JP2598240Y2 - 冷媒管および保温筒の保護筒 - Google Patents

冷媒管および保温筒の保護筒

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JP2598240Y2 JP1993074735U JP7473593U JP2598240Y2 JP 2598240 Y2 JP2598240 Y2 JP 2598240Y2 JP 1993074735 U JP1993074735 U JP 1993074735U JP 7473593 U JP7473593 U JP 7473593U JP 2598240 Y2 JP2598240 Y2 JP 2598240Y2
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通雄 井上
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、湾曲させた金属板によ
って冷媒管および保温筒の外周を囲み、一方の縁部と他
方の縁部とを逆止可能な爪掛けに掛止して保護する保護
筒に係るものであり、さらに詳しくは、銅管からなる複
数の冷媒管を配管施工するに際して、ポリエチレンフォ
ームなどを円筒にした保温筒で夫々の冷媒管の外周を被
覆し、そして、冷媒管および保温筒並びに必要ならば導
電ケーブルの外周から、金属板を湾曲させた保護筒によ
って囲み、保護筒の一方の縁部に形設された逆止可能な
爪掛け用の折曲部と、他方の縁部に列設された逆止突子
とを、逆止可能な爪掛けに掛止して、そして順次前記の
次ぎ以降の保護筒を前記手順によって囲み、かつ、前記
手順によって夫々逆止可能な爪掛けに掛止して、切り欠
き部を形設した上端側の外周に、隣り合わせる次の保護
筒の切り欠き部がない下端側を重ね合わせて嵌入し、配
管の所要長に合わせて所要個の保護筒を連設することに
よって、ポリエチレンフォームなどの保温筒で被覆して
配管された複数の冷媒管を前記保護筒列内に整えて収納
し、風雨や外力などから保護するとともに、その外観を
美麗にするための冷媒管および保温筒の保護筒に関する
ものである。なお、本考案の「葛(つづら)三つ折り状
の折曲部」とは、「葛折り(つづらおり)」状の「折れ
曲がり」が「三つ」である「折曲部」を意味するもので
あります。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、例えば実開昭63−
99097号公報に開示されたものが知られており、そ
して、同公報に記載された管被覆材保護筒は図11およ
び図12に示す如く、保護筒3の縁部3aにおけるはぜ
折り部分の裏面側を設定長L1位置から直角に切除し、
表面側上端のアール部9aから折り返し部4cに向かっ
てガイドライン9bを設定長L1の長さで下向き傾斜線
状に切除して、嵌合ガイドと回り止めを兼ねた係合部9
を形成すると共に、縁部3bにおける略逆止突子6まで
の設定長L2を上端のアール部10aからガイドライン
10bを略設定長L3の長さで僅かに下向き傾斜線状に
切除して、設定長L4の回り止め用の係合部10を形成
したものであった。
【0003】そして、設定長L1は、上位の保護筒3’
の下端部に、下位の保護筒3”の上端部を、係合部9、
10を案内として嵌合接続したときの、嵌合幅であっ
て、かつ、上位の保護筒3’の下端部に、下位の保護筒
3”の上端部をアール部9a、10a及びガイドライン
9b、10bを案内として嵌合接続したときに、保護筒
3”の係合部9が保護筒3’のスリット4a内の折り返
し部4cの内側に衝突し、また、保護筒3”の係合部1
0が保護筒3’のスリット4bの折り返し部4dの内側
に衝突して、左右両方向に回り止め状態に嵌合接続さ
れ、それによって、嵌合接続した各保護筒の折り返し部
4cが一直線状に固定的に維持されるようにしたもので
あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案に係る、ポリエ
チレンフォームなどを円筒にした保温筒で被覆して配管
される冷媒管は、JIS H 3300のうち(記号)
1220T,(形状)管,(名称)りん脱酸銅の規定に
よる長い銅管であって、軟質で曲げ応力に弱いものであ
る。また、保護筒内には、一対または複数対の冷媒管お
よび保温筒並びに必要ならば導電ケーブルを整列収納す
るため、前記の夫々の構成要素が接して形成する保護筒
の内接円内に空間ができる。そして、前記一対または複
数対の冷媒管および保温筒並びに必要ならば導電ケーブ
ルを収納する保護筒は、所定長の円筒部単体はもとよ
り、一方の縁部に形設された折曲部と他方の縁部に列設
された所要個の逆止突子とを逆止可能な爪掛けに掛止す
る掛止部、および、一方の縁部に形設された切り欠き部
外周と隣接する次の保護筒の下端側内周とを重ね合わせ
嵌入して連設する接合部が、軽量かつ強靱であって、風
雨や外力などから保護し得ることが要求される。
【0005】ところが、従来の技術によるこの種の保護
筒は、上位の保護筒3’の下端部に、下位の保護筒3”
の上端部をアール部9a、10a及びガイドライン9
b、10bを案内として嵌合接続したときに、保護筒
3”の係合部9が保護筒3’のスリット4a内の折り返
し部4cの内側に衝突し、また、保護筒3”の係合部1
0が保護筒3’のスリット4bの折り返し部4dの内側
に衝突して、左右両方向に回り止め状態に嵌合接続され
るものであって、図12に示す如く、下位の保護筒3”
の上端部に形成したガイドライン9bと10bとが交差
する上端側に空間91が形成されて、空間91と上位の
保護筒3’の下端部との間に重なり合わない部分ができ
るので、配管の所要長に合わせて所要個の保護筒を連設
する接合部が脆弱であるという問題があった。
【0006】本考案は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、配管の所要長に
合わせて所要個の保護筒を連設する接合部が強靱である
冷媒管および保温筒の保護筒を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案による冷媒管および保温筒の保護筒は、四
角形からなる金属板の一方の縁部の縁端と該一方の縁部
の縁端に直交する上端とが交差してなすかど部に、一方
の縁部の縁端と上端との交点から該一方の縁部の縁端に
沿って略々60mm以上の一辺および該交点から上端に
沿って少なくとも葛三つ折り状の折曲部の形成に必要な
距離の他の一辺、並びに、該一辺の対辺および該他の一
辺の対辺とから形成される四角形部分を切除して形設し
た切り欠き部と、切り欠き部を除いた一方の縁部の膨出
部分に葛三つ折り状に形設した折曲部と、金属板の他方
の縁部には、他方の縁部の縁端に並行して、かつ、一方
の縁部の折曲部と同一面側に突出して列設した所要個の
逆止突子と、を備えてなるものである。
【0008】前記、一方の縁部の縁端と上端とが交差し
てなすかど部に形設された切り欠き部が、略直角四角形
に切除して形設したものである。
【0009】また、一方の縁部の縁端と上端とが交差し
てなすかど部に形設された切り欠き部のうちの略々60
mm以上の一辺の縁端と、一方の縁部の膨出部分に葛三
つ折り状に形設した後の折曲部縁端とを略一直線に形設
してなるものである。
【0010】さらに、一方の縁部の縁端と上端とが交差
してなすかど部に形設された切り欠き部のうちの略々6
0mm以上の一辺と上端とが交差してなすかど部に、そ
の交点から夫々5乃至20mmの一辺と、5乃至20m
mの一辺との二辺によって形成される三角形の部分を切
除した面取り部を形設してなるものである。
【0011】
【作用】上述のように構成された本考案の作用につい
て、図1,図5および図8によって以下のとおり説明す
る。
【0012】図1に示す如く、一方の縁部3aの一方の
縁端3eと該一方の縁端3eに直交して形成される上端
3cとが交差してなすかど部3gに、一方の縁端3eと
上端3cとの交点から一方の縁端3eに沿って略々60
mm以上の一辺6aおよび該交点から上端3cに沿って
少なくとも葛三つ折り状の折曲部4の形成に必要な距離
の他の一辺6bと該一辺6aに対辺する一辺6aaおよ
び該他の一辺6bに対辺する一辺6bbとから形成され
る四角形部分を略直角四角形に切除して切り欠き部6を
形設し、前記かど部3gに形設された切り欠き部6のう
ちの略々60mm以上の一辺6aaと上端3cとが交差
してなすかど部6cに、その交点から夫々5乃至20m
mの一辺と、5乃至20mmの他の一辺との二辺によっ
て形成される三角形の部分を切除した面取り部7を形設
し、
【0013】そして、図1および図5に示す如く、金属
板3pの表面(図1紙面の表面側)に対して直交する方
向に四角形のうちの他方の縁端3f側の一辺を除くコ字
状の3辺を剪断可能に、かつ、他方の縁端3f側の剪断
されない一辺を裏面側に所定角度に折り曲げるとともに
一方の縁部3a側の一辺を裏面側に突出可能に四角形の
剪断工具を当接させて押圧し裏面側に突出した所要個の
逆止突子5を他方の縁端3fに近隣かつ並行して列設し
たので、
【0014】配管の所要長に合わせて所要個の保護筒3
を連設する図8に示す夫々の接合部9が強靱に組付けで
きる作用をするものである。
【実施例】本考案の実施例について、図1乃至図3,図
5,図6,図8および図10によって以下のとおり説明
する。
【0015】図1は四角形からなる金属板3pに切り欠
き部6,面取り部7および逆止突子5を形設した形状を
示すものであって、金属板3pの一方の縁部3aには、
一方の縁部3aの一方の縁端3eと該一方の縁端3eに
直交して形成される上端3cとが交差してなすかど部3
gに、一方の縁端3eと上端3cとの交点から一方の縁
端3eに沿って略々60mm以上の一辺6aおよび該交
点から上端3cに沿って少なくとも後述する葛三つ折り
状の折曲部4の形成に必要な距離の他の一辺6bと該一
辺6aに対辺する一辺6aaおよび該他の一辺6bに対
辺する一辺6bbとから形成される四角形部分を略直角
四角形に切除して切り欠き部6を形設し、前記かど部3
gに形設された切り欠き部6のうちの略々60mm以上
の一辺6aaと上端3cとが交差してなすかど部6c
に、その交点から夫々5乃至20mmの一辺と、5乃至
20mmの他の一辺との二辺によって形成される三角形
の部分を切除した面取り部7を形設する。そして、金属
板3pの他方の縁部3bには、図1および図5に示す如
く、金属板3pの表面(図1紙面の表面側)に対して直
交する方向に四角形のうちの他方の縁端3f側の一辺を
除くコ字状の3辺を剪断可能に、かつ、他方の縁端3f
側の剪断されない一辺を裏面側に所定角度に折り曲げる
とともに一方の縁部3a側の一辺を裏面側に突出可能に
四角形の剪断工具を当接させて押圧し裏面側に突出した
所要個の逆止突子5を他方の縁端3fに近隣かつ並行し
て列設する。
【0016】次いで図2および図6は一方の縁部3aの
膨出部分3hに折曲部4を形設した形状を示すものであ
って、金属板3pの一方の縁部3aの図1に示す膨出部
分3hには、金属板3pの他方の縁部3bに列設した所
要個の逆止突子5の突出側と同一面側に湾曲させた第1
折曲部4aと、第1折曲部4aから所定の位置で該第1
折曲部4a反対側に湾曲させ折り返した第2折曲部4b
と、第2折曲部4bから第1折曲部4aと対向する所定
の位置で該第1折曲部4aに向かうとともに該第2折曲
部4bに向かって内側に湾曲させ折り返した逆止爪4e
を有する第3折曲部4cと、第1折曲部4aと第3折曲
部4cとの間口が少なくとも金属板が差し込み可能であ
るとともに他方の縁部3bを差し込んだとき第2折曲部
4b内周と逆止爪4eの先端との深さが少なくとも逆止
爪4eの先端面と所要個の逆止突子5の先端面とが当接
可能な折曲空隙4fと、からなる葛三つ折り状の折曲部
4を形設し、かつ、葛三つ折り状に形設した後の折曲部
縁端4dと、図1に示す切り欠き部6のうちの略々60
mm以上の一辺6aaの縁端とを略一直線に形設する。
【0017】次いで図3は折曲部4および逆止突子5を
内周側にして湾曲させた所定長の口開き円筒体対からな
る組付け前の保護筒3を示すものであって、図10に示
す銅管からなる複数の冷媒管1S,1Lの外周を被覆す
るポリエチレンフォームなどを円筒にした夫々の保温筒
2S,2Lの外周を囲み、かつ、折曲部4と逆止突子5
とからなる掛止部8を逆止可能な爪掛けに掛止する以前
の姿である。
【0018】引き続き、上述した保護筒3の組付け手順
について、図4,図6および図8乃至図10によって以
下のとおり説明する。
【0019】図4は組付け後の保護筒3の姿を示すもの
であって、保護筒3の上端3cを上にして、図10に示
す如く、銅管からなる複数の冷媒管1S,1Lの外周を
被覆するポリエチレンフォームなどを円筒にした夫々の
保温筒2S,2L並びに必要ならば図示しない導電ケー
ブルの外周を保護筒3によって囲み、折曲部4の第1折
曲部4aと第3折曲部4cとを挟む内側に形成される図
6に示す折曲空隙4f内に、他方の縁部3bを差し込
み、逆止突子5および他方の縁部3bの外周面によって
第2折曲部4bの弾性力に抗して第1折曲部4aと第3
折曲部4cとの間口を拡幅し、逆止突子5の先端面を逆
止爪4eの先端面に当接させて、第2折曲部4bの弾性
力によって第1折曲部4aと第3折曲部4cとの間口を
前記拡幅前の状態に復帰させて、図7に示す掛止部8を
逆止可能な爪掛けに掛止する。
【0020】次いで図8は前欄によって掛止部8を逆止
可能な爪掛けに掛止した後の前の保護筒3に次の保護筒
3Aを連設して掛止した後の姿を示すものであって、前
の保護筒3の上部で次の保護筒3Aの上端3cを上にし
て、前欄記載の冷媒管1S,1Lおよび保温筒2S,2
L並びに必要ならば図示しない導電ケーブルの外周を次
の保護筒3Aによって囲み、次の保護筒3Aの折曲部4
の第1折曲部4aと第3折曲部4cとを挟む内側に形成
される折曲空隙4f内に、他方の縁部3bを差し込み、
かつ、逆止突子5の先端面を逆止爪4eの先端面に当接
させて掛止部8を逆止可能な爪掛けに掛止した後、前の
保護筒3の外周に次の保護筒3Aの内周を滑らせなが
ら、次の保護筒3Aの下端3dが前の保護筒3の折曲部
4の上端に達するまで嵌入して接合部9を形成する。
【0021】そして、引き続いて図9に示す次の保護筒
3Aの次の保護筒3B並びにそれ以降の保護筒3を前記
手順によって掛止するとともに配管の所要長に合わせて
所要個の保護筒3を連設して組付ける。
【0022】なお、組付け後の所要個の保護筒3からな
る軸芯の曲がりをより少なくしたり、または、より強靱
にするためには、第1折曲部4aの内周側の空隙に一方
の縁部3aの折曲部4が形設されない残りの縁部が差し
込み可能に該第1折曲部4aを形設して、組付けに際し
て、保護筒3の一方の縁部3aの折曲部4が形設されな
い残りの縁部を次の保護筒3Aの第1折曲部4aの内周
側の空隙に差し込むようにする。
【0023】また、前の保護筒3に次の保護筒3Aを差
し込む深さは、例えば組付ける保護筒3の数が少ない場
合には、次の保護筒3Aの下端3dが前の保護筒3の折
曲部4の上端に必ずしも達する必要はない。
【0024】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、以下に記載する効果を奏する。
【0025】一方の縁部の縁端と該一方の縁部の縁端に
直交する上端とが交差してなすかど部に、一方の縁部の
縁端と上端との交点から該一方の縁部の縁端に沿って略
々60mm以上の一辺および該交点から上端に沿って少
なくとも葛三つ折り状の折曲部の形成に必要な距離の他
の一辺、並びに、該一辺の対辺および該他の一辺の対辺
とから形成される四角形部分を切除して形設した切り欠
き部と、切り欠き部を除いた一方の縁部の膨出部分に葛
三つ折り状に形設した折曲部と、金属板の他方の縁部に
は、他方の縁部の縁端に並行して、かつ、一方の縁部の
折曲部と同一面側に突出して列設した所要個の逆止突子
とを設けたので、配管の所要長に合わせて所要個の保護
連設する夫々の接合部が強靱であるとともに、美麗
に組付けできる冷媒管および保温筒の保護筒である。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属板に切り欠き部,面取り部および逆止突子
を形設した形状を示す説明図であって、その展開平面図
である。
【図2】一方の縁部の膨出部分に折曲部を形設した形状
を示す説明図であって、(イ)はその側面図、(ロ)は
その平面図である。
【図3】折曲部および逆止突子を内周側にして湾曲させ
た形状を示す説明図であって、(イ)はその平面図、
(ロ)はその正面図である。
【図4】折曲部と逆止突子とを掛止した形態を示す説明
図であって、(イ)はその平面図、(ロ)はその正面図
である。
【図5】逆止突子の拡大図であって、図1のA−A断面
図である。
【図6】図3(イ)の平面図に示す折曲部および逆止突
子の拡大図である。
【図7】図4(イ)の平面図に示す掛止部の拡大図であ
る。
【図8】前の保護筒と次の保護筒とを重ね合わせて嵌入
し、接合した形態を示す説明図であって、その正面図で
ある。
【図9】冷媒管および保温筒を保護筒列内に整えて収納
し、隣り合わせる保護筒と保護筒とを重ね合わせて接合
し終えた形態および重ね合わせて嵌入する前の形態を示
す説明図であって、その正面図である。
【図10】冷媒管および保温筒を保護筒内に整えて収納
した形態を示す説明図であって、図9の横断面図であ
る。
【図11】従来の技術による保護筒の折り返し部および
逆止突子を内周側にして湾曲にした形状を示す説明図で
あって、(イ)はその平面図、(ロ)はその正面図であ
る。
【図12】従来の技術による保護筒の接合部を示す説明
図であって、その拡大正面図である。
【符号の説明】
〔従来の技術に係る符号〕 3 保護筒 3’ 上位の保護筒 3” 下位の保護筒 6 略逆止突子 9 係合部 9a アール部 9b ガイドライン 10 係合部 10a アール部 10b ガイドライン 〔本考案に係る符号〕 3 保護筒 3A 3の次の保護筒 3B 3Aの次の保護筒 3a 一方の縁部 3b 他方の縁部 3c 上端 3d 下端 3p 金属板 4 折曲部 4e 逆止爪 5 逆止突子 6 切り欠き部 8 掛止部 9 接合部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形からなる金属板を素材として、金
    属板の一方の縁部に葛(つづら)三つ折り状の折曲部を
    他方の縁部が掛止可能に形設し、折曲部と反対側に位置
    する他方の縁部には該折曲部と同一面側で、かつ、該折
    曲部に爪掛け可能な突出部分を形設した所要個の逆止突
    子を列設し、折曲部および所要個の逆止突子を内周側に
    して湾曲させ所定長の口開き円筒体となし、所定長の口
    開き円筒体によって冷媒管および保温筒の外周を囲んだ
    後、折曲部と所要個の逆止突子とを逆止可能な爪掛けに
    掛止して、隣り合わせる次の保護筒の切り欠き部がない
    下端側を重ね合わせて嵌入し、配管の所要長に合わせて
    所要個の保護筒を連設することによって、冷媒管および
    保温筒を保護する保護筒において、 四角形からなる金属板の一方の縁部の縁端と該一方の縁
    部の縁端に直交する上端とが交差してなすかど部に、一
    方の縁部の縁端と上端との交点から該一方の縁部の縁端
    に沿って略々60mm以上の一辺および該交点から上端
    に沿って少なくとも葛三つ折り状の折曲部の形成に必要
    な距離の他の一辺、並びに、該一辺の対辺および該他の
    一辺の対辺とから形成される四角形部分を切除して形設
    した切り欠き部と、切り欠き部を除いた一方の縁部の膨
    出部分に葛三つ折り状に形設した折曲部と、金属板の他
    方の縁部には、他方の縁部の縁端に並行して、かつ、一
    方の縁部の折曲部と同一面側に突出して列設した所要個
    の逆止突子と、を備えてなることを特徴とする冷媒管お
    よび保温筒の保護筒。
  2. 【請求項2】 一方の縁部の縁端と上端とが交差してな
    すかど部に形設された切り欠き部が、略直角四角形に切
    除して形設した切り欠き部である請求項1記載の冷媒
    管および保温筒の保護筒。
  3. 【請求項3】 一方の縁部の縁端と上端とが交差してな
    すかど部に形設された切り欠き部のうちの略々60mm
    以上の一辺の縁端と、一方の縁部の膨出部分に葛三つ折
    り状に形設した後の折曲部縁端とを略一直線に形設して
    なる請求項1または請求項2記載の冷媒管および保温
    筒の保護筒。
  4. 【請求項4】 一方の縁部の縁端と上端とが交差してな
    すかど部に形設された切り欠き部のうちの略々60mm
    以上の一辺と上端とが交差してなすかど部に、その交点
    から夫々5乃至20mmの一辺と、5乃至20mmの一
    辺との二辺によって形成される三角形の部分を切除した
    面取り部を形設してなる請求項1、請求項2または請求
    項3記載の冷媒管および保温筒の保護筒。
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