JP2596709Y2 - 交換可能な足載せ部を備えたスリッパ - Google Patents

交換可能な足載せ部を備えたスリッパ

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JP2596709Y2 JP1992043293U JP4329392U JP2596709Y2 JP 2596709 Y2 JP2596709 Y2 JP 2596709Y2 JP 1992043293 U JP1992043293 U JP 1992043293U JP 4329392 U JP4329392 U JP 4329392U JP 2596709 Y2 JP2596709 Y2 JP 2596709Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋内にて使用されるス
リッパに係り、特に檜材に含有されるヒノキチオールに
よって芳香作用を伴う快適な履き心地を提供しつつ、雑
菌類の発生を未然に防止して足載せ部を常に清潔な状態
に保ことができる交換可能な足載せ部を備えたスリッパ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、屋内での歩行時に使用されるス
リッパは、足底の形に成形された板状のボール紙、弾性
プラスティック等の基材を布地で包み込んで足載せ部
と、装用者の足背部を包覆する甲部とから構成されてい
るため、足部全体を包み込む靴等に比して臭気を外部に
発散し易く、加えて装用者の汗、脂肪等の分泌でスリッ
パの足載せ部に雑菌が繁殖し極めて非衛生な状態となっ
てしまい、不特定者の装用が見込まれる病院、旅館、公
共施設等においては、常に清潔なスリッパを常備するこ
とが望まれる。そのため、従来は、スリッパの内部に散
布する殺菌消臭剤、あるいは丸ごと洗濯できるスリッパ
等が提案されているが、装用者の立場から見れば、依然
として他者が装用したスリッパを履くことに対し、嫌悪
感を増長する傾向は否めず、清潔さを向上させるには至
らないものであった。
【0003】
【本考案が解決しようとする課題】一方、本出願人は、
檜材に含まれるヒノキチオールの効能を研究するその過
程において、先に提案した靴の中敷体(特願昭61−1
99259号公報)が、不特定者が装用することにより
個人で所有する靴以上に劣悪な衛生状態となるスリッパ
の足載せ部として使用可能である点に着目し、檜材に精
油成分として含有されているヒノキチオールの天然芳香
作用によって快適な履き心地を現出することができ、し
かも発汗作用の多い夏季においてもスリッパの内部がむ
れて不快な臭気を発することなく雑菌類の繁殖を未然に
防止し得て、常にスリッパの足載せ部を清潔な状態に保
持することができることを認識し、ここに全く新規な交
換可能な足載せ部を備えたスリッパを完成するに至っ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
考案が採用した技術手段は、足底状に形成した足載せ部
を、通気孔を設けた表裏面部材で構成し、その両面間に
檜材の木質部からなる板状芯材を介装し、かつ上記足載
せ部の表面側適宜位置に書替え可能な表示域を設けると
共に、スリッパ本体の前端部および後端部に、上記足載
せ部の挿入部を有する保持片を張設し、該保持片を介し
てスリッパ本体に足載せ部を着脱自在に挿入係止するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】したがって、本考案によれば、足載せ部の装用
時における通気性を向上し、かつ檜材の芳香および殺菌
作用により、非衛生的になりがちなスリッパを常に清潔
な状態に保持することができると共に、日用品としての
スリッパに風雅さと高級感を与えつつ、快適な履き心地
を現出することができる。
【0006】
【実施例】本考案の構成を、図面に示した一実施例つい
て詳細に説明する。図1および図2において、1はスリ
ッパ本体であって、該スリッパ本体1は、足底状に形成
した着地部2上に板状弾性体3を貼付し、かつ上記本体
1の後部に傾斜面を形成した踵部4を着地部2と板状弾
性体3との間に介装すると共に、中間部から前部に至る
間に、装用者の足背部を包覆するベルト5が装着されて
スリッパ本体1が構成されている。また、上記スリッパ
本体1の前端部および後端部には、半円状に形成した保
持片6および7がその挿入部6a、7aを開放した状態
で張設され、かつ上記保持片6、7の半円部端縁は縫着
されていて、後述する足載せ部8の前後端8a、8bを
挿入部6a、7aを介して保持片6、7に着脱自在に挿
入係止するようになっている。
【0007】上記足載せ部8は、図3(a)および
(b)に示す如く、合成紙製のテープ片9を直交状に編
み込んだ編組体10と、樹脂糸製の網目体11との間に
檜材の木質部からなる板状芯材12を積層状に重ねあわ
せて足底型に裁断すると共に、外周部の上下域を布製リ
ボン13により包覆し、適度の可撓性を有して構成され
ており、上記編組体10および網目体11に形成された
通気孔9a、11aを介して板状芯材12に含有された
ヒノキチオールの外部への発散、芳香を行うようになっ
ている。
【0008】叙上の如き構成において、足載せ部8をス
リッパ本体1に装着するには、図4(a)および(b)
に示す如く、まず足載せ部8の前端8aを本体1側の保
持片6に挿入部6aを介して係止させ、次いで足載せ部
8本体を撓曲させた状態で後端8bを保持片7の挿入部
7aに挿入係止すれば、スリッパ本体1に足載せ部8を
容易かつ確実に装着することができる。上記の如く足載
せ部8を装着したスリッパ本体1は、編組体10および
網目体11の各通気孔9a、11aを介して、板状芯材
12からヒノキチオールによる自然の芳香発散が行わ
れ、足の臭気等を気にすることなく装用者に快適な履き
心地を提供することができ、また、スリッパ本体1の前
後端部の保持片6、7に足載せ部8の前後端7a、8a
が挿入係止されているので、該足載せ部8が前後にずれ
たり、脱落するようなこともなく、装用した状態で歩行
する場合にも何ら支障を伴うことがない。
【0009】更に、夏季等の高温多湿な環境で、装用者
の足底から発汗し、足載せ部8が湿り気を有するような
場合でも、檜材が含有するヒノキチオールには殺菌作用
と防腐作用とを有するので、雑菌等の繁殖が未然に防止
され、スリッパの内部を常に清潔な状態に保持すること
ができ、他者の装用による不快感の一掃と、水虫の伝染
予防とを併せて行うことができると共に、長期の使用で
足載せ部8が汚れた際には、スリッパ本体1から簡単に
取出すことができ、交換あるいは洗濯等を容易に施すこ
と可能となり、装用者に対して常に新鮮かつ衛生的なス
リッパを供与することができる。
【0010】また、図5に示すように、足載せ部8の表
面側適宜位置には書替え可能な表示域aが設けてあり、
この表示域aに装用者の名前を書き込むことにより、特
にホテル、旅館等の共用施設においては、共同風呂の脱
衣所、トイレ等にて他者のスリッパと取り違うような不
具合が解消され、より一層清潔にスリッパを装用するこ
とができると共に、特定の装用者が一定期間使用した後
は、足載せ部8の交換と表示域の消去を行うことによっ
て、同一のスリッパを新規のスリッパとして繰返し使用
することが可能となり、清潔さを損なうことなく次の装
用者に供与することができる。
【0011】なお、本実施例では、合成紙製のテープ片
9を直交状に編み込んだ編組体10を示したが、これに
限定されることなく、合成樹脂製のテープ片9を使用し
たり、あるいはテープ片9自体を檜材で形成するように
してもよく、要は通気設けた表裏面部材を素材とし
用いれば、本実施例と同様の効果を発揮させることが
できる。また、考案の名称を交換可能な足載せ部を備え
たスリッパとし、実施例においてもスリッパを示した
が、本願考案は、スリッパと構造、機能、用途が近似す
るサンダル等にも適用できることはいうまでもない。
【0012】
【考案の効果】これを要するに本考案は、足底状に形成
した足載せ部を、通気孔を設けた表裏面部材で構成し
その両面間に檜材の木質部からなる板状芯材を介装し、
かつ上記足載せ部の表面側適宜位置に書替え可能な表示
域を設けると共に、スリッパ本体の前端部および後端部
に、上記足載せ部の挿入部を有する保持片を張設し、該
保持片を介してスリッパ本体に足載せ部を着脱自在に挿
入係止するようにしたから、装用者の足元からヒノキチ
オールによる自然の芳香発散が行われ、不特定者の装用
に伴う不快感を一掃することができ、足の臭気等を気に
することなく装用者に快適な履き心地を提供することが
できると共に、前後へのずれ、脱落を防止しつつ、足載
せ部の交換を極めて容易に行い得て、常に清潔な状態に
スリッパを保持することができ、しかも檜材が含有する
ヒノキチオールの殺菌および防腐作用により、高温多湿
な環境下でも雑菌等の繁殖を未然に防止することができ
るばかりでなく、足載せ部に設けた表示域に装用者の名
前を書き込むことにより、特にホテル、旅館等の共用施
設において、共同風呂の脱衣所、トイレ等で他者のスリ
ッパと取り違うような不具合が解消され、より一層清潔
にスリッパを装用することができ、しかも特定の装用者
が一定期間使用した後は、足載せ部の交換とともに表示
域の消去を行うことによって、同一のスリッパを新規の
スリッパとして繰返し使用することが可能となり、清潔
さを損なうことなく次の装用者に供与し得て、もって装
用者に対して常に新鮮で衛生的な装用環境を提供し、か
つ日用品としてのスリッパに風雅さと高級感をも与える
ことができる、等という極めて有用な実用的効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリッパの全体正面図である。
【図2】同上全体平面図である。
【図3】 (a)は足載せ部の一部省略平面図である。 (b)は足載せ部の底面図である。
【図4】(a)(b)は足載せ部のスリッパ本体への脱
着状態を示す作用説明図である。
【図5】足載せ部に表示域を設けた状態を示す作用説明
図である。
【符号の説明】
1 スリッパ本体 6 保持片 7 保持片 8 足載せ部 8a 前端 8b 後端 10a 通気孔 11a 通気孔 12 板状芯材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A43B 3/10 A43B 17/00 - 17/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足底状に形成した足載せ部を、通気孔を
    設けた表裏面部材で構成し、その両面間に檜材の木質部
    からなる板状芯材を介装し、かつ上記足載せ部の表面側
    適宜位置に書替え可能な表示域を設けると共に、スリッ
    本体の前端部および後端部に、上記足載せ部の挿入部
    を有する保持片を張設し、該保持片を介してスリッパ本
    体に足載せ部を着脱自在に挿入係止するようにしたこと
    を特徴とする交換可能な足載せ部を備えたスリッパ。
JP1992043293U 1992-05-29 1992-05-29 交換可能な足載せ部を備えたスリッパ Expired - Fee Related JP2596709Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6354102A (ja) * 1986-08-25 1988-03-08 斎藤 嘉兵衛 靴の中敷体
JPH0233603U (ja) * 1988-08-29 1990-03-02

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