JP2595910B2 - 受信モニタ装置 - Google Patents

受信モニタ装置

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JP2595910B2
JP2595910B2 JP24628194A JP24628194A JP2595910B2 JP 2595910 B2 JP2595910 B2 JP 2595910B2 JP 24628194 A JP24628194 A JP 24628194A JP 24628194 A JP24628194 A JP 24628194A JP 2595910 B2 JP2595910 B2 JP 2595910B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、受信モニタ装置に係
り、詳しくは、実空間に存在する様々の電波の中から、
周波数ホッピング波(スペクトラム拡散通信波)を抽出
するための受信モニタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信は、通常の帯域よ
りもはるかに広い帯域、例えば100〜1000倍程度
の周波数帯域に搬送波を拡散変調して情報の伝送を行う
通信方式であり、秘話性に優れる他、S/Nが小さくて
も通信が可能となることから、送信電力が節約できるの
で、近年、秘話性が要求される地上通信の分野に加え
て、衛星通信や衛星放送の分野でも使用されている。こ
のスペクトラム拡散通信は、搬送波を拡散変調する態様
によって何種類かの方式が存在し、その1つとして、周
波数ホッピング変調方式という拡散変調方式が知られて
いる。
【0003】この周波数ホッピング変調方式では、例え
ば、特開昭56−98957号公報に記載されているよ
うに、所定の周波数帯域を一定の周波数間隔で細分化し
て多数のチップチャネル(周波数チップ)を形成し、P
N符号(疑似雑音符号)に応じて、搬送波をあるチップ
チャネルから別の不特定のチップチャネルに、ランダム
に、かつ、次々とホップ(偏移)させることにより情報
の伝送が行われ、ランダムにホップする搬送波は、周波
数ホッピング波と呼ばれる。
【0004】このような周波数ホッピング波を、従来の
受信モニタ装置によってモニタするには、図6に示すよ
うに、アンテナ1によって実空間から取り込まれた周波
数ホッピング波を、スーパヘテロダイン方式採用の高速
掃引受信機2で高速でかつ繰り返し掃引受信し、受信波
のスペクトル分析結果を、例えば、横軸に周波数、縦軸
に強度の形で表示部3に表示させることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
従来の構成の受信モニタ装置では、実空間のノイズや別
種の通信波(AM変調波、FM変調波)も、広い周波数
範囲にわたり、混在して受信されるので、周波数ホッピ
ング波のみを正確に抽出するには無理があった。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、実空間の中から周波数ホッピング波のみを正確
に抽出できる受信モニタ装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、搬送周波数が不連続にか
つランダムにホッピングする周波数ホッピング波を実空
間に存在する様々の電波の中から抽出する受信モニタ装
置であって、所定の周波数帯域をさらに周波数分割して
設定される全てのチップチャネルについて、任意の回
数、繰り返し掃引して、これらのチップチャネルに存在
する電波を受信する掃引受信部と、上記掃引を上記任意
の回数繰り返す間に、上記掃引受信部によって有効に受
信される電波の当該有効受信回数をチップチャネル毎に
区分けして計数する計数手段を有し、該計数手段による
計数の結果、任意の組み合わせの複数のチップチャネル
での有効受信回数が、それぞれ、予め設定された目標値
又は該目標値の整数倍と一致するときは、これら複数の
チップチャネルにおいて周波数ホッピング波が抽出され
たと判断する信号抽出部とを備えてなることを特徴とし
ている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、搬送周波数
が不連続にかつランダムにホッピングする周波数ホッピ
ング波を実空間に存在する様々の電波の中から抽出する
受信モニタ装置であって、所定の周波数帯域をさらに周
波数分割して設定される全てのチップチャネルについ
て、任意の回数、繰り返し掃引して、これらのチップチ
ャネルに存在する電波を受信する掃引受信部と、上記掃
引を任意の回数繰り返す間に、上記掃引受信部によって
有効に受信される電波の当該有効受信回数をチップチャ
ネル毎に区分けして計数する計数手段を有し、該計数手
段による計数の結果、任意の組み合わせの複数のチップ
チャネルでの有効受信回数が、それぞれ、予め設定され
た目標下限値と目標上限値との間に属する数値、又は該
数値の整数倍に該当するときは、これら複数のチップチ
ャネルにおいて周波数ホッピング波が抽出されたと判断
する信号抽出部とを備えてなることを特徴としている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の受信モニタ装置であって、上記掃引受信部
が、発振周波数が時間と共に自動的に変化し所定の周波
数幅の範囲で高速に繰り返す掃引型局部発振器と、アン
テナを経由して入力される電波と上記掃引型局部発振器
の発振周波を混合して、中間周波を生成するための周波
数混合器とを有してなることを特徴としている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は2記載の受信モニタ装置であって、上記計数手段が、
上記チャネルチップ毎に1個の割合で割り当てられ、対
応するチップチャネルに存在する電波の有効受信回数を
それぞれ記憶するための複数のカウンタからなることを
特徴としている。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の受信モニタ装置であって、上記信号抽出部が、任意
のチップチャネルを掃引している際における上記掃引受
信部の出力レベルが予め設定されたしきい値を越えてい
るときは、対応する上記カウンタの記憶内容を+1増加
させるカウンタ入力制御手段を備えてなることを特徴と
している。
【0012】また、請求項6記載の発明は、請求項4記
載の受信モニタ装置であって、上記信号抽出部が、上記
複数のカウンタから記憶内容である上記有効受信回数を
順次読み出して、これらの有効受信回数が、上記目標値
又は該目標値の整数倍と一致しているか否か、あるい
は、上記目標下限値と目標上限値との間に属する数値、
又は該数値の整数倍に該当しているか否かを判断し、一
致又は該当しているときは、周波数ホッピング波探知信
号を出力するカウンタ出力制御手段を備えてなることを
特徴としている。
【0013】また、請求項7記載の発明は、請求項1乃
至6記載の受信モニタ装置であって、上記信号抽出部に
よる周波数ホッピング波の抽出結果に基づいて、当該周
波数ホッピング波のスペクトル分布曲線を表示装置又は
描画装置に表記させる制御部を備えてなることを特徴と
している。
【0014】また、請求項8記載の発明は、請求項1乃
至6記載の受信モニタ装置であって、上記信号抽出部を
複数有すると共に、少なくとも一つの信号抽出部を計数
手段入力モード又はカウンタ入力モードに設定して当該
計数手段又はカウンタに現在掃引時の上記有効受信回数
を計数又は記憶させると同時に、他の少なくとも一つの
信号抽出部を計数手段出力モード又はカウンタ出力モー
ドに設定して上記計数手段又はカウンタから過去掃引時
の計数内容又は記憶内容を出力させて周波数ホッピング
波を抽出させる制御部を備えてなることを特徴としてい
る。
【0015】なお、上記信号抽出部は、ハードウェア構
成であると、ソフトウェア構成であるとを問わない。
【0016】
【作用】この発明の構成において、上記掃引受信部は、
予め指定された周波数範囲の掃引を所定の回数繰り返
す。全掃引期間中に掃引受信部によって受信された電波
の回数は、ノイズ等を除き、有効受信回数として、チッ
プチャネル毎に計数手段に計数記憶される。上記信号抽
出部は、それぞれのチップチャネルでの有効受信回数
が、予め設定された目標値と一致するか否かを判断し、
一致する複数のチップチャネルにおいて周波数ホッピン
グ波が抽出されたと判断する(請求項1記載の構成
等)。
【0017】このように判断する根拠は以下の通りであ
る。周波数ホッピング波では、搬送周波数がPN符号
(疑似雑音符号)に基づいて、ランダムにホッピングす
るが、各チップチャネルでの滞留時間(通信時間)は、
略一定の有る長さに設定されているのが通常である。滞
留時間もランダムなら、受信側において、通常のノイズ
との識別が難解となり、また、滞留時間が短すぎれば、
確実な復調が困難となるからである。これに対して、通
常のノイズは、周波数も滞留時間もランダムである。そ
れ故、有効受信回数は、周波数ホッピング波の滞留時間
を掃引周期(掃引時間と掃引回復時間との和)で除して
得られる商の整数値成分であるので、この関係式から、
操作者は、周波数ホッピング波の有効受信回数を推定な
いしは算出できるのである。
【0018】なお、周波数ホッピング波が、特定のチッ
プチャネルに数回滞留することも考えられる。例えば、
あるチップチャネルにN回滞留する場合には、有効受信
回数は、目標値のN倍と一致することになる。それ故、
有効受信回数が、目標値の整数倍と一致するときも、周
波数ホッピング波が抽出されたと認識するのが、妥当な
場合もある。また、受信上のばらつきを考慮すると、各
チップチャネルでの有効受信回数が、予め設定された目
標範囲内の数値又はその整数倍と一致する場合も、周波
数ホッピング波が抽出されたと認識するのが妥当な場合
もある(請求項2記載の構成等)。
【0019】また、信号抽出部を複数有するようにすれ
ば、少なくとも一の信号抽出部を計数手段入力モード又
はカウンタ入力モードに設定し、同時に、他の少なくと
も一の信号抽出部を計数手段出力モード又はカウンタ出
力モードに設定できるので、電波の取り込み及び抽出処
理を一段と効率良く行うことができる(請求項8記載の
構成)。
【0020】
【実施例】 以下、図面を参照してこの発明の実施例に
ついて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である受信モニタ装置の
電気的構成を示すブロック図である。この例の受信モニ
タ装置は、実空間に存在する様々の電波の中から、スペ
クトラム拡散通信中の周波数ホッピング波を抽出し、抽
出結果を、例えば、スペクトル分布曲線として、横軸に
周波数、縦軸に強度の形で表示・記録する装置であり、
実空間から電波を取り込むアンテナ4と、アンテナ4か
ら供給される電波を高速で掃引受信する高速掃引受信機
5と、ノイズを除去するためのしきい値設定器6及びし
きい値比較器7と、ホッピング波を抽出する中心回路で
ある信号抽出回路8と、装置各部を制御する制御器9
と、表示部10やプロッタ11等の出力部とから構成さ
れている。
【0021】上記高速掃引受信機5は、図2に示すよう
に、アンテナ4から供給される高周波の電波を増幅する
ための高周波増幅器51と、局部発振器52と、この局
部発振器52の発振周波数を所定の周波数幅(掃引幅)
の範囲で高速に繰り返し掃引する掃引回路53と、高周
波増幅器51を経由して入力される電波と局部発振器5
2の掃引発振周波を混合して、中間周波を生成するため
の周波数混合器54と、周波数混合器54から出力され
る中間周波を増幅するための中間周波増幅器55とから
概略構成され、掃引周波数範囲(掃引幅)及び掃引回数
を任意に指定する図示せぬ操作パネルも設けられてい
る。この操作パネルを駆使して、スタートチップチャネ
ルf1の下限周波数とストップチップチャネルfnの上限
周波数とを指定すると、その範囲の全チップチャネルが
高速に(後述する周波数ホッピング波の滞留時間より
も、少なくとも数倍速く)掃引受信される。この掃引受
信は、予め指定された掃引回数だけ、繰り返される。
【0022】なお、この例では、周波数ホッピング波
(スペクトラム拡散通信波)がホッピングする周波数帯
域の全範囲(以下、ホッピング周波数範囲という)が掃
引されるように、スタートチップチャネルf1及びスト
ップチップチャネルfnが指定される。ここで、スター
トチップチャネルf1の下限周波数からストップチップ
チャネルfnの上限周波数までの間の掃引周波数範囲
を、ホッピング周波数範囲と完全に一致させる必要はな
く、掃引周波数範囲がホッピング周波数範囲からはみ出
していても良い。掃引周波数範囲がホッピング周波数範
囲を部分的に含んでいれば、ホッピング周波数を完全に
抽出できるからである。
【0023】上記しきい値設定器6は、受信電波とノイ
ズとを区別する際に必要なしきい値を設定記憶する回路
であり、操作者が、しきい値を任意に設定するための図
示せぬ設定ダイヤルを有している。また、しきい値比較
器7は、高速掃引受信機5の出力値(受信電波の強度)
を、しきい値設定器6から読み込まれたしきい値と比較
し、しきい値より強い信号のときは、有効な受信電波と
判断し、“受信した旨”の信号を信号抽出回路8に送出
する。一方、しきい値よりも弱い信号のときは、高速掃
引受信機5の出力値は、ノイズと判断される。この比較
判断は、制御器9による制御に従って、掃引される各チ
ップチャネルf1(f2〜fn)毎に行われる。
【0024】また、上記信号抽出回路8は、しきい値比
較器7からの出力に基づいて、周波数ホッピング波を抽
出する回路であり、複数のカウンタ811〜81nと、入
力切換器(マルチプレクサ)82と、出力切換器(マル
チプレクサ)83と、目標回数設定器84と、目標回数
比較器85とから構成されている。
【0025】信号抽出回路8において、上記カウンタ8
1〜81nは、掃引周波数範囲をn分割して得られたn
個のチップチャネルf1〜fnと同数個が互いに並列に備
えられ、カウンタ811はチップチャネルf1に、カウン
タ812はチップチャネルf2に、… …、カウンタ81n
はチップチャネルfnに、それぞれ対応づけがなされて
いる。また、入力切換器(マルチプレクサ)82は、し
きい値比較器7と各カウンタ811(812〜81n)と
の間に介挿され、しきい値比較器7が高速掃引受信機5
の出力値を有効な受信電波と判断すると、この受信電波
のチップチャネルf1(f2〜fn)に対応するカウンタ
811(812〜81n)の値(受信回数)を+1増加さ
せる。出力切換器(マルチプレクサ)83は、カウンタ
811〜81nを順次切り替えながら、それぞれに記憶さ
れた内容(受信回数)を目標回数比較器85に供給す
る。
【0026】目標回数設定器84は、周波数ホッピング
波を探索する所定の時間の間、周波数ホッピング波な
ら、理論的に求められる特定の受信回数を示すと考えら
れる当該特定の受信回数を目標値として設定記憶する回
路であり、操作者は、図示せぬ各種テンキーを操作して
目標値を任意に設定できる。「周波数ホッピング波な
ら、理論的に求められる特定の受信回数を示すはず」と
述べたが、周波数ホッピング波と受信回数との相関こ
そ、この発明を成立させる大前提となる事象であるの
で、以下に、詳しく説明する。すなわち、周波数ホッピ
ング波では、搬送周波数がPN符号(疑似雑音符号)に
基づいて、ランダムにホッピングするが、各チップチャ
ネルでの滞留時間(通信時間)は、略一定の有る長さに
設定されているのが通常である。滞留時間もランダムな
ら、受信側において、通常のノイズとの識別が難解とな
り、また、滞留時間が短すぎれば、確実な復調が困難と
なるからである。これに対して、通常のノイズは、周波
数も滞留時間もランダムである。それ故、受信回数は、
周波数ホッピング波の滞留時間を掃引周期(掃引時間と
掃引回復時間との和)で除して得られる商の整数値成分
であるので、この関係式から、操作者は、周波数ホッピ
ング波の存在根拠となる受信回数を推定ないしは算出で
きるのである。
【0027】次に、目標回数比較器85は、制御器9に
よる制御に従って、目標回数設定器84から読み出され
た目標値と、出力切換器(マルチプレクサ)83によっ
て順次切り替えながら供給される各カウンタ811(8
2〜81n)の値(受信回数)とを比較し、両者の出力
値が一致した場合にのみ、そのチップチャネルにおける
周波数ホッピング波探知信号として制御器9に出力す
る。
【0028】次に、この例の動作について説明する。周
波数ホッピング波の抽出動作開始に当たっては、まず、
各カウンタ811(812〜81n)の記憶内容を、
「0」に、初期設定ないしはリセットする。次に、操作
者は、しきい値設定器6の設定ダイヤルを操作してノイ
ズ除去のためのしきい値を設定すると共に、目標回数設
定器84の各種テンキーを操作して、周波数ホッピング
波の受信回数と判断すべき所望の受信回数を目標値とし
て設定する。この後、高速掃引受信機5の操作パネルを
駆使して、掃引周波数範囲(f1〜fn)及び所定の掃引
回数を入力してスタートボタンを押す。これより、上記
構成の受信モニタ装置は、作動を開始し、アンテナ4を
経由して、実空間に存在する様々の電波が取り込まれ、
高速掃引受信機5によって受信され、中間周波としてし
きい値比較器7へ出力される。
【0029】しきい値比較器7においては、受信波がし
きい値よりも強いか否かが比較判断され、しきい値以下
の受信波(ノイズや通信波等)はふるい落とされる。一
方、受信波がしきい値よりも強いときは、“受信した
旨”の信号を信号抽出回路8の入力切換器82に送出す
る。しきい値比較器7における上記比較判断は、制御器
9による制御に従って、掃引される各チップチャネルf
1(f2〜fn)毎に、かつ掃引を繰り返す毎に行われ
る。
【0030】制御器9は、“受信した旨”の信号が入力
切換器82に入力されると、当該チップチャネルf
1(f2〜fn)での有効な受信として、対応するカウン
タ811(812〜81n)の値(受信回数)を+1増加
させる。こうして、掃引が設定回数繰り返されると、カ
ウンタ811〜81nには、全掃引時間、すなわち周波数
ホッピング波の探知時間の間に、各チップチャネルf1
(f2〜fn)に存在した電波(周波数ホッピング波に限
らず、様々のノイズや通信波も含まれる。)の受信回数
が蓄積されたこととなる。ここで、受信回数は、電波の
滞留時間ないしは存在時間に比例する。
【0031】最後の掃引受信が終了すると、制御器9
は、出力切換器83を制御して、カウンタ811〜81n
の記憶内容(受信回数)を順次目標回数比較器85に出
力させる。目標回数比較器85では、各カウンタ811
(812〜81n)から順次供給される記憶内容(受信回
数)が目標回数設定器84に設定された目標値と一致す
るか否かを判断し、一致しない場合には、ノイズ又は他
の通信波と判断として、ふるい落とし、一致する場合に
は、周波数ホッピングが探知されたとして、周波数ホッ
ピング波探知信号を制御器9に送出する。制御器9で
は、目標回数比較器85から周波数ホッピング探知信号
の供給を受けると、対応するチップチャネルを集めて表
示部10又はプロッタ11に表示データ又は描画データ
として送り、例えば、横軸に周波数、縦軸に強度の形で
描かせる。
【0032】このように、この例の構成によれば、実空
間の中にノイズや様々の通信波(AM変調波、FM変調
波)が混在している場合でも、単純な処理で、したがっ
て、迅速に周波数ホッピング波を正確に抽出できる。
【0033】◇第2実施例 図3は、この発明の第2実施例である受信モニタ装置の
電気的構成を示すブロック図である。この例の受信モニ
タ装置では、いずれも、上述の第1実施例と同一構成の
2つの信号抽出回路8,8が互いに並列接続され、これ
らの信号抽出回路8,8と、しきい値比較器7との間に
は、しきい値比較器7から出力される信号の入力先を交
互に切り替えるための入力切換器12が介挿されてい
る。なお、図3において、図1の部分と同一構成各部に
ついては、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0034】この例の構成において、周波数ホッピング
波の1回目の抽出動作時には、制御器9aは、入力切換
器12を制御して、しきい値比較器7から出力される信
号の送出先として任意の一方の信号抽出回路8を選択す
る。この結果、高速掃引受信機5によってしきい値以上
の強さの電波が受信される度に、しきい値比較器7から
出力される“受信した旨”の信号は一方の信号抽出回路
8に入力され、逐次、対応する図示せぬカウンタの記憶
内容(受信回数)を更新させる。高速掃引受信機5によ
る最後の掃引が完了すると、上述の第1実施例で述べた
と同様の判断処理、すなわち、カウンタの記憶内容の逐
次読み出しを行いながら、周波数ホッピング波の受信で
あるか否かを判断する処理が実行される。一方、この判
断処理と同時に、周波数ホッピング波の2回目の抽出動
作が実行され、制御器9aは、入力切換器12を制御し
て、しきい値比較器7から出力される信号の送出先とし
て他方の信号抽出回路8を選択する。この結果、高速掃
引受信機5によってしきい値以上の強さの電波が受信さ
れる度に、しきい値比較器7から出力される“受信した
旨”の信号は他方の信号抽出回路8に入力され、逐次、
対応する図示せぬカウンタの記憶内容(受信回数)を更
新させる。
【0035】このように、この例の構成によれば、2つ
信号抽出回路が設けられているので、一方の信号抽出回
路のカウンタから読み出しを行っている最中に、他方の
信号抽出回路のカウンタに、書き込みを行うことができ
るので、電波の取り込み及び抽出処理を一段と効率良く
行うことができる。
【0036】◇第3実施例 図4は、この発明の第3実施例である受信モニタ装置の
電気的構成を示すブロック図である。この例の受信モニ
タ装置では、ハードウェア構成のしきい値設定器6、し
きい値比較器7及び信号抽出回路8(第1実施例参照)
に代えて、ソフトウェアで動作する信号処理部13を用
いている。この信号処理部13は、CPU(中央処理装
置)、ROMやRAM等のメモリ、及び各種インタフェ
ース回路(いずれも図示略)から構成されている。CP
Uは、メモリを構成するROMに記憶された処理プログ
ラムを、同じくメモリを構成するRAMを用いて実行す
ることにより装置各部を制御する。ここで、上記ROM
には、掃引周波数範囲を構成するn個のチップチャネル
1〜fnのそれぞれに1対1で対応づけられたn個のメ
モリカウンタが設定されている。
【0037】次に、図5のフローチャートを参照して、
この例の動作(周波数ホッピング波の抽出処理手順)に
ついて説明をする。電源が投入されると、信号処理部1
3のCPUは、装置各部のイニシャライズを行った後、
まず、ステップA1において、高速掃引受信機5に対し
て、掃引周波数範囲を構成するn個のチップチャネルf
1〜fnの中から、掃引すべき任意のチップチャネルfm
を指定し、このチップチャネルfmに存在する電波の受
信を指示する。高速掃引受信機5は、CPUから上記指
示を受けると、指定されたチップチャネルfmを掃引し
(ステップB1)、得られた受信強度を信号処理部13
に送出する(ステップB2)。
【0038】CPUは、インタフェース回路においてデ
ジタル化された受信強度を取り込むと、ステップA2へ
進み、取り込んだ受信強度を予め設定されたしきい値と
比較する。この比較の結果、受信強度がしきい値よりも
小さいと判断されれば、再び、ステップA1に戻り、高
速掃引受信機5に対して、隣のチップチャネルfm+1
掃引に移行することを指示する。一方、ステップA2に
おいて、受信強度がしきい値よりも大きいと判断されれ
ば、ステップA3に移って、チップチャネルfmに対応
するメモリカウンタの値を+1増加させる。
【0039】次のステップA4において、ステップA1
〜A3の処理が、全てのチップチャネルf1〜fnに対し
て予め指定された回数実施されたか否かが判断される。
ここで、今は、掃引を開始したばかりなので、「NO」
と判断されて、ステップA1に戻り、高速掃引受信機5
に対して、隣のチップチャネルfm+1の掃引に移行する
ことを指示する。以下、同様の処理が、全てのチップチ
ャネルf1〜fnに対して、予め指定された回数に達する
まで繰り返される。最後の掃引が完了すると、RAM内
のメモリカウンタには、全掃引時間、すなわち周波数ホ
ッピング波の探知時間の間に、各チップチャネルf
1(f2〜fn)に存在した電波の受信回数が蓄積された
こととなる(受信回数は、電波の滞留時間ないしは存在
時間に比例する)。
【0040】この後、ステップA5に進み、n個のメモ
リカウンタの中から、任意のチップチャネルfmに対応
するメモリカウンタから記憶内容(受信回数)を読み出
し、ステップA6において、読み出された記憶内容(受
信回数)を予め指定された目標値と比較する。この比較
の結果、両者が等しくなければ、再び、ステップA5に
戻り、隣のメモリカウンタ(チップチャネルfm+1に対
応するメモリカウンタ)に移行して、上記比較処理を繰
り返す。一方、ステップA6における比較の結果、チッ
プチャネルfmに対応するメモリカウンタの記憶内容と
目標値とが一致すれば、ステップA7に進み、チップチ
ャネルfmに滞留した周波数ホッピング波として記憶す
る。次に、再び、ステップA5に戻り、隣のメモリカウ
ンタに移行して、上記比較処理を繰り返す。こうして、
全てのメモリカウンタに対する、ステップA5〜A7ま
での処理(ホッピング波の抽出処理)が完了すると、C
PUは、処理結果に基づいて、表示部10やプロッタ1
1に周波数ホッピング波のスペクトル分布曲線を描かせ
る。
【0041】このように、この例の構成によれば、第1
実施例において上述したと同様の効果を得ることができ
る。加えて、ソフトウェア構成なので、装置を小型にで
き、かつ安価に製造できる。
【0042】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、信号抽出
回路は、単数又は2つに限定されず、3つ以上でも良
い。また、上述の実施例では、受信回数が目標値と一致
する場合のみ、周波数ホッピングが抽出された判断した
が、有効受信回数が、目標値の整数倍と一致するとき
も、周波数ホッピング波が抽出されたと認識するように
しても良い。何故なら、周波数ホッピング波が、特定の
チップチャネルに数回滞留することも考えられる。例え
ば、あるチップチャネルにN回滞留する場合には、有効
受信回数は、目標値のN倍と一致することになるからで
ある。同様に、各チップチャネルでの有効受信回数が、
予め設定された目標範囲内の数値又はその整数倍と一致
する場合も、周波数ホッピング波が抽出されたと認識す
るようにしても良い。受信上のばらつきを考慮すべきだ
からである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の受信モ
ニタ装置は、掃引受信部から出力される受信電波から不
要波を除去し、有効受信回数を各チップチャネル毎に計
数し、この計数結果から、一定の滞留時間を持った周波
数ホッピング波を抽出する構成としたので、実空間の中
にノイズや様々の通信波が混在している場合でも、単純
な処理で、迅速に周波数ホッピング波を正確に抽出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である受信モニタ装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図2】同受信モニタ装置に用いられる高速掃引受信機
の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第2実施例である受信モニタ装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の第3実施例である受信モニタ装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【図5】同実施例の動作(周波数ホッピング波の抽出処
理手順)を説明をするためのフローチャートである。
【図6】従来における受信モニタ装置の電気的構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
4 アンテナ 5 高速掃引受信機(掃引受信部) 52 局部発振器(掃引型局部発振器の一部) 53 掃引回路(掃引型局部発振器の一部) 54 周波数混合器 8 信号抽出回路(信号抽出部の一部) 811〜81n カウンタ(計数手段) f1〜fn チップチャネル 6 しきい値設定器(カウンタ入力制御手段の一
部) 7 しきい値比較器(カウンタ入力制御手段の一
部) 82 入力切換器(カウンタ入力制御手段の一部) 83 出力切換器(カウンタ出力制御手段の一部) 84 目標回数設定器(カウンタ出力制御手段の一
部) 85 目標回数比較器(カウンタ出力制御手段の一
部) 10 表示部(表示装置) 11 プロッタ(描画装置) 13 信号処理部(信号抽出部)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送周波数が不連続にかつランダムにホ
    ッピングする周波数ホッピング波を実空間に存在する様
    々の電波の中から抽出する受信モニタ装置であって、 所定の周波数帯域をさらに周波数分割して設定される全
    てのチップチャネルについて、任意の回数、繰り返し掃
    引して、これらのチップチャネルに存在する電波を受信
    する掃引受信部と、 前記掃引を前記任意の回数繰り返す間に、前記掃引受信
    部によって有効に受信される電波の当該有効受信回数を
    チップチャネル毎に区分けして計数する計数手段を有
    し、該計数手段による計数の結果、任意の組み合わせの
    複数のチップチャネルでの有効受信回数が、それぞれ、
    予め設定された目標値又は該目標値の整数倍と一致する
    ときは、これら複数のチップチャネルにおいて周波数ホ
    ッピング波が抽出されたと判断する信号抽出部とを備え
    てなることを特徴とする受信モニタ装置。
  2. 【請求項2】 搬送周波数が不連続にかつランダムにホ
    ッピングする周波数ホッピング波を実空間に存在する様
    々の電波の中から抽出する受信モニタ装置であって、 所定の周波数帯域をさらに周波数分割して設定される全
    てのチップチャネルについて、任意の回数、繰り返し掃
    引して、これらのチップチャネルに存在する電波を受信
    する掃引受信部と、 前記掃引を前記任意の回数繰り返す間に、前記掃引受信
    部によって有効に受信される電波の当該有効受信回数を
    チップチャネル毎に区分けして計数する計数手段を有
    し、該計数手段による計数の結果、任意の組み合わせの
    複数のチップチャネルでの有効受信回数が、それぞれ、
    予め設定された目標下限値と目標上限値との間に属する
    数値、又は該数値の整数倍に該当するときは、これら複
    数のチップチャネルにおいて周波数ホッピング波が抽出
    されたと判断する信号抽出部とを備えてなることを特徴
    とする受信モニタ装置。
  3. 【請求項3】 前記掃引受信部は、発振周波数が時間と
    共に自動的に変化し所定の周波数幅の範囲で高速に繰り
    返す掃引型局部発振器と、アンテナを経由して入力され
    る電波と前記掃引型局部発振器の発振周波を混合して、
    中間周波を生成するための周波数混合器とを有してなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の受信モニタ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記計数手段は、前記チャネルチップ毎
    に1個の割合で割り当てられ、対応するチップチャネル
    に存在する電波の有効受信回数をそれぞれ記憶するため
    の複数のカウンタからなることを特徴とする請求項1又
    は2記載の受信モニタ装置。
  5. 【請求項5】 前記信号抽出部は、任意のチップチャネ
    ルを掃引している際における前記掃引受信部の出力レベ
    ルが予め設定されたしきい値を越えているときは、対応
    する前記カウンタの記憶内容を+1増加させるカウンタ
    入力制御手段を備えてなることを特徴とする請求項4記
    載の受信モニタ装置。
  6. 【請求項6】 前記信号抽出部は、前記複数のカウンタ
    から記憶内容である前記有効受信回数を順次読み出し
    て、これらの有効受信回数が、前記目標値又は該目標値
    の整数倍と一致しているか否か、あるいは、前記目標下
    限値と目標上限値との間に属する数値、又は該数値の整
    数倍に該当しているか否かを判断し、一致又は該当して
    いるときは、周波数ホッピング波探知信号を出力するカ
    ウンタ出力制御手段を備えてなることを特徴とする請求
    項4記載の受信モニタ装置。
  7. 【請求項7】 前記信号抽出部による周波数ホッピング
    波の抽出結果に基づいて、当該周波数ホッピング波のス
    ペクトル分布曲線を表示装置又は描画装置に表記させる
    制御部を備えてなることを特徴とする請求項1乃至6記
    載の受信モニタ装置。
  8. 【請求項8】 前記信号抽出部を複数有すると共に、少
    なくとも一つの信号抽出部を計数手段入力モード又はカ
    ウンタ入力モードに設定して当該計数手段又はカウンタ
    に現在掃引時の前記有効受信回数を計数又は記憶させる
    と同時に、他の少なくとも一つの信号抽出部を計数手段
    出力モード又はカウンタ出力モードに設定して前記計数
    手段又はカウンタから過去掃引時の計数内容又は記憶内
    容を出力させて周波数ホッピング波を抽出させる制御部
    を備えてなることを特徴とする請求項1乃至6記載の受
    信モニタ装置。
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