JP2596198Y2 - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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JP2596198Y2
JP2596198Y2 JP1992000977U JP97792U JP2596198Y2 JP 2596198 Y2 JP2596198 Y2 JP 2596198Y2 JP 1992000977 U JP1992000977 U JP 1992000977U JP 97792 U JP97792 U JP 97792U JP 2596198 Y2 JP2596198 Y2 JP 2596198Y2
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JP
Japan
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gasket
bead portion
bead
peripheral side
hollow
Prior art date
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JP1992000977U
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JPH0557514U (ja
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守尾亮
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Nok Corp
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Nok Corp
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  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はガスケットに関し、特
に、シール性および取付け時の作業性の向上したガスケ
ットに関するものである。
【0002】
【従来技術および解決しようとする課題】従来、中空部
が形成された一の部材と他の部材との間をシールするガ
スケットにあっては、図6、図7に示すようなものが知
られている。
【0003】すなわち、図6に示すガスケット51は金
属製の薄板からなり、方形状のガスケット本体51aの
中央部に一の部材52の中空部52aおよび他の部材5
3の中空部53aに合致する開口部55が3箇所設けら
れ、四隅にボルト穴56が設けられている。また、前記
開口部55の周縁部は図7に示すように、斜めに起立し
てビード部57を形成している。
【0004】そして、このガスケット51は、図8に示
すように、その開口部55を両部材52、53の中空部
52a、53aに合致させた状態で一の部材52と他の
部材53との間に配設され、四隅のボルト穴56で取付
けボルト54によってボルト締めされて両部材52、5
3間をシールするようになっている。
【0005】しかしながら、取付けボルト54とビード
部57との距離が離れていると、面圧がガスケット51
に対して垂直にかからず不均一となりシール性が低下し
て、低面圧部から中空部52a、53aを流通する流体
が洩れるという問題点を有していた。
【0006】また、ガスケット51を部材52、53間
に取付ける際、部材52、53に対してガスケット51
が斜めになるため、取付けにくく、取付けボルト54も
挿入しにくいため作業性が悪いという問題点も有してい
た。
【0007】この考案は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、シール性および取付け
時の作業性が向上したガスケットを提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの考案は中空部が形成された一の部材と、中空
部が形成された他の部材との間に配設され前記中空部
が連通した状態で両部材間をシールするガスケットであ
って、薄板状のガスケット本体に前記中空部に合致する
開口部を形成するとともに、該開口部の周縁部を所定の
傾斜角で起立させてガスケット本体と平行をなす第1の
ビード部を形成し、さらに、ガスケット本体の外周縁部
を前記第1のビード部よりも小さい傾斜角で起立させ
て、前記第1のビード部と同じ高さでかつガスケット本
体と平行をなす第2のビード部を形成した手段を採用し
たものである。
【0009】
【作用】この考案は上記の手段を採用したことにより、
ガスケットを両部材間に配設して取付けボルトを締める
と、開口部の周縁部の第1のビード部およびガスケット
の外周縁部の第2のビード部は同じ高さに形成されてい
るため、第1のビード部および第2のビード部にかかる
面圧は垂直かつ均一になり、シール性が向上する。
【0010】また、前記開口部の周縁部の第1のビード
部の傾斜はガスケットの外周縁部の第2のビード部の傾
斜よりも大きくなっているため、開口部の周縁部の第1
のビード部のバネ定数はガスケットの外周縁部の第2の
ビード部のバネ定数よりも大きくなり、開口部の周縁部
のシール性が確保される。
【0011】さらに、ガスケットに対して取付けボルト
を垂直に挿入することができ、取付けボルトの挿入、ガ
スケットの取付けが容易である。
【0012】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。図1、図2にはこの考案によるガスケットの
第1の実施例が示されていて、図1にはガスケットの平
面図、図2には図1の拡大断面図が示されている。
【0013】図1、図2に示すガスケット1は、中空部
2aが形成された一の部材2と中空部3aが形成された
他の部材3との間を前記中空部2a、3aを連通させた
状態でシールするガスケット1であって、金属製の薄板
から形成されている。
【0014】そして、このガスケット1は方形状のガス
ケット本体1aの中央部に前記中空部2a、3aに合致
する開口部5が設けられ、四隅にボルト穴6が設けられ
ている。また、図2に示すように、前記開口部5の周縁
部は斜めに起立してガスケット本体1aと平行する第1
のビード部7を形成しているとともに、ガスケット1の
外周縁部も斜めに起立してガスケット本体1aと平行す
る第2のビード部8を形成している。
【0015】そして、前記内周側の第1のビード部7の
傾斜角θ1 は外周側の第2のビード部8の傾斜角λ1 よ
りも大きくなっている。すなわち、内周側の第1のビー
ド部7の高さはh1 と外周側の第2のビード部8の高さ
H1 とは同じであるが、内周側の第1のビード部7の斜
面の幅w1 は外周側の第2のビード部8の斜面の幅W1
よりも短くなっている。
【0016】上記のように構成されたガスケット1は、
図3に示すようにその開口部5を両部材2、3の中空部
2a、3aに合致させた状態で一の部材2と他の部材3
との間に配設され、四隅のボルト穴6で取付けボルト4
によってボルト締めされて両部材2、3間をシールす
る。
【0017】そして、このガスケット1を両部材2、3
間に配設してボルト締めすると、内周側の第1のビード
部7の高さh1 と外周側の第2のビード部8の高さH1
とは同じに形成され、ガスケット本体1aと第1のビー
ド部7および第2のビード部8とは平行となっているた
め、第1のビード部7および第2のビード部8には面圧
が垂直かつ均一にかかり、シール性が向上する。
【0018】また、前記内周側の第1のビード部7の傾
斜角θ1 は外周側の第2のビード部8の傾斜角λ1 より
も大きくなっているため、内周側の第1のビード部7の
バネ定数は外周側の第2のビード部8のバネ定数よりも
大きくなり、開口部5のシール性が確保される。
【0019】さらに、ガスケット1に対して取付けボル
ト4を垂直に挿入して組付けることができ、取付けボル
ト4の挿入、ガスケット1の取付けが容易で、作業性が
向上する。
【0020】図4、図5にはこの考案によるガスケット
の第2の実施例が示されていて、図4にはガスケットの
平面図、図5には図4の拡大断面図が示されている。
【0021】図4、図5に示すガスケット21は、前記
第1の実施例と同様に中空部が形成された一の部材と中
空部が形成された他の部材との間を前記中空部を連通さ
せた状態でシールするガスケット21であって、金属製
の薄板から形成されている。
【0022】そして、このガスケット21は方形状のガ
スケット本体21aの中央部に前記中空部に合致する開
口部25が3箇所設けられ、四隅にボルト穴26が設け
られている。また、前記開口部25の周縁部は図5に示
すように、斜めに起立してガスケット本体21aに平行
する第1のビード部27を形成しているとともに、ガス
ケット21の外周縁部も斜めに起立してガスケット本体
21aに平行する第2のビード部28を形成している。
【0023】そして、前記内周側の第1のビード部27
の傾斜角θ2 は外周側の第2のビード部28の傾斜角λ
2 よりも大きくなっている。すなわち、内周側の第1の
ビード部27の高さh2 と外周側の第2のビード部28
の高さはH2 とは同じであるが、内周側の第1のビード
部27の斜面の幅w2 は外周側の第2のビード部28の
斜面の幅W2 よりも短くなっている。
【0024】上記のように構成されたガスケット21
は、第1の実施例と同様にその開口部25を両部材の中
空部に合致させた状態で両部材間に配設され、四隅のボ
ルト穴26で取付けボルトによってボルト締めされて両
部材間をシールする。
【0025】そして、このガスケット21を両部材間に
配設してボルト締めすると、内周側の第1のビード部2
7の高さh2 と外周側の第2のビード部28の高さH2
とは同じに形成され、ガスケット本体21aと第1のビ
ード部27および第2のビード部28とは平行となって
いるため、第1のビード部27および第2のビード部2
8には面圧が垂直かつ均一にかかり、シール性が向上す
る。
【0026】また、前記内周側の第1のビード部27の
傾斜角θ2 は外周側の第2のビード部28の傾斜角λ2
よりも大きくなっているため、内周側の第1のビード部
27のバネ定数は外周側の第2のビード部28のバネ定
数よりも大きくなり、開口部25のシール性が確保され
る。
【0027】さらに、ガスケット21に対して取付けボ
ルトを垂直に挿入して組付けることができ、取付けボル
トの挿入、ガスケット21の取付けが容易で、作業性が
向上する。
【0028】
【考案の効果】この考案は前記のように構成したことに
より、第1のビード部および第2のビード部にかかる面
圧を垂直かつ均一にすることができることになる。した
がって、ボルトの締付部近傍の外周縁部およびボルトの
締付部から離れる開口部の周縁部の両方において、良好
なシール性を確保することができることになる。
【0029】また、第1のビード部の傾斜角を第2のビ
ード部の傾斜角よりも大きくしたことにより、第1のビ
ード部のバネ定数を第2のビード部のバネ定数よりも大
きくすることができることになる。したがって、ボルト
の締付部から離れている開口部の周縁部においても、良
好なシール性を確保することができることになる。
【0030】さらに、ガスケットに対して取付けボルト
を垂直に挿入することができ、取付けボルトの挿入、ガ
スケットの取付けが容易で、作業性が向上するという優
れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるガスケットの第1の実施例を示
す概略図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】部材間にこの考案によるガスケットを配設した
状態を示す概略断面図である。
【図4】この考案によるガスケットの第2の実施例を示
す概略図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】従来のガスケットを示す概略断面図である。
【図7】図6のC−C断面図である。
【図8】部材間に従来のガスケットを配設した状態を示
す概略断面図である。
【符号の説明】
1、21、51……ガスケット 1a、21a、51a……ガスケット本体 2、52……一の部材 2a、3a、52a、53a……中空部 3、53……他の部材 4、54……取付けボルト 5、25、55……開口部 6、26、56……ボルト穴 7、27……第1のビード部 8、28……第2のビード部 57……ビード部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部(2a)が形成された一の部材
    (2)と、中空部(3a)が形成された他の部材(3)
    との間に配設され前記中空部(2a)(3a)が連通
    した状態で両部材(2)(3)間をシールするガスケッ
    トであって、薄板状のガスケット本体(1a)(21
    a)に前記中空部(2a)(3a)に合致する開口部
    (5)(25)を形成するとともに、該開口部(5)
    (25)の周縁部を所定の傾斜角で起立させてガスケッ
    ト本体(1a)(21a)と平行をなす第1のビード部
    (7)(27)を形成し、さらに、ガスケット本体(1
    a)(21a)の外周縁部を前記第1のビード部(7)
    (27)よりも小さい傾斜角で起立させて、前記第1の
    ビード部(7)(27)と同じ高さでかつガスケット本
    体(1a)(21a)と平行をなす第2のビード部
    (8)(28)を形成したことを特徴とするガスケッ
    ト。
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JPH0557514U JPH0557514U (ja) 1993-07-30
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