JP2598174Y2 - 穿孔機 - Google Patents

穿孔機

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JP2598174Y2
JP2598174Y2 JP1993064816U JP6481693U JP2598174Y2 JP 2598174 Y2 JP2598174 Y2 JP 2598174Y2 JP 1993064816 U JP1993064816 U JP 1993064816U JP 6481693 U JP6481693 U JP 6481693U JP 2598174 Y2 JP2598174 Y2 JP 2598174Y2
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drill
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    • B25H1/0021Stands, supports or guiding devices for positioning portable tools or for securing them to the work
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    • B25H1/0057Devices for securing hand tools to the work
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    • B23B45/00Hand-held or like portable drilling machines, e.g. drill guns; Equipment therefor
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溝形鋼やH形鋼等の形
鋼の加工に最適な穿孔機に関し、特に、形鋼等に穿孔機
を固定し、ドリル等の刃物を形鋼の所望の位置に移動さ
せてドリルスタンドをしっかりと固定した状態で被加工
物に穿孔することができる穿孔機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気ドリルを磁石付きのドリ
ルスタンドに取付け、このドリルスタンドを被加工物に
磁気吸着させて穿孔加工を行うことができるようにし、
電気ドリルの携行性を兼ね備えつつ被加工物に対する位
置決め固定性の向上を図った穿孔機が提案されている。
しかしながら、この種の穿孔機は、電磁石による磁気吸
着力が被加工物の肉厚によって左右され、特に被加工物
の肉圧が比較的薄い場合には磁気吸着力が弱くなって位
置決め固定力が低下し、加工する溝形鋼などの穿孔加工
時のトルク上昇によって、ドリルスタンドが被加工物上
を横すべりしてしまうという事態を生じる。
【0003】そこで、本出願人は、この点を改善するた
めに、従来のように被加工物に磁気吸着させなくても、
切削抵抗によるトルクの上昇に起因した横すべりを生ず
ることなく、比較的肉厚の薄い被加工物に対しても的確
に所定の位置に穿孔機を固定して、精度の高い穿孔作業
を実現できる穿孔機を提案した(実開昭61−9660
9号)。
【0004】この穿孔機を図面を参照して簡単に説明す
ると、図6は従来例の穿孔機の一部を切欠いた正面図、
図7は同従来例の挟持部と穿孔部設置用ディスクの斜視
図、図8は同従来例のディスクの平面図である。図6、
図7において、穿孔機100は、被加工物101を挟持
する挟持部102と、該挟持部102上に立設され、か
つ、挟持部102上で回転可能に設けられたドリルスタ
ンド103と、該ドリルスタンド103に対して上下に
摺動自在に保持されたスライダ104と、該スライダ1
04に固定された電気ドリル105とより構成されてい
る。電気ドリル105には被加工物101に穿孔するた
めの刃物が取り付けられており、この刃物を交換するこ
とにより、被加工物101に各種形状の穴を開けること
ができ、また、スライダ104を上下させることにより
電気ドリルに取り付けた刃物の上下の位置決めができ、
さらにドリルスタンド103を回転させることにより、
電気ドリルによる被加工物の穴明け位置を変更すること
ができるようになっている。
【0005】図6を参照して挟持部102の構成および
前記挟持部102とドリルスタンド103との関連構成
をさらに説明する。前記挟持部102は、穿孔機100
を被加工物101に固定するための左右一対の挟持板1
06a、106bと、ドリルスタンド103を立設保持
するベースフレーム108を備えている。
【0006】前記挟持板106a、106bはリードス
クリュウ軸107に螺嵌合しており、同リードスクリュ
ウ軸107を回転させることにより互いに相対変位して
被加工物101を挟持することができ、これらは所謂バ
イス形式の挟持部を構成している。前記挟持板106
a、106bは断面コの字形に形成されている前記ベー
スフレーム108の下面に収納されている。前記ベース
フレーム108は両側壁部108a、108bを備えて
おり、該両側壁部108a、108bに差し渡した前後
一対の平行なガイドロッド109a、109b(図7参
照)に、上記一対の挟持板106a、106bが摺動自
在に嵌挿されている。
【0007】上記リードスクリュウ軸107は、その左
端部が前記側壁部108aを貫通し、この側壁部108
aを挟む如く該リードスクリュウ軸107に挿通固定さ
れた一対のストップカラー110a、110bで軸心方
向へ移動が規制されて該側壁部108aに回転自在に支
持されており、またリードスクリュウ軸107の右端は
側壁部108bに軸支されている。このリードスクリュ
ウ軸107は、右ねじ部と左ねじ部を左右対称に有し、
右ねじ部には上記の挟持板106bの基部が螺嵌合さ
れ、また、左ねじ部には、他方の挟持板106aの基部
が螺嵌合されていて、上記ストップカラー110aに取
着した挟持用レバー111を操作してリードスクリュウ
軸107を右回転することにより、両挟持板106a、
106bをガイドロッド109a、109bに沿って接
近させたり、逆に左回転することにより両者を離反させ
たりすることができるように、バイス型に形成されてい
る。
【0008】一方、上記ベースフレーム108の上面部
108cに立設固定したピン112にはディスク113
が回転自在に設置されている。前記ディスク113の上
面には前記ドリルスタンド103がボルト103a等の
適宜固定手段により一体に固定されており、またディス
ク113より突出したピン112の突出端には、平ワッ
シャ114を介してロックナット115が螺着され、該
ディスク113は脱落が防止されている。このディスク
113は、図7に示すように上記ピン112を中心に回
転角θの範囲で穿設した円弧状の長孔116を周縁部に
有し、図6に示すようにベースフレーム上面部108c
に螺着した固定用レバー117のねじ部118が該長孔
116に遊嵌されている。このためディスク113は、
回転角θの範囲内でのみ扇形回動が許容され、且つ、固
定用レバー117を回動させてその回転中心であるねじ
部118を締めつけることにより、ねじ部118に形成
したフランジ部119をディスク113表面に圧接固定
し、所望の位置でディスク113を位置決めすることが
できるようになっている。
【0009】なお、この締め付け固定の際にディスク1
13を左右に回転した時には、図7に示すようにベース
フレーム108に一対のストッパ120a、120bが
設けられていて、ベースフレーム108に穿設した長孔
123に沿って摺動可能に取り付けられ、側方からねじ
121a、121bで止めうるようにし、上記ディスク
113の外周縁に突出形成した突起122を上記両スト
ッパ120a、120bを固定して位置決めできるよう
になっている。これによってディスク113を回転した
時に、孔位置が容易に決めることができる。
【0010】したがって、上記穿孔機により被加工物に
穿孔する場合、まず作業者は被加工物101上に載置し
た穿孔機をその被加工物101上の長手方向に移動さ
せ、他方ではディスク113を回転移動させて該被加工
物101上の罫書線交点に打設したポンチマークに電気
ドリル105のパイロットピンの先端を一致させる。こ
の状態で前記固定用レバー117によって、ベースフレ
ーム上面108cに該ディスク113を締め付け固定し
てから、ディスク113外周縁の突起122を一対のス
トッパ120a、120bで固定して位置決めし、次い
で、前記挟持用レバー111でリードスクリュウ軸10
7を右回転することにより両挟持板106a、106b
をガイドロッド109a、109bに沿わせて互いに接
近する方向へ移動し、両挟持板106a、106bの対
向内壁面で被加工物101の外側壁面を挟持させて被加
工物に固定する。
【0011】こうして、位置決めされた後上記電気ドリ
ル105を駆動して刃物を降下させると、同刃物の中心
がポンチマークに一致して被加工物101を穿孔するこ
とができる。その時の切削抵抗により刃物を中心とした
トルクが増大しても、上記両挟持板106a、106b
が被加工物101の外側壁面を挟持しているので、穿孔
機自体が被加工物に対して横すべりすることはない。ま
た、上記穿孔機のロック機構によって、電気ドリルによ
る穿孔作業時に、電気ドリルの刃物から受けるスラスト
方向の反力によりドリルスタンドの回転中心を支点とし
て電気ドリルが浮き上がることを防止することができ
る。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記穿孔
機のロック機構では図8に示すように、ディスク113
を固定する固定用レバー117がねじ部118を中心と
して、水平方向に回転する機構となっており、また、デ
ィスク113の締めつけ位置D(言い換えると固定用レ
バー117の回転中心であるねじ部118)が、ディス
ク113の回転中心Aと電気ドリルの刃物位置(穿孔位
置)Bとを結ぶ線C上より離れた位置に設けられている
ため、この結果、ベースフレーム108とディスク11
3とにおいて電気ドリルからの反力による前後左右方向
のモーメントが作用し、ベースフレーム108からディ
スク113が浮き上がりドリルスタンド103を共振し
孔の加工精度や刃物の切損につながるといった問題があ
る。
【0013】 そこで本考案は、ディスクの回転位置が
いかなる位置にあっても、常に、ディスク113の締め
つけ位置D(言い換えると固定用レバー117の回転中
心であるねじ部118)が、ディスク113の回転中心
Aと電気ドリルの刃物のセンタBとを結ぶ線C上に有る
よう固定手段を設け、ベースフレーム108とディスク
113とが浮き上がりを防止し、孔の加工精度を向上さ
せると共に刃物の切損を無くすことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、被加
工物に固定可能なベースフレーム上に、電気ドリルを取
り付けたドリルスタンドを立設した回転板を水平方向に
所定範囲で回転可能に設けた穿孔機であって、前記回転
板の回転中心と電気ドリルの先端に設けた刃物のセンタ
とを結ぶ線上に、穿孔時にドリルからの反力による前記
ベースフレームに対する回転板の浮き上がりを防止し、
かつ、該回転板と前記ベースフレームとを固定する固定
手段を設け、前記固定手段は回転板に位置決めされて取
り付けられ、かつ、ベースフレームに形成した回転板の
回転中心と同心の長孔内を移動可能に設けられており、
この固定手段を操作することにより回転板とベースフレ
ームとを一体に固定できるようにしたことを特徴とする
穿孔機であり、これを課題解決のための手段とするもの
である。
【0015】
【作用】挟持板2a、2bにて被加工物を挟持した後、
クランプレバー12を回転すると、クランプピン11が
回転し、クランプピン11の回転により、クランプピン
11が第2の傾斜ブロック8とともに移動し、第1の傾
斜ブロック7を傾斜面に沿って上方へ押し上げる。第1
の傾斜ブロック7の上方への移動により、シャフト5も
上方へ引き上げられ、これによってディスク3とベース
フレーム1との締めつけが行われる。こうして穿孔機が
位置決め固定された後、電気ドリルにより被加工物を穿
孔するが、その時の切削抵抗により刃物を中心としたト
ルクが増大しても、上記両挟持板2a、2bが被加工物
の外側壁面を挟持しているため、穿孔機自体が被加工物
に対して横すべりすることを防止できる。また、上記穿
孔機のロック機構は、電気ドリルの位置がいかなる位置
にあっても、常に、ディスク3の締めつけ位置D(言い
換えるとシャフト5の位置)は、ディスク113の回転
中心Aと電気ドリルの刃物位置(穿孔位置)Bとを結ぶ
線C上にあるため、電気ドリルによる穿孔作業時に、ベ
ースフレーム1からディスク3が浮き上がりを防止し孔
加工精度を向上させるとともに刃物の切損を無くすこと
ができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
すると、図1は前記従来例の図8に対応する本考案の実
施例に係る穿孔機のロック機構の平面図であり、図2は
同ロック機構の正面断面図、図3は同ロック機構の側面
断面図、図4は本穿孔機の斜視図である。なお、前記図
中に使用する符号は、従来例と対応する部材の符号につ
いても異なる符号を使用しており、また、本考案のロッ
ク機構以外のドリルスタンドの構成、電気ドリルの構成
等は従来の穿孔機と同様であるのでここではそれらの構
成についての説明は省略する。
【0017】 図1、2、3、4において、断面コ字上
のべースフレーム1の下面には従来と同様に、被加工物
21を挟持するための挟持板2a、2bが設けられてお
り、この挟持板2a、2bによって被加工物21を挟持
できるようになっている。ベースフレーム1の上面には
従来の穿孔機と同様に回転板としてのディスク3が回転
軸4を中心に回転可能に設けられている。このディスク
3の上面にはドリルスタンド22が適宜の固定手段(た
とえばボルト、溶接等)により固定されており、また、
このディスク3には図1に示すように電気ドリル23
穿孔回転軸の一端を支持する支持部3aが一体に延設さ
れている。この支持部3aは別体で構成されてもよい
(図4)。
【0018】ところで、前記電気ドリル23の刃物24
のセンタBとディスク3の回転中心Aを結ぶ線C上で、
かつ、ディスク3上には以下に述べるロック機構30が
配置されている。ロック機構30は、固定手段としてデ
ィスク3に対して上下に移動自在なシャフト5を有して
おり、該シャフト5の下部はベースフレーム1の上面1
aに形成した長穴6を貫通している。長穴6を貫通した
前記シャフト5の下端には、前記長穴からシャフト5が
上方に抜け出さぬように平ワッシャ8がネジ7によって
取り付けられている。前記長穴6は図1に示すようにド
リルスタンド22の回転中心Aを中心に回転角θの範囲
で円弧上に形成されており、回転角θの範囲内でのみデ
ィスク3の扇形回動が許容されている。
【0019】前記シャフト5の上部には第1の傾斜ブロ
ック7(図2参照)が固定されており、この第1の傾斜
ブロック7と前記ディスク3の上面との間に、第2の傾
斜ブロック8が配置されている。前記第2の傾斜ブロッ
ク8はディスク3上面を矢印X方向にスライド可能に取
り付けられているとともに第1の傾斜ブロック7の傾斜
面に対向した傾斜面20を持っており、かつ、前記シャ
フト5に対して図中左右方向に移動できるよう遊嵌部8
aを有している。
【0020】第2の傾斜ブロック8には第1の傾斜ブロ
ック7に対向して突起9が形成されており、この突起9
に形成した孔にナット10が図中、上下方向に移動可能
に遊嵌されている。ナット10にはクランプピン11が
回転可能に且つ相対移動不能に嵌合されており、クラン
プピン11の端部にはワッシャ14を介してクランプレ
バー12が設けられている。クランプレバー12はクラ
ンプピン11に対して取り付け位置が変更できるように
スプライン結合11aされており、クランプレバー12
をスプリング13に抗して図中左方に移動し、クランプ
レバー12の取り付け角度を調整した後、クランプレバ
ー12を放すと設定された角度でクランプピン11に回
転不能に結合できるようになっている。なお、前記スプ
ライン結合に変えて、シャフトの端部を多角形(6角
形、8角形等)にし、クランプレバー側をそれに合わせ
た形状にすることもできる。
【0021】一方、クランプピン11の他方の端部には
雄ねじ11bが形成されており、この雄ねじに前記第1
の傾斜ブロック7の雌ねじが噛合している。クランプレ
バー12を操作してクランプピン11を回転させると、
ねじ結合している第1の傾斜ブロック7はシャフト5に
よって移動が禁止されているため、相対的にクランプピ
ン11が前記第2の傾斜ブロック8とともに図中X方向
に移動し、この第2の傾斜ブロック8の移動によって傾
斜面に沿って第1の傾斜ブロック7がY方向に上下に移
動する。そして、前記第1の傾斜ブロック7の上方への
移動により、シャフト5が図中上方に引き上げられディ
スク3の締めつけが行われる。
【0022】上記構成からなる穿孔機のロック機構30
の作動を図5を参照して説明する。図5中の(イ)はロ
ック機構30が緩み状態、即ち、第2の傾斜ブロック8
が図中最左方に寄り、第1の傾斜ブロック7が最下方に
位置している状態にある様子を示しており、この状態の
時にはシャフト5は下方に下がっているためディスク3
はロック機構30とともにドリルスタンド22の回転軸
4を中心に回転角θ(図1参照)の範囲で回転すること
ができる。したがってロック機構30を前記緩み状態に
しておいてから、作業者は従来装置と同様に被加工物2
1上に載置した穿孔機をその被加工物21上の長手方向
所定位置に移動させ、他方ではディスク3を回転移動さ
せて該被加工物21上の罫書線交点に打設したポンチマ
ークに電気ドリル23の先端に設けた刃物24のパイロ
ットピン25の先端を一致させる。
【0023】上記状態で挟持用レバーを操作し、挟持板
2a、2b(図1参照)にて被加工物21を挟持する。
ついで、クランプレバー12を回転すると、第1の傾斜
ブロック7とネジ結合しているクランプピン11が回転
し、第2の傾斜ブロック8とともに図5中右方へ移動
し、第1の傾斜ブロック7を傾斜面に沿って上方へ移動
させる。第1の傾斜ブロック7の上方への移動により、
シャフト5も上方へ引き上げられ、これによって図5中
の(ロ)の標準状態をとる。さらにクランプレバー12
を同方向へ回転させるとシャフト5は一段と引き上げら
れ、ディスク3に強固に締めつけが行われる(ハ)。
【0024】 こうして穿孔機31が位置決め固定され
た後、上記電気ドリル23の穿孔回転軸を駆動して刃物
24を降下させると、同刃物24のセンタピン25がポ
ンチマークに一致して被加工物21を穿孔することがで
きる。その時の切削抵抗により刃物24を中心としたト
ルクが増大しても、上記両挟持板2a、2bが被加工物
21の外側壁面を挟持しているので、穿孔機自体が被加
工物21に対して横すべりすることはない。また、上記
穿孔機のロック機構30は、クランプピン11を回転さ
せて傾斜ブロック7と傾斜ブロック8とを傾斜面20を
介して上下させて締め付ける機構であるため、クランプ
レバー12をドリルスタンド22と電気ドリル23との
間の狭いスペースに配置する必要が無くなり、さらに、
図1に示すようにディスク3の回転位置(言い換えると
電気ドリルの位置)がいかなる位置にあっても、常に、
ディスク3の締めつけ位置D(言い換えるとシャフト5
の位置)は、ディスク3の回転中心Aと電気ドリル23
の刃物24のセンタBとを結ぶ線C上にあるようにする
ことができる。この結果、電気ドリル23による穿孔作
業時に、電気ドリル23の刃物24から受けるスラスト
方向の反力によりベースフレーム1からディスク3が浮
き上がることを防止することができ、孔の加工精度を向
上できるとともに刃物24の切損を無くすことができ
る。
【0025】なお、上記実施例では、ディスク3のロッ
ク機構30に第1の傾斜ブロック7、第2の傾斜ブロッ
ク8からなるカム機構を採用しているが、前記のような
ロック機構30に変えて必要に応じて極めて単純なボル
ト、ナットよりなる固定手段を採用することもできる。
この場合前記シャフト5をボルトに替え、第1の傾斜ブ
ロック7、第2の傾斜ブロック8からなる締めつけ手段
の代わりにナットを使用し、スパナ等を使用してナット
の締めつけを行う。さらに、上記実施例の説明中では、
ドリルスタンド22を固定する際にディスク3を左右に
回転した時に穿孔位置が容易に決められる機構について
特に触れていないが、従来の穿孔機と同様に、ベースフ
レーム1の適宜位置に配置することができる。また本考
案は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく
他の色々な形で実施することがで、前述の実施例はあら
ゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはなら
ない。
【0026】
【考案の効果】以上詳細に述べた如く本考案によれば、
ディスク3の回転位置がいかなる位置にあっても、常
に、ディスク3の締めつけ位置Dが、ディスク3の回転
中心Aと電気ドリル23の刃物のセンタBとを結ぶ線C
上にあるため、電気ドリル23による穿孔作業時に、電
気ドリルの刃物から受けるスラスト方向の反力によりド
リルスタンドが浮き上がってドリルスタンドが共振する
ことを防止し、孔加工精度を向上するとともに刃物の切
損を防止できる等々の優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る穿孔機のロック機構の平
面図である。
【図2】図1のロック機構の正面断面図である。
【図3】図1のロック機構の側面断面図である。
【図4】本考案の実施例に係る穿孔機の斜視図である。
【図5】本考案の実施例に係る穿孔機のロック機構の作
動説明図である。
【図6】従来のロック機構の正面断面図である。
【図7】従来のロック機構のディスク部の斜視図であ
る。
【図8】従来のロック機構のディスク部の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベースフレーム 2a、2b 挟持板 3 ディスク 4 回転ピン 5 シャフト 6 長穴 7 第1の傾斜ブロック 8 第2の傾斜ブロック 10 ナット 11 クランプピン 12 クランプレバー 20 傾斜面 22 ドリルスタンド 23 電気ドリル 24 刃物 25 パイロットピン 30 ロック機構 31 穿孔機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物に固定可能なベースフレーム上
    に、電気ドリルを取り付けたドリルスタンドを立設した
    回転板を水平方向に所定範囲で回転可能に設けた穿孔機
    であって、前記回転板の回転中心と電気ドリルの先端に
    設けた刃物のセンタとを結ぶ線上に、穿孔時にドリルか
    らの反力による前記ベースフレームに対する回転板の浮
    き上がりを防止し、かつ、該回転板と前記ベースフレー
    ムとを固定する固定手段を設け、前記固定手段は回転板
    に位置決めされて取り付けられ、かつ、ベースフレーム
    に形成した回転板の回転中心と同心の長孔内を移動可能
    に設けられており、この固定手段を操作することにより
    回転板とベースフレームとを一体に固定できるようにし
    たことを特徴とする穿孔機。
JP1993064816U 1993-12-03 1993-12-03 穿孔機 Expired - Lifetime JP2598174Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993064816U JP2598174Y2 (ja) 1993-12-03 1993-12-03 穿孔機
KR2019940030928U KR0116869Y1 (ko) 1993-12-03 1994-11-22 천공기
GB9424038A GB2284370B (en) 1993-12-03 1994-11-29 Drilling machine
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