JP2595232B2 - 熱回収装置の最適運転方法 - Google Patents

熱回収装置の最適運転方法

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JP2595232B2
JP2595232B2 JP62049852A JP4985287A JP2595232B2 JP 2595232 B2 JP2595232 B2 JP 2595232B2 JP 62049852 A JP62049852 A JP 62049852A JP 4985287 A JP4985287 A JP 4985287A JP 2595232 B2 JP2595232 B2 JP 2595232B2
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heat recovery
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博之 住友
章 堀口
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、熱回収装置の最適運転方法に係り、特に
低熱落差で作動する熱回収装置を常に最適効率で運転を
おこなうように制御する方法に関する。
従来の技術 低熱落差熱回収装置の一例として、特開昭60−144594
号公報に記載されているものを挙げることができる。こ
の装置は、ランキンサイクルに基づき、工場などから排
出される温廃水等を熱源としてこれから熱エネルギーを
回収・再生するようにしたもので、第2図に示すような
構成となっている。すなわち、作動流体としてフロン等
の冷媒を使用し、これを蒸発器(2)、スクリューエキ
スパンダーなどの容積式膨張機もしくは蒸気タービン
(以下、蒸気タービンと総称する)(4)、および凝縮
器(6)を直列に接続して構成した冷媒ループ(1)内
で循環させる。そうすると、液相の冷媒が蒸発器(2)
で熱源から熱を奪って高温・高圧の蒸気となり、生成し
た冷媒蒸気は蒸気タービン(4)に供給され、その中を
膨張しながら進む間に仕事をし、蒸気タービン(4)か
ら出てくる仕事を終えて低温・低圧となった冷媒蒸気は
次に凝縮器(6)へ進み、そこで冷却水に熱を捨てて凝
縮した後、再び冷媒ポンプ(8)で蒸発器(2)へ送ら
れ、以後同様のサイクルをたどる。蒸気タービン(2)
の出力軸は、回収・再生したエネルギーの用途に応じた
適当な負荷(10)に連結する。
この熱回収装置は低熱落差でも有効な熱回収をおこな
うことができることから、省エネルギー対策として種々
分野で応用されるに至っている。例えば海洋温度差発電
に応用する場合、蒸発器(2)に温熱源として表層海水
を供給し、一方、凝縮器(6)に冷熱源として深層海水
を供給する。この場合、負荷(10)は発電機となる。つ
まり海洋温度差発電は、表層海水と深層海水との温度差
を利用して発電をおこなうもので、熱エネルギーを運動
エネルギーに変換し、さらにこれを電気エネルギーに変
換するようにしたエネルギー再生装置である。
発明が解決しようとする問題点 海洋温度差発電のように自然エネルギーを利用するエ
ネルギー再生装置においては、熱源が不安定で、特に熱
源温度などの基本的な運転条件が経時的、季節的に、そ
れも不規則に変動することは避けがたい。しかも、海洋
温度差発電に代表される低熱落差発電にあっては、とり
わけ熱源温度の変動が直接、取出し出力に影響を及ぼ
す。なお、こうした事情は、前述の工場排水等から廃熱
回収をおこなう場合でも同じである。
ところが、発電プラントの設計は最高出力に対応する
ようにおこなわれるのが常套である。従って、設備され
る諸機器は、当該設計点から外れた運転条件の下では、
少なくとも部分的に余剰設備もしくは余剰負荷となって
しまう。
例えば、海洋温度差発電の場合、冬期は夏期に比べて
特に表層海水の温度が低いので、熱源温度が計画(設
計)温度を下回り、したがってまた、ただでさえ小さい
熱落差が一層小さくなる。そうして、第2図の装置につ
いて言えば、発電出力をPg、ポンプ(8)(12)(14)
の動力をP1〜P3とすると、取出し出力Pnetは次式 Pnet=Pg−(P1+P2+P3) で与えられるところ、発電機(10)の動力Pgは冷媒の流
量(Q)とその温度差(Te−Tc)の積に比例するから、
熱源温度(Th1)が低くなれば動力Pgが小さくなり、そ
の結果取出し出力Pnetも低下する。しかし、このとき、
温水ポンプ(12)および冷水ポンプ(14)は依然、設計
点での運転を続けるので、ポンプ動力P1、P3は変化しな
い。したがって、取出し出力Pnetがますます低下し、極
端な場合はマイナスになることもありうるのは、上記の
式から容易にて看て取れるところである。ここに述べた
事情を表にすれば、末尾記載の表中「従来」欄のように
なる。
このように、海洋温度差発電に代表される低熱落差発
電プラントなどの、外的要因から運転条件の変動を避け
られない分野に応用する場合、運転条件が変動してもそ
れに応じた運転をおこなうようにして最適運転効率を維
持することが、この種の熱回収装置の実用化に向けて解
決しなければならない大きな課題のひとつとなってい
る。
問題点を解決するための手段 この発明は、上に述べたような熱回収装置を運転する
にあたり、運転条件が設計点から外れたとき、それに応
じて熱源ポンプの回転数を減少させるようにした。
すなわち、この発明は、温水ポンプで供給された温水
との熱交換により冷媒を蒸発させるための蒸発器と、蒸
発器で発生した冷媒蒸気の膨張仕事により発電機を駆動
させるための蒸気タービンと、冷水ポンプで供給された
冷水との熱交換により蒸気タービンを出た冷媒蒸気を凝
縮させるための凝縮器と、凝縮した冷媒を蒸発器に送る
ための冷媒ポンプとを具備し、上記発電機による電力で
温水ポンプと冷水ポンプと冷媒ポンプの動力を賄うよう
にした熱回収装置の最適運転方法であって、運転条件が
設計点から外れたとき、上記温水ポンプおよび冷水ポン
プの回転数を減少させることによって取出し出力の低下
を可及的に少なくするようにしたものである。
設計点が最高出力に対応することから、運転条件が変
化するとは取出し出力が低下することを意味する。この
発明は、運転条件が変化しても、熱源ポンプの回転数を
減少させることによって所要動力を必要最小限に抑え、
そうすることによってその時々の運転条件に応じた最適
の運転効率を維持するようにしたものである。
作用 以下、第2図に示した既述の熱回収装置の運転をコン
ピュータで自動的に制御する場合を例にとって、第1図
のフローチャートを参照しながら説明する。
熱回収装置の稼働中に、まず発電出力Pgおよび冷媒ポ
ンプ(8)の動力P2を読み込む。続いて温水ポンプ(1
2)および冷水ポンプ(14)の動力P1、P3を読み込む。
そうしてこれらの値に基づいて、 Pnet 1=Pg−(P1+P2+P3) の演算をおこなう。
次に、温水ポンプ(12)および冷水ポンプ(14)の回
転数を少し下げて温水、冷水の流量を少し減らした状態
で、 Pnet 2=Pg′−(P1′+P2′+P3′) の演算をおこない、そうして求めたPnet 2を上記のPnet
1と比較し、Pnet 2を上記Pnet 1(仮の最大出力)と比
較し、Pnet 2>Pnet 1ならば、Pnet 2を仮の最大出力と
して再び流量を減らして比較をおこなう。一方、Pnet 2
<Pnet 1となったならば、Pnet 1の条件が最大出力とな
る。
Pnet 2がPne t1を下回るに至ったら、今度は温水ポン
プ(12)および冷水ポンプ(14)の回転数を少しずつ上
げて温水、冷水の流量を増やしていく。そうしてその過
程で、 Pnet 3=Pg″=(P1″+P2″+P3″) の演算をおこない、求めたPnet 3を上記のPnet 1と比較
する。Pnet 1>Pnet 3ならばPnet 1が最大出力である
為、この条件で運転をおこなう。一方、Pnet 1<Pnet 3
ならば、Pnet 3を仮の最大出力として再び流量を増やし
て比較をおこなう。
Pnet 3がPnet 1を下回るに至ったら、最初に戻って新
たに以上の操作を繰り返す。
このようにして、実際の取出し出力を時々刻々検出
し、その時々の取出し出力を最大にするような熱源流体
の流量に、ポンプ回転数を変えることによって調整する
のである。
発明の効果 この発明によれば、上に述べたとおり、運転条件が変
化しても、その変化した運転条件の下での取出し出力を
得ることに寄与しない、つまり余剰の動力の消費を排除
することができる。言い換えれば、運転条件の変動に遅
滞なく追随して常に必要最小限の所要動力で運転をおこ
なうため、その時々の運転条件の下で最大の取出し出力
を得、最適の運転効率を維持することができる。これを
従来と比較して示せば下表のとおりである。
なお、流量調整弁を使って熱源流量を絞っても流量調
整に関する限りにおいてはこの発明と同様の結果とな
る。しかしながら、その場合、圧力損失が増大し、しか
もそのことによって得られる動力低減は少なく、最適運
転効率を維持することに対する効果は、あまり期待でき
ない。ポンプ動力Pと流量Qは概ねP∝Q3の関係にある
からである。要するに、送電端出力を最大限とするため
に、発電出力が媒体の熱落差と流量に比例し、ポンプ動
力が流量の3乗に比例することを利用して、汲み上げ海
水量を減少させることによってポンプ動力を発電出力の
減少に比し大幅に減少させることによって送電端出力の
減少を極力抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法により運転制御をおこなう場合
の手順を例示するフローチャート、 第2図は熱回収装置のフローシートである。 8……冷媒ポンプ、 10……発電機、 12……温水ポンプ、 14……冷水ポンプ、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温水ポンプで供給された温水との熱交換に
    より冷媒を蒸発させるための蒸発器と、蒸発器で発生し
    た冷媒蒸気の膨張仕事により発電機を駆動させるための
    蒸気タービンと、冷水ポンプで供給された冷水との熱交
    換により蒸気タービンを出た冷媒蒸気を凝縮させるため
    の凝縮器と、凝縮した冷媒を蒸発器に送るための冷媒ポ
    ンプとを具備し、上記発電機による電力で温水ポンプと
    冷水ポンプと冷媒ポンプの動力を賄うようにした熱回収
    装置の最適運転方法であって、運転条件が設計点から外
    れたとき、上記温水ポンプおよび冷水ポンプの回転数を
    減少させることによって取出し出力の低下を可及的に少
    なくするようにしたことを特徴とする熱回収装置の最適
    運転方法。
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