JP2597317B2 - スプリンクラーヘッド - Google Patents

スプリンクラーヘッド

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JP2597317B2 JP18130394A JP18130394A JP2597317B2 JP 2597317 B2 JP2597317 B2 JP 2597317B2 JP 18130394 A JP18130394 A JP 18130394A JP 18130394 A JP18130394 A JP 18130394A JP 2597317 B2 JP2597317 B2 JP 2597317B2
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高層のオフィスやホテ
ルその他工場等の天井に敷設した消火配水管に接続し、
火災発生等の緊急時に自動的に放水して消火動作するス
プリンクラーヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スプリンクラーヘッドには多くの
種類が存在する。例えば図7に示すスプリンクラーヘッ
ドは、消火配水管に接続するヘッド本体の吐水口を通常
閉止する止水部と、該止水部の止水状態を維持するロッ
ク機構と、温度の異常を感じて直ちに応動し前記ロック
機構を解除する感熱部とで構成している。即ち通水を阻
止する止水手段としては、ヘッド本体1に螺着したフレ
ーム2の下端内周に掛止突縁2cを突設し、該掛止突縁
2cとバルブ3の中心部を押圧する板バネ9との間に、
屈曲レバー10の上端10aを介在させ、前記バルブ3
をヘッド本体1の吐水口1cに押し当て止水するもので
あり、又、ロックする手段としては、該屈曲レバー10
の他端即ち下端をバランサー12の両端に形成した上向
屈曲部12aで係止し、左右にある屈曲レバー10、
(10)間に亘ってその中程に架橋したセッティングプ
レート11とバランサー12との間の緊張を保つことに
より屈曲レバー10の動作を阻止し、止水状態を維持す
るものであり、更に、感熱部は、前記セッティングプレ
ート11とバランサー12との間に、可溶片17を保持
した感熱体シリンダー13と該可溶片17を加圧する感
熱体ピストン14とを介在させて、可溶片が溶出しセッ
ティングプレート11とバランサー12との緊張が緩ん
だ時、前記ロック機構を解除するようにしている。
【0003】従って、フレーム2をスプリンクラーヘッ
ド本体1に締着し、止水状態を維持している時の状態
は、バルブ3の反力が板バネ9を介して前記レバー10
の上端10aに作用する。この時上端10aの上下の2
接点は互いにフレーム2の中心方向へ僅かに“ずれ”
(上部接点は下部接点よりヘッド本体1の中心寄り)て
いるため、フレーム2には下端部を外方へ回動しようと
するトルクが発生するが、該レバー10の回動はバラン
サー12の屈曲部12aで阻止している。その結果、レ
バー10に作用する反力は、フレーム2の下端部の内周
掛止突縁2cに作用し、図8に示すように開口部2dの
下辺で弾力的(点線のような撓みによって)に受け止め
て平衡を保ち、止水状態を維持するようにしている。
又、上記スプリンクラーヘッドは、天井板23を貫いて
消火配水管の先端に取り付け、装飾板25をフレーム2
の外周に被嵌する事によりフレーム2と天井板23との
隙間24を隠蔽して良好な外観を保つと共に、装飾板2
5の鞘環部26でフレーム2の開口部2dを閉鎖し塵埃
の進入を防止するようにしている。
【0004】若し、感熱板16その他で前記感熱体シリ
ンダー13内に保持した可溶片17が異常温度を感じて
溶出した場合、該シリンダー13と感熱体ピストン14
とのなす容積変化によりセッティングプレート11とバ
ランサー12との間の緊張(セッティングプレートとバ
ランサーとの間隔維持)が緩むと同時に、これと相俟っ
てレバー10はヘッド本体1へのフレーム2の締着時に
蓄えた板バネ9、開口部2dの下辺の反力(復元弾力)
よって、該レバー10の下端を外方へ弾回しながらバラ
ンサー12の屈曲部12aとの掛止状態を解除すると共
に、通水孔4からの水圧によってバルブ3を吐水口1c
から押し離すことにより瞬間的に散水するようにしてい
る。その他の実施例として実公昭57−9756号、実
公平2−23333号、実公平2−29972号、平5
−20342号、実公昭56−49636号参照。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例は
いずれも、開口部2dの下辺の弾性変形を利用して、そ
の弾力で前記バルブ3を吐水口1cへ緊密に圧接すると
共に、緊急時にその復元弾性を利用して解除動作を速や
かに終了させる機能を果たしている。しかし、その反
面、該開口部2dが存在すると、天井部に長年設置して
いるとこの開口部2dから塵埃が入って内部の作動部に
付着して固化し、緊急時の円滑な動作を妨げたり、設置
環境例えば化学工場等の特殊な場所においては、絶えず
薬品ミストに曝されスプリンクラーヘッド内の各種部品
の表面を酸化或いは、薬品が膠着して機能を著しく低下
させる。そこで、フレーム2には装飾板25を被嵌して
天井板23と該フレーム2との隙間を隠蔽すると共に、
鞘環部26で開口部2dを閉鎖するようにしているが、
スプリンクラーヘッドの設置は現場での作業であり、ス
プリンクラーヘッドと天井板との位置関係はそれ程正確
なものではない。従って天井板が所定位置より例えばS
だけ高い位置にあったとすると、装飾板25の鞘環部2
6は完全に開口部2dより外れてしまい閉鎖する目的は
果たせなくなると言う工事の信頼性によって設置状態が
異なってくる欠点がある。本発明は上記従来例の欠点を
除去し、長年の使用によっても設置環境に左右されず安
定的に機能を発揮できるスプリンクラーヘッドを提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】スプリンクラーヘッド本体
と、該ヘッド本体に締着するフレームの下端内周に突設
した掛止突縁との間にあって、前記ヘッド本体の吐水口
に作用するバルブを閉止状態に維持するようにした止水
部において、該フレーム上の上下間の適所に凹状或いは
凸状又は蛇腹状の環状褶曲部を形成し、前記吐水口に圧
接するバルブへの弾圧力を増強するようにしてなる。
【0007】
【作用】スプリンクラーヘッドにフレームをセットした
場合、バルブには該バルブを直接加圧している板バネ或
いはコイルバネの弾力と、該フレームの環状褶曲部に生
じる撓みの弾力とが累積して作用し、バルブの緊締力を
増強すると同時に、止水部のロック解除応力を高めて速
やかに解除動作を終了させる。
【0008】
【実施例】以下本発明について図面に示す実施例により
詳細に説明すると、先ず図1の実施例はフラッシュ型ス
プリンクラーヘッドを示し、その概要は、消火配水管に
接続するヘッド本体の吐水口を通常閉鎖する止水部A
と、該止水部Aの止水状態を維持するロック部Bと、感
熱板その他により異常温度を感知した時前記ロック部を
解除して消火動作を開始する感熱部Cとから構成され
る。
【0009】そこで、本発明の最も要旨とするところ
は、止水部Aの改良に関するものであり、以下順次詳説
すると止水部Aは、中央に通水孔4を有し、一端には外
螺子を設けた接続部1aと、他端には吐水口1cを設
け、外周の中程に内螺子を設けたナット状の鍔部1bと
を形成してヘッド本体1を構成し、吐水口1cの外側に
緩嵌したデフレクターリング6には、ヘッド本体1の吐
水口1cに圧接して止水作用するバルブ3とデフレクタ
ー5とを共に懸下保持させる。他方、前記ヘッド本体1
のナット状鍔部1bへ螺着するようにしたフレーム2に
は、稍々上部寄りに環状の褶曲部2a1 を形成してお
り、更に下端内周に環状の掛止突縁2cを突設して、該
掛止突縁2cと板バネ9の周縁との間に、屈曲レバー1
0の上端10aを介在させ、該板バネ9の中央部に突設
した加圧部7の加圧ピン7aを前記バルブ3の中心部に
当接して、フレーム2を前記ヘッド本体1のナット状鍔
部1bへ螺着した際、バルブ3を吐水口1cへ弾力的に
圧接して止水するように構成している。
【0010】次にロック部Bは、前記屈曲レバー10の
他端即ち下端10bをバランサー12の両端に形成した
上向屈曲部12aで係止し、左右にある屈曲レバー1
0、(10)間に亘ってその中程に架橋したセッティン
グプレート11とバランサー12との間の緊張を保つこ
とにより屈曲レバー10の回動を阻止し、止水状態を維
持するようにしている。又、感熱部Cは、前記セッティ
ングプレート11とバランサー12との対向間隔を安定
保持する為の機構で、該バランサー12には可溶片17
(ある特定温度以内では固体)を内部に保持した感熱体
シリンダー13を定設すると共に、セッティングプレー
ト11には、該感熱体シリンダー13に緩嵌した感熱体
ピストン14の軸杆14aをダブルナット15により緊
締すると共に、温度の異常を感知して該可溶片17が溶
出し、セッティングプレート11とバランサー12との
緊張が緩んだ時、前記ロック機構Bを解除するように構
成している。
【0011】従って、前述のようにヘッド本体1のナッ
ト状鍔部1bにフレーム2の螺子部2bを螺合締着する
ことにより、バルブ3を吐水口1cへ弾圧する力が板バ
ネ9上の加圧ピン7aによって与えられる。即ち、該バ
ルブ3に作用する圧力は、前記板バネ9の弾性力と、該
板バネ9の反力をレバー10の上端10aを介して受容
するフレーム2の褶曲部2a1 の弾性力とかなり、これ
によって止水状態を維持する。この時上端10aの上下
の2接点は互いにフレーム2の中心方向へ僅かに“ず
れ”(上部接点は下部接点よりフレームの中心寄り)て
いるため、フレーム2にはトルクが発生して下端部10
bを外方へ回動しようとするが、該レバー10はバラン
サー12の屈曲部12aで回動を阻止しているため、レ
バー10に作用する反力は、フレーム2の下端部の内周
掛止突縁2cに作用し、環状褶曲部2a1 の弾性撓みに
よって受け止められて平衡を保ち、止水状態を維持する
ものである。
【0012】次に上記実施例の動作について述べると、
本発明のフラッシュ型スプリンクラーヘッドは、以上の
ように構成され、スプリンクラー配水管に接続した状態
で、若し感熱板16その他で前記感熱体シリンダー13
内に保持した可溶片17が異常温度を感じた場合、可溶
片17は感熱体シリンダー13の内周と感熱体ピストン
14の外周との間隙18から溶出し、可溶片17の容量
減少に伴ってセッティングプレート11とバランサー1
2との間の緊張(セッティングプレートとバランサーと
の間隔維持)が緩むと同時に、これと相俟ってレバー1
0はヘッド本体1へのフレーム2の締着時に蓄えた板バ
ネ9、褶曲部2a1 の反力(復元弾力)よって、バラン
サー12の屈曲部12aとレバー10の下端10bとの
掛合が外れる。その結果、レバー10はこれに作用して
いるトルクによって下端10bが外方へ回動して、フレ
ーム2が掛止突縁2cから外れ、ロック部A及び感熱部
Cは、分解、飛散する。この時、板バネ9は支持部を失
い加圧部7及びガイド8と共に、該ガイド8による自ら
の案内によりフレーム2内に滞ることなく落下する。
【0013】そしてバルブ3は、当然板バネ9の落下に
よって支えを失うのでデフレクター5と共に、デフレク
ターリング6に懸下されたまま、吐水口1cからの放水
圧力によって一瞬に押し下げられ、デフレクターリング
6がフレーム2の掛止突縁2cで掛止された時点でバル
ブ及びデフレクターはフレーム2の下端口縁部に垂下保
持される。従って吐水口1cから放出される加圧水は直
下にあるデフレクター5で受け止められ、周囲へ水を均
一に飛散させ、消火動作を行う。又、火事の時でなくと
も、可溶片17に加わる圧縮力や周囲の温度及び径年変
化による劣化等により可溶片17がクリープの発生を起
こすと、該可溶片17の一部が、感熱体ピストン周囲と
感熱体シリンダーのなす間隙から徐々に流出する為、ス
プリンクラーヘッドの取り替え時期即ち寿命を検知する
ことが可能である。
【0014】次に図2に示す実施例に就いて説明する。
この実施例のスプリンクラーヘッドは本特許出願人の先
願に係る平成5年特許願第354138号の改良発明に
関するものであり、しかも同一符号を付した部分は前者
実施例の構成と同じであるので、重複を避けるため説明
を省略する。この発明のスプリンクラーヘッドは、消火
配水管に接続するヘッド本体の吐水口を通常閉鎖する止
水部Aと、該止水部Aの止水状態を維持するロック機構
B′と、温度の異常を感じて直ちに応動し前記ロック機
構B′を解く感熱部C′とからなる。具体的には、消火
配水管の先端に取り付けるスプリンクラーヘッド本体1
のナット状鍔部1bへ、下端内周に掛止突縁2cを突設
し且つ上部寄りに角型の褶曲部2a2 を形成した円筒状
のフレーム2を、上端の螺子部2bにより螺着し、該フ
レーム2内の上部には、止水用バルブ3を嵌着した散水
用のデフレクター5を、前記フレーム2内に保持したデ
フレクターリング6から懸下して、該リング6と共に上
下動可能に支持し、該バルブ3はヘッド本体1の通水孔
4の下端にある吐水口1cに当接して止水状態を保つよ
うにしいる。更に又、前記フレーム2内には、掛止突縁
2cの上位にスライダー19を上下動可能に嵌入し、該
スライダー19の周壁部19bには複数個の通孔19
c、19c、…を等隔列設し、該通孔19c、19c、
…内に前記周壁部19bの肉厚より大きい直径のボール
21、21、…を嵌入して、夫々ボール21、21、…
の一部が該周壁部19bより内外に露出するようにして
いる。そして、スライダー19の周壁部19b内下部に
はバランサー22を該スライダーに対して摺動自由に嵌
入すると共に、該バランサー22の上端周縁部に形成し
た傾斜角部を前記通孔19c、19c、…内に嵌入した
各ボール21、21、…と圧接させ、該バランサー22
によって各ボール21、21、…を常時スライダー19
の外周面からその一部を迫り出して、前記フレーム2の
掛止突縁2cに掛合させている。
【0015】更に該バランサー22の下部は、感熱板1
6aを一体不可分に形成した感熱体シリンダー13と連
設しており、感熱体シリンダー13内にドーナッツ状を
なす可溶片(半田金属)17を嵌入し、該可溶片17の
中心孔を経て感熱体ピストン14の茎杆部14′を感熱
体シリンダー13及びバランサー22の中央部を貫通し
て、その上端の一部を前記スライダー19の中心孔へ臨
ませると共に、該スライダー19の上面からセットボル
ト15′で茎杆部14′に螺着する事により、スライダ
ー19とバランサー22、感熱体シリンダー13、可溶
片17及び感熱体ピストン14を一体的に結合し、各ボ
ール21、21、…の外周部がフレーム2に内接した状
態で該フレーム2の掛止突縁2cで掛止される。スライ
ダー19の上面凹所19aと板バネ9に定着した加圧部
7の下面中央突起との間に円錐コイルバネ20を弾介さ
せて、該加圧部7の上面中央に突設した加圧ピン7aの
上端部を前記バルブ3の下面凹所3a(図4参照)に当
接させることにより該バルブを支承するようにし、板バ
ネ9と共に嵌着したガイド8の外周に下向突設したガイ
ド片8aによって熱応動時に前記スライダーが掛止突縁
2cとの間で抉る事なく円滑に下降動作するようにして
いる。
【0016】次に上記実施例の動作について述べると、
図2の状態は通常使用状態であり、一定トルクでフレー
ム2をヘッド本体1に螺着することによりバルブ3は、
加圧部7の加圧ピン7aを介して加圧部7に定設した板
バネ9、円錐コイルバネ20の弾力によって吐水口1c
に押し当てられ、しかも該スライダー19はフレーム2
の掛止突縁2cとバランサー22の外周との迫り合いに
よって保持されたボール21を介してフレーム2内で掛
止され、脱出しないように保持されている。板バネ9、
円錐コイルバネ20は、スライダー19を下方へ押出す
力として作用し、フレーム2の掛止突縁2cに接するボ
ール21、21、…をスライダー19内へ押没させる力
として作用し、スライダー19とバランサー22とはボ
ール21、21、…により互いに反対方向へ移動するよ
うな力を絶えず受ける。その結果、感熱体シリンダー1
3と感熱体ピストン14とは常に接近方向に加圧され、
該シリンダー13とピストン14間に介在する可溶片1
7に圧縮力が作用して、力のバランスは保たれている。
従って、消火配水管に送水されない状態、つまり、水圧
が作用してない時でも、可溶片17が溶解した時は、前
記板バネ9と、コイルバネ20の弾力によってバランサ
ー22がボールに押されて該可溶片17が全部溶出する
までにボール21、21、…はスライダー19の周側面
から露出した部分は完全に没入して掛止突縁2cとの掛
合が解け、スライダー19は板バネ9と、コイルバネ2
0の余剰弾力によって完全に押し出される。
【0017】次に消火配水管に給水した状態で火災など
の非常事態が発生した場合感熱板16a自らが熱を受け
て感熱部C′へ熱を伝え、該感熱部C′を構成する感熱
体シリンダー13と、感熱体ピストン14との間の可溶
片17が溶解することにより、先ず各バネ9、20と褶
曲部2a2 との弾力がピストンとシリンダーに作用して
いる為、溶けた可溶片17はピストンとシリンダーとの
間の微小間隙から漏出し、溶出相当量だけボール21、
21、…はスライダー19の外周部より徐々に陥没し、
可溶片がシリンダーとピストンとの間に略々無くなった
時点で前記ボール21、21、…とフレーム2の掛止突
縁2cとの掛合が解けて一瞬にしてスライダー19はバ
ルブ3に作用している水圧によりフレーム2から図4の
ように下方へ押し出されて落下し、バルブ3のみがフレ
ームの掛止突縁2cに掛止されているデフレクターリン
グ6によって垂下保持され、ヘッド本体1の吐水口1c
から強力に噴出する水を該バルブ3の上面に衝突させ、
四方に拡散しさせる。
【0018】更に図5に示す実施例は、本発明の最も主
要部とする部分のみを示すフレーム2の改良に関するも
ので、ヘッド本体1の鍔部1bに螺着するフレーム2の
上端寄りに、図1、2とは逆に凹環状の褶曲部2a3 を
形成したものであり、その目的及び作用は前記実施例と
同様、フレーム2をヘッド本体1に取り付けた場合、バ
ルブに該褶曲部2a3 の撓みの弾性を作用させて確実な
止水状態を得ようとするものである。
【0019】また図6に示す実施例は、図1、2と図5
の例を複合した蛇腹状の褶曲部2a4 とした場合であ
り、しかも、その目的及び作用は前記実施例と同様であ
るが、撓み量は前記いずれの場合よりも多く、止水解除
の場合に分解動作のモーションを大きくすることができ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明は、上述のように止水部A及びロ
ック部Bを収容保持するフレーム2に褶曲部2a1 、2
a2 、2a3 、2a4 、を形成する事により該フレーム
2の周側部に全く開口を設けなくとも、該フレームをヘ
ッド本体1に螺着した場合、バルブ3を吐水口1cに一
定の圧力(各板バネ、コイルバネ等と共同して)を以て
弾圧させる事ができる。また上述のように該フレームを
閉鎖型とした事によりヘッド本体を消火配水管に接続し
て長期間使用した場合でも、該フレームの内部に塵埃や
薬品ミストが侵入せず各部品を何時までも良好な状態に
維持することができる。しかも、該褶曲部2a1 、2a
2 、2a3 、2a4 はフレーム2の円周に沿って環状に
形成されているため、弾性がこれまでのように開口(ス
リット等)側辺だけに局部的に生じるのではなく、バル
ブ3と吐水口1cとの圧接力が全周均等に作用するの
で、より一層確実に水密を保つ事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スプリンクラーヘッドの要部切欠側面図
【図2】同上他の実施例の要部縦断側面図
【図3】図2のX−X横断平面図
【図4】図2の消火時における分解状態を示す部分縦断
側面図
【図5】図1、2と異なる実施例の要部切欠縦断側面図
【図6】同上他の実施例の部品要部切欠縦断側面図
【図7】従来例の切欠縦断側面図
【図8】同上の下半右外観側面図
【符号の説明】
A 止水部 B ロック部 C 感熱部 1 ヘッド本体 1c 吐水口 2 フレーム 2a1 ,2a2 ,2a3 ,2a4 環状部 2c 内周掛止突縁 3 バルブ 7 加圧部 7a 加圧ピン 13 感熱体シリンダー 14 感熱体ピストン 17 可溶片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプリンクラーヘッド本体と、該ヘッド
    本体に締着するフレームの下端内周に突設した掛止突縁
    との間にあって、前記ヘッド本体の吐水口に作用するバ
    ルブを閉止状態に維持するようにした止水部において、
    該フレーム上の上下間の適所に凹状或いは凸状又は蛇腹
    状の環状褶曲部を形成したことにより、前記吐水口に作
    用するバルブを均一に弾圧するようにしたことを特徴と
    するスプリンクラーヘッド。
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