JP2595923B2 - 記録媒体収納カセット - Google Patents
記録媒体収納カセットInfo
- Publication number
- JP2595923B2 JP2595923B2 JP18619095A JP18619095A JP2595923B2 JP 2595923 B2 JP2595923 B2 JP 2595923B2 JP 18619095 A JP18619095 A JP 18619095A JP 18619095 A JP18619095 A JP 18619095A JP 2595923 B2 JP2595923 B2 JP 2595923B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concave portion
- cassette
- recording medium
- medium storage
- storage cassette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は例えばテープカセット等
の機器に対する装填及び取出しを容易にした記録媒体収
納カセットに関する。
の機器に対する装填及び取出しを容易にした記録媒体収
納カセットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、小型のテープカセット、例えば８
ｍｍビデオテープカセットは図４に示すようにカセット
匣体１は幅方向に手指により挟持できる大きさで、これ
をビデオテープレコーダに対する装填及び取出しにおい
て挟持する際に手指が滑らないように滑り止めとしてカ
セット匣体１の両側面１ａの後部にフィンガーグリップ
２が形成され、このフィンガーグリップ２はカセット匣
体１の両側面１ａにのみ上下縁面部１ａ1 ，１ａ2 を残
して凹状に形成されている。
ｍｍビデオテープカセットは図４に示すようにカセット
匣体１は幅方向に手指により挟持できる大きさで、これ
をビデオテープレコーダに対する装填及び取出しにおい
て挟持する際に手指が滑らないように滑り止めとしてカ
セット匣体１の両側面１ａの後部にフィンガーグリップ
２が形成され、このフィンガーグリップ２はカセット匣
体１の両側面１ａにのみ上下縁面部１ａ1 ，１ａ2 を残
して凹状に形成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようにテープカセ
ットにおいてフィンガーグリップ２はカセット匣体１の
側面１ａに凹状に形成されているが、その上下縁面部１
ａ1 ，１ａ2 は側面１ａと同一面であるため手指で挟持
する場合、手指の腹が凹状のフィンガーグリップ２に当
接する状態でその上下縁面部１ａ1 ，１ａ2 にも当接す
るので手指が引掛かりにくく、そのため滑り易く、特に
マイクロカセット、これよりさらに小型の超小型カセッ
トにおいては前述した如く側面にフィンガーグリップ２
を形成しても手指を引掛けることはほとんど不可能で機
器に対する装填、取出しにおいて挟持しにくく、取扱い
に支障を来す不具合がある。
ットにおいてフィンガーグリップ２はカセット匣体１の
側面１ａに凹状に形成されているが、その上下縁面部１
ａ1 ，１ａ2 は側面１ａと同一面であるため手指で挟持
する場合、手指の腹が凹状のフィンガーグリップ２に当
接する状態でその上下縁面部１ａ1 ，１ａ2 にも当接す
るので手指が引掛かりにくく、そのため滑り易く、特に
マイクロカセット、これよりさらに小型の超小型カセッ
トにおいては前述した如く側面にフィンガーグリップ２
を形成しても手指を引掛けることはほとんど不可能で機
器に対する装填、取出しにおいて挟持しにくく、取扱い
に支障を来す不具合がある。
【０００４】本発明はかかる点に鑑み手指を確実に引掛
けることができるフィンガーグリップを形成した記録媒
体収納カセットを提供することを目的とする。
けることができるフィンガーグリップを形成した記録媒
体収納カセットを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による記録媒体収納カセットは、記録媒体が収
納されるカセット匣体の両側面後部に、上下面にかけて
横断面が略台形凹状の第１の凹部を設けるとともに、第
１の凹部内に、この第１の凹部より深い第２の凹部を設
けて構成したものである。
に本発明による記録媒体収納カセットは、記録媒体が収
納されるカセット匣体の両側面後部に、上下面にかけて
横断面が略台形凹状の第１の凹部を設けるとともに、第
１の凹部内に、この第１の凹部より深い第２の凹部を設
けて構成したものである。
【０００６】
【作用】このようにカセット匣体の両側面後部に、第１
の凹部とこの第１の凹部内にこれより深い第２の凹部を
設けたことにより、カセットを後部において両側面側か
ら手指により挟持する際に、手指の腹が第１の凹部のみ
ならず第２の凹部にも引掛かることになって確実に挟持
でき、また、深い第２の凹部によりチェンジャ装置の係
合部材を確実に係合させることができる。
の凹部とこの第１の凹部内にこれより深い第２の凹部を
設けたことにより、カセットを後部において両側面側か
ら手指により挟持する際に、手指の腹が第１の凹部のみ
ならず第２の凹部にも引掛かることになって確実に挟持
でき、また、深い第２の凹部によりチェンジャ装置の係
合部材を確実に係合させることができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を適用する記録媒体収納カセッ
トとして一例のテープカセットを図１乃至図３を参照し
て説明するに、本例のテープカセットは超小型で例えば
略２５×２０×５ｍｍの大きさである。図において１１
は例えばＰＣＭ信号を記録する磁気テープを収納するテ
ープカセットの匣体を全体として示し、このカセット匣
体１１は上ハーフ１１ａと下ハーフ１１ｂを対向させ、
４本のネジ１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄにより締付
けて合体して形成され、一対のリール１３ａ，１３ｂに
巻装された磁気テープＴが収納される。
トとして一例のテープカセットを図１乃至図３を参照し
て説明するに、本例のテープカセットは超小型で例えば
略２５×２０×５ｍｍの大きさである。図において１１
は例えばＰＣＭ信号を記録する磁気テープを収納するテ
ープカセットの匣体を全体として示し、このカセット匣
体１１は上ハーフ１１ａと下ハーフ１１ｂを対向させ、
４本のネジ１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄにより締付
けて合体して形成され、一対のリール１３ａ，１３ｂに
巻装された磁気テープＴが収納される。
【０００８】このカセット匣体１１の前面側には略全面
にわたって開口部１４が形成され、この前面開口部１４
の両側部に位置してローラ１５ａ，１５ｂが回転可能に
配設されて、この前面開口部１４のローラ１５ａ，１５
ｂ間が磁気テープＴのテープパス部と成され、磁気テー
プＴはローラ１５ａ，１５ｂを巻回してリール１３ａ，
１３ｂに巻装されており、また上下面、即ち上下ハーフ
１１ａ及び１１ｂには夫々リール１３ａ，１３ｂに連通
するリール軸挿通孔１６ａ，１６ｂが対称的に形成され
ている。
にわたって開口部１４が形成され、この前面開口部１４
の両側部に位置してローラ１５ａ，１５ｂが回転可能に
配設されて、この前面開口部１４のローラ１５ａ，１５
ｂ間が磁気テープＴのテープパス部と成され、磁気テー
プＴはローラ１５ａ，１５ｂを巻回してリール１３ａ，
１３ｂに巻装されており、また上下面、即ち上下ハーフ
１１ａ及び１１ｂには夫々リール１３ａ，１３ｂに連通
するリール軸挿通孔１６ａ，１６ｂが対称的に形成され
ている。
【０００９】そして、このカセット匣体１１の前面側に
は前面開口部１４を開閉する蓋１７が取付けられ、この
蓋１７は弾性に富んだプラスチック材で形成されてカセ
ット匣体１１の前面開口部１４に対応する蓋板部１７ａ
と、この蓋板部１７ａの両側端から後方へ直角状に折曲
形成される軸支アーム部１７ｂ，１７ｃとより成るもの
であり、蓋板部１７ａは後方、即ちカセット匣体１１の
内方側へ偏倚されるように成されている。
は前面開口部１４を開閉する蓋１７が取付けられ、この
蓋１７は弾性に富んだプラスチック材で形成されてカセ
ット匣体１１の前面開口部１４に対応する蓋板部１７ａ
と、この蓋板部１７ａの両側端から後方へ直角状に折曲
形成される軸支アーム部１７ｂ，１７ｃとより成るもの
であり、蓋板部１７ａは後方、即ちカセット匣体１１の
内方側へ偏倚されるように成されている。
【００１０】このように構成されるテープカセットにお
いて、カセット匣体１１の両側面後部に側面から上下面
にかけて第１の凹部としてのフィンガーグリップ１８が
形成されている。
いて、カセット匣体１１の両側面後部に側面から上下面
にかけて第１の凹部としてのフィンガーグリップ１８が
形成されている。
【００１１】即ち、このフィンガーグリップ１８は横断
面が略台形凹状で、上ハーフ１１ａの側面１１ａ1 から
上面１１ａ2 にかけて上半部１８ａが形成され、また下
ハーフ１１ｂの側面１１ｂ1 から下面１１ｂ2 にかけて
下半部１８ｂが形成されており、そしてこのフィンガー
グリップ１８の前縁面１８ａ1 ，１８ｂ1 は前方へ所要
角度、例えば６０度で傾斜する傾斜面として形成され、
後縁面１８ａ2 ，１８ｂ2 は垂直面として形成されてい
る。
面が略台形凹状で、上ハーフ１１ａの側面１１ａ1 から
上面１１ａ2 にかけて上半部１８ａが形成され、また下
ハーフ１１ｂの側面１１ｂ1 から下面１１ｂ2 にかけて
下半部１８ｂが形成されており、そしてこのフィンガー
グリップ１８の前縁面１８ａ1 ，１８ｂ1 は前方へ所要
角度、例えば６０度で傾斜する傾斜面として形成され、
後縁面１８ａ2 ，１８ｂ2 は垂直面として形成されてい
る。
【００１２】またこのフィンガーグリップ１８の前側部
の中央部に位置して第２の凹部としての横断面がＶ字凹
状のチェンジャーグリップ１９が上下ハーフ１１ａ，１
１ｂに跨って形成され、この前面１９ａはフィンガーグ
リップ１８の前縁面１８ａ1，１８ｂ1 に連続する傾斜
面として形成されている。
の中央部に位置して第２の凹部としての横断面がＶ字凹
状のチェンジャーグリップ１９が上下ハーフ１１ａ，１
１ｂに跨って形成され、この前面１９ａはフィンガーグ
リップ１８の前縁面１８ａ1，１８ｂ1 に連続する傾斜
面として形成されている。
【００１３】以上のように構成される本例のテープカセ
ットは記録・再生機器に装填し、また取出す際はカセッ
ト匣体１１の両側面１１ａ1 ，１１ｂ1 の後部のフィン
ガーグリップ１８，１８に手指を当てて挟持すると手指
の腹はフィンガーグリップ１８の前縁面１８ａ1 ，１８
ｂ1 の傾斜面により後方へ押される状態となって後縁面
１８ａ2 ，１８ｂ2 に引掛かると共にカセット匣体１１
の上下面１１ａ2 ，１１ｂ2 側に食出す部分は後縁面１
８ａ2 ，１８ｂ2 の上下端部の稜縁部において引掛かる
状態となって滑るおそれなく確実に挟持できる。また、
深い第２の凹部としてのチェンジャーグリップ１９には
オートチェンジャ装置の係合部材を確実に係合させるこ
とができて、機器への自動装填も安定して確実に行なえ
る。
ットは記録・再生機器に装填し、また取出す際はカセッ
ト匣体１１の両側面１１ａ1 ，１１ｂ1 の後部のフィン
ガーグリップ１８，１８に手指を当てて挟持すると手指
の腹はフィンガーグリップ１８の前縁面１８ａ1 ，１８
ｂ1 の傾斜面により後方へ押される状態となって後縁面
１８ａ2 ，１８ｂ2 に引掛かると共にカセット匣体１１
の上下面１１ａ2 ，１１ｂ2 側に食出す部分は後縁面１
８ａ2 ，１８ｂ2 の上下端部の稜縁部において引掛かる
状態となって滑るおそれなく確実に挟持できる。また、
深い第２の凹部としてのチェンジャーグリップ１９には
オートチェンジャ装置の係合部材を確実に係合させるこ
とができて、機器への自動装填も安定して確実に行なえ
る。
【００１４】以上、本発明の一実施例を説明したが本発
明は前述した実施例に限ることなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々の構成を取得るもので光ディスク、
光磁気ディスク等の記録媒体を収納する収納カセットに
も適用できるものである。
明は前述した実施例に限ることなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々の構成を取得るもので光ディスク、
光磁気ディスク等の記録媒体を収納する収納カセットに
も適用できるものである。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば記録媒体が
収納されるカセット匣体の両側面後部に、上下面にかけ
て横断面が略台形凹状の第１の凹部を設けて、この第１
の凹部内に深い第２の凹部を設けたことにより、カセッ
ト匣体を手指で直接挟持する際は、手指の腹が第１の凹
部のみならず第２の凹部にも引掛かり、すなわち、複数
段で引掛かることになり、手指に馴染み確実に挟持で
き、機器に対する装填、取出しが容易に安定して行なえ
る等の効果を有する。
収納されるカセット匣体の両側面後部に、上下面にかけ
て横断面が略台形凹状の第１の凹部を設けて、この第１
の凹部内に深い第２の凹部を設けたことにより、カセッ
ト匣体を手指で直接挟持する際は、手指の腹が第１の凹
部のみならず第２の凹部にも引掛かり、すなわち、複数
段で引掛かることになり、手指に馴染み確実に挟持で
き、機器に対する装填、取出しが容易に安定して行なえ
る等の効果を有する。
【図１】本発明による記録媒体収納カセットの一例とし
てのテープカセットの斜視図である。
てのテープカセットの斜視図である。
【図２】図２に示すテープカセットの蓋を開放した状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図３】図２に示すテープカセットの下ハーフの一部分
の拡大平面図である。
の拡大平面図である。
【図４】従来のテープカセットの斜視図である。
１１ カセット匣体 １１ａ 上ハーフ １１ａ1 側面 １１ａ2 上面 １１ｂ 下ハーフ １１ｂ1 側面 １１ｂ2 下面 １３ａ，１３ｂ リール １８ フィンガーグリップ １８ａ1 ，１８ｂ1 前縁面 １８ａ2 ，１８ｂ2 後縁面
Claims (3)
- 【請求項１】 記録媒体が収納されるカセット匣体の両
側面後部に、上下面にかけて横断面が略台形凹状の第１
の凹部を設けるとともに、 上記第１の凹部内に、この第１の凹部より深い第２の凹
部を設けたことを特徴とする記録媒体収納カセット。 - 【請求項２】 上記第２の凹部を上記第１の凹部内の前
端部に設けたことを特徴とする請求項１に記載の記録媒
体収納カセット。 - 【請求項３】 上記第２の凹部の前面を上記第１の凹部
の前縁面に連続する傾斜面として形成されていることを
特徴とする請求項２に記載の記録媒体収納カセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18619095A JP2595923B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 記録媒体収納カセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18619095A JP2595923B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 記録媒体収納カセット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07320445A JPH07320445A (ja) | 1995-12-08 |
| JP2595923B2 true JP2595923B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=16183972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18619095A Expired - Lifetime JP2595923B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 記録媒体収納カセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595923B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP18619095A patent/JP2595923B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07320445A (ja) | 1995-12-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |