JPS625420Y2 - - Google Patents
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- JPS625420Y2 JPS625420Y2 JP1981148726U JP14872681U JPS625420Y2 JP S625420 Y2 JPS625420 Y2 JP S625420Y2 JP 1981148726 U JP1981148726 U JP 1981148726U JP 14872681 U JP14872681 U JP 14872681U JP S625420 Y2 JPS625420 Y2 JP S625420Y2
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 10
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 10
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 10
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、物品等の運搬に使用する運搬用カー
トの改良に関する。
トの改良に関する。
物品の手動による運搬には、従来から例えば第
1図に示すような運搬用カートが使用されてい
る。このような運搬用カートは荷台1、ハンドル
2、車輪3、支持脚4から構成され、被運搬物5
を荷台1に載せて運搬するようになつている。し
かしながら、このカートにおいては、同図aに示
す如く、停止時には車輪3と支持脚4の下端とで
被運搬物5を位置保持させるようにしているが、
カートは直立しておりしかも支点間隔L1が短い
ので倒れ易く、かつ荷を積む時も不安定で作業性
が悪い。一方移動時には、同図cに示す如く、被
運搬物の重心線と車輪軸との間隔S1が小さいた
め、荷台1の傾斜角度の変動によつてこのS1が絶
えず車輪軸の前後に変動して荷重のバランスが悪
く、従つてハンドルさばきが不安定で引張りにく
い欠点がある。
1図に示すような運搬用カートが使用されてい
る。このような運搬用カートは荷台1、ハンドル
2、車輪3、支持脚4から構成され、被運搬物5
を荷台1に載せて運搬するようになつている。し
かしながら、このカートにおいては、同図aに示
す如く、停止時には車輪3と支持脚4の下端とで
被運搬物5を位置保持させるようにしているが、
カートは直立しておりしかも支点間隔L1が短い
ので倒れ易く、かつ荷を積む時も不安定で作業性
が悪い。一方移動時には、同図cに示す如く、被
運搬物の重心線と車輪軸との間隔S1が小さいた
め、荷台1の傾斜角度の変動によつてこのS1が絶
えず車輪軸の前後に変動して荷重のバランスが悪
く、従つてハンドルさばきが不安定で引張りにく
い欠点がある。
なおこのような欠点を是正するために、その一
端を運搬用カートの荷台に回動自在に枢着した支
持脚を設けると共に、該支持脚及び荷台の何れか
一方の下部に車輪を設け、停止時には支持脚を所
定角度開いて荷台と該支持脚で逆V字状にカート
を支え、移動時には前記支持脚を閉じて車輪で移
動するように構成することが考えられる。
端を運搬用カートの荷台に回動自在に枢着した支
持脚を設けると共に、該支持脚及び荷台の何れか
一方の下部に車輪を設け、停止時には支持脚を所
定角度開いて荷台と該支持脚で逆V字状にカート
を支え、移動時には前記支持脚を閉じて車輪で移
動するように構成することが考えられる。
このように構成することによつて、停止時には
安定よく逆V字状に支持されて倒れることがない
ので、被運搬物を損傷させることがなく、また荷
を積む際にも荷台が安定していて作業性が良い運
搬用カートを提供することができる。
安定よく逆V字状に支持されて倒れることがない
ので、被運搬物を損傷させることがなく、また荷
を積む際にも荷台が安定していて作業性が良い運
搬用カートを提供することができる。
このように構成した運搬用カートは、物品全般
の運搬、移動に使用して顕著な効果を発揮するも
のであるが、このような構成をビデオカートに適
用した具体例を、本考案を説明するための参考例
として、次に第2図〜第4図に基づいて説明す
る。
の運搬、移動に使用して顕著な効果を発揮するも
のであるが、このような構成をビデオカートに適
用した具体例を、本考案を説明するための参考例
として、次に第2図〜第4図に基づいて説明す
る。
第2図〜第4図に示すビデオカートは、野外で
移動させながら撮像するために、ビデオデツキと
ビデオカメラとを搭載して運搬するようにしたも
のであつて、第2図に示す如く、被運搬物を搭載
する荷台10と、この荷台10に枢着した回動自
在の支持脚30と、この支持脚30の下端にそれ
ぞれ設けられた左右2個の車輪35とをそれぞれ
具備し、更に第3図及び第4図に示す如く、支持
脚30のストツパ(係止手段)40を具備してい
る。
移動させながら撮像するために、ビデオデツキと
ビデオカメラとを搭載して運搬するようにしたも
のであつて、第2図に示す如く、被運搬物を搭載
する荷台10と、この荷台10に枢着した回動自
在の支持脚30と、この支持脚30の下端にそれ
ぞれ設けられた左右2個の車輪35とをそれぞれ
具備し、更に第3図及び第4図に示す如く、支持
脚30のストツパ(係止手段)40を具備してい
る。
一対の荷台10の本体11は、互いにほぼ平行
にかつ縦方向に延びる二本のパイプ(第1の一対
の管状部材)11a、これらをつなぐ継ぎ材11
b等から構成され、管状部材11aの下端にはパ
ツド12が取付けられている。そして、荷台本体
11の上部には、その両端部が管状部材11a内
に挿入されてこの挿入方向に伸縮自在に構成され
た逆U字状のハンドル13が設けられ、このハン
ドル13はロツク装置14により所望の長さに固
定されるようになつている。また、荷台本体11
の下部には、ビデオデツキ15を搭載するための
取付台16が突設されており、この取付台16の
周縁には上方への折り返しが形成され、その先端
には補助脚17が設けられている。なお、この補
助脚17はなくてもよい。
にかつ縦方向に延びる二本のパイプ(第1の一対
の管状部材)11a、これらをつなぐ継ぎ材11
b等から構成され、管状部材11aの下端にはパ
ツド12が取付けられている。そして、荷台本体
11の上部には、その両端部が管状部材11a内
に挿入されてこの挿入方向に伸縮自在に構成され
た逆U字状のハンドル13が設けられ、このハン
ドル13はロツク装置14により所望の長さに固
定されるようになつている。また、荷台本体11
の下部には、ビデオデツキ15を搭載するための
取付台16が突設されており、この取付台16の
周縁には上方への折り返しが形成され、その先端
には補助脚17が設けられている。なお、この補
助脚17はなくてもよい。
18は前記ビデオデツキ15を固定するための
バンドであり、19a,19bは荷台10の管状
部材11aの外周面に挿通させて固定したパイプ
状のウレタン製パツドで、取付台16に搭載した
ビデオデツキ15を保護するためのものである。
また、20はビデオカメラ21を搭載するための
カメラ取付台で、前記荷台本体11の中央部に突
設されており、固定ねじ22によりカメラ21を
この取付台20に固定するようになつている。な
お、23は荷台本体11の管状部材11aの上部
に溶着したU字状のブラケツトである。また、2
4は一端を荷台の前記継ぎ材11bに繋着し、他
端の継ぎ手25を、荷台10の下方に設けた継ぎ
手26に連結して使用するための背おい紐であ
り、左右一組備えられている。そして前記継ぎ手
25及び26から、支持脚30を荷台10に対し
て結合するための結合手段が構成されている。
バンドであり、19a,19bは荷台10の管状
部材11aの外周面に挿通させて固定したパイプ
状のウレタン製パツドで、取付台16に搭載した
ビデオデツキ15を保護するためのものである。
また、20はビデオカメラ21を搭載するための
カメラ取付台で、前記荷台本体11の中央部に突
設されており、固定ねじ22によりカメラ21を
この取付台20に固定するようになつている。な
お、23は荷台本体11の管状部材11aの上部
に溶着したU字状のブラケツトである。また、2
4は一端を荷台の前記継ぎ材11bに繋着し、他
端の継ぎ手25を、荷台10の下方に設けた継ぎ
手26に連結して使用するための背おい紐であ
り、左右一組備えられている。そして前記継ぎ手
25及び26から、支持脚30を荷台10に対し
て結合するための結合手段が構成されている。
支持脚30の本体31は、それぞれ上部と下部
とが互いにほぼ平行でかつ中間部においてそれぞ
れ外側に広げられた2本のパイプ(第2の一対の
管状部材)31aと、これらをつなぐ継ぎ材31
b,31cとから構成されている。そして、これ
ら2本の管状部材31aの開きは、これらの下端
に装着した車輪35が支持脚30を閉じた時に前
記荷台本体11に当接しない大きさの間隔になつ
ている。なお32a,32bは、前記背おい紐2
4を肩に掛けてカートを引張る時の背当で、支持
脚本体31に取付けられている。
とが互いにほぼ平行でかつ中間部においてそれぞ
れ外側に広げられた2本のパイプ(第2の一対の
管状部材)31aと、これらをつなぐ継ぎ材31
b,31cとから構成されている。そして、これ
ら2本の管状部材31aの開きは、これらの下端
に装着した車輪35が支持脚30を閉じた時に前
記荷台本体11に当接しない大きさの間隔になつ
ている。なお32a,32bは、前記背おい紐2
4を肩に掛けてカートを引張る時の背当で、支持
脚本体31に取付けられている。
支持脚30の上部は、第3図及び第4図に示す
如く、管状部材31aの上部を前記U字状ブラケ
ツト23内に嵌入させ、これらの管状部材をピン
33によりこのブラケツト23に回動自在に枢着
させることによつて、荷台10に結合されてい
る。また、40はU字状ブラケツト23内に溶着
したストツパ(係止手段)で、支持脚30が荷台
10に対して約60゜開脚した位置で支持脚30の
開脚状態を保持するように構成されている。
如く、管状部材31aの上部を前記U字状ブラケ
ツト23内に嵌入させ、これらの管状部材をピン
33によりこのブラケツト23に回動自在に枢着
させることによつて、荷台10に結合されてい
る。また、40はU字状ブラケツト23内に溶着
したストツパ(係止手段)で、支持脚30が荷台
10に対して約60゜開脚した位置で支持脚30の
開脚状態を保持するように構成されている。
以上のような構成において、停止時には第2図
の如く、支持脚30を前記係止手段40の位置ま
でいつぱいに開脚させると、カートは荷台10の
下端に設けられた左右2個のパツド12と支持脚
30の下端に設けられた2個の車輪35とにより
逆V字状に支持される。従つて、カートは倒れる
ことがなく、このために被運搬物を安全に保持す
ることができる。また載置板20には、ビデオカ
メラ取付用の固定ねじ22が設けられているの
で、ビデオカメラ及びその関連部材を運搬するの
に好適である。また持運び時には、支持脚30を
閉脚して結合手段(継ぎ手25,26)によりこ
の支持脚30を荷台10に対して結合した状態
で、背おい紐24、背当32a及び背当32bに
より背負うことができる。従つて起伏、ぬかるみ
等のように車輪35の使用に支障をきたす場所に
おいては、運搬用カートを背負うようにすれば、
極めて好都合である。なお、この参考例では、支
持脚30の下端に車輪35が設けられているか
ら、支持脚30を開き易い利点がある。
の如く、支持脚30を前記係止手段40の位置ま
でいつぱいに開脚させると、カートは荷台10の
下端に設けられた左右2個のパツド12と支持脚
30の下端に設けられた2個の車輪35とにより
逆V字状に支持される。従つて、カートは倒れる
ことがなく、このために被運搬物を安全に保持す
ることができる。また載置板20には、ビデオカ
メラ取付用の固定ねじ22が設けられているの
で、ビデオカメラ及びその関連部材を運搬するの
に好適である。また持運び時には、支持脚30を
閉脚して結合手段(継ぎ手25,26)によりこ
の支持脚30を荷台10に対して結合した状態
で、背おい紐24、背当32a及び背当32bに
より背負うことができる。従つて起伏、ぬかるみ
等のように車輪35の使用に支障をきたす場所に
おいては、運搬用カートを背負うようにすれば、
極めて好都合である。なお、この参考例では、支
持脚30の下端に車輪35が設けられているか
ら、支持脚30を開き易い利点がある。
しかしながら、以上に述べた第2図〜第4図に
示す参考例における運搬用カートにおいても、第
1図cに示す従来例の場合と同様に、移動時に
は、被運搬物の重心線と車輪軸との間隔が小さい
ため、荷台10の傾斜角度の変動によつてこの間
隔が絶えず車輪軸の前後に変動して荷重のバラン
スが悪く、従つてハンドルさばきが不安定で引張
りにくい欠点がある。
示す参考例における運搬用カートにおいても、第
1図cに示す従来例の場合と同様に、移動時に
は、被運搬物の重心線と車輪軸との間隔が小さい
ため、荷台10の傾斜角度の変動によつてこの間
隔が絶えず車輪軸の前後に変動して荷重のバラン
スが悪く、従つてハンドルさばきが不安定で引張
りにくい欠点がある。
本考案は、この参考例における上述のような欠
点を是正すべく考案されたものであつて、 互いにほぼ平行にかつそれぞれ縦方向に延びる
第1の一対の管状部材と、これら第1の一対の管
状部材の上端部にその両端部がそれぞれ挿入され
かつ所望の長さ引出した状態で前記第1の一対の
管状部材に固定し得る逆U字状のハンドルと、被
運搬物を載置するためにこれら第1の一対の管状
部材間に掛渡されかつそれらの内の少なくとも一
つにビデオカメラ取付ねじが設けられている複数
の載置板とをそれぞれ有する荷台、前記第1の一
対の管状部材の上部に設けられているブラケツト
にそれらの上端がそれぞれ回動自在に連結されて
いる第2の一対の管状部材を有しかつ前記荷台に
対して開脚及び閉脚し得る支持脚、前記第2の一
対の管状部材の何れにも外接する外接平面の内の
前記荷台側とは反対側に位置する外接平面の所定
個所に設けられている背当部材、前記支持脚の上
端近傍と下端近傍との間に掛渡されている背おい
紐、前記第2の一対の管状部材の下端にそれぞれ
取付けられている一対の車輪、前記支持脚を前記
荷台に対して所定角度開脚した位置で係止し得る
係止手段、前記支持脚を前記荷台に対して閉脚状
態で保持するために、前記第2の一対の管状部材
の下端近傍と前記第1の一対の管状部材の下端近
傍とを結合し得る結合手段をそれぞれ具備し、前
記第2の一対の管状部材の下部を左右外方及び荷
台側にそれぞれ向かうように屈曲させた状態に構
成することによつて、前記一対の車輪の間隔が大
きくなるようにすると共に、前記支持脚の閉脚時
に、前記一対の車輪の軸心を結ぶ線分が前記載置
板の前後方向におけるほぼ中央を左右に通る線分
と前記第1の一対の管状部材の延びる方向におい
て互いにほぼ平行となるように構成し、前記車輪
を用いて移動させる時には、前記支持脚を閉脚し
て前記結合手段によりこの支持脚を前記荷台に対
して結合した状態で前記車輪を用いて移動させ、
停止時には、前記結合手段の結合を解除してから
前記支持脚を開脚して前記車輪と前記第1の一対
の管状部材の下端とで前記荷台を位置保持させる
と共に、持運び時には、前記支持脚を閉脚して前
記結合手段によりこの支持脚を前記荷台に対して
結合した状態で前記第1の一対の管状部材と前記
第2の一対の管状部材とを互いにほぼ平行な状態
と成してから、被運搬物を載置した状態で前記背
おい紐により背おい得るように構成したことを特
徴とする運搬用カートに係るものである。
点を是正すべく考案されたものであつて、 互いにほぼ平行にかつそれぞれ縦方向に延びる
第1の一対の管状部材と、これら第1の一対の管
状部材の上端部にその両端部がそれぞれ挿入され
かつ所望の長さ引出した状態で前記第1の一対の
管状部材に固定し得る逆U字状のハンドルと、被
運搬物を載置するためにこれら第1の一対の管状
部材間に掛渡されかつそれらの内の少なくとも一
つにビデオカメラ取付ねじが設けられている複数
の載置板とをそれぞれ有する荷台、前記第1の一
対の管状部材の上部に設けられているブラケツト
にそれらの上端がそれぞれ回動自在に連結されて
いる第2の一対の管状部材を有しかつ前記荷台に
対して開脚及び閉脚し得る支持脚、前記第2の一
対の管状部材の何れにも外接する外接平面の内の
前記荷台側とは反対側に位置する外接平面の所定
個所に設けられている背当部材、前記支持脚の上
端近傍と下端近傍との間に掛渡されている背おい
紐、前記第2の一対の管状部材の下端にそれぞれ
取付けられている一対の車輪、前記支持脚を前記
荷台に対して所定角度開脚した位置で係止し得る
係止手段、前記支持脚を前記荷台に対して閉脚状
態で保持するために、前記第2の一対の管状部材
の下端近傍と前記第1の一対の管状部材の下端近
傍とを結合し得る結合手段をそれぞれ具備し、前
記第2の一対の管状部材の下部を左右外方及び荷
台側にそれぞれ向かうように屈曲させた状態に構
成することによつて、前記一対の車輪の間隔が大
きくなるようにすると共に、前記支持脚の閉脚時
に、前記一対の車輪の軸心を結ぶ線分が前記載置
板の前後方向におけるほぼ中央を左右に通る線分
と前記第1の一対の管状部材の延びる方向におい
て互いにほぼ平行となるように構成し、前記車輪
を用いて移動させる時には、前記支持脚を閉脚し
て前記結合手段によりこの支持脚を前記荷台に対
して結合した状態で前記車輪を用いて移動させ、
停止時には、前記結合手段の結合を解除してから
前記支持脚を開脚して前記車輪と前記第1の一対
の管状部材の下端とで前記荷台を位置保持させる
と共に、持運び時には、前記支持脚を閉脚して前
記結合手段によりこの支持脚を前記荷台に対して
結合した状態で前記第1の一対の管状部材と前記
第2の一対の管状部材とを互いにほぼ平行な状態
と成してから、被運搬物を載置した状態で前記背
おい紐により背おい得るように構成したことを特
徴とする運搬用カートに係るものである。
従つて本考案によれば、移動時に被運搬物のバ
ランスが安定していて転倒の虞れがないから上述
の参考例の場合よりも引張り易くて作業性が良
く、その上に比較的重量の重い被運搬物の運搬に
適し、しかも閉脚する時に床面に傷が付き難い運
搬用カートを提供することができる。
ランスが安定していて転倒の虞れがないから上述
の参考例の場合よりも引張り易くて作業性が良
く、その上に比較的重量の重い被運搬物の運搬に
適し、しかも閉脚する時に床面に傷が付き難い運
搬用カートを提供することができる。
次に本考案の一実施例を第5図a〜cに基づい
て説明する。
て説明する。
なお、説明の簡略化のために、第5図a〜cに
おいて、第2図〜第4図に示す参考例と対応する
部分には、これと同一符号を付してその説明を省
略する。
おいて、第2図〜第4図に示す参考例と対応する
部分には、これと同一符号を付してその説明を省
略する。
第5図a〜cから明らかなように、支持脚30
の本体31の管状部材31aは各管状部材の上部
と下部とが互いにほぼ平行であり、またこれらの
管状部材31aの中間部は左右外方及び荷台10
の側へそれぞれ屈曲している。そしてこの第5図
a〜cに示すビデオカートはその他の点において
は第2図〜第4図に示す参考例と実質的に同一の
構成である。
の本体31の管状部材31aは各管状部材の上部
と下部とが互いにほぼ平行であり、またこれらの
管状部材31aの中間部は左右外方及び荷台10
の側へそれぞれ屈曲している。そしてこの第5図
a〜cに示すビデオカートはその他の点において
は第2図〜第4図に示す参考例と実質的に同一の
構成である。
第5図a〜cに示すビデオカートにおいては、
管状部材31aが左右外方へ屈曲しているので、
これらの下端に装着した車輪35が支持脚10を
閉じた時に前記荷台本体11に当接しない大きさ
の間隔になつており、(第5図b参照)、従つて荷
台10を安定した状態で支持し得るようになつて
いる。また管状部材31aが荷台10の側へも屈
曲しているので、支持脚30を閉じた時に管状部
材31aの上部は荷台本体11に対してほぼ平行
であるが、車輪35の軸心は荷台本体11に対し
てdだけ後方に突出する(第5図c参照)。そし
て一対の車輪35の軸心を結ぶ線分(車輪軸)が
取付台16の前後方向におけるほぼ中央を左右に
通る線分と荷台10のパイプ11aの伸びる方向
において互いにほぼ平行になるように構成されて
いる。
管状部材31aが左右外方へ屈曲しているので、
これらの下端に装着した車輪35が支持脚10を
閉じた時に前記荷台本体11に当接しない大きさ
の間隔になつており、(第5図b参照)、従つて荷
台10を安定した状態で支持し得るようになつて
いる。また管状部材31aが荷台10の側へも屈
曲しているので、支持脚30を閉じた時に管状部
材31aの上部は荷台本体11に対してほぼ平行
であるが、車輪35の軸心は荷台本体11に対し
てdだけ後方に突出する(第5図c参照)。そし
て一対の車輪35の軸心を結ぶ線分(車輪軸)が
取付台16の前後方向におけるほぼ中央を左右に
通る線分と荷台10のパイプ11aの伸びる方向
において互いにほぼ平行になるように構成されて
いる。
また第5図aにおけるl1とl2とは予めl1>l2の関
係に設計製作されているので、第5図cの如く支
持脚30を閉じると、カートを左右2個の車輪3
5で支えて移動させることができる。そして更
に、前記の通り、支持脚本体31の下端はその左
右方向に荷台10の幅よりも大きく広げられると
共に、荷台本体11よりも距離dだけ後方に突出
した構造となつているから、第5図cの如く、車
輪35を荷台本体11よりも距離dだけ後方に配
置することができる。従つて、荷の重心線と車輪
軸との前後方向における間隔S2が大きくなるか
ら、第1図Cに示すカートのようにに荷台10の
傾斜角度が多少変動しても間隔S2が車輪軸の前後
に変動するようなことがない。このために、荷の
自重によりカートに作用する車輪軸回りのモーメ
ントの方向が常に一定の方向(第1図Cにおける
時計方向)である。従つて、カートを第1図Cに
おける右方向に引張る際には、カートが第1図C
における左方向に倒れる虞れがないので、カート
を常にバランス良く引張ることができる。
係に設計製作されているので、第5図cの如く支
持脚30を閉じると、カートを左右2個の車輪3
5で支えて移動させることができる。そして更
に、前記の通り、支持脚本体31の下端はその左
右方向に荷台10の幅よりも大きく広げられると
共に、荷台本体11よりも距離dだけ後方に突出
した構造となつているから、第5図cの如く、車
輪35を荷台本体11よりも距離dだけ後方に配
置することができる。従つて、荷の重心線と車輪
軸との前後方向における間隔S2が大きくなるか
ら、第1図Cに示すカートのようにに荷台10の
傾斜角度が多少変動しても間隔S2が車輪軸の前後
に変動するようなことがない。このために、荷の
自重によりカートに作用する車輪軸回りのモーメ
ントの方向が常に一定の方向(第1図Cにおける
時計方向)である。従つて、カートを第1図Cに
おける右方向に引張る際には、カートが第1図C
における左方向に倒れる虞れがないので、カート
を常にバランス良く引張ることができる。
第6図は本考案と比較するための比較例を示す
ものであつて、この比較例が上述の実施例と異な
る点は、車輪35を、支持脚30ではなく、荷台
10の下端に設けた点である。従つて、この比較
例においても、前記実施例の場合とほぼ同様の作
用効果を達成することができる。そして更に、こ
の比較例においては、m1<m2であるので、支持
脚30を閉じるとき、荷台10を持ち上げること
を要せず、作業性が良い利点がある。
ものであつて、この比較例が上述の実施例と異な
る点は、車輪35を、支持脚30ではなく、荷台
10の下端に設けた点である。従つて、この比較
例においても、前記実施例の場合とほぼ同様の作
用効果を達成することができる。そして更に、こ
の比較例においては、m1<m2であるので、支持
脚30を閉じるとき、荷台10を持ち上げること
を要せず、作業性が良い利点がある。
しかしながら、この比較例においては、荷台1
0に車輪35が装着されているので、車輪35を
転動させて閉脚する時に、被運搬物の荷重の大部
分が荷台10を介して車輪35に直接加わつたま
まであるので、車輪35の転動によつて床面など
に傷が付き易い。これに対し、本考案の既述の実
施例においては、支持脚30に車輪35が装着さ
れているので、荷台本体11の下端によつて被運
搬物の荷重の大部分を支持した状態で車輪35を
転動させれば閉脚することが出来るので、床面な
どに傷が付き難い。
0に車輪35が装着されているので、車輪35を
転動させて閉脚する時に、被運搬物の荷重の大部
分が荷台10を介して車輪35に直接加わつたま
まであるので、車輪35の転動によつて床面など
に傷が付き易い。これに対し、本考案の既述の実
施例においては、支持脚30に車輪35が装着さ
れているので、荷台本体11の下端によつて被運
搬物の荷重の大部分を支持した状態で車輪35を
転動させれば閉脚することが出来るので、床面な
どに傷が付き難い。
本考案は上述のような構成であるから、上記参
考例の場合と同様に、ビデオカメラ及びその関連
部材を運搬するのに好適であつて、停止時には安
定よく逆V字状に支持されて倒れることがなく、
従つて被運搬物を損傷させることがなく、また荷
を積む際にも荷台が安定していて作業性が良く、
その上に車輪の使用に支障をきたす場所で背負う
ようにすれば極めて好都合である。
考例の場合と同様に、ビデオカメラ及びその関連
部材を運搬するのに好適であつて、停止時には安
定よく逆V字状に支持されて倒れることがなく、
従つて被運搬物を損傷させることがなく、また荷
を積む際にも荷台が安定していて作業性が良く、
その上に車輪の使用に支障をきたす場所で背負う
ようにすれば極めて好都合である。
また第2の一対の管状部材を左右外方及び荷台
側にそれぞれ向かうように屈曲させているので、
支持脚を閉脚して移動させる時には、車輪の位置
を第1の管状部材よりも後方に配置させることが
できる。従つて、車輪を用いて移動させる時に
は、モーメントの方向が一定していて転倒の虞れ
がなく、このためにバランス良く引張れて作業性
が良い。
側にそれぞれ向かうように屈曲させているので、
支持脚を閉脚して移動させる時には、車輪の位置
を第1の管状部材よりも後方に配置させることが
できる。従つて、車輪を用いて移動させる時に
は、モーメントの方向が一定していて転倒の虞れ
がなく、このためにバランス良く引張れて作業性
が良い。
また第1の一対の管状部材の間に載置板を掛け
渡すことにより荷台を構成したので、単一の管状
部材に載置板を取付けることにより荷台を構成し
た場合に較べて、荷台の耐荷重性及び荷台におけ
る荷の安定性が優れている。従つて、比較的重量
の重い被運搬物を運搬するのに適している。
渡すことにより荷台を構成したので、単一の管状
部材に載置板を取付けることにより荷台を構成し
た場合に較べて、荷台の耐荷重性及び荷台におけ
る荷の安定性が優れている。従つて、比較的重量
の重い被運搬物を運搬するのに適している。
また支持脚の第2の一対の管状部材の下端にそ
れぞれ車輪を取付けているので、支持脚を閉脚す
る時に床面などに傷が付きにくい。
れぞれ車輪を取付けているので、支持脚を閉脚す
る時に床面などに傷が付きにくい。
第1図は従来型の運搬用カートの概略的な説明
図で、aは停止時のカートの側面図、bはその正
面図、cは移動時の側面図、第2図は本考案を説
明するための参考例を示す運搬用カートの斜視
図、第3図aは第2図A部の詳細図、第3図bは
第3図aのB−B矢視図、第4図は第3図aのC
−C矢視図、第5図は本考案の一実施例における
運搬用カートの概略的な説明図で、aは停止時の
側面図、bは停止時の正面図、cは移動時の側面
図、第6図は本考案と比較するための比較例を示
す運搬用カートの概略的な説明図で、aはその側
面図、bはその正面図を示す。 なお図面に用いた符号において、10……荷
台、11a……第1の管状部材、16,20……
取付板(載置板)、22……固定ねじ(ビデオカ
メラ取付ねじ)、23……ブラケツト、24……
背おい紐、31a……第2の管状部材、32a,
32b……背当(背当部材)、35……車輪、4
0……係止手段、である。
図で、aは停止時のカートの側面図、bはその正
面図、cは移動時の側面図、第2図は本考案を説
明するための参考例を示す運搬用カートの斜視
図、第3図aは第2図A部の詳細図、第3図bは
第3図aのB−B矢視図、第4図は第3図aのC
−C矢視図、第5図は本考案の一実施例における
運搬用カートの概略的な説明図で、aは停止時の
側面図、bは停止時の正面図、cは移動時の側面
図、第6図は本考案と比較するための比較例を示
す運搬用カートの概略的な説明図で、aはその側
面図、bはその正面図を示す。 なお図面に用いた符号において、10……荷
台、11a……第1の管状部材、16,20……
取付板(載置板)、22……固定ねじ(ビデオカ
メラ取付ねじ)、23……ブラケツト、24……
背おい紐、31a……第2の管状部材、32a,
32b……背当(背当部材)、35……車輪、4
0……係止手段、である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 互いにほぼ平行にかつそれぞれ縦方向に延びる
第1の一対の管状部材と、これら第1の一対の管
状部材の上端部にその両端部がそれぞれ挿入され
かつ所望の長さ引出した状態で前記第1の一対の
管状部材に固定し得る逆U字状のハンドルと、被
運搬物を載置するためにこれら第1の一対の管状
部材間に掛渡されかつそれらの内の少なくとも一
つにビデオカメラ取付ねじが設けられている複数
の載置板とをそれぞれ有する荷台、 前記第1の一対の管状部材の上部に設けられて
いるブラケツトにそれらの上端がそれぞれ回動自
在に連結されている第2の一対の管状部材を有し
かつ前記荷台に対して開脚及び閉脚し得る支持
脚、 前記第2の一対の管状部材の何れにも外接する
外接平面の内の前記荷台側とは反対側に位置する
外接平面の所定個所に設けられている背当部材、 前記支持脚の上端近傍と下端近傍との間に掛渡
されている背おい紐、 前記第2の一対の管状部材の下端にそれぞれ取
付けられている一対の車輪、 前記支持脚を前記荷台に対して所定角度開脚し
た位置で係止し得る係止手段、 前記支持脚を前記荷台に対して閉脚状態で保持
するために、前記第2の一対の管状部材の下端近
傍と前記第1の一対の管状部材の下端近傍とを結
合し得る結合手段をそれぞれ具備し、 前記第2の一対の管状部材の下部を左右外方及
び荷台側にそれぞれ向かうように屈曲させた状態
に構成することによつて、前記一対の車輪の間隔
が大きくなるようにすると共に、前記支持脚の閉
脚時に、前記一対の車輪の軸心を結ぶ線分が前記
載置板の前後方向におけるほぼ中央を左右に通る
線分と前記第1の一対の管状部材の延びる方向に
おいて互いにほぼ平行となるように構成し、 前記車輪を用いて移動させる時には、前記支持
脚を閉脚して前記結合手段によりこの支持脚を前
記荷台に対して結合した状態で前記車輪を用いて
移動させ、 停止時には、前記結合手段の結合を解除してか
ら前記支持脚を開脚して前記車輪と前記第1の一
対の管状部材の下端とで前記荷台を位置保持させ
ると共に、 持運び時には、前記支持脚を閉脚して前記結合
手段によりこの支持脚を前記荷台に対して結合し
た状態で前記第1の一対の管状部材と前記第2の
一対の管状部材とを互いにほぼ平行な状態と成し
てから、被運搬物を載置した状態で前記背おい紐
により背おい得るように構成したことを特徴とす
る運搬用カート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14872681U JPS5852062U (ja) | 1981-10-06 | 1981-10-06 | 運搬用カ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14872681U JPS5852062U (ja) | 1981-10-06 | 1981-10-06 | 運搬用カ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5852062U JPS5852062U (ja) | 1983-04-08 |
JPS625420Y2 true JPS625420Y2 (ja) | 1987-02-06 |
Family
ID=29941534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14872681U Granted JPS5852062U (ja) | 1981-10-06 | 1981-10-06 | 運搬用カ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852062U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5438544B2 (ja) * | 2010-02-19 | 2014-03-12 | 株式会社イーサス | キャリー型アンプベンチ |
JP5465350B1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-04-09 | 紅葉 淳一 | キャリーカート |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812749B1 (ja) * | 1970-03-24 | 1973-04-23 | ||
JPS5027246A (ja) * | 1973-07-13 | 1975-03-20 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812749U (ja) * | 1971-06-23 | 1973-02-13 | ||
JPS4868351U (ja) * | 1971-12-08 | 1973-08-30 | ||
JPS533539Y2 (ja) * | 1972-08-21 | 1978-01-28 |
-
1981
- 1981-10-06 JP JP14872681U patent/JPS5852062U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812749B1 (ja) * | 1970-03-24 | 1973-04-23 | ||
JPS5027246A (ja) * | 1973-07-13 | 1975-03-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5852062U (ja) | 1983-04-08 |
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