JP2597955B2 - ２サイクルエンジンの燃料噴射装置 - Google Patents
２サイクルエンジンの燃料噴射装置Info
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- fuel injection
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
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- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/08—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
- F02B23/10—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder
- F02B23/101—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition with separate admission of air and fuel into cylinder the injector being placed on or close to the cylinder centre axis, e.g. with mixture formation using spray guided concepts
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの燃料噴射装
置に関連し、特に２サイクルエンジンに適用される燃料
噴射装置に関するものである。
置に関連し、特に２サイクルエンジンに適用される燃料
噴射装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来，エンジンの燃焼室に開閉弁を介し
て連通する噴射空間を付設し、この噴射空間の前記開閉
弁からの離間部に空気供給源を連結し、該連結部と開閉
弁の間の前記噴射空間に燃料噴射ノズルを臨ませるとと
もに、該噴射空間に噴射される燃料を、前記開閉弁が開
となるとともに前記空気供給源からの空気に伴われて前
記燃焼室に供給されるようにした２サイクルエンジンの
燃料噴射装置は公知である。
て連通する噴射空間を付設し、この噴射空間の前記開閉
弁からの離間部に空気供給源を連結し、該連結部と開閉
弁の間の前記噴射空間に燃料噴射ノズルを臨ませるとと
もに、該噴射空間に噴射される燃料を、前記開閉弁が開
となるとともに前記空気供給源からの空気に伴われて前
記燃焼室に供給されるようにした２サイクルエンジンの
燃料噴射装置は公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
ものは、エンジンの低速回転あるいは高速回転において
の燃焼室に供給される混合気の供給割合あるいは供給時
期等についての格別の探究がなされていないため、エン
ジンの性能あるいは燃費等について満足できるものがな
かった。
ものは、エンジンの低速回転あるいは高速回転において
の燃焼室に供給される混合気の供給割合あるいは供給時
期等についての格別の探究がなされていないため、エン
ジンの性能あるいは燃費等について満足できるものがな
かった。
【０００４】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、前記の欠点を解消し、燃料の噴射および燃料を
伴った燃焼室への空気の噴射の割合，時期，期間等を指
示して、性能あるいは燃費等が改良されるエンジンを得
るような２サイクルエンジンの燃料噴射装置を提供しよ
うとするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、前記の欠点を解消し、燃料の噴射および燃料を
伴った燃焼室への空気の噴射の割合，時期，期間等を指
示して、性能あるいは燃費等が改良されるエンジンを得
るような２サイクルエンジンの燃料噴射装置を提供しよ
うとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における２サイクルエンジンの燃料噴射装置
は、燃料噴射ノズルからの燃料噴射期間をエンジンの低
速回転時に比して高速回転時に長くするとともに、空気
供給源からの空気により噴射空間の燃料を燃焼室に噴射
供給する空気噴射の期間を、エンジンの低速回転時に比
して高速回転時に長くし、且つ前記燃料噴射ノズルから
噴射空間への燃料噴射をエンジンのシリンダ内を往復動
するピストンが上死点方向に移動中で上死点に到達する
前に開始しピストンが上死点を通過して下死点方向に移
動中で下死点に到達する前に終了させ、前記空気噴射を
ピストンが上死点に到達する前で前記燃料噴射が開始れ
る前に終了させ前記燃料噴射を終了した後で開始するよ
うにしたことを特徴とするものである。
に、本発明における２サイクルエンジンの燃料噴射装置
は、燃料噴射ノズルからの燃料噴射期間をエンジンの低
速回転時に比して高速回転時に長くするとともに、空気
供給源からの空気により噴射空間の燃料を燃焼室に噴射
供給する空気噴射の期間を、エンジンの低速回転時に比
して高速回転時に長くし、且つ前記燃料噴射ノズルから
噴射空間への燃料噴射をエンジンのシリンダ内を往復動
するピストンが上死点方向に移動中で上死点に到達する
前に開始しピストンが上死点を通過して下死点方向に移
動中で下死点に到達する前に終了させ、前記空気噴射を
ピストンが上死点に到達する前で前記燃料噴射が開始れ
る前に終了させ前記燃料噴射を終了した後で開始するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【０００６】削除
【０００７】また、エンジンの低速回転時には、前記空
気噴射を終了してから燃料噴射ノズルから噴射空間への
燃料噴射を開始するまでの期間よりも、該燃料噴射ノズ
ルから噴射空間への燃料噴射を終了してから次の空気噴
射を開始するまでの期間を長くしたことを特徴とするも
のである。
気噴射を終了してから燃料噴射ノズルから噴射空間への
燃料噴射を開始するまでの期間よりも、該燃料噴射ノズ
ルから噴射空間への燃料噴射を終了してから次の空気噴
射を開始するまでの期間を長くしたことを特徴とするも
のである。
【０００８】また、シリンダの側面に排気ポートを配置
し、前記空気噴射を、エンジンの低速回転時にはピスト
ンが上死点方向に移動中排気ポートを閉じた後開始し、
エンジンの高速回転時にはピストンが下死点方向に移動
中排気ポートを開した後且つピストンが下死点を通過し
て上死点方向に移動中排気ポートを閉じる前の期間に開
始させ、ピストンが上死点方向に移動中上死点に到達す
る前に終了させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
し、前記空気噴射を、エンジンの低速回転時にはピスト
ンが上死点方向に移動中排気ポートを閉じた後開始し、
エンジンの高速回転時にはピストンが下死点方向に移動
中排気ポートを開した後且つピストンが下死点を通過し
て上死点方向に移動中排気ポートを閉じる前の期間に開
始させ、ピストンが上死点方向に移動中上死点に到達す
る前に終了させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【０００９】削除
【００１０】
【作用】燃料噴射ノズルからの燃料噴射期間をエンジン
の低速回転時に比して高速回転時に長くするとともに、
空気供給源からの空気により噴射空間の燃料を燃焼室に
噴射供給する空気噴射の期間を、エンジンの低速回転時
に比して高速回転時に長くするようにしたので、エンジ
ンの要求燃料量に合わせた燃料を多量の空気により燃焼
室に供給することができる。これにより、高速回転時，
量の増加に伴い噴射空間で十分気化し切れない燃料を噴
射空間及び燃焼室内で微細化・霧化し、そして気化させ
ることができる。そして、エンジンのシリンダ内を往復
動するピストンが上死点方向に移動中で上死点に到達す
る前に、燃料噴射ノズルから噴射空間への燃料噴射を開
始し、ピストンが上死点を通過して下死点方向に移動中
で下死点に到達する前に、燃料噴射ノズルからの燃料噴
射を終了させ、前記空気噴射をピストンが上死点に到達
する前で前記燃料噴射が開始される前に終了させ前記燃
料噴射終了した後で開始するようにしたので、噴射空間
に供給される燃料が末気化のまま直ちに燃焼室に入るこ
とはなく噴射空間貯えられ、圧縮行程の終期および爆発
行程の初期の高温の燃焼室の熱が噴射空間に伝達されて
該噴射空間の壁に接触する燃料を加熱することにより、
噴射空間に貯えられる燃料は気化され易く、前記空気噴
射時に十分気化した燃料が空気と混合しつつ燃焼室内に
噴射される。
の低速回転時に比して高速回転時に長くするとともに、
空気供給源からの空気により噴射空間の燃料を燃焼室に
噴射供給する空気噴射の期間を、エンジンの低速回転時
に比して高速回転時に長くするようにしたので、エンジ
ンの要求燃料量に合わせた燃料を多量の空気により燃焼
室に供給することができる。これにより、高速回転時，
量の増加に伴い噴射空間で十分気化し切れない燃料を噴
射空間及び燃焼室内で微細化・霧化し、そして気化させ
ることができる。そして、エンジンのシリンダ内を往復
動するピストンが上死点方向に移動中で上死点に到達す
る前に、燃料噴射ノズルから噴射空間への燃料噴射を開
始し、ピストンが上死点を通過して下死点方向に移動中
で下死点に到達する前に、燃料噴射ノズルからの燃料噴
射を終了させ、前記空気噴射をピストンが上死点に到達
する前で前記燃料噴射が開始される前に終了させ前記燃
料噴射終了した後で開始するようにしたので、噴射空間
に供給される燃料が末気化のまま直ちに燃焼室に入るこ
とはなく噴射空間貯えられ、圧縮行程の終期および爆発
行程の初期の高温の燃焼室の熱が噴射空間に伝達されて
該噴射空間の壁に接触する燃料を加熱することにより、
噴射空間に貯えられる燃料は気化され易く、前記空気噴
射時に十分気化した燃料が空気と混合しつつ燃焼室内に
噴射される。
【００１１】削除
【００１２】また、エンジンの低速回転時には、前記空
気噴射を終了してから燃料噴射ノズルから噴射空間への
燃料噴射を開始するまでの期間よりも、該燃料噴射ノズ
ルから噴射空間への燃料噴射を終了してから次の空気噴
射を開始するまでの期間を長くしたので、噴射空間内に
貯えられている燃料の貯溜時間が比較的に長くなるの
で、燃料の気化が増長される。
気噴射を終了してから燃料噴射ノズルから噴射空間への
燃料噴射を開始するまでの期間よりも、該燃料噴射ノズ
ルから噴射空間への燃料噴射を終了してから次の空気噴
射を開始するまでの期間を長くしたので、噴射空間内に
貯えられている燃料の貯溜時間が比較的に長くなるの
で、燃料の気化が増長される。
【００１３】また、シリンダの側面に排気ポートを配置
し、前記空気噴射を、エンジンの低速回転時にはピスト
ンが上死点方向に移動中排気ポートを閉じた後開始し、
エンジンの高速回転時にはピストンが下死点方向に移動
中排気ポートを開した後且つピストンが下死点を通過し
て上死点方向に移動中排気ポートを閉じる前の期間に開
始させ、ピストンが上死点方向に移動中上死点に到達す
る前に終了させるようにしたので、低速回転時に排気ポ
ートが閉となった後混合気を燃焼室に供給することか
ら、吹き抜けが少なくなり、燃費の向上が図られ、ま
た、高速回転時に燃焼室からの既燃焼ガスと一緒に流出
する混合気の時間当たりの吹き抜け量が少ないことか
ら、やはり燃費の向上が図られ、また空気供給系の圧力
を下げ得ることから、空気供給系機器の耐圧性を下げる
ことが可能となる
し、前記空気噴射を、エンジンの低速回転時にはピスト
ンが上死点方向に移動中排気ポートを閉じた後開始し、
エンジンの高速回転時にはピストンが下死点方向に移動
中排気ポートを開した後且つピストンが下死点を通過し
て上死点方向に移動中排気ポートを閉じる前の期間に開
始させ、ピストンが上死点方向に移動中上死点に到達す
る前に終了させるようにしたので、低速回転時に排気ポ
ートが閉となった後混合気を燃焼室に供給することか
ら、吹き抜けが少なくなり、燃費の向上が図られ、ま
た、高速回転時に燃焼室からの既燃焼ガスと一緒に流出
する混合気の時間当たりの吹き抜け量が少ないことか
ら、やはり燃費の向上が図られ、また空気供給系の圧力
を下げ得ることから、空気供給系機器の耐圧性を下げる
ことが可能となる
【００１４】削除
【００１５】
【実施例】以下，本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明による燃料噴射装置を設けた２サイ
クルエンジンを示し、１はシリンダ、２はピストン、３
はシリンダヘッドである。そして、シリンダ１には、吸
気側に吸気ポート４と掃気ポート５が設けられ、排気側
に排気ポート６が設けられている。シリンダヘッド３に
は燃焼室７が形成され、その燃焼室７に点火栓８が設け
られている。そして、掃気ポート５からは新気が燃焼室
７に供給され、排気ポート６からは燃焼室７内の燃焼後
の排気ガスが排出される。
する。図１は本発明による燃料噴射装置を設けた２サイ
クルエンジンを示し、１はシリンダ、２はピストン、３
はシリンダヘッドである。そして、シリンダ１には、吸
気側に吸気ポート４と掃気ポート５が設けられ、排気側
に排気ポート６が設けられている。シリンダヘッド３に
は燃焼室７が形成され、その燃焼室７に点火栓８が設け
られている。そして、掃気ポート５からは新気が燃焼室
７に供給され、排気ポート６からは燃焼室７内の燃焼後
の排気ガスが排出される。
【００１６】また、前記燃焼室７には燃料噴射装置９が
付設されている。この燃料噴射装置９は内部に噴射空間
１０を形成し、この噴射空間１０は開閉弁，例えば一方
向弁１１を介して燃焼室７に連通している。そして、こ
のような噴射空間１０に対し、燃料噴射ノズル，例えば
電子燃料噴射ノズル１２と空気供給装置，例えば電子空
気噴射ノズル１３とが、それぞれのノズル先端を開口さ
せるように取付けられている。
付設されている。この燃料噴射装置９は内部に噴射空間
１０を形成し、この噴射空間１０は開閉弁，例えば一方
向弁１１を介して燃焼室７に連通している。そして、こ
のような噴射空間１０に対し、燃料噴射ノズル，例えば
電子燃料噴射ノズル１２と空気供給装置，例えば電子空
気噴射ノズル１３とが、それぞれのノズル先端を開口さ
せるように取付けられている。
【００１７】前記一方向弁１１は、噴射空間１０内に所
定以上の圧力が負荷されたとき開弁し、その圧力が所定
圧力以下になると閉弁するようになっており、前記電子
燃料噴射ノズル１２からの燃料噴射では開弁しないが、
電子空気噴射ノズル１３から圧縮空気を噴射するとき開
弁するようになっている。
定以上の圧力が負荷されたとき開弁し、その圧力が所定
圧力以下になると閉弁するようになっており、前記電子
燃料噴射ノズル１２からの燃料噴射では開弁しないが、
電子空気噴射ノズル１３から圧縮空気を噴射するとき開
弁するようになっている。
【００１８】前記電子燃料噴射ノズル１２には、燃料タ
ンク１４の燃料が、フィルタ１５、ポンプ１６を介し、
圧力レギュレータ１７によって一定圧に調圧されて供給
され、且つマイコンからなる制御部２３により設定され
た電圧パルスが印加されることにより、前記噴射空間１
０へ噴射される。
ンク１４の燃料が、フィルタ１５、ポンプ１６を介し、
圧力レギュレータ１７によって一定圧に調圧されて供給
され、且つマイコンからなる制御部２３により設定され
た電圧パルスが印加されることにより、前記噴射空間１
０へ噴射される。
【００１９】一方、電子空気噴射ノズル１３には、外気
から空気清浄器１８を介して空気供給源，例えばコンプ
レッサ１９によりサージタンク２０に貯えられた圧縮空
気が、圧力レギュレータ２１によって一定圧に調圧され
て供給され、且つマイコンからなる制御部２３により設
定された電圧パルスが印加されることにより、前記噴射
空間１０へ噴射される。
から空気清浄器１８を介して空気供給源，例えばコンプ
レッサ１９によりサージタンク２０に貯えられた圧縮空
気が、圧力レギュレータ２１によって一定圧に調圧され
て供給され、且つマイコンからなる制御部２３により設
定された電圧パルスが印加されることにより、前記噴射
空間１０へ噴射される。
【００２０】このように電子空気噴射ノズル１３から噴
射空間１０へ圧縮空気が噴射されるとき一方向弁１１が
開弁し、圧縮空気は一方向弁１１を介し前記電子燃料噴
射ノズル１２から噴射された燃料を伴って、細かく霧化
しながら前記燃焼室７へ噴射される。また、このように
燃焼室７へ噴射される前の燃料は、噴射空間１０におい
てシリンダヘッド３の熱によって気化され、霧化を一層
効果的にするようになっている。
射空間１０へ圧縮空気が噴射されるとき一方向弁１１が
開弁し、圧縮空気は一方向弁１１を介し前記電子燃料噴
射ノズル１２から噴射された燃料を伴って、細かく霧化
しながら前記燃焼室７へ噴射される。また、このように
燃焼室７へ噴射される前の燃料は、噴射空間１０におい
てシリンダヘッド３の熱によって気化され、霧化を一層
効果的にするようになっている。
【００２１】上述のような電子燃料噴射ノズル１２の噴
射時期および電子空気噴射ノズル１３の噴射時期は、前
記制御部２３によって、クランク角に対し低速回転時は
図２のように設定され、また高速回転時は図３のように
設定されている。なお、図中，ＴＤＣは上死点、ＢＤＣ
は下死点である。
射時期および電子空気噴射ノズル１３の噴射時期は、前
記制御部２３によって、クランク角に対し低速回転時は
図２のように設定され、また高速回転時は図３のように
設定されている。なお、図中，ＴＤＣは上死点、ＢＤＣ
は下死点である。
【００２２】この図２，３から理解できるように、噴射
空間１０への電子燃料噴射ノズル１２および電子空気噴
射ノズル１３の作動は制御部２３によって次のように制
御される。即ち，前記電子燃料噴射ノズル１２からの噴
射空間１０への燃料噴射期間は、エンジンの低速回転時
に比して高速回転時に長くするとともに、空気供給源１
９からの空気により噴射空間１０の燃料を燃焼室７に噴
射供給する電子空気噴射ノズル１３による空気噴射の期
間を、エンジンの低速回転時に比して高速回転時に長く
する。砲のように、高速回転時にエンジンの要求量に合
わせ噴射空間１０へ噴射される燃料量が増加し、この分
噴射空間１０で気化し切れない燃料量も増加する。しか
しながら、前述の如く空気噴射の期間も長くなり、この
分，噴射空間１０及び燃焼室７内での燃料の微細化・霧
化が促進され、さらに気化も促進することができる。
空間１０への電子燃料噴射ノズル１２および電子空気噴
射ノズル１３の作動は制御部２３によって次のように制
御される。即ち，前記電子燃料噴射ノズル１２からの噴
射空間１０への燃料噴射期間は、エンジンの低速回転時
に比して高速回転時に長くするとともに、空気供給源１
９からの空気により噴射空間１０の燃料を燃焼室７に噴
射供給する電子空気噴射ノズル１３による空気噴射の期
間を、エンジンの低速回転時に比して高速回転時に長く
する。砲のように、高速回転時にエンジンの要求量に合
わせ噴射空間１０へ噴射される燃料量が増加し、この分
噴射空間１０で気化し切れない燃料量も増加する。しか
しながら、前述の如く空気噴射の期間も長くなり、この
分，噴射空間１０及び燃焼室７内での燃料の微細化・霧
化が促進され、さらに気化も促進することができる。
【００２３】また、これに加えて、燃料噴射ノズル１３
から噴射空間１０への燃料噴射をエンジンのシリンダ１
内を往復動するピストン２が上死点方向に移動中で上死
点に到達する前に開始し、ピストン２が上死点を通過し
て下死点方向に移動中で下死点に到達する前に終了させ
るようにした場合には、噴射空間１０に供給される燃料
が未気化のまま直ちに燃焼室７に入ることはなく噴射空
間１０に貯えられ、圧縮行程の終期および爆発行程の初
期の高温の燃焼室７の熱が噴射空間１０に伝達されて該
噴射空間１０の壁に接触する燃料を加熱することによ
り、噴射空間１０に貯えられる燃料は気化され易く、前
記空気噴射時に十分気化した燃料が空気と混合しつつ燃
焼室７内に噴射される。
から噴射空間１０への燃料噴射をエンジンのシリンダ１
内を往復動するピストン２が上死点方向に移動中で上死
点に到達する前に開始し、ピストン２が上死点を通過し
て下死点方向に移動中で下死点に到達する前に終了させ
るようにした場合には、噴射空間１０に供給される燃料
が未気化のまま直ちに燃焼室７に入ることはなく噴射空
間１０に貯えられ、圧縮行程の終期および爆発行程の初
期の高温の燃焼室７の熱が噴射空間１０に伝達されて該
噴射空間１０の壁に接触する燃料を加熱することによ
り、噴射空間１０に貯えられる燃料は気化され易く、前
記空気噴射時に十分気化した燃料が空気と混合しつつ燃
焼室７内に噴射される。
【００２４】また、前記エンジンの要求燃料量に合わせ
た燃料と空気に混合気を燃焼室７に供給する手段に加え
て、エンジンの低速回転時に、前記空気噴射を終了して
から燃料噴射ノズル１３から噴射空間１０への燃料噴射
を開始するまでの期間よりも、該燃料噴射ノズル１３か
ら噴射空間１０への燃料噴射を終了してから次の空気噴
射を開始するまでの期間を長くした場合には、噴射空間
１０内に貯えられている燃料の貯溜時間が比較的に長く
なるので、燃料の気化が一層増長される。
た燃料と空気に混合気を燃焼室７に供給する手段に加え
て、エンジンの低速回転時に、前記空気噴射を終了して
から燃料噴射ノズル１３から噴射空間１０への燃料噴射
を開始するまでの期間よりも、該燃料噴射ノズル１３か
ら噴射空間１０への燃料噴射を終了してから次の空気噴
射を開始するまでの期間を長くした場合には、噴射空間
１０内に貯えられている燃料の貯溜時間が比較的に長く
なるので、燃料の気化が一層増長される。
【００２５】また、前記エンジンの要求燃料量に合わせ
た燃料と空気に混合気を燃焼室７に供給する手段に加え
て、シリンダ１の側面に排気ポート６を配置し、前記空
気噴射を、エンジンの低速回転時にはピストン２が上死
点方向に移動中排気ポート６を閉じた後開始し、エンジ
ンの高速回転時にはピストン２が下死点方向に移動中排
気ポート６を開した後且つピストン２が下死点を通過し
て上死点方向に移動中排気ポート６を閉じる前の期間に
開始させ、ピストン２が上死点方向に移動中上死点に到
達する前に終了させるようにした場合には、低速回転時
に排気ポート６が閉となった後混合気を燃焼室７に供給
するので吹き抜けが少なくなり、燃費が向上する。ま
た、高速回転時に空気噴射の期間を長くするため排気ポ
ート６の閉前に噴射を開始せざるを得ないが、しかし少
なくとも排気ポート６の開より遅れて噴射するので、燃
焼室７内の既燃焼ガス圧力が排気ポート６の開時の既燃
焼ガス圧力より低下しており、燃焼室７から排気ポート
６の外に流出する既燃焼ガスの時間当たりの流出量が少
ない分，既燃焼ガスと一緒に流出する混合気の時間当た
りの吹き抜け量が少ない。またピストン２が下降する爆
発行程の前に混合気の供給が終了しており、空気供給系
の圧力を下げ得るので、空気供給系機器の耐圧性を下げ
ることが可能となる。
た燃料と空気に混合気を燃焼室７に供給する手段に加え
て、シリンダ１の側面に排気ポート６を配置し、前記空
気噴射を、エンジンの低速回転時にはピストン２が上死
点方向に移動中排気ポート６を閉じた後開始し、エンジ
ンの高速回転時にはピストン２が下死点方向に移動中排
気ポート６を開した後且つピストン２が下死点を通過し
て上死点方向に移動中排気ポート６を閉じる前の期間に
開始させ、ピストン２が上死点方向に移動中上死点に到
達する前に終了させるようにした場合には、低速回転時
に排気ポート６が閉となった後混合気を燃焼室７に供給
するので吹き抜けが少なくなり、燃費が向上する。ま
た、高速回転時に空気噴射の期間を長くするため排気ポ
ート６の閉前に噴射を開始せざるを得ないが、しかし少
なくとも排気ポート６の開より遅れて噴射するので、燃
焼室７内の既燃焼ガス圧力が排気ポート６の開時の既燃
焼ガス圧力より低下しており、燃焼室７から排気ポート
６の外に流出する既燃焼ガスの時間当たりの流出量が少
ない分，既燃焼ガスと一緒に流出する混合気の時間当た
りの吹き抜け量が少ない。またピストン２が下降する爆
発行程の前に混合気の供給が終了しており、空気供給系
の圧力を下げ得るので、空気供給系機器の耐圧性を下げ
ることが可能となる。
【００２６】削除
【００２７】
【発明の効果】請求項１によれば、エンジンの燃焼室に
開閉弁を介して連通する噴射空間を付設し、この噴射空
間の前記開閉弁からの離間部に空気供給源を連結し、該
連結部と開閉弁の間の前記噴射空間に燃料噴射ノズルを
臨ませるとともに、該噴射空間に噴射される燃料を、前
記開閉弁が開となるとともに前記空気供給源からの空気
に伴われて前記燃焼室に供給されるようにした２サイク
ルエンジンの燃料噴射装置において、燃料噴射ノズルか
らの燃料噴射期間をエンジンの低速回転時に比して高速
回転時に長くするとともに、空気供給源からの空気によ
り噴射空間の燃料を燃焼室に噴射供給する空気噴射の期
間を、エンジンの低速回転時に比して高速回転時に長く
するようにしたので、エンジンの要求燃料量に合わせた
燃料と空気を燃焼室に供給することができることから、
燃料の微細化・霧化さらに気化が促進され、燃費がよく
安定燃焼のよいエンジンを得ることができる。そして、
エンジンのシリンダ内を往復動するピストンが上死点方
向に移動中で上死点に到達する前に、燃料噴射ノズルか
ら噴射空間への燃料噴射を開始し、ピストンが上死点を
通過して下死点方向に移動中で下死点に到達する前に、
燃料噴射ノズルからの燃料噴射を終了させ、前記空気噴
射をピストンが上死点に到達する前で前記燃料噴射が開
始される前に終了させ前記燃料噴射を終了した後で開始
するようにした ので、噴射空間に貯えられる燃料は気化
され易く、空気噴射時に十分気化した燃料が空気と混合
しつつ燃焼室内に噴射されることから、燃焼状態のよい
エンジンを得ることができる。
開閉弁を介して連通する噴射空間を付設し、この噴射空
間の前記開閉弁からの離間部に空気供給源を連結し、該
連結部と開閉弁の間の前記噴射空間に燃料噴射ノズルを
臨ませるとともに、該噴射空間に噴射される燃料を、前
記開閉弁が開となるとともに前記空気供給源からの空気
に伴われて前記燃焼室に供給されるようにした２サイク
ルエンジンの燃料噴射装置において、燃料噴射ノズルか
らの燃料噴射期間をエンジンの低速回転時に比して高速
回転時に長くするとともに、空気供給源からの空気によ
り噴射空間の燃料を燃焼室に噴射供給する空気噴射の期
間を、エンジンの低速回転時に比して高速回転時に長く
するようにしたので、エンジンの要求燃料量に合わせた
燃料と空気を燃焼室に供給することができることから、
燃料の微細化・霧化さらに気化が促進され、燃費がよく
安定燃焼のよいエンジンを得ることができる。そして、
エンジンのシリンダ内を往復動するピストンが上死点方
向に移動中で上死点に到達する前に、燃料噴射ノズルか
ら噴射空間への燃料噴射を開始し、ピストンが上死点を
通過して下死点方向に移動中で下死点に到達する前に、
燃料噴射ノズルからの燃料噴射を終了させ、前記空気噴
射をピストンが上死点に到達する前で前記燃料噴射が開
始される前に終了させ前記燃料噴射を終了した後で開始
するようにした ので、噴射空間に貯えられる燃料は気化
され易く、空気噴射時に十分気化した燃料が空気と混合
しつつ燃焼室内に噴射されることから、燃焼状態のよい
エンジンを得ることができる。
【００２８】削除
【００２９】また、請求項２によれば、エンジンの低速
回転時には、前記空気噴射を終了してから燃料噴射ノズ
ルから噴射空間への燃料噴射を開始するまでの期間より
も、該燃料噴射ノズルから噴射空間への燃料噴射を終了
してから次の空気噴射を開始するまでの期間を長くした
ので、噴射空間内に貯えられている燃料の貯溜時間が比
較的に長くなることから、燃料の気化が一層増長され燃
焼室内での燃焼状態のよいエンジンを得ることができ
る。
回転時には、前記空気噴射を終了してから燃料噴射ノズ
ルから噴射空間への燃料噴射を開始するまでの期間より
も、該燃料噴射ノズルから噴射空間への燃料噴射を終了
してから次の空気噴射を開始するまでの期間を長くした
ので、噴射空間内に貯えられている燃料の貯溜時間が比
較的に長くなることから、燃料の気化が一層増長され燃
焼室内での燃焼状態のよいエンジンを得ることができ
る。
【００３０】また、請求項３によれば、シリンダの側面
に排気ポートを配置し、前記空気噴射を、エンジンの低
速回転時にはピストンが上死点方向に移動中排気ポート
を閉じた後開始し、エンジンの高速回転時にはピストン
が下死点方向に移動中排気ポートを開した後且つピスト
ンが下死点を通過して上死点方向に移動中排気ポートを
閉じる前の期間に開始させ、ピストンが上死点方向に移
動中上死点に到達する前に終了させるようにしたので、
低速回転時に排気ポートが閉となった後混合気を燃焼室
に供給することから、吹き抜けが少なくなり、燃費の向
上が図られ、また、高速回転時に燃焼室からの既燃焼ガ
スと一緒に流出する混合気の時間当たりの吹き抜け量が
少ないことから、やはり燃費の向上が図られ、また空気
供給系の圧力を下げ得ることから、空気供給系機器の耐
圧性を下げることが可能となってコンパクトあるいはコ
スト低下が可能なるエンジンを得ることができる。
に排気ポートを配置し、前記空気噴射を、エンジンの低
速回転時にはピストンが上死点方向に移動中排気ポート
を閉じた後開始し、エンジンの高速回転時にはピストン
が下死点方向に移動中排気ポートを開した後且つピスト
ンが下死点を通過して上死点方向に移動中排気ポートを
閉じる前の期間に開始させ、ピストンが上死点方向に移
動中上死点に到達する前に終了させるようにしたので、
低速回転時に排気ポートが閉となった後混合気を燃焼室
に供給することから、吹き抜けが少なくなり、燃費の向
上が図られ、また、高速回転時に燃焼室からの既燃焼ガ
スと一緒に流出する混合気の時間当たりの吹き抜け量が
少ないことから、やはり燃費の向上が図られ、また空気
供給系の圧力を下げ得ることから、空気供給系機器の耐
圧性を下げることが可能となってコンパクトあるいはコ
スト低下が可能なるエンジンを得ることができる。
【００３１】削除
【図１】図１は本発明の一実施例に係る燃料噴射装置を
備えた２サイクルエンジンの縦断面図である。
備えた２サイクルエンジンの縦断面図である。
【図２】図２はエンジンの低速回転時のクランク角に対
する噴射時期を示す説明図である。
する噴射時期を示す説明図である。
【図３】図３はエンジンの高速回転時のクランク角に対
する噴射時期を示す説明図である。
する噴射時期を示す説明図である。
７ 燃焼室 ９ 燃料噴射装置 １０ 噴射空間 １１ 開閉弁 １２ 燃料噴射ノズル １９ 空気供給源
Claims (3)
- 【請求項１】 エンジンの燃焼室に開閉弁を介して連通
する噴射空間を付設し、この噴射空間の前記開閉弁から
の離間部に空気供給源を連結し、該連結部と開閉弁の間
の前記噴射空間に燃料噴射ノズルを臨ませるとともに、
該噴射空間に噴射される燃料を、前記開閉弁が開となる
とともに前記空気供給源からの空気に伴われて前記燃焼
室に供給されるようにした２サイクルエンジンの燃料噴
射装置において、燃料噴射ノズルからの燃料噴射期間を
エンジンの低速回転時に比して高速回転時に長くすると
ともに、空気供給源からの空気により噴射空間の燃料を
燃焼室に噴射供給する空気噴射の期間を、エンジンの低
速回転時に比して高速回転時に長くし、且つ、前記燃料
噴射ノズルから噴射空間への燃料噴射をエンジンのシリ
ンダ内を往復動するピストンが上死点方向に移動中で上
死点に到達する前に開始しピストンが上死点を通過して
下死点方向に移動中で下死点に到達する前に終了させ、
前記空気噴射をピストンが上死点に到達する前で前記燃
料噴射が開始される前に終了させ前記燃料噴射を終了し
た後で開始するようにしたことを特徴とする２サイクル
エンジンの燃料噴射装置。 - 【請求項２】 エンジンの低速回転時には、前記空気噴
射を終了してから燃料噴射ノズルから噴射空間への燃料
噴射を開始するまでの期間よりも、該燃料噴射ノズルか
ら噴射空間への燃料噴射を終了してから次の空気噴射を
開始するまでの期間を長くしたことを特徴とする請求項
１に記載の２サイクルエンジンの燃料噴射装置。 - 【請求項３】 シリンダの側面に排気ポートを配置し、
前記空気噴射を、エンジンの低速回転時にはピストンが
上死点方向に移動中排気ポートを閉じた後開始し、エン
ジンの高速回転時にはピストンが下死点方向に移動中排
気ポートを開した後且つピストンが下死点を通過して上
死点方向に移動中排気ポートを閉じる前の期間に開始さ
せ、ピストンが上死点方向に移動中上死点に到達する前
に終了させるようにしたことを特徴とする請求項１に記
載の２サイクルエンジンの燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6117423A JP2597955B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | ２サイクルエンジンの燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6117423A JP2597955B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | ２サイクルエンジンの燃料噴射装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60143151A Division JP2584207B2 (ja) | 1985-06-29 | 1985-06-29 | エンジンの燃料噴射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07145768A JPH07145768A (ja) | 1995-06-06 |
| JP2597955B2 true JP2597955B2 (ja) | 1997-04-09 |
Family
ID=14711283
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6117423A Expired - Fee Related JP2597955B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | ２サイクルエンジンの燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597955B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1302998B1 (it) * | 1996-12-03 | 2000-10-18 | Cesare Baldini | Motore a due tempi e doppio iniettore per cilindro. |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58155269A (ja) * | 1981-12-31 | 1983-09-14 | オ−ビタル・エンジン・カンパニイ・プロプライエタリ・リミテイツド | エンジンにガス圧により液体燃料を供給する方法及びその装置 |
-
1994
- 1994-05-09 JP JP6117423A patent/JP2597955B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07145768A (ja) | 1995-06-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |