JP2597209B2 - インキ補給式リボンカセット - Google Patents

インキ補給式リボンカセット

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JP2597209B2
JP2597209B2 JP1338914A JP33891489A JP2597209B2 JP 2597209 B2 JP2597209 B2 JP 2597209B2 JP 1338914 A JP1338914 A JP 1338914A JP 33891489 A JP33891489 A JP 33891489A JP 2597209 B2 JP2597209 B2 JP 2597209B2
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規夫 皆木
修 松野
文勝 土屋
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株式会社パイロット
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプリンタ等に使用するインキ補給式のリボン
カセットに関する。
従来の技術 従来、インキリボンの寿命を長くするため、インキリ
ボンにインキを補給するリボンカセットとして、スポン
ジ等のインキ含浸体をインキタンク内に充填し、このイ
ンキタンク内からインキ塗布片を突出させて従動ローラ
又は転写ローラに塗布し、そのインキをインキリボンに
補給するものが、多く使用されている。
発明が解決しようとする課題 しかし、これら従来のリボンカセットでは、インパク
トプリンタに装着されることによる振動があつたり、急
激な温度変化等があると、インキタンク内の空気が膨張
して圧力が変化し、それがインキ含浸体のインキを圧迫
して絞り出すことがあった。すると、そのインキがイン
キ塗布片に伝わり、ローラを介してインキリボンに過剰
なインキを転写し、それがリボン表面をべたつかせ、印
字不良を起こしていた。また、インキ塗布片から過剰な
インキがケース本体に伝わると、それが外部に漏れてイ
ンキ汚れを起こす等、種々の欠点があった。
このため、インキタンク内のインキは常に少なめにせ
ねばならず、もちろんインキ液の直詰めは不可能であっ
た。
本発明の課題は、インキタンク内のインキ収納量をイ
ンキ液の直詰めにして大幅に増やすこと、リボンカセッ
トの振動や急激な温度変化等があっても、過剰なインキ
が転写されず、常に必要量のインキのみをインキリボン
に補給して、リボン表面のべたつきで印字不良を起こし
たり、ケース本体の内外をインキで汚したりしない、リ
ボンカセットを目的とする。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため本発明は、ケース本体内に、
インキ液を充填したインキタンクと流量調整部材を装着
し、流量調整部材は中央部に心孔を設け、外周面につづ
ら折り状又は螺旋状で両端面を非開口としたインキ保留
溝と一端面にのみ開口した空気溝を設け、インキ保留溝
は流量調整部材の一端部で心孔と連通させ、空気溝とは
他端部で非開口部とのみで連通させ、かつ、流量調整部
材の外周面を被覆してインキ保留溝と空気溝を1本の通
路に形成してなることを特徴とした。
また、インキタンクはケース本体内に装着したもので
もよいが、ケース本体に装着した流量調節部材にケース
本体外で着脱可能としたものでもよい。
作用 前述した構成において、たとえば急激な温度変化が起
きて圧力変化が生じたり、振動による衝撃等があって、
インキタンク内のインキ液が圧迫され、過剰なインキを
インキ塗布片の先端に流出させても、その過剰なインキ
は流量調整部材のインキ保留溝内に吸引されて一時保留
される。このため、過剰なインキがインキ塗布片の先端
へは流れず、インキリボンのべたつきによる印字不良や
ケース本体のインキ汚れ等を防止できる。
また、温度変化や衝撃が元に戻ると、一時保留されて
いたインキは、インキ保留溝から毛管作用によりインキ
塗布片、インキタンク内へと直ちにもどり、流量調整が
なされる。さらに、インキ保留溝と空気溝が心孔連通部
と空気溝開口の間を1本の通路として形成してあるた
め、一時保留のインキは連通部から順次保留されている
ので、そのインキが空気溝の開口、すなわち空気孔まで
に達することはほとんどなく、振動等の激しいプリンタ
であっても空気孔からインキが出てカセットやプリンタ
を汚すようなことはない。
実施例 本発明の実施例を図面により説明する。
第1〜2図の実施例において、1はケース本体、2は
一対のアーム状としたリボン案内部、3はエンドレスの
インキリボン4を折り畳んで収納するリボン収納部、5
は駆動ローラ、6は従動ローラで、インキリボン4の一
部をリボン案内部2,2から外部にかけ渡し、印字ヘッド
(図示せず)で印字した後、そのインキリボン4を挟持
してリボン収納部3内に折り畳んで繰り込むようにして
ある。
ケース本体のリボン案内部2と反対側には、インキタ
ンク7が装着してあり、インキタンク7内にはインキ液
を充填してある。インキタンク7の一端部には、突出し
て開口した円筒部8を設けてある。
9は心孔10を有する流量調節部材で、その外周面を円
筒部8の内面が嵌着可能な大きさとしてあり、心孔10に
はフェルト等よりなるスティック状のインキ塗布片11を
挿着して両端部を突出してあり、その突出した一端部を
従動ローラ6に接触させ、その他端部をインキタンク7
内に挿入してある。
流量調整部材9の外周面には、土手部12でつづら折り
状に折り返して一本の通路に形成した環状のインキ保留
溝13を両端を非開口にして設けてある。インキ保留溝13
の先端部には心孔10に連通する連通孔14を設けてあり、
インキ保留溝13の後端部は、土手部に沿ってインキ保留
溝13と交叉せずに設けた縦の空気溝15と連通させてあ
る。
このように構成したリボンカセットで、インキリボン
4のインキ含有量が少なくなると、インキタンク7内の
インキ液がインキ塗布片11の毛管力により吸引され、従
動ローラ6を経てインキリボン4に転写されインキを補
給する。
また、急激な温度変化や振動による衝撃等があると、
インキタンク7内のインキ液が圧迫されてインキ塗布片
11の一端に向かって流れるが、その過剰に流出したイン
キは、インキ塗布片11の一端に流れる前に連通孔14から
インキ保留溝13に吸引されて一時保留される。したがっ
て、インキ塗布片11の先端は常に必要量のみのインキを
補給するので、インキリボン4がべたついて印字不良を
起こしたり、ケース本体1のインキ汚れを起こすことは
ない。
温度変化や衝撃が正常に戻ると、インキ保留溝13内に
保留されていたインキは、インキ塗布片11等の毛管力で
吸引されてインキタンク7内に戻り、流量調整が行われ
る。
第3〜5図の実施例は他の実施例を示すもので、第3
図は従動ローラ6に転写ローラ16を回転可能に接触させ
ると共に、その転写ローラ16にインキ塗布片11の一端部
を接触させてインキ補給をするものであって、他の構成
および作用は前述の実施例と同一である。
第4図の実施例は流量調整部材91のインキ保留溝131
を両端非開口の螺旋状に設けて一本の通路にすると共
に、螺旋溝の山部に細幅で螺旋状の空気溝151を設け
て、その先端を外部に開口し、その後端をインキ保留溝
131の後端に連通させたものであって、他の構成および
作用は前述の実施例と同一である。
第5図の実施例は流量調整部材93の外面に軟質樹脂よ
りなるパイプ材18を嵌着してケース本体1に装着すると
共に、流量調整部材93の他端部19をケース本体1外に突
出させ、その他端部19にインキタンク7の円筒部8を嵌
着することにより、インキタンク7をケース本体1外で
取替えできるようにしたものであって、他の構成および
作用は前述の実施例と同一である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、急激な温度変化や振動
による衝撃等があつても、インキタンク内で圧迫されて
流れ出した過剰なインキは全てインキ保留溝内に一時保
留されるので、インキ塗布片の先端に流れることがな
く、常に必要量のみのインキが補給できる。
したがって、インキ収納量を大きくしても、リボン表
面のべたつきによる印字不良やケース本体のインキ汚れ
が無いリボンカセツトが得られる。さらに、インキ液を
直詰めにしたインキタンクを使用できるようになつたの
で、小型のタンクであつても、従来のものに比べてイン
キ量を大幅に増やせる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の平面断面図、第2図は同実施
例の流量調整部材の斜視図、第3〜5図はそれぞれ他の
実施例の部分断面図である。 1……ケース本体、4……インキリボン、5……駆動ロ
ーラ、6……従動ローラ、7……インキタンク、9,91,9
3……流量調整部材、10……心孔、11……インキ塗布
片、13,131……インキ保留溝、14……連通溝、15,151
…空気溝、16……転写ローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リボン案内部およびリボン収納部を有し、
    一部をリボン案内部から外部にかけ渡したインキリボン
    を一対のローラで繰り込み、インキ塗布片をローラに接
    触してインキを補給するリボンカセットにおいて、 ケース本体内に、インキ液を充填したインキタンクと流
    量調整部材を装着し、流量調整部材は中央部に心孔を設
    け、外周面につづら折り状又は螺旋状で両端面を非開口
    としたインキ保留溝と一端面にのみ開口した空気溝を設
    け、インキ保留溝は流量調整部材の一端部で心孔と連通
    させ、空気溝とは他端部で非開口部とのみで連通させ、
    かつ、流量調整部材の外周面を被覆してインキ保留溝と
    空気溝を1本の通路に形成し、流量調整部材の心孔にイ
    ンキ塗布片を挿着すると共に、インキ塗布片の一端部を
    ローラに接触させ他端部をインクタンク内に挿入してな
    る、インキ補給式リボンカセット。
JP1338914A 1989-12-27 1989-12-27 インキ補給式リボンカセット Expired - Lifetime JP2597209B2 (ja)

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JPH03197167A JPH03197167A (ja) 1991-08-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5652058Y2 (ja) * 1976-08-30 1981-12-04
JPS60102927U (ja) * 1983-12-19 1985-07-13 ぺんてる株式会社 生インキ式ワイヤドツトプリンタのヘツド

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