JP2596186B2 - 集積型半導体光変調器 - Google Patents

集積型半導体光変調器

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/026Monolithically integrated components, e.g. waveguides, monitoring photo-detectors, drivers
    • H01S5/0265Intensity modulators

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、分布帰還型半導体レーザと半導体光変調器
を集積化した集積型半導体光変調器に関する。
(従来の技術) 分布帰還型半導体レーザ(DFB LD)等の単一軸モード
レーザと電界吸収型の半導体光変調器とを集積化した光
源は、単一の波長を光を発するレーザ領域と変調領域と
が分離されているため、変調時の波長変動(波長チャー
ピング)が従来のDFB LDを直接変調する方式に比べ小さ
くなるという特長を有している。波長チャーピングが小
さな光源を用いると、光ファイバの波長分散の影響を受
けることがなく、波形劣化の少ない光伝送が可能になる
ため、集積型光変調器は将来の超距離・大容量光ファイ
バ通信用の光源として期待され、研究開発も盛んに行わ
れている。従来の集積型光源として古津らの報告による
もの(1989年電子情報通信学会秋季全国大会講演予稿
集、C−179)がある。この素子では寄生容量を低減し
て変調速度の高速化を図るために、レーザ領域の活性層
を含むメサストライプ及び変調領域の光吸収層を含むメ
サストライプがともに側面を高抵抗半導体によって埋め
込まれた構造となっている。レーザ側の発振しきい値電
流は20mA、光出力は17mWである。変調器側では印加電圧
5Vに対して消光比8dBを得ている。また変調器の素子容
量は0.55pFであり、変調帯域として10GHzが得られてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 集積型光変調器では変調器側端面からの反射光がある
と、変調時にレーザ側に戻る反射光の位相が変化するた
めにレーザの発振波長が変動し、チャーピグが生じてし
まう。これを防ぐために変調器端面には光の反射防止用
の無反射コーティング膜が形成されている。コーティグ
膜が形成された端面の反射率は通常1%〜2%程度であ
る。しかしながら、無反射コーティングによる反射抑制
はチャーピングを抑制するのに必ずしも十分では無い。
例えば佐藤等による報告(佐藤 他、1990年電子情報通
信学会春季全国大会講演予稿集、C−157)では、無反
射コーティングが施された上述と同様の素子において、
変調時に約3Åの波長変動が生じている。これらの波長
変動は、Gb/s帯の(特に、2Gb/sを越える)超高速、長
距離光ファイバ伝送においては、やはり伝送エラーの原
因になり得る。従って、チャーピングを一層抑制するた
めの素子構造の改良が必要である。
本発明の目的は、変調器端面からの僅かな反射戻り光
があっても、波長チャーピングが十分小さく抑制され、
それにより、少なくとも次期大容量光ファイバ通信シス
テムである2.4Gb/s−50〜100kmの伝送システムにおい
て、伝送パワーペナルティ無しでの光伝送が可能な集積
型半導体光変調器を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明による集積型半導体光変調器の特徴は、回折格
子を有する分布帰還型半導体レーザと、電圧印加により
光の吸収特性が変化する電界吸収型半導体光変調器とが
同一半導体基板上に集積化され、前記半導体レーザの共
振器長が600μm以上であることである。また、前記分
布帰還型半導体レーザは、回折格子の位相が素子中央に
おいてシフトした位相シフト型であってもよく、そうす
ることにより波長チャーピングは一層抑制される。更
に、前記分布帰還型半導体レーザの活性層が多重量子井
戸構造であってもよく、この構造の採用により波長チャ
ーピングは更に抑制される。
(作用) 集積型光変調器の変調時の波長チャーピングは、変調
器端面からの反射光により、レーザの等価的なミラーロ
スが変調され、その結果活性層内部のキャリア密度が変
化することにより生じる。反射戻り光があると、レーザ
の規格化発振しきい値利得2αthL(2αthはミラーロ
ス、Lは共振器長)の変動をもたらすが、レーザの共振
器長を長くすることにより、一定の反射光量に対するミ
ラーロスの変化は小さくなっていく。従って、レーザ部
の長共振器化はチャーピング抑制に有効である。第2図
に集積型光変調器により光強度変調した時の、最大波長
チャーピング幅のレーザ部共振器長依存性についての計
算結果を示す。計算において、変調器端面の反射率を1
%、DFBレーザの規格化結合係数(κL)を最も単一モ
ード発振の確立が高くなるκL=2.0一定、またDFBレー
ザの活性層がバルク半導体からなるものと仮定した。図
中の実線は均一回折格子を有するDFBレーザの場合(DFB
側端面の反射率は30%)、点線は回折格子の位相を素子
中央でシフトさせた位相シフト型DFBレーザの場合の計
算結果である。チャーピング幅は位相シフト型の方が小
さく、どちらの場合も共振器長を長くするほど減少する
傾向にある。出願者らの計算及び実験によれば、2.4Gb/
sのビットレート(DFBレーザ直接変調方式において、伝
送後の受信感度にパワーペナルティが生じ始めるビット
レート)において、パワーペナルティの無い数10〜100k
mの光伝送を実現するためには、チャーピング幅は2Å
以下でなくてはならないことが予測されている。従っ
て、図より集積型光変調器のレーザの共振器長を600μ
m以上に設定すれば、均一回折格子型のDFBレーザであ
っても、2.4Gb/sにおいてパワーペナルティの無い長距
離伝送が可能である。位相シフト型のものでは更にその
約1/2に波長チャーピングは抑制される。
また、DFBレーザの活性層に多重量子井戸構造を用い
ると、αパラメータ(活性層内のキャリア密度変化に対
する屈折率の変化の割合を相対的に表すパラメータ)が
小さくなるため、波長チャーピングは一層小さくなる。
多重量子井戸構造の採用も、波長チャーピング抑制に効
果的である。
(実施例) 以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図(a)に本発明による集積型光変調器の光の進
路に沿った断面構造図を示す。n−InP半導体基板1の
表面のレーザ領域に相当する部分に周期2400Åの回折格
子2を有している。回折格子2はレーザ領域の中央に位
相シフト部3を有する位相シフト型回折格子である。半
導体基板1の上には、バンドギャップ波長1.15μmのIn
GaAsP光ガイド層4(厚さ0.1μm)が形成されており、
さらにその上のレーザ領域にはハンドギャップ波長1.55
μmのInGaAa/InGaAsP多重量子井戸活性層5(井戸層の
数は4)が、変調器領域にはバンドギャップ波長1.40μ
mのInGaAsP光吸収層6(厚さ0.3μm)が選択的に形成
されている。活性層5及び吸収層6の上にはp−InPク
ラッド層7(厚さ1μm)とp+−InGaAsキャップ層8
(厚さ0.3μm)が形成されている。キャップ層8はレ
ーザ部と変調器部の間で分離されている。ここまでの結
晶成長はMO−VPE法により行われる。レーザ部と変調器
部の長さはそれぞれ600μm、250μmである。レーザ部
と変調器部のそれぞれのキャップ層の上には電極9、10
が、また半導体板1の下には電極11が形成されている。
レーザ側及び変調器側の端面にはSiN膜による無反射コ
ーティグ12、13が施されている。端面反射率は約1%で
ある。第1図(b)は本集積素子のレーザ領域における
横断面図である。横モード制御及び電流狭窄のために、
光導波構造を有するメサストライプ14をFeドープ高抵抗
InPブロック層15で両わきを埋め込んだ構造をなしてい
る。
この集積素子の発振波長は1.55μmであり、発振しき
い値電流は約15mA、変調器側端面からの光出力は15mWで
あった。変調器側からの平均光出力が5mWの時、変調器
側を信号電圧5Vp-pにより2.4Gb/s高速変調(消光比は約
20dB)した時の波長チャーピング幅は0.5Åと狭く、100
km伝送時においてもパワーペナルティは観測されなかっ
た。同一の素子を5Gb/sで変調した時の波長チャーピン
グ幅も約0.8Aと狭く、パワーペナルティの無い50kmの光
伝送を実現できた。
尚、本実施例ではDFBレーザの回折格子2に位相シフ
ト型回折格子を、また活性性層5に多重量子井戸構造を
用いたが、それらは均一回折格子及びバルク型活性層で
あってもよく、それらを2.4Gb/s−50km〜100kmの伝送に
用いても、伝送パワーペナルティは生じない。
また、本実施例において、変調器側端面部にウィンド
構造を用いると、波長チャーピング幅をより効果的に小
さくできる。
(発明の効果) 本発明によれば、波長チャーピング幅が2Å以下と狭
く、パワーペナルティなしで超高速長距離光伝送可能な
集積型光変調器が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明による集積型半導体光変調器の光
の進路に沿った断面構造図であり、1はn−InP基板、
2は回折格子、3は位相シフト部、4はn−InGaAsPガ
イド層、5はInGaAsP活性層、6はInGaAsP光吸収層、7
はp−InPクラッド層、8はp+−InGaAsPキャップ層、
9、10、11は電極、12、13は無反射コーティング膜であ
る。 第1図(b)は上記集積型半導体光変調器のレーザ(活
性)領域における横断面図構造図である。14はメサスト
ライプ、15は高抵抗InPである。 第2図は本発明の原理を説明する図であり、波長チャー
ピング幅のレーザ部共振器長依存性を計算した結果を示
す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素子内部に回折格子を有する分布帰還型半
    導体レーザと、電圧印加により光の吸収特性が変化する
    電界吸収型半導体光変調器とが同一半導体基板上に集積
    化され、前記半導体レーザの共振器長が600μm以上で
    あることを特徴とする集積型半導体光変調器。
  2. 【請求項2】分布帰還型半導体レーザは、回折格子の位
    相が素子中央付近でシフトしている、位相シフト型の構
    造であることを特徴とする請求項1記載の集積型半導体
    光変調器。
  3. 【請求項3】分布帰還型半導体レーザの活性層は、多重
    量子井戸構造であることを特徴とする請求項1または2
    記載の集積型半導体光変調器。
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