JP2595877Y2 - 洗い場防水パン - Google Patents

洗い場防水パン

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JP2595877Y2
JP2595877Y2 JP1993059880U JP5988093U JP2595877Y2 JP 2595877 Y2 JP2595877 Y2 JP 2595877Y2 JP 1993059880 U JP1993059880 U JP 1993059880U JP 5988093 U JP5988093 U JP 5988093U JP 2595877 Y2 JP2595877 Y2 JP 2595877Y2
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washing
pan
waterproof pan
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wheelchair
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浩 宮坂
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Noritz Corp
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、洗い場防水パンに係
り、特に車椅子使用者にも使いやすいように改良したも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】図5ないし図7に従来の洗い場防水パン
を示している。図5は洗い場防水パンと浴槽を含む浴室
の床を示す平面図、図6は図5の(6)−(6)線断面
矢視図、図7は図のB部の拡大図である。図中、51
は浴槽、52は洗い場防水パンである。洗い場防水パン
52は、凹状に形成されるものであり、外周には、図示
しない壁パネルやドアユニット(図7のドア枠59、折
り戸ドア60参照)が搭載されるフランジ53が設けら
れており、このフランジ53のさらに外周には立ち上が
り部54が設けられている。このフランジ53の下側に
は、補強枠55が取り付けられており、さらに洗い場防
水パン52の長手方向数箇所にも補強バー56が取り付
けられている。
【0003】そして、洗い場防水パン52の底面57
は、浴室入り口側に位置するその一辺52a側からそれ
と対向する他辺52b側へ向けて下がるように傾斜され
ているとともに、底面57において深さの深い他辺52
b側に排水口58が設けられている。底面57の傾斜勾
配は、一辺52a側から他辺52b側へ向けて一定で、
一般基準である3/100に設定されている。
【0004】ところで、洗い場防水パン52では、排水
口58が詰まった場合を想定して、ある程度の量の湯水
を溜めるだけの容積が必要とされる。そのために、一般
的に、洗い場防水パン52の一辺52a側においてフラ
ンジ53から底面57までの深さ寸法h2(図7参照)
は、具体的に例えば30mmに設定されている。そし
て、洗い場防水パン52を浴室へ設置すると、洗い場防
水パン52において深さが浅い一辺52a側の底面57
から脱衣室床面61までの深さ寸法H2(図7参照)
は、例えば93mmとなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、例えば老人
や身障者など車椅子を用いる人の入浴に関して、車椅子
に乗ったままで浴室へ入って、浴室内で車椅子から降り
た後、車椅子を浴室外部へ押し出すというパターンにす
るのが、介護者が不要という意味で理想的であると言え
る。
【0006】しかしながら、脱衣室から浴室へ入るとき
の段差が、前述の従来例のように93mmと比較的高く
なっていると、車椅子に乗ったままで浴室へ入るという
動作が困難であると言え、前述した車椅子利用者の理想
的な入浴パターンを実現するのは難しい。仮に、浴室へ
入ることができたとしても、出るときには問題があると
言える。
【0007】本考案は、このような事情に鑑み、排水口
が詰まった場合の湯水溜まりとしての容積を確保しなが
らも、車椅子利用者がひとりで浴室へ出入りしやすくな
る構造の洗い場防水パンを提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、凹状に形成さ
れるもので、かつ浴室入り口側に位置する一辺側からそ
れと対向する他辺側へ向けて底面が下がるように傾斜さ
れているとともに、底面の他辺側に排水口が設けられる
洗い場防水パンにおいて、次のように構成する。
【0009】本考案では、前記底面において前記一辺側
から一般的な車椅子の長さを含む長手方向途中位置まで
の部分が局部的にかさ上げされて、このかさ上げ部分の
底面の傾斜勾配が一般基準よりも小さく設定されている
構成とした。
【0010】本考案では、前記底面において前記一辺側
から一般的な車椅子の長さを含む長手方向途中位置まで
の部分が局部的にかさ上げされて、このかさ上げ部分の
底面の傾斜勾配が一般基準よりも小さく設定されている
とともに、底面において前記長手方向途中位置から前記
他辺側までの傾斜勾配が一般基準よりも大きく設定され
ている構成とした。
【0011】
【作用】洗い場防水パンの底面において浴室入り口側に
位置する一辺側から長手方向の途中位置までの部分のか
さ上げによりそこの深さ寸法を一般基準に比べて浅くし
ているから、脱衣室から洗い場防水パンへの段差が小さ
くなり、脱衣室から洗い場防水パンにまで車椅子のまま
入りやすくなる。しかも、底面において一辺側から長手
方向の途中位置までの部分を可及的に平坦にしているか
ら、そこに車椅子が載っても安定するようになる。
【0012】また、洗い場防水パンの底面において長手
方向途中位置から他辺側までの部分に凹部が残っている
から、排水口詰まり状態での湯水溜まり容積が一般基準
の洗い場防水パンに比べても遜色ない程度の大きさにで
きる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の詳細を図1ないし図4に示す
実施例に基づいて説明する。図1は洗い場防水パンと浴
槽を含む浴室の床を示す平面図、図2は図1の(2)−
(2)線断面矢視図、図3は図のA部の拡大図であ
る。この実施例では、従来例の洗い場防水パンと基本的
な構成が同じものを例に挙げている。図中、1は浴槽、
2は洗い場防水パン、3は洗い場防水パン2の外周のフ
ランジ、4は洗い場防水パン2の外周の立ち上がり部、
5は洗い場防水パン2の補強枠、6は洗い場防水パン2
の補強バー、7は洗い場防水パン2の底面、8は洗い場
防水パン2の排水口、9はドア枠、10は折り戸ドアで
ある。なお、2aは洗い場防水パン2の一辺、2bは洗
い場防水パン2の他辺を指している。
【0014】本考案の特徴は、洗い場防水パン2の底面
7において浴室入り口側に位置する一辺2a側から一般
的な車椅子の長さを含む長手方向ほぼ中央位置までの部
分2cが局部的にかさ上げされていることと、このかさ
上げ部分2cの底面7での傾斜勾配が一般基準よりも小
さく設定されていることである。
【0015】具体的に、洗い場防水パン2の浴室入り口
側に位置する一辺2a側においてフランジ3から底面7
までの深さ寸法h1(図3参照)は、例えば0〜10m
mにと一般基準(30mm)よりもかなり浅く設定され
ている。このため、洗い場防水パン2を浴室に設置した
状態だと、洗い場防水パン2の一辺2a側の底面7から
脱衣室床面11までの深さ寸法H1(図3参照)を例え
ば63〜73mmにすることができ、従来例に比べて大
幅に低くできる。また、底面7のかさ上げ部分2cの傾
斜勾配は、1/100と一般基準(3/100)よりも
小さく設定されている。ところで、底面7の長手方向中
央位置は、前述のかさ上げにより段付きに下がってお
り、ここから他辺2b側までの部分2dの傾斜勾配は一
般基準(3/100)と同じに設定されている。
【0016】したがって、脱衣室から洗い場防水パン2
への段差が小さくなるとともに入り口付近の底面7がほ
ぼ平坦になるから、脱衣室から洗い場防水パン2にまで
車椅子のまま入りやすくなり、車椅子の姿勢が安定す
る。しかも、洗い場防水パン2の底面7において長手方
向ほぼ中央位置から他辺2b側までに従来例のものと同
様の凹部を残しているから、排水口詰まり状態での湯水
溜まり容積を一般基準の洗い場防水パンに比べても遜色
ない程度の大きさで確保できる。
【0017】図4は本考案の他の実施例を示している。
図4は図2に対応する図である。この実施例では、上記
実施例のように洗い場防水パン2の底面7において長手
方向ほぼ中央位置に段付きを設けずに、ここから他辺2
b側までの底面7の傾斜勾配を1/10と一般基準(3
/100)よりもかなり大きく設定されていることであ
る。この場合、排水口詰まり状態での湯水溜まり容積を
一般基準の洗い場防水パンに比べても遜色ない程度の大
きさにできるだけでなく、この底面7を急な斜面とする
ことによって湯水の跳ね返りが浴室入り口側に位置する
一辺2a側へ飛散しにくくなる。
【0018】なお、本考案は上記実施例のみに限定され
ない。例えば、ドアユニットとして折り戸ドアを例に挙
げているが、開き戸ドアとしてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
脱衣室から洗い場防水パンへの段差を小さくできて入り
口付近の底面をほぼ平坦にできるので、脱衣室から洗い
場防水パンにまで車椅子のまま入りやすくなり、車椅子
の姿勢が安定するようになる。したがって、車椅子利用
者が介護者の助けを必要とせずにひとりで入浴する入浴
パターンを実行しやすくなる。
【0020】しかも、洗い場防水パンの底面において長
手方向途中位置から他辺側までの底面において排水口詰
まり状態での湯水溜まり容積を、一般基準の洗い場防水
パンのものに比べても遜色ない程度の大きさにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の洗い場防水パンと浴槽を含
む浴室の床を示す平面図。
【図2】図1の(2)−(2)線断面矢視図。
【図3】図1のA部の拡大図。
【図4】本考案の他の実施例で、図2に対応する図。
【図5】洗い場防水パンと浴槽を含む浴室の床を示す平
面図。
【図6】図5の(6)−(6)線断面矢視図。
【図7】図5のB部の拡大図。
【符号の説明】
2 洗い場防水パン 2a 洗い場防水パンの一辺 2b 洗い場防水パンの他辺 2c かさ上げ部分 7 底面 8 排水口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹状に形成されるもので、かつ浴室入り
    口側に位置する一辺側からそれと対向する他辺側へ向け
    て底面が下がるように傾斜されているとともに、底面の
    他辺側に排水口が設けられる洗い場防水パンであって、 前記底面において前記一辺側から一般的な車椅子の長さ
    を含む長手方向途中位置までの部分が局部的にかさ上げ
    されて、このかさ上げ部分の底面の傾斜勾配が一般基準
    よりも小さく設定されている、ことを特徴とする洗い場
    防水パン。
  2. 【請求項2】 凹状に形成されるもので、かつ浴室入り
    口側に位置する一辺側からそれと対向する他辺側へ向け
    て底面が下がるように傾斜されているとともに、底面の
    他辺側に排水口が設けられる洗い場防水パンであって、 前記底面において前記一辺側から一般的な車椅子の長さ
    を含む長手方向途中位置までの部分が局部的にかさ上げ
    されて、このかさ上げ部分の底面の傾斜勾配が一般基準
    よりも小さく設定されているとともに、 底面において前記長手方向途中位置から前記他辺側まで
    の傾斜勾配が一般基準よりも大きく設定されている、こ
    とを特徴とする洗い場防水パン。
JP1993059880U 1993-11-08 1993-11-08 洗い場防水パン Expired - Lifetime JP2595877Y2 (ja)

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JPH0729069U JPH0729069U (ja) 1995-06-02
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