JP2597870Y2 - 返流できる計量器つき液体容器 - Google Patents

返流できる計量器つき液体容器

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JP2597870Y2
JP2597870Y2 JP1993061318U JP6131893U JP2597870Y2 JP 2597870 Y2 JP2597870 Y2 JP 2597870Y2 JP 1993061318 U JP1993061318 U JP 1993061318U JP 6131893 U JP6131893 U JP 6131893U JP 2597870 Y2 JP2597870 Y2 JP 2597870Y2
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measuring cup
lid
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liquid
elastic container
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宏幸 小笠原
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宏幸 小笠原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 [産業上の利用分野]本考案は、調味料、薬液、洗浄用
液等の各種液体を計量して排出させ、かつ、余剰量を容
器内に返流させることのできる計量器つき容器に関し、
液体の使用量を規制する場合に特に有効である。
【0002】 [従来の技術]従来、計量器つき液体容器は各種ある
が、弾性容器より計量器内に排出させた液体の余剰分を
簡単に弾性容器内に返流させる機能を持った液体容器は
極めて少ない。図3に例示する実公平4−3978号、
計量器つき液体容器は、本考案者の考案に係るものであ
るが、弾性容器内から計量カップ内に排出させた液体を
飲用する場合は、弾性容器及び計量カップを傾け、蓋の
上部の排出口や、蓋を外して計量カップから直接飲むよ
うに構成されるものであった。
【0003】 [考案が解決しようとする課題]上述の従来の計量器つ
き液体容器は、排出した余剰液体を弾性容器内に返流す
る機能を有するが、病臥状態で計量カップ内の液体を直
接口で飲む場合、図5にしめすような構造であるから、
蓋19の上部の注出口20や、蓋19を脱去して縁部を
直接口に当てて飲むことになるが、病臥状態では飲み難
く、特に計量カップ5を傾斜した時返流レバー18が動
揺して、計量カップ5内の計量した液体が弾性容器1内
へ返流するという欠点があった。
【0004】 [課題を解決するための手段]本考案は、従来の欠点を
解決し、計量カップを傾けても返流しない計量器つき液
体容器である。即ち、弾性容器1の開口部に、下蓋返流
孔3を外縁側に穿設し、排出口4を中心部に設けた下蓋
2を嵌着して固定し、その外側に、上面が下蓋2に圧接
する底蓋6を内部に設けた計量カップ5を回動できるよ
うに嵌装し、底蓋6には、閉口する上端部側周に前記排
出口4に連通する流入孔8を設けた排出筒7を、上向き
にして計量カップ5内に突設すると共に、前記計量カッ
プ5を回動させることにより前記下蓋返流孔3に合致す
る底蓋返流孔9を外縁側に穿設して、液体の入った計量
カップ5を回すことにより、合致させた底蓋返流孔9と
下蓋返流孔3を通して余剰液体を弾性容器1へ返流させ
ることを特徴とする返流できる計量器つき液体容器であ
る。
【0005】 [作用】図1により作用を説明する。弾性容器1を外側
から圧迫することにより、圧力で内部の液体を吸上げチ
ューブ11から押し出し、排出口4を通し排出筒7の先
端部の流入孔8から計量カップ5内に注出させる。この
後、弾性容器1への圧迫を止め、計量カップ5を回し嵌
合を緩めて外部空気を入れると共に、底蓋返流孔9を下
蓋返流孔3に合致させ計量カップ5を底蓋返流孔9、下
蓋返流孔3、弾性容器1と連通させることにより、計量
カップ5内の余剰液体を弾性容器1内へ返流させること
ができる。
【0006】この場合、計量カップ5への圧迫を止める
と、計量カップ5内は圧力が上昇した状態になってお
り、かつ、計量カップ5内は液圧がかかっている状態で
あるから、外部空気が流入しないこの状態で底蓋返流孔
9と下蓋返流孔3を合致させるだけでは、底蓋返流孔9
と下蓋返流孔3が充分大きくなければ、計量カップ5内
の液体を弾性容器1内に返流させることは困難である。
しかし、両孔9と3を大きくすると計量カップ5内の液
体が自然返流する問題が生じ、また、密封状態で計量カ
ップ5を回すことは困難である。本考案は、この時、計
量カップ5を回して緩め、底蓋6と下蓋2の間から外部
空気を侵入させ、弾性容器1内へ空気と液体とを同時に
流入させることにより、計量カップ5内の液体を円滑に
弾性容器1内へ返流させることができる。
【0007】 [実施例]図1及び図2、図3に示す実施例について説
明する。適宜目盛りを施した弾性容器1の開口部に、図
5に示すように下蓋返流孔3を外縁側に穿設し、かつ弾
性容器1に挿入された吸上げチューブ11に連通する排
出口4を中心部に設けた下蓋2を嵌着し、外周縁部に設
けた係止部10により固定する。開口部の外側には、下
蓋2に圧接する底蓋6を内部に設けた筒状の計量カップ
5をネジ嵌めし、逆回しできるように装着する。底蓋6
には、閉口する上端部側周に前記排出口4に連通する複
数の流入孔8を穿設した排出筒7を、上向きにして計量
カップ5内に突設すると共に、図3に示すように底蓋返
流孔9を外縁側に穿設する。この底蓋返流孔9は、計量
カップ5を回動することにより、底蓋6の下面に圧接し
ている下蓋2に設けてある前記の下蓋返流孔3に合致す
る。底蓋返流孔9と下蓋返流孔3が合致した時は、計量
カップ5は流入穴8、排出筒7、吸上げチューブ11を
通らずに直接弾性容器1内に連通する。
【0008】本考案はこのように構成されるから、圧迫
された弾性容器1内の液体は、吸上げチューブ11、排
出口4、排出筒7、流入孔8を通って計量カップ5内に
排出され、圧迫を止めた後計量カップ5を回し、嵌装を
緩めて外部空気を弾性容器1内に流入させ、同時に、底
蓋返流孔9を下蓋返流孔3に合わせて計量カップ5と弾
性容器1とを直通させることにより、計量カップ5内の
余剰液体を弾性容器1内へ返流させるものである。従っ
て、計量カップ5内には、計量された所望の液量だけを
残留させることができる。
【0009】 [考案の効果]本考案は、弾性容器を圧迫することによ
り内部の液体を計量カップ内に押し出し、かつ、液量が
余剰の場合は、計量カップを回動させて底蓋返流孔を下
蓋返流孔に合致させることにより、余剰分を簡単に弾性
容器内に返流させることができるものである。従って、
計量カップ内の液量を適正量に調節することができるの
で、調味料、薬液、洗浄用液等の液体を無駄なく使用す
ることができ、特に使用量を制約される病人の薬量、塩
分量や園芸用薬液の計量用として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】図1に示す実施例における底蓋と下蓋の接合部
分の拡大縦断面図である。
【図3】図1に示すA−A’部拡大断面図である。
【図4】図1に示す下蓋の拡大断面図である。
【図5】従来の計量器つき液体容器の計量カップ部分の
縦断面図である。
【符号の説明】
1 弾性容器 2 下蓋 3 下蓋返流孔 4 排出口 5 計量カップ 6 底蓋 7 排出筒 8 流入孔 9 底蓋返流孔 10 係止部 11 吸上げチューブ 12 弁覆い 13 弁座 14 弁口 15 弁体 16 流通孔 17 レバー孔 18 返流レバー 19 蓋 20 注出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性容器1の開口部に、下蓋返流孔3を
    外縁側に穿設し、排出口4を中心部に設けた下蓋2を嵌
    着して固定し、その外側に、下蓋2に圧接する底蓋6を
    内部に設けた計量カップ5を回動できるように嵌装し、
    底蓋6には、閉口する上端部側周に前記排出口4に連通
    する流入孔8を設けた排出筒7を、上向きにして計量カ
    ップ5内に突設すると共に、前記計量カップ5を回動さ
    せることにより前記下蓋返流孔3に合致する底蓋返流孔
    9を外縁側に穿設したことを特徴とする返流できる計量
    器つき液体容器。
JP1993061318U 1993-10-08 1993-10-08 返流できる計量器つき液体容器 Expired - Lifetime JP2597870Y2 (ja)

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JP4761358B2 (ja) * 2005-09-30 2011-08-31 株式会社吉野工業所 計量カップと該計量カップ装着容器
CN109625580B (zh) * 2019-01-25 2023-09-05 李红彪 一种可回流定量出液容器
CN114275324A (zh) * 2020-04-02 2022-04-05 中山市华宝勒生活用品实业有限公司 一种可回流定量取用容器

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