JP2598919Y2 - ガスボンベ搬送車 - Google Patents

ガスボンベ搬送車

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JP2598919Y2
JP2598919Y2 JP1992052324U JP5232492U JP2598919Y2 JP 2598919 Y2 JP2598919 Y2 JP 2598919Y2 JP 1992052324 U JP1992052324 U JP 1992052324U JP 5232492 U JP5232492 U JP 5232492U JP 2598919 Y2 JP2598919 Y2 JP 2598919Y2
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gas cylinder
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利 秋山
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両などで運搬して
きたガスボンベを各家庭等の設置場所へ移動するための
ガスボンベ搬送車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガスボンベ搬送車として
は、図6に示すように、ガスボンベを約45度に傾けた
状態で保持する搬送体1と、この搬送体1をガスボンベ
とともに移動する2つの車輪2とを備えたものが知られ
ている。そして、搬送体1には取っ手1aが設けられて
いて、この取手1aを持って搬送体1の他端部を持ち上
げるようにして移動するようになっている。
【0003】また、ガスボンベ搬送車としては、図7に
示すように、2つの補助車輪3を加えた4つの車輪を備
えたものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ガスボンベ搬送車においては、ガスボンベを搬送体1に
乗せるために、同ガスボンベを約45度まで傾けなけれ
ばならず、このため、例えば総重量が約100KgのL
Pガスボンベの場合には、ガスボンベBを傾けるのに大
変な労力を要するという問題があった。
【0005】この考案は上述した問題を解消するために
なされたもので、その目的は、ガスボンベを立てた状態
のままで各家庭等の設置場所まで移動することができ、
ガスボンベの移動の楽なガスボンベ搬送車を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案のガスポンベ搬送車は、ガスボンベを立て
た状態で載置する底板を有し、この底板の端部に垂直に
設けられ少なくとも頂部横パイプおよびこれに隣接する
2本の平行な立てパイプとからなり前記ガスボンベの周
面部を保持するフレームを有する搬送体と、この搬送体
のフレームに水平方向の軸線を中心にして回動自在に設
けられたリンク部材と、このリンク部材の下端部に設け
られた車輪とを備えてなり、前記リンク部材は、頂部の
取っ手部と、これに隣接するく字状に屈曲させた2本の
平行なリンク部と、このリンク部の下端部を連結するコ
字状のストッパ部材とからなり、このリンク部の屈曲部
を前記搬送体フレームの両立てパイプに水平方向の軸線
を持つピンを介して回動自在に連結されており、前記車
輪が前記軸線からの垂線に対して前記底板と反対側に位
置する状態から、同車輪を前記垂線を超えて底板側に移
動するように回動させ、前記ストッパ部材を前記搬送体
フレームの両立てパイプに当接させることによって、前
記搬送体を前記車輪で保持し、前記底板を地上から所定
高さ上昇させるように構成たことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記のように構成されたガスボンベ搬送車にお
いては、全面が地面に当接した状態の底板上にガスボン
ベを立てた状態のまま移動する。この際、ガスボンベを
僅かに傾けながら、下面周縁部を利用して回しながら移
動することによって、簡単にガスボンベを底板上に載置
することができる。そして、リンク部材を回動して、車
輪を、軸線からの垂線に対して反底板側にある状態から
底板側に移動する。この際、車輪が反底板側から上記垂
線に近付くにしたがって搬送体が上昇して、垂線の位置
で最も高くなり、さらに、車輪を底板側に移動すると、
今度は搬送体が徐々に下降し、所定量下降した位置でリ
ンク部材の回動が停止する。そして、底板が地面から所
定高さ位置する状態になる。
【0008】したがって、ガスボンベを立てた状態のま
まで、搬送体を車輪で保持した状態にすることができ
る。そして、搬送体あるいはリンク部材を持って移動す
ることにより、ガスボンベを立てた状態のまま移動する
ことができる。
【0009】また、リンク部材は、トグルリンク機構と
同様の作用により、車輪を水平方向に移動する小さな力
で、ガスボンベを持ち上げるような垂直方向の大きな力
を発生することができる。
【0010】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図4を参
照して説明する。
【0011】図1において、11は搬送体であり、この
搬送体11は底板12とフレーム13とを有している。
底板12は、四角形状の平板状に形成されたものであ
り、一つの辺が円弧状に形成されており、この円弧状の
部分がガスボンベBの導入部12aになっている。この
導入部12aは、先端に向かうにしたがって薄く形成さ
れていて、地面に対して段差が生じないようになってい
る。
【0012】フレーム13は、底板12の導入部12a
と反対の位置に、垂直に設けられたものであり、一本の
鋼管をコ字状に屈曲させて形成した頂部横パイプ13a
及びこれに隣接する2本の平行な立てパイプ13b、1
3bと、これら立てパイプ13b、13bを連結する2
本の補強パイプ13c、13cとを有している。立てパ
イプ13b、13bの上下位置には、ガスボンベBを固
定するためのベルト14、14が設けられており、これ
らのベルト14はバックル14aによりワンタッチで接
続できるようになっている。
【0013】また、立てパイプ13b、13bには、水
平方向の軸線をもつピン15を介してリンク部材16が
設けられている。リンク部材16は、鋼管をコ字状に屈
曲して形成したものであり、頂部の取っ手部16a及び
これに隣接する2本のリンク部16b、16bを有する
ものである。各リンク部16bは、く字状に屈曲されて
おり、その屈曲部がピン15を介して立てパイプ13b
に回動自在に連結されている。そして、リンク部16
b、16bを連結するようにして補強パイプ16cが設
けられているとともに、リンク部16b、16bの下端
部を連結するようにしてコ字状のストッパ部材16dが
設けられている。
【0014】ストッパ部材16dは、リンク部16bの
下端部が底板12側に移動した際に、立てパイプ13b
に当接して、それ以上、底板12側への移動を規制する
ものである。さらに、各リンク部16bの下端部には、
車輪17が設けられている。そして、図2に示すよう
に、底板12及び車輪17が水平な地面に当接する状態
において、立てパイプ13bと上側のリンク部16bと
のなす角度A1が3〜7度、立てパイプ13bと下側の
リンク部16bとのなす角度A2が25〜35度に設定
されている。また、図3に示すように、車輪17を底板
12側に移動させて、ストッパ部材16dが立てパイプ
13bに当接した状態において、立てパイプ13bと下
側のリンク部16bとのなす角度A3が10〜20度に
設定されている。
【0015】角度A1を3〜7度に設定しているのは、
3度より小さくなると取っ手部16aを握った際に、手
がガスボンベBに当たり易くなるためであり、7度より
大きくなると、取っ手部16aをガスボンベBから離れ
る方向に移動した状態において、この取っ手部16aが
外部に飛び出しすぎて、狭い場所を移動するのに不便だ
からである。なお、角度A1は5度に設定することが最
も好ましい。
【0016】また、角度A2を25〜30度に設定して
いるのは、35度より大きくなると、車輪17を底板1
2側に移動するのに大きな力が必要になるからであり、
25度より小さくなると、底板12の上昇量が少なくな
るからである。なお、角度A2は30度に設定すること
が最も好ましい。
【0017】さらに、角度A3を10〜20度に設定し
ているのは、20度より大きくなると、底板12の地面
からの高さが低くなりすぎて、搬送の際に底板12が地
面に当たるからであり、10度より小さくなると、車輪
17がピン15からの垂線の位置を超えて図2に示す元
の位置に戻ってしまう可能性があるからである。なお、
角度A3は15度に設定することが最も好ましい。
【0018】上記のように構成されたガスボンベ搬送車
においては、まず、図1に示すように、底板12の全面
を地面に当接させ、底板12上にガスボンベBを載置す
る。この際、ガスボンベBの底の周縁部を利用してガス
ボンベBを回転しながら移動する。ガスボンベBは、地
面との間に段差のない導入部12aを容易に乗り越えて
底板12上に移動する。そして、ガスボンベBの周面部
をフレーム13bに押し当てた状態でベルト14を締
め、ガスボンベBを搬送体11に確実に固定する。
【0019】次いで、頂部横パイプ13aと取っ手部1
6aとを持って、取っ手部16aを頂部横パイプ13a
から離れる方向に引く。そうすると、図3に示すよう
に、リンク部材16がピン15を中心にして回動して、
車輪17が底板12側に移動し、ストッパ部材16dが
立てパイプ13bに当接して止まる。この状態で手を離
すと、底板12の導入部12aが地面について、ガスボ
ンベBがやや傾いた状態になる。このガスボンベBを搬
送するには、図4に示すように、ガスボンベBをほぼ垂
直に立てた状態にしてから、頂部横パイプ13aあるい
は取っ手部16a等を持って移動する。
【0020】また、取っ手部16aを頂部横パイプ13
aから離れる方向に引いた際には、車輪17が底板12
側に移動するとともに、搬送体11が上昇し始める。そ
して、車輪17がピン15からの垂線の位置に達したと
きに、搬送体11が最も高くなり、さらに車輪17が底
板12側に移動するにしたがって、搬送体11が徐々に
下降し、所定量下降した時点でストッパ部材16dが立
てパイプ16bに当接して車輪11の移動が停止する。
また、取っ手部16aを引く力は、ドグルリンク機構の
原理により、搬送体11を持ち上げる垂直方向の大きな
力となって作用する。
【0021】上記のように構成されたガスボンベ搬送車
においては、ガスボンベBをほぼ垂直にした状態のまま
で移動するすることができるから、極めて簡単にかつ楽
にガスボンベBを搬送することができる。しかも、図5
に示すように、斜面Sの部分もガスボンベBを立てた状
態のままスムーズに移動することができる。
【0022】
【考案の効果】この考案のガスボンベ搬送車によれば、
ガスボンベを立てた状態で載置する底板を有し、この底
板の端部に垂直に設けられ少なくとも頂部横パイプおよ
びこれに隣接する2本の平行な立てパイプとからなり前
ガスボンベの周面部を保持するフレームを有する搬送
体と、この搬送体のフレームに水平方向の軸線を中心に
して回動自在に設けられたリンク部材と、このリンク部
材の下端部に設けられた車輪とを備えてなり、前記リン
ク部材は、頂部の取っ手部と、これに隣接するく字状に
屈曲させた2本の平行なリンク部と、このリンク部の下
端部を連結するコ字状のストッパ部材とからなり、この
リンク部の屈曲部を前記搬送体フレームの両立てパイプ
に水平方向の軸線を持つピンを介して回動自在に連結さ
れており、前記車輪が前記軸線からの垂線に対して前記
底板と反対側に位置する状態から、同車輪を前記垂線を
超えて底板側に移動するように回動させ、前記ストッパ
部材を前記搬送体フレームの両立てパイプに当接させる
ことによって、前記搬送体を前記車輪で保持し、前記
板を地上から所定高さ上昇させるように構成したもので
あるから、ガスボンベを立てた状態のままで各家庭等の
設置場所まで移動することができ、ガスボンベを各設置
場所まで楽に移送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例として示したガスボンベ搬
送車の斜視図。
【図2】同ガスボンベ搬送車の底板にガスボンベを載置
した状態を示す側面図。
【図3】同ガスボンベ搬送車の底板側に車輪を移動した
状態を示す側面図。
【図4】同ガスボンベ搬送車の底板側に車輪を移動した
後ガスボンベを立てた状態を示す側面図。
【図5】同ガスボンベ搬送車で斜面を移動している状態
を示す説明図。
【図6】従来例として示したガスボンベ搬送車の斜視
図。
【図7】他の従来例として示したガスボンベ搬送車の斜
視図。
【符号の説明】
11 搬送体 12 底板 13 フレーム13a 頂部横パイプ 13b 立てパイプ 15 ピン 16 リンク部材16a 取っ手部 16b リンク部 16d ストッパ部材 17 車輪
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−103465(JP,A) 実開 昭62−36863(JP,U) 実開 昭57−55665(JP,U) 実開 昭63−112172(JP,U) 実公 昭46−21772(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F17C 5/00 B62B 3/06 B62B 3/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスボンベを立てた状態で載置する底板
    を有し、この底板の端部に垂直に設けられ少なくとも頂
    部横パイプおよびこれに隣接する2本の平行な立てパイ
    プとからなり前記ガスボンベの周面部を保持するフレー
    ムを有する搬送体と、この搬送体のフレームに水平方向
    の軸線を中心にして回動自在に設けられたリンク部材
    と、このリンク部材の下端部に設けられた車輪とを備え
    てなり、 前記リンク部材は、頂部の取っ手部と、これに隣接する
    く字状に屈曲させた2本の平行なリンク部と、このリン
    ク部の下端部を連結するコ字状のストッパ部材とからな
    り、このリンク部の屈曲部を前記搬送体フレームの両立
    てパイプに水平方向の軸線を持つピンを介して回動自在
    に連結されており、前記車輪が前記軸線からの垂線に対
    して前記底板と反対側に位置する状態から、同車輪を前
    記垂線を超えて底板側に移動するように回動させ、前記
    ストッパ部材を前記搬送体フレームの両立てパイプに当
    接させることによって、前記搬送体を前記車輪で保持
    し、前記底板を地上から所定高さ上昇させるように構成
    たことを特徴とするガスボンベ搬送車。
JP1992052324U 1992-07-24 1992-07-24 ガスボンベ搬送車 Expired - Lifetime JP2598919Y2 (ja)

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JPH0614698U JPH0614698U (ja) 1994-02-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6236863U (ja) * 1985-08-22 1987-03-04
JP2994710B2 (ja) * 1990-08-21 1999-12-27 株式会社ビル代行 円筒状物体の運搬具

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JPH0614698U (ja) 1994-02-25

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