JP2596874B2 - マルチ・フューエル型エンジン用自動燃料切替制御装置 - Google Patents
マルチ・フューエル型エンジン用自動燃料切替制御装置Info
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- JP2596874B2 JP2596874B2 JP4137476A JP13747692A JP2596874B2 JP 2596874 B2 JP2596874 B2 JP 2596874B2 JP 4137476 A JP4137476 A JP 4137476A JP 13747692 A JP13747692 A JP 13747692A JP 2596874 B2 JP2596874 B2 JP 2596874B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は燃料方式がガスでもディ
ーゼル（軽油）でも駆動できる所謂マルチ・フューエル
型エンジンに係り、特に、主として常時のガス駆動方式
から非常時のディーゼル駆動方式への切り替えがエンジ
ンを停止せずに自動的にスムースに移行できるようにし
たマルチ・フューエル型エンジン用自動燃料切替制御装
置に関するものである。
ーゼル（軽油）でも駆動できる所謂マルチ・フューエル
型エンジンに係り、特に、主として常時のガス駆動方式
から非常時のディーゼル駆動方式への切り替えがエンジ
ンを停止せずに自動的にスムースに移行できるようにし
たマルチ・フューエル型エンジン用自動燃料切替制御装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のマルチ・フューエル型エ
ンジンにおいて、主として常時のガス駆動方式から非常
時のディーゼル駆動方式へ燃料方式を切り替える場合に
はエンジンを一旦停止させなくてはならなかった。
ンジンにおいて、主として常時のガス駆動方式から非常
時のディーゼル駆動方式へ燃料方式を切り替える場合に
はエンジンを一旦停止させなくてはならなかった。
【０００３】発電機を前記エンジン負荷に想定すると、
エンジンが停止することは発電機が停止し電力の供給が
なくなって電気が使用できなくなる事態を招くことにな
る。
エンジンが停止することは発電機が停止し電力の供給が
なくなって電気が使用できなくなる事態を招くことにな
る。
【０００４】前記エンジンにガスが供給されないような
非常時には電力の供給が非常に重要になるが、そのとき
にエンジンが停止して電力の供給ができないことは大変
に混乱と不安をもたらし、円滑な社会生活を乱す事態に
もなりかねないことになる。
非常時には電力の供給が非常に重要になるが、そのとき
にエンジンが停止して電力の供給ができないことは大変
に混乱と不安をもたらし、円滑な社会生活を乱す事態に
もなりかねないことになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、マルチ・フ
ューエル型エンジンにおいて、主として常時のガス駆動
方式からガスの供給が停止してしまうような非常時に当
該エンジンを停止することなくディーゼル駆動方式へ燃
料方式を自動的にスムースに切り替えることができるよ
うにして電力の供給を最低限確保することができるマル
チ・フューエル型エンジン用自動燃料切替制御装置を得
ようとするものである。
ューエル型エンジンにおいて、主として常時のガス駆動
方式からガスの供給が停止してしまうような非常時に当
該エンジンを停止することなくディーゼル駆動方式へ燃
料方式を自動的にスムースに切り替えることができるよ
うにして電力の供給を最低限確保することができるマル
チ・フューエル型エンジン用自動燃料切替制御装置を得
ようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
観点に鑑みてなされたものであって、マルチ・フューエ
ル型エンジンの機関出力を検出するマグネチックピック
アップと、前記エンジンのガス供給側とディーゼル供給
側とにはそれぞれに配設したエンジン機関出力をコント
ロールする一対のアクチエータと、前記ピックアップか
ら前記エンジンの機関出力に比例した周波数の交流信号
を直流信号に変換する回転数−電圧変換器（Ｆ／Ｖ）
と、予めエンジン機関出力に見合った直流基準電位を設
定する機関出力設定器と、前記エンジン機関出力に比例
した直流電位と前記直流基準電位とを比較する比較器
と、前記比較器の出力偏差信号を増幅するゲイン調整器
と、前記各アクチエータにそれぞれ対応させて前記偏差
信号を並列入力する比例回路（Ｐ）、積分回路（Ｉ）、
微分回路（Ｄ）と、それらの合成信号と前記アクチエー
タの位置検出器により検出した検出信号とを比較演算す
る演算制御器と、前記制御器の出力信号を入力してその
対応するアクチエータの操作部が必要とする電力にコン
トロールするパワーコントローラと、前記各アクチエー
タの位置検出器の検出信号を入力してその差圧信号を出
力するアクチエータ開度制御器と、前記各アクチエータ
を前記エンジンに対して関係させる操作部（Ｘｎ）と、
前記ガス供給側の各演算制御器の前段にそれぞれ介装し
た切り替え用タイマとから成り、前記アクチエータ開度
制御器の出力信号を対の一方の前記合成信号側に帰還さ
せ、また、前記切り替え用タイマは、通常、ガス供給側
のアクチエータの操作部を閉じディーゼル供給側のアク
チエータの操作部を開き、燃料ガス供給停止のような異
常発生時は、外部信号によりガス供給側のアクチエータ
の操作部を開いてディーゼル供給側のアクチエータの操
作部を閉じる動作をするマルチ・フューエル型エンジン
用自動燃料切替制御装置を提供しようとするものであ
る。
観点に鑑みてなされたものであって、マルチ・フューエ
ル型エンジンの機関出力を検出するマグネチックピック
アップと、前記エンジンのガス供給側とディーゼル供給
側とにはそれぞれに配設したエンジン機関出力をコント
ロールする一対のアクチエータと、前記ピックアップか
ら前記エンジンの機関出力に比例した周波数の交流信号
を直流信号に変換する回転数−電圧変換器（Ｆ／Ｖ）
と、予めエンジン機関出力に見合った直流基準電位を設
定する機関出力設定器と、前記エンジン機関出力に比例
した直流電位と前記直流基準電位とを比較する比較器
と、前記比較器の出力偏差信号を増幅するゲイン調整器
と、前記各アクチエータにそれぞれ対応させて前記偏差
信号を並列入力する比例回路（Ｐ）、積分回路（Ｉ）、
微分回路（Ｄ）と、それらの合成信号と前記アクチエー
タの位置検出器により検出した検出信号とを比較演算す
る演算制御器と、前記制御器の出力信号を入力してその
対応するアクチエータの操作部が必要とする電力にコン
トロールするパワーコントローラと、前記各アクチエー
タの位置検出器の検出信号を入力してその差圧信号を出
力するアクチエータ開度制御器と、前記各アクチエータ
を前記エンジンに対して関係させる操作部（Ｘｎ）と、
前記ガス供給側の各演算制御器の前段にそれぞれ介装し
た切り替え用タイマとから成り、前記アクチエータ開度
制御器の出力信号を対の一方の前記合成信号側に帰還さ
せ、また、前記切り替え用タイマは、通常、ガス供給側
のアクチエータの操作部を閉じディーゼル供給側のアク
チエータの操作部を開き、燃料ガス供給停止のような異
常発生時は、外部信号によりガス供給側のアクチエータ
の操作部を開いてディーゼル供給側のアクチエータの操
作部を閉じる動作をするマルチ・フューエル型エンジン
用自動燃料切替制御装置を提供しようとするものであ
る。
【作用及び実施例】以下 本発明一実施例の構成を図面
を参照しながら作用と共に説明する。図１は全体構成を
示すブロックダイアグラムであって、マルチ・フューエ
ル型エンジン１は独立した２個の内燃機関を有して、そ
の機関出力を検出するマグネチックピックアップ２が所
要部位に備設されている。該エンジン１のガス供給側Ａ
とディーゼル供給側Ｂとにはそれぞれにエンジン機関出
力をコントロールする一対のアクチエータ１０が配設さ
れている。前記エンジン１の機関出力をマグネチックピ
ックアップ２により検出して該エンジン１の機関出力に
比例した周波数の交流信号に変換される。該交流信号は
回転数−電圧変換器（Ｆ／Ｖ）３により直流信号に変換
される。前記エンジン機関出力に比例した直流電位と、
機関出力設定器（可変抵抗）４により予め設定されたエ
ンジン機関出力に見合った直流基準電位とを比較器５に
入力して比較し、その機関出力の差に比例した偏差信号
をゲイン調整器６により増幅して出力する。該偏差信号
を前記各アクチエータ１０にそれぞれ対応させて設けた
比例回路（Ｐ）７、積分回路（Ｉ）８、微分回路（Ｄ）
９に並列入力させる。
を参照しながら作用と共に説明する。図１は全体構成を
示すブロックダイアグラムであって、マルチ・フューエ
ル型エンジン１は独立した２個の内燃機関を有して、そ
の機関出力を検出するマグネチックピックアップ２が所
要部位に備設されている。該エンジン１のガス供給側Ａ
とディーゼル供給側Ｂとにはそれぞれにエンジン機関出
力をコントロールする一対のアクチエータ１０が配設さ
れている。前記エンジン１の機関出力をマグネチックピ
ックアップ２により検出して該エンジン１の機関出力に
比例した周波数の交流信号に変換される。該交流信号は
回転数−電圧変換器（Ｆ／Ｖ）３により直流信号に変換
される。前記エンジン機関出力に比例した直流電位と、
機関出力設定器（可変抵抗）４により予め設定されたエ
ンジン機関出力に見合った直流基準電位とを比較器５に
入力して比較し、その機関出力の差に比例した偏差信号
をゲイン調整器６により増幅して出力する。該偏差信号
を前記各アクチエータ１０にそれぞれ対応させて設けた
比例回路（Ｐ）７、積分回路（Ｉ）８、微分回路（Ｄ）
９に並列入力させる。
【０００６】
【作用及び実施例】以下、本発明一実施例の構成を図面
を参照しながら作用と共に説明する。図１は全体構成を
示すブロックダイアグラムであって、マルチ・フューエ
ル型エンジン１にはその機関出力を検出するマグネチッ
クピックアップ２が所要部位に備設されている。該エン
ジン１のガス供給側Ａとディーゼル供給側Ｂとにはそれ
ぞれにエンジン機関出力をコントロールする一対のアク
チエータ１０が配設されている。前記エンジン１の機関
出力をマグネチックピックアップ２により検出して該エ
ンジン１の機関出力に比例した周波数の交流信号に変換
される。該交流信号は回転数−電圧変換器（Ｆ／Ｖ）３
により直流信号に変換される。前記エンジン機関出力に
比例した直流電位と、機関出力設定器（可変抵抗）４に
より予め設定されたエンジン機関出力に見合った直流基
準電位とを比較器５に入力して比較し、その機関出力の
差に比例した偏差信号をゲイン調整器６により増幅して
出力する。該偏差信号を前記各アクチエータ１０にそれ
ぞれ対応させて設けた比例回路（Ｐ）７、積分回路
（Ｉ）８、微分回路（Ｄ）９に並列入力させる。
を参照しながら作用と共に説明する。図１は全体構成を
示すブロックダイアグラムであって、マルチ・フューエ
ル型エンジン１にはその機関出力を検出するマグネチッ
クピックアップ２が所要部位に備設されている。該エン
ジン１のガス供給側Ａとディーゼル供給側Ｂとにはそれ
ぞれにエンジン機関出力をコントロールする一対のアク
チエータ１０が配設されている。前記エンジン１の機関
出力をマグネチックピックアップ２により検出して該エ
ンジン１の機関出力に比例した周波数の交流信号に変換
される。該交流信号は回転数−電圧変換器（Ｆ／Ｖ）３
により直流信号に変換される。前記エンジン機関出力に
比例した直流電位と、機関出力設定器（可変抵抗）４に
より予め設定されたエンジン機関出力に見合った直流基
準電位とを比較器５に入力して比較し、その機関出力の
差に比例した偏差信号をゲイン調整器６により増幅して
出力する。該偏差信号を前記各アクチエータ１０にそれ
ぞれ対応させて設けた比例回路（Ｐ）７、積分回路
（Ｉ）８、微分回路（Ｄ）９に並列入力させる。
【０００７】前記比例回路（Ｐ）７は上記偏差信号に対
して比例した信号を出し、積分回路（Ｉ）８は該偏差信
号に対して偏差の時間変化に対する積分値に比例した信
号を出し、微分回路（Ｄ）９は該偏差信号に対して偏差
の変化割合に対する信号を出す。前記の各組の比例回路
（Ｐ）７、積分回路（Ｉ）８、微分回路（Ｄ）９の合成
信号と、それが対応する前記アクチエータ１０の位置検
出器１１により検出した検出信号とをそれぞれの演算制
御器１２で比較演算し、パルス振幅変調（ＰＷＭ）し
て、それぞれのパワーコントローラ１３に入力する。該
パワーコントローラ１３は、その対応するアクチエータ
１０の操作部１４が必要とする電力にコントロールをす
る。前記各アクチエータ１０はそれらにそれぞれ対応す
るパワーコントローラ１３からの信号を機械的操作量に
変換しエンジンの機関出力を精密にコントロールする。
して比例した信号を出し、積分回路（Ｉ）８は該偏差信
号に対して偏差の時間変化に対する積分値に比例した信
号を出し、微分回路（Ｄ）９は該偏差信号に対して偏差
の変化割合に対する信号を出す。前記の各組の比例回路
（Ｐ）７、積分回路（Ｉ）８、微分回路（Ｄ）９の合成
信号と、それが対応する前記アクチエータ１０の位置検
出器１１により検出した検出信号とをそれぞれの演算制
御器１２で比較演算し、パルス振幅変調（ＰＷＭ）し
て、それぞれのパワーコントローラ１３に入力する。該
パワーコントローラ１３は、その対応するアクチエータ
１０の操作部１４が必要とする電力にコントロールをす
る。前記各アクチエータ１０はそれらにそれぞれ対応す
るパワーコントローラ１３からの信号を機械的操作量に
変換しエンジンの機関出力を精密にコントロールする。
【０００８】前記各アクチエータ１０の位置検出器１１
によりそれぞれ検出した信号をアクチエータ開度制御器
１５に入力してその差圧信号を前記の一方の制御器１２
に帰還させてそのアクチエータ１０の開度が常に他方の
アクチエータ１０の開度に対して均衡する方向に動作す
るように構成されている。
によりそれぞれ検出した信号をアクチエータ開度制御器
１５に入力してその差圧信号を前記の一方の制御器１２
に帰還させてそのアクチエータ１０の開度が常に他方の
アクチエータ１０の開度に対して均衡する方向に動作す
るように構成されている。
【０００９】そして、前記各アクチエータ１０の操作部
１４が前記エンジン１のガス供給側Ｘ１、Ｘ２及びディ
ーゼル供給側Ｘ３、Ｘ４にそれぞれ配設されている。
１４が前記エンジン１のガス供給側Ｘ１、Ｘ２及びディ
ーゼル供給側Ｘ３、Ｘ４にそれぞれ配設されている。
【００１０】更に、前記ガス供給側Ａにはその各演算制
御器１２の前段にそれぞれ切り替え用タイマ１７が介装
されており、前記アクチエータ開度制御器１５の出力信
号が対の一方の前記合成信号側に帰還させている。
御器１２の前段にそれぞれ切り替え用タイマ１７が介装
されており、前記アクチエータ開度制御器１５の出力信
号が対の一方の前記合成信号側に帰還させている。
【００１１】そして、前記ガス供給側Ａのアクチエータ
開度制御器１５により上記独立した２個の燃焼室の燃焼
が互いに均一になるように両アクチエータ１０の開度を
制御するが、機械的な個体差により両アクチエータ１０
の開度が同一でもその各燃焼室の燃焼に差がある場合、
その一方の燃焼室の燃焼をオフセット１６を操作するこ
とによりその一方のアクチエータ１０の開度位置を制御
することで燃焼の均一化をすることができるものであ
る。それによって、仮に２個の燃焼室の燃焼が均一でな
い場合にはエンジンの熱的な寿命がその各室側で異な
り、当然、燃焼の大きい側の寿命が短くなり、エンジン
全体の寿命もこの寿命に引きずられてしまうが、燃焼を
均一化することによってその弊害が除去され、耐久性を
高めることができる。
開度制御器１５により上記独立した２個の燃焼室の燃焼
が互いに均一になるように両アクチエータ１０の開度を
制御するが、機械的な個体差により両アクチエータ１０
の開度が同一でもその各燃焼室の燃焼に差がある場合、
その一方の燃焼室の燃焼をオフセット１６を操作するこ
とによりその一方のアクチエータ１０の開度位置を制御
することで燃焼の均一化をすることができるものであ
る。それによって、仮に２個の燃焼室の燃焼が均一でな
い場合にはエンジンの熱的な寿命がその各室側で異な
り、当然、燃焼の大きい側の寿命が短くなり、エンジン
全体の寿命もこの寿命に引きずられてしまうが、燃焼を
均一化することによってその弊害が除去され、耐久性を
高めることができる。
【００１２】図２は上記切り替え用タイマ１７の等価回
路図であって、通常は、ガス供給側Ａが動作している。
この通常運転中は同図に示すように外部接点Ｓｗが常時
オフに設定され、制御信号は矢印２１で示す経路を流れ
て、ガス供給側のアクチエータ１０の操作部１４の
Ｘ１、Ｘ２を図１に示されているように全閉して所定の
燃料ガスが前記エンジン１に供給されて平常運転されて
いる。
路図であって、通常は、ガス供給側Ａが動作している。
この通常運転中は同図に示すように外部接点Ｓｗが常時
オフに設定され、制御信号は矢印２１で示す経路を流れ
て、ガス供給側のアクチエータ１０の操作部１４の
Ｘ１、Ｘ２を図１に示されているように全閉して所定の
燃料ガスが前記エンジン１に供給されて平常運転されて
いる。
【００１３】しかし、燃料ガスの供給停止のような異常
発生時には、前記外部接点ＳＷが動作してオンに設定さ
れ、それによりリレーＸ０が動作してリレー接点
Ｘ０１、Ｘ０２が同図に示されている位置と反対側にス
イッチして形成される矢印２２の経路を制御信号は流れ
るようになる。このとき、該制御信号は異常発生時寸前
の制御信号から０Ｖ（グランド）に抵抗Ｒとコンデンサ
Ｃで構成された時定数で垂下していく。この制御信号が
０Ｖになることはアクチエータが全閉になる信号である
ことを示している。
発生時には、前記外部接点ＳＷが動作してオンに設定さ
れ、それによりリレーＸ０が動作してリレー接点
Ｘ０１、Ｘ０２が同図に示されている位置と反対側にス
イッチして形成される矢印２２の経路を制御信号は流れ
るようになる。このとき、該制御信号は異常発生時寸前
の制御信号から０Ｖ（グランド）に抵抗Ｒとコンデンサ
Ｃで構成された時定数で垂下していく。この制御信号が
０Ｖになることはアクチエータが全閉になる信号である
ことを示している。
【００１４】そして、ガス供給側Ａが作動してガスだけ
で駆動する負荷１００％の通常運転のときに燃料ガス供
給停止のような異常が発生すると、外部より所定の信号
が発信して負荷を５０％に下げる。そのとき、ガス供給
側Ａの片側の外部接点Ｓｗが外部信号の動作によりオン
し、ガス供給側Ａの片側のアクチエータの操作部Ｘ１が
ゆっくりと全開方向に動き出す。同時に、残りのアクチ
エータの操作部Ｘ２がガバナ制御を行い全閉方向に動
く。このように、前記ガス供給側Ａの片側アクチエータ
操作部Ｘ１が全開になったところで、その感知信号の動
作によりディーゼル供給側Ｂの片側アクチエータ操作部
Ｘ３が全閉方向に動き出しディーゼルが供給されでディ
ーゼル駆動が始まる。ディーゼル駆動が始まるとガス供
給側Ａの他側の外部接点Ｓｗが外部信号によりオンす
る。以後、前記ガス供給側Ａの他側アクチエータ操作部
Ｘ２が全開方向に動き出すと、ディーゼル供給側Ｂの片
側アクチエータ操作部Ｘ３がガバナ制御で全閉方向に動
き出す。前記ガス供給側Ａの他側アクチエータ操作部Ｘ
２が全開になったところで、ディーゼル供給側Ｂの他側
アクチエータ操作部Ｘ４が全閉方向に動き出しディーゼ
ルが供給されてディーゼル駆動が始まる。アクチエータ
開度制御器１５が動作してディーゼル供給側Ｂの両アク
チエータ操作部Ｘ３、Ｘ４が同一開度に制御され、ディ
ーゼル運転になる。そこで負荷を５０％より徐々に上げ
ていく。
で駆動する負荷１００％の通常運転のときに燃料ガス供
給停止のような異常が発生すると、外部より所定の信号
が発信して負荷を５０％に下げる。そのとき、ガス供給
側Ａの片側の外部接点Ｓｗが外部信号の動作によりオン
し、ガス供給側Ａの片側のアクチエータの操作部Ｘ１が
ゆっくりと全開方向に動き出す。同時に、残りのアクチ
エータの操作部Ｘ２がガバナ制御を行い全閉方向に動
く。このように、前記ガス供給側Ａの片側アクチエータ
操作部Ｘ１が全開になったところで、その感知信号の動
作によりディーゼル供給側Ｂの片側アクチエータ操作部
Ｘ３が全閉方向に動き出しディーゼルが供給されでディ
ーゼル駆動が始まる。ディーゼル駆動が始まるとガス供
給側Ａの他側の外部接点Ｓｗが外部信号によりオンす
る。以後、前記ガス供給側Ａの他側アクチエータ操作部
Ｘ２が全開方向に動き出すと、ディーゼル供給側Ｂの片
側アクチエータ操作部Ｘ３がガバナ制御で全閉方向に動
き出す。前記ガス供給側Ａの他側アクチエータ操作部Ｘ
２が全開になったところで、ディーゼル供給側Ｂの他側
アクチエータ操作部Ｘ４が全閉方向に動き出しディーゼ
ルが供給されてディーゼル駆動が始まる。アクチエータ
開度制御器１５が動作してディーゼル供給側Ｂの両アク
チエータ操作部Ｘ３、Ｘ４が同一開度に制御され、ディ
ーゼル運転になる。そこで負荷を５０％より徐々に上げ
ていく。
【００１５】
【発明の効果】本発明は以上の説明により明らかなよう
に、主として常時のガス駆動方式から非常時のディーゼ
ル駆動方式への切り替えがエンジンを停止せずに自動的
にスムースに移行できるから、前記エンジン負荷に発電
機を想定すると、瞬間たりとも発電機の停止が回避で
き、電力の継続供給を確保することができるものであ
る。
に、主として常時のガス駆動方式から非常時のディーゼ
ル駆動方式への切り替えがエンジンを停止せずに自動的
にスムースに移行できるから、前記エンジン負荷に発電
機を想定すると、瞬間たりとも発電機の停止が回避で
き、電力の継続供給を確保することができるものであ
る。
【図１】本発明一実施例の構成を示す等価回路のブロッ
クダイアグラムである。
クダイアグラムである。
【図２】本発明一実施例の構成に適用される切り替え用
タイマの等価回路図である。
タイマの等価回路図である。
１ マルチ・フューエル型エンジン ２ マグネチックピックアップ ３ 回転数−電圧変換器（Ｆ／Ｖ） ４ 機関出力設定器（可変抵抗） ５ 比較器 ６ ゲイン調整器 ７ 比例回路（Ｐ） ８ 積分回路（Ｉ） ９ 微分回路（Ｄ） １０ アクチエータ １１ アクチエータ１０の位置検出器 １２ 演算制御器 １３ パワーコントローラ １４ アクチエータ１０の操作部 １５ アクチエータ開度制御器 １６ オフセット １７ 切り替え用タイマ ２１ 制御信号経路 ２２ 制御信号経路 Ａ マルチ・フューエル型エンジンのガス供給側 Ｂ マルチ・フューエル型エンジンのディーゼル供給側 ＳＷ 外部接点 Ｘ０ リレー Ｘ０１ リレー接点 Ｘ０２ リレー接点 Ｒ 抵抗 Ｃ コンデンサ
Claims (2)
- 【請求項１】 マルチ・フューエル型エンジン１の機関
出力を検出するマグネチックピックアップ２と、前記エ
ンジン１のガス供給側Ａとディーゼル供給側Ｂとにはそ
れぞれに配設したエンジン機関出力をコントロールする
一対のアクチエータ１０と、前記ピックアップ２から前
記エンジン１の機関出力に比例した周波数の交流信号を
直流信号に変換する回転数−電圧変換器（Ｆ／Ｖ）３
と、予めエンジン機関出力に見合った直流基準電位を設
定する機関出力設定器４と、前記エンジン機関出力に比
例した直流電位と前記直流基準電位とを比較する比較器
５と、前記比較器５の出力偏差信号を増幅するゲイン調
整器６と、前記各アクチエータ１０にそれぞれ対応させ
て前記偏差信号を並列入力する比例回路（Ｐ）７、積分
回路（Ｉ）８、微分回路（Ｄ）９と、それらの合成信号
と前記アクチエータ１０の位置検出器１１により検出し
た検出信号とを比較演算する演算制御器１２と、前記制
御器１２の出力信号を入力してその対応するアクチエー
タ１０の操作部１４が必要とする電力にコントロールす
るパワーコントローラ１３と、前記各アクチエータ１０
の位置検出器１１の検出信号を入力してその差圧信号を
出力するアクチエータ開度制御器１５と、前記各アクチ
エータ１０を前記エンジン１に対して関係させる操作部
（Ｘｎ）１４と、前記ガス供給側Ａの各演算制御器１２
の前段にそれぞれ介装した切り替え用タイマ１７とから
成り、前記アクチエータ開度制御器１５の出力信号を対
の一方の前記合成信号側に帰還させ、また、前記切り替
え用タイマ１７は、通常、ガス供給側Ａのアクチエータ
１０の操作部１４を閉じディーゼル供給側Ｂのアクチエ
ータ１０の操作部１４を開き、燃料ガス供給停止のよう
な異常発生時は、外部信号によりガス供給側Ａのアクチ
エータ１０の操作部１４を開いてディーゼル供給側Ｂの
アクチエータ１０の操作部１４を閉じる動作をすること
を特徴とするマルチ・フューエル型エンジン用自動燃料
切替制御装置。 - 【請求項２】 前記ガス供給側Ａのアクチエータ開度制
御器１５は、オフセット１６により前記ガス供給側Ａの
アクチエータ１０の弁開度の初期設定が適宜できるよう
に構成されている請求項１記載のマルチ・フューエル型
エンジン用自動燃料切替制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137476A JP2596874B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | マルチ・フューエル型エンジン用自動燃料切替制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137476A JP2596874B2 (ja) | 1992-04-15 | 1992-04-15 | マルチ・フューエル型エンジン用自動燃料切替制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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