JP2598862Y2 - 磁気カード等の送りローラ装置 - Google Patents

磁気カード等の送りローラ装置

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JP2598862Y2
JP2598862Y2 JP1992076077U JP7607792U JP2598862Y2 JP 2598862 Y2 JP2598862 Y2 JP 2598862Y2 JP 1992076077 U JP1992076077 U JP 1992076077U JP 7607792 U JP7607792 U JP 7607792U JP 2598862 Y2 JP2598862 Y2 JP 2598862Y2
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drive shaft
roller
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守 水野
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Nidec Sankyo Corp
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  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁気カード等の送りロ
ーラに関する。
【0002】
【従来の技術】情報を記録されたカードや預・貯金の通
帳(以下「磁気カード等」という。)を送る磁気カード
リーダ等には、磁気カード等を送るための送り機構が採
用され、種々の送り機構が提案されている。
【0003】送り機構では、磁気カード等の搬送通路に
複数個の送りローラを配設し、駆動モータから歯車輪列
による減速手段で減速して駆動軸を回転させているタイ
プのものがある。
【0004】特に、かかる減速歯車輪列を用いている送
り機構では、歯車輪列での微小な回転むらが駆動軸から
送りローラを介して走行する磁気カード等に伝達され、
その結果、情報の読み取りに影響を及ぼし、リードジッ
ターを悪化させる要因となっている。
【0005】かかる回転むらを解消することを目的とし
て、実開平4−24152号公報に開示された技術があ
る。この技術では、継手部分に噛み合い用の凹部を形成
した特殊形状のゴムリングを使用している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来技術では、送りロ
ーラの回転むらを解消する手段として、特殊形状のゴム
リングを必要とするが、成型ゴムでは加工精度のばらつ
きが大きいため、特に大量生産においては、問題があ
る。
【0007】従って本考案は、特殊形状のゴムリングを
用いることなく、回転むらを抑止することのできる磁気
カード等の送りローラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本考案では、駆動軸(6)の回転トルクが伝達されて
回転するローラ(2)と、弾性板体(3)と、軸部材が
一体又は別体に設けられた駆動軸(6)を具備した磁気
カード等の送りローラ装置であって、前記駆動軸(6)
には前記ローラ(2)が遊嵌状に挿通され、前記駆動軸
(2)に設けられた位置決め用の係止部(6a)に前記
ローラ(2)の回転軸方向での一端側端面が当接し、か
つ前記駆動軸(6)上又は前記駆動軸(6)と一体的な
軸部材(5)上であって前記ローラ(2)を間にして前
記係止部(6a)と対向した位置に設けられた位置決め
用の当接部(5−1)に弾性板体(3)を介して前記ロ
ーラ(2)の前記一端側端面と反対側の他端側端面部が
当接していて、前記他端側端面部であって前記駆動軸
(6)により挿通された部位から半径方向にずれた位置
には凹部もしくは凸部が形成され、前記軸部材(5)も
しくは前記駆動軸(6)には前記凹部に嵌合する凸状の
嵌合部もしくは前記凸部に嵌合する凹状の嵌合部が形成
され、前記凹部もしくは前記凸部に対して前記嵌合部が
前記ローラの回転方向に隙間をあけて嵌合した状態にあ
り、前記隙間には上記弾性板体(3)が圧入状態で介在
していることとした。
【0009】
【作用】弾性板体は駆動軸に生ずる回転むらを吸収す
る。
【0010】
【実施例】1.構成 本例では、図1に示すように、凹部1を有するローラ2
と、環状の弾性板体3と、凸部よりなる嵌合部4を有す
る軸部材5と、駆動軸6等により送りローラが構成され
ている。
【0011】これらのうち、ローラ2、環状弾性
3、軸部材5の各中心部にはそれぞれ軸6により挿通さ
れる中心穴が形成されている。これらの中心穴を順次符
号H2,H3,H5で示す。
【0012】図3において、図3(b)は図3(a)の
A−A矢視断面図である。この図3にも示すように、ロ
ーラ2は、金属製の筒状体2−1の外周にゴム製の筒状
2−2を被せて接着した構成よりなる。
【0013】図1、図3に示すように、凹部1はこの筒
状体2−1の中心穴H2を間にして直径方向に、深さD
1、幅W1,径W2の大きさで形成されている。中心穴
H2は、駆動軸6に対し略同径の遊嵌状であり、よっ
て、組立状態においてローラ2は駆動軸6に対して回転
自在である。
【0014】図4において、図4(a)の矢視B―B断
面を示したのが図4(b)である。図4に示すように、
軸部材5は、組立状態において駆動軸6と一体的に固定
されるもので、嵌合部4は位置決め用の当接部としての
フランジ部5−1よりローラ2側に突出しており、凹部
1に対し、隙間をもって嵌合すべきものである。従っ
て、この嵌合部4の幅w1は凹部の幅W1より小さく、
径w2は凹部の径W2よりも小さい。
【0015】フランジ部5−1には、中心穴H5より放
射状に2つのねじ穴5−2、5−3が形成されている。
これらのねじ穴は、当該軸部材5を駆動軸6に一体的に
固定するべく、固定ねじ7を螺入するためのものであ
る。
【0016】弾性板体3は、ゴム製であり、環状の板体
という単純な形状をしている。その外径は、嵌合部4の
外径w2と同じ大きさである。この弾性板体3は凹部1
と嵌合部4との隙間に圧入されるべきものであるから、
その厚さは、少なくとも、(W1−w1)/2よりも大
きく製作されている。例えば、w1=2.6mm、W1
=1mm、とすると、弾性板体3の厚さは1mmであ
る。
【0017】2.組立の手順 図2において,図2(a)は図2(b)のC−C矢視断
面図(但し,駆動軸部を除く)である。図2(a)に示
すように,駆動軸6にローラ2を嵌め、その一端を駆動
軸6に形成したローラ2の位置決め用の係止部6aに適
宜,座金などを介して突きあてる。この段階ではまだ、
軸部材5は駆動軸に取り付けられておらず、ローラ2は
駆動軸に対して回転自在である。
【0018】弾性板体3を駆動軸6に嵌め、次いで軸部
材5を嵌め、嵌合部4が凹部1に嵌まるように回転方向
上の位置を定めて軸部材をローラ2側に向けて押圧す
る。すると、弾性板体3は嵌合部4により押圧されて変
形して凹部1の長手方向からみた状態で略Ω字状に変形
して、凹部1と嵌合部4との隙間に圧入される。
【0019】この押圧により,ローラ2の位置決め用の
当接部としてのフランジ部5−1の面と筒状体2−1の
面との間に弾性板体3が挟圧された状態で、ねじ穴5−
3、5−2に固定ねじ7をねじ込み、軸部材5を駆動軸
6と一体的に固定する。このとき、図2(a)に示すよ
うに、凹部1内の軸方向上には、弾性板体3との間にな
おΔtの隙間がある。
【0020】図2(b)は、図2(a)のF−F矢視断
面図であり、隙間に圧入されている弾性板体3の断面が
見える。
【0021】3.作動 かかる構成より駆動源と連結される駆動軸6の回転トル
クは、隙間に介在する弾性板体3を介してローラ2に伝
達されることになる。よって、駆動軸6が正逆転して
も、又回転むらを生じても、駆動軸に生ずる回転むらは
中間緩衝材としての弾性板体3により吸収される。
【0022】かかる構成を磁気カードの送り機構に適用
した場合には、駆動軸6と一体の嵌合部4の微小な回転
むらにローラ2が追従できない分だけ、回転むらがロー
ラ2に伝わらず、リードジッターを改善することができ
る。
【0023】4.変形例 前記例では、凸状の嵌合部を有する軸部材5を駆動軸6
と別体に製作し、これを組立時に駆動軸と一体的にする
構成としたが、当初から駆動軸そのものに嵌合部を形成
することもできる。
【0024】また、凹凸の形成個所を入れ替えて、ロー
ラに凸部を、駆動軸に凹部からなる嵌合部を設けた構成
とすることもできる。凸部はピンをもって構成すること
もできる。
【0025】前記例では、弾性板体の外径を凸部の外径
と一致させたが、必ずしもその必要はない。要は回転方
向において、圧入され、緩衝機能を発揮すればよい。
【0026】 5.本考案が適用される磁気カード等の送り機構の例 図5において、送り機構は、カードKを機構内に引き込
むための呼び込み部8と、カードに体して情報の読み取
りや、書き込みを行なう読取/書込部9と、各部に設け
られた送りローラを駆動する駆動手段とからなってい
る。
【0027】カードKの両縁を案内するフレーム10、
11のうち、フレーム10には駆動モータ12が固定さ
れている。このモータ12の出力軸には、歯車G1が設
けられ、互いに噛み合う減速歯車G2,G3とで減速歯
車列を構成している。
【0028】歯車G3は、フレーム10、11に回転自
在に支持された駆動軸15に固定されている。この軸1
5には、ローラ2及び軸部材5等による、呼び込みロー
ラとして機能する送りローラが設けられている。
【0029】駆動軸15の一端にはタイミングプーリ1
3が固定されている。このプーリにはタイミングベルト
14が巻き付けられている。このタイミングベルト14
は、駆動軸6の一端に固定されたタイミングプーリ16
に巻き付けられている。
【0030】駆動軸6には、ローラ2及び軸部材5等が
設けられており、ローラを駆動する意味で駆動軸と称す
る。この、駆動軸6に設けられたローラ2には、図示省
略の軸に回転自在に支持されたピンチローラが上方に対
向当接している。
【0031】そして、このローラ2の隣には、ヘッド支
持体17に支持された読み書き用の磁気ヘッド18が配
設されている。このヘッドには、図示を省略されたパッ
トローラが対向しており、ヘッドと送られるカードとの
相対位置を保持するようになっている。
【0032】読取ジッターに直接影響を及ぼすローラは
駆動軸6に設けられたものであるが、本例のように呼び
込み側にも設けることにより、一層の効果を奏すること
ができる。
【0033】
【考案の効果】本考案により、特殊形状のゴムリングを
用いることなく、回転むらを抑止することのできる磁気
カード等の送りローラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる、送りローラの要部斜視図であ
る。
【図2】本考案にかかる、送りローラの要部断面図であ
る。
【図3】本考案にかかる、ローラの説明図である。
【図4】本考案にかかる、嵌合部の説明図である。
【図5】本考案にかかる、カード送り機構の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 凹部 2 ローラ 3 弾性板体 4 嵌合部 6 駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−24152(JP,U) 実開 昭57−75230(JP,U) 実開 昭60−158026(JP,U) 実開 昭58−11126(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動軸(6)の回転トルクが伝達されて回
    転するローラ(2)と、弾性板体(3)と、軸部材が一
    体又は別体に設けられた駆動軸(6)を具備した磁気カ
    ード等の送りローラ装置であって、 前記駆動軸(6)には前記ローラ(2)が遊嵌状に挿通
    され、前記駆動軸(2)に設けられた位置決め用の係止
    部(6a)に前記ローラ(2)の回転軸方向での一端側
    端面が当接し、かつ前記駆動軸(6)上又は前記駆動軸
    (6)と一体的な軸部材(5)上であって前記ローラ
    (2)を間にして前記係止部(6a)と対向した位置に
    設けられた位置決め用の当接部(5−1)に弾性板体
    (3)を介して前記ローラ(2)の前記一端側端面と反
    対側の他端側端面部が当接していて、 前記他端側端面部であって前記駆動軸(6)により挿通
    された部位から半径方向にずれた位置には凹部もしくは
    凸部が形成され、前記軸部材(5)もしくは前記駆動軸
    (6)には前記凹部に嵌合する凸状の嵌合部もしくは前
    記凸部に嵌合する凹状の嵌合部が形成され、前記凹部も
    しくは前記凸部に対して前記嵌合部が前記ローラの回転
    方向に隙間をあけて嵌合した状態にあり、前記隙間には
    上記弾性板体(3)が圧入状態で介在していることを特
    徴とする磁気カード等の送りローラ装置。
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