接
点ロックローラ5に反時計方向の回転として伝わる。
【0028】この接点ロックローラ5に伝わった反時計
方向の回転により、遊星ローラ4が押し下げられると、
レバー8が押し上げられることになり、このためIC接
点10とICカード1の接点との接触圧力が弱められて
しまうことになる。
【0029】また、ICカード1がカードストッパ7に
当たった時にセンサレバー部9aが、フォトセンサ2の
検出口を一旦遮断したにもかかわらず、上記の反発によ
ってICカード1がカードストッパ7を離れることによ
り、上記の遮断が開放される等して、フォトセンサ2の
検出が不安定になり出力信号にチャタリングが発生す
る。
【0030】このように、ICカード1が高速度でカー
ドストッパ7に当たって生じる排出方向への送りローラ
3の逆転が、レバー8を押し上げてIC接点10とIC
カード1との接触やフォトセンサ2等に悪影響を与えな
いためには、回転の伝達経路の途中で逆回転を吸収する
必要がある。
【0031】本実施例では、回転の伝達経路のギヤ6を
従来の如くシャフト5aに固定せず、ギヤ6とシャフト
5aとの連結部に遊びを設けている。これを、図3に示
す。同図に示すようにギヤ6の中央連結部のU字形の嵌
合部をこれと嵌合するピン5bの径より広く切って遊び
を設ける。これによりピン5bは遊びをもってシャフト
5bと結合する。すなわち、送りローラ3と接点ロック
ローラ5間の連結に遊びが生ずる。
【0032】このようにギヤ6とシャフト5a間に遊び
を設けたことにより、反動による送りローラ3の排出方
向への回転が、ギヤ3b、ギヤ6、ピン5b、シャフト
5a、接点ロックローラ5、及び遊星ローラ4を介して
レバー8に伝達されることを防止する。これにより、接
点ガイド9は変位しないので、ICカード1の接点とI
CカードリーダライタのIC接点10との接触圧力も変
化しない。
【0033】また、従ってセンサレバー9aも変化せず
安定しているため、フォトセンサ2の検出口は遮断され
た状態が維持され、出力が安定し、チャタリングを生じ
ることがない。これにより、図示しない電子制御部が、
送りローラ3を安定して停止させることができる。
【0034】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば回転の伝達経路の途中のギヤに遊びを設けること
は、このギヤで送りローラの逆回転を吸収し、接点レバ
ーに影響を及ぼさないため、互いの接点の接触圧力は送
りローラの逆回転により弱くなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICカードリーダライタの接点接触機構図であ
る。
【図2】ICカードの接点とICカードリーダライタの
接点の接触図である。
【図3】遊びを設けたギヤの図である。
【符号の説明】
1 ICカード 2 フォトセンサ 3 送りローラ 3a ベルト 3b ギヤ 3c シャフト 4 遊星ローラ 5 接点ロックローラ 5a シャフト 5b ピン 6 ギヤ 7 カードストッパ 8 レバー 9 接点ガイド 9a センサレバー部 10 IC接点 11 板ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを挿入することで持ち上げら
    れるレバー及び遊星ローラにより、IC接点をICカー
    ド接点に当接させるよう回転伝達経路を介して作動する
    ICカードリーダライタ接点接触機構において、 該回転伝達経路中の少なくとも一箇所に、逆回転方向に
    対して遊びを設けたギヤを組み込んでいる ことを特徴と
    するICカードリーダライタ接点接触機構。
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