JP2596576Y2 - スポット溶接機 - Google Patents

スポット溶接機

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JP2596576Y2
JP2596576Y2 JP1993075690U JP7569093U JP2596576Y2 JP 2596576 Y2 JP2596576 Y2 JP 2596576Y2 JP 1993075690 U JP1993075690 U JP 1993075690U JP 7569093 U JP7569093 U JP 7569093U JP 2596576 Y2 JP2596576 Y2 JP 2596576Y2
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electrode
bracket
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宏 鈴木
良夫 佐藤
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株式会社電元社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,電極加圧装置,イコラ
イズ機構,二次導体等の構成部品をユニット化したスポ
ット溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,スポット溶接機の電極の加圧駆動
源には,一般的に流体圧シリンダが多く使われている。
とくにロボットガンは狭い溶接位置でも溶接が打てるよ
うにするにはガン全体の大きさが問題とされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する問題は,加圧アクチュエータの駆動源にエアシリン
ダを使用したものは,エアバルブや配管等をガン本体の
外側に配置するだけでなく,イコライズ機構がエアシリ
ンダの両側に配置されるため外形巾寸法が大きく広がっ
てしまい,ガン全体をスリムな構造にできなかった点に
ある。
【0004】そこで本考案は,アーム内部にポイントホ
ルダ側のシャントを収納し,そのアームの両側にイコラ
イズ機構を配置する構造とし,従来のロボット溶接ガン
の外形寸法を最小限にすると共に,重量軽量化によりロ
ボットへの負担を軽減し,さらにガン本体の部品組立及
びメンテナンス等の作業時間短縮を図ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は,上記の目的を
達成するために次のような技術的手段を講じてある。
【0006】 すなわち,電極間で被溶接物を加圧通電
して溶接する抵抗溶接機において,一方の電極を支持す
るアーム部と,他方の電極を駆動する加圧アクチュエー
タの支持部とを同体構造部とし,その同体構造部の背面
に前記アクチュエータを,また前記同体構造部の内部空
間には前記アクチュエータによる直線運動方向に自由度
を有する導電部材を通電二次回路として配置し,しかも
前記同体構造部とロボット側に支持されるブラケットと
の間を,イコライズシャフトを介して移動可能に支持
し,前記イコライズシャフトは前記ブラケットの軸受け
を貫通し,前記ブラケットを残して電極側に取り出せる
ように前記同体構造部側に着脱可能に連結した。
【0007】前記アクチュエータはその駆動源として電
動モータを用いたものであって,前記モータの回転力を
往復直線運動に変換する,ボールナットにボールネジを
組み込んだ電極駆動軸と,前記モータの動力を電極駆動
軸に伝達する動力伝達機構とからなり,しかも前記同体
構造部の背面に取付けられるベースにユニット化したも
のである。
【0008】電極への冷却水経路を構成する水冷ホース
を前記導電部材のループ外側に沿って配置したものであ
る。
【0009】
【作 用】 そして,本考案は,抵抗溶接機を構成する
電極加圧装置,イコライズ装置及び二次導体等の構成部
品をユニット化することで,加圧アクチュエータは同体
構造部の背面に着脱可能に配置され,しかもイコライズ
ユニットはイコライズシャフトを電極側に引き出すこと
でガン本体が同体構造部を挟み込むように配置された
ラケットから簡単に外すことができる。また水冷ホース
を前記導電部材のループ外側に沿って配置したことによ
って水冷配管がガン本体の両側に広がらない。したがっ
て,これらを総合し,ガン部品の組付け及びメンテナン
スの作業能率を飛躍的に向上するほか,ガンの軽量化及
びコンパクト化を実現する。
【0010】
【実施例】図1は,本考案装置の実施例を示す側面図で
ある。図2は平面図である。図3は図1のA−A矢視図
である。
【0011】図の1はCタイプのロボットガンである。
2はガン本体の同体構造部である。この構造物は加圧ア
クチュエータ3の支持部2aと一方の電極を支持するア
ーム部2bとが一体化されたものである。
【0012】 4は同体構造部側に両端が固定されたイ
コライズシャフトで,同体構造部の両側に配置されてい
て,イコライズシャフトの前部は同体構造側のシャフト
取付板2cに複数のボルトBにより取付られ,その後
部は同体構造部のベース取付板2dにボルトBにより
取付られる。5はブラケットである。このブラケット
イコライズシャフト4が貫通する軸受けを有し,ガン全
体をイコライズ動作するように支持するものである。ま
たこのブラケット5にはロボット取付け座6が設けてあ
り,座面にロボットアーム(図省略)が連結される。ブ
ラケット5の上部には溶接トランス7が4本のボルトB
によって締付け固定されている。
【0013】8は前記アクチュエータ3のベースを示
す。前記アクチュエータは本体の同体構造部2にロボッ
トガンの変種に対応できるように,各種ガンのバリエー
ションに対し共通して取付けられるようにユニット化し
て構成されるものである。前記ベース9はアームの背面
から複数のボルトB2 により締付け固定されている。
【0014】前記ベース8は図1のようにタイミングベ
ルト張力を設定可能なように電極駆動軸10と電動モー
タ11とに2分割しても良く,また実質的には電極駆動
軸10と電動モータ11とが一緒に取付けられる大きさ
の一体物でもよい。
【0015】前記ベース8には電動モータ11とアンギ
ュラ軸受12が固定されている。電動モータ11は電極
の加圧源として回転力を出力し,また,アンギュラ軸受
12は前記モータ11の回転出力を往復直線運動に変換
するためのもので,前記ベース8にボルトB3 により固
着されたアンギュラ軸受け12のハウジングと,図では
省略したがその軸受け内でアンギュラベアリングを介し
て円滑な回転運動が得られるボールナットから構成され
る。直線運動に変換される電極駆動軸10はたとえばボ
ールネジをボールナットに組み込んで構成される。
【0016】動力伝達機構は本実施例の場合,前記モー
タ11の出力軸とボールナットとに取付けられたベルト
用歯車13及びベルト用歯車14が前記ベース8の厚さ
方向(板幅e)の寸法内に組み込まれていて,その両歯
車の間にタイミングベルト15が張られているものであ
る。電動モータ11の回転力はタイミングベルト15を
介してボールナットを回転しボールネジ10に直線運動
を与える。
【0017】前記ベース8の両側にはボールスプライン
のようなボールネジに組み込まれた軸受け16とハウジ
ング側に固定された軸受け17が取付けられている。こ
の軸受け16及び軸受け17は,ボールネジ10を前記
ベースの両側からガイドすると共に,廻り止め機能を共
有する。18は電極駆動軸の先端にポイントホルダ19
を介して固着された電極である。20はアームの先端に
固着された電極である。21,22は各電極への通電用
二次回路を構成するシャントを示す。
【0018】シャント21は同体構造部の空間内に配置
されていて,電極駆動軸10の直線運動方向に自由度を
もって可動する可撓性のU字形銅板から構成された導電
部材である。23はこのシャント21のU字状の外側に
はループを巻くように配管された冷却水ホースである。
このホース21は溶接トランス7の二次端子24に取付
けられた二次側ブスバー25の冷却マニホールド26の
INまたはOUT側のポートからポイントホルダ19へ
配管されている。
【0019】なお,図では省略したが前記冷却水ホース
はもう一方のシャント22にもU字状の外側にループを
巻くように冷却水ホースが配管され,ガン全体巾を最小
にするため同様の処置がなされている。この場合,他方
の二次端子側に取付けられた二次側ブスバー27の冷却
マニホールドのINまたはOUT側のポートからアーム
側のブスバーへ配管される。
【0020】かかる構成による本考案装置は,前記ベー
ス8の上側に電動モータ13及びボールネジ等からなる
電極駆動軸10を取付け,ベースの下側に電極駆動軸1
0の軸受け19を固着されているため,前記ベース8を
ガン本体のガンアーム2からはずせば電極加圧ユニット
全体がそっくり後方へ引き抜ける。
【0021】タイミングベルト15を交換する時は電動
モータ11はベルト用歯車13及びベルト用歯車14を
付けたままはずれ,ボールナットのアンギュラ軸受け1
2のハウジングのボルトB2 を緩め後方へずらすと,隙
間ができ,この隙間からタイミングベルト15はハウジ
ングをくぐらせて後方へ抜くことができる。タイミング
ベルト15の張り具合を確認する時は,ベースに設けた
ベルト測定用開口部28から測定器具を使って測定する
か,ボールナットのアンギュラ軸受け12のハウジング
と電動モータ11の間で後方から確認することができ
る。また2分割のベースの時はベースの隙間から確認で
きる。
【0022】 また,溶接トランスの二次端子から二次
側ブスバー25及び二次側ブスバー27を外すか,また
はこれらのブスバーからシャント21及びシャント22
をそれぞれ外し,さらにボルトB及びボルトBを緩
めてイコライズシャフト4をアーム側の支持部から外せ
ばガン本体がそっくり前記ブラケット5を残したまま取
り外せる。このようにすれば,ロボットからブラケット
を外す手間がなくなるから,ガン取り付け後のティーチ
ング(位置決め)をやり直さなくてもよい。
【0023】
【考案の効果】 以上で説明したように,本考案装置に
よれば,加圧ユニットとガン本体とイコライズ装置と二
次導体(冷却水ホースを含む)等のそれぞれがユニット
部品として構成され,加圧アクチュエータは同体構造部
の背面に着脱可能に配置され,しかもイコライズユニッ
トはイコライズシャフトを同体側から外すことでガン本
体が同体構造部を挟み込むように配置されたブラケット
から容易に外すことができる。また水冷ホースを前記導
電部材のループに沿って配置したことによって水冷配管
がガン本体の両側に広がらない。したがってこれらを総
合し,ガンの部品組み換えやメンテナンスが容易になる
ほか,ガン全体が最小になり,大幅に軽量及びコスト低
減を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置をスポット溶接用ロボットガンに応
用した実施例を示す溶接ガン全体の側面図である。
【図2】本考案装置の背面図である。。
【図3】図1のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1 スポット溶接機(ロボットガン) 12 アンギ
ュラ軸受け 2 同体構造部 13 ベルト
用歯車 3 加圧アクチュエータブラケット 14 ベルト
用歯車 4 イコライズシャフト 14 ボール
ナット 5 ブラケット 15 タイミ
ングベルト 6 ロボット取付け座 16 軸受け 7 溶接トランス 17 軸受け 8 ベース 18 電極 10 電極駆動軸(ボールネジ) 19 ポイ
ントホルダ 11 電動モータ 20 電極 23 冷却水ホース 21 シャ
ント 24 二次端子 22 シャ
ント 25 二次側ブスバー 26 冷却マニホールド 27 二次側ブスバー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極間で被溶接物を加圧通電して溶接す
    る抵抗溶接機において,一方の電極を支持するアーム部
    と,他方の電極を駆動する加圧アクチュエータの支持部
    とを同体構造部とし,その同体構造部の背面に前記アク
    チュエータを,また前記同体構造部の内部空間には前記
    アクチュエータによる直線運動方向に自由度を有する導
    電部材を通電二次回路として配置し,しかも前記同体構
    造部とロボット側に支持されるブラケットとの間を,イ
    コライズシャフトを介して移動可能に支持し,前記イコ
    ライズシャフトは前記ブラケットの軸受けを貫通し,前
    記ブラケットを残して電極側に取り出せるように前記同
    体構造部側に着脱可能に連結したスポット溶接機。
  2. 【請求項2】 請求項1のスポット溶接機において,
    記電極への冷却水経路を構成する水冷ホースを前記導電
    部材のループ線に沿って配置したスポット溶接機。
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