JP2595226B2 - ポリアミドファイバーの黄変を減少させる方法 - Google Patents
ポリアミドファイバーの黄変を減少させる方法Info
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- JP2595226B2 JP2595226B2 JP62030719A JP3071987A JP2595226B2 JP 2595226 B2 JP2595226 B2 JP 2595226B2 JP 62030719 A JP62030719 A JP 62030719A JP 3071987 A JP3071987 A JP 3071987A JP 2595226 B2 JP2595226 B2 JP 2595226B2
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/37—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/39—Aldehyde resins; Ketone resins; Polyacetals
- D06M15/41—Phenol-aldehyde or phenol-ketone resins
- D06M15/412—Phenol-aldehyde or phenol-ketone resins sulfonated
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
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- Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリアミド繊維製品を耐汚染性(stain r
esistance)にする方法に関する。
esistance)にする方法に関する。
繊維又は繊維述、布張り地(upholstery)、及びカー
ペツトに汚染及び/又は着色抵抗性を付与するために、
種々の方法が織物工業で試みられてきた。これらの方法
は、繊維を弗素化学化合物、シリコーン化合物、又はア
クリル化合物で処理することを含む。望ましくない着色
に対する耐性は予じめ染色した又は染色してない繊維に
耐染色剤を適用することによって繊維に付与できること
も公知である。ポリアミド物質に良く働くスルホン化さ
れたナフトール−又はスルホン化されたフエノール−ホ
ルムアルデヒド縮合生成物を含む多くの耐染色剤が存在
する。しかしながら、これらの縮合生成物は、NO2の存
在のような環境条件にさらした時繊維上で黄変するとい
う欠点をもつことが発見された。もの問題は明色相の織
物製品(textile articles)において特に顕著であ
る。
ペツトに汚染及び/又は着色抵抗性を付与するために、
種々の方法が織物工業で試みられてきた。これらの方法
は、繊維を弗素化学化合物、シリコーン化合物、又はア
クリル化合物で処理することを含む。望ましくない着色
に対する耐性は予じめ染色した又は染色してない繊維に
耐染色剤を適用することによって繊維に付与できること
も公知である。ポリアミド物質に良く働くスルホン化さ
れたナフトール−又はスルホン化されたフエノール−ホ
ルムアルデヒド縮合生成物を含む多くの耐染色剤が存在
する。しかしながら、これらの縮合生成物は、NO2の存
在のような環境条件にさらした時繊維上で黄変するとい
う欠点をもつことが発見された。もの問題は明色相の織
物製品(textile articles)において特に顕著であ
る。
本発明は、スルホン化されたフエノール−ホルムアル
デヒド又はスルホン化されたナフトール−ホルムアルデ
ヒドの縮合生成物をポリアミド織物製品に適用してこれ
を耐汚染性にする際に、該縮合生成物を含むが非イオン
性分散剤及び撥水性液体ポリシロキサンを含まない水溶
液をpH1.5〜2.5で適用し、これによって処理した製品
の、大気中におけるNO2への露呈による、黄変を減少さ
せる方法に関する。
デヒド又はスルホン化されたナフトール−ホルムアルデ
ヒドの縮合生成物をポリアミド織物製品に適用してこれ
を耐汚染性にする際に、該縮合生成物を含むが非イオン
性分散剤及び撥水性液体ポリシロキサンを含まない水溶
液をpH1.5〜2.5で適用し、これによって処理した製品
の、大気中におけるNO2への露呈による、黄変を減少さ
せる方法に関する。
本発明は、スルホン化されたナフトール−又はスルホ
ン化されたフエノール−ホルムアルデヒド縮合生成物
(以下「縮合生成物」又は「耐汚染性剤」として言及)
を含むポリアミド織物製品の、大気中のNO2の存在によ
る如き環境条件への露呈による望ましくない黄変化の劇
的な減少を提供する。
ン化されたフエノール−ホルムアルデヒド縮合生成物
(以下「縮合生成物」又は「耐汚染性剤」として言及)
を含むポリアミド織物製品の、大気中のNO2の存在によ
る如き環境条件への露呈による望ましくない黄変化の劇
的な減少を提供する。
有利には、これらの縮合生成物を染色した織物物質に
適用する場合、それはある種の食べ物例えばコーヒー、
赤ワイン、及びソフトドリンクを偶然こぼしたことによ
る汚れに対する対汚染性剤として役立つ。後者の飲み物
は染料、例えば食品、薬品、及び化粧品(FD&C)赤色
染料40号をしばしば含んでいる。例えばFD&C赤色染料
40号を含有する液体をポリアミド物質上にこぼした時、
それはポリアミドをかなりの程度で着色する(即ち汚染
する)。しかしながらこの物質を最初に耐汚染性剤で処
理してあるならば、こぼれた染料はカーペツトを永久的
に汚染せず、この望ましくない染料は洗い出すことがで
きる。
適用する場合、それはある種の食べ物例えばコーヒー、
赤ワイン、及びソフトドリンクを偶然こぼしたことによ
る汚れに対する対汚染性剤として役立つ。後者の飲み物
は染料、例えば食品、薬品、及び化粧品(FD&C)赤色
染料40号をしばしば含んでいる。例えばFD&C赤色染料
40号を含有する液体をポリアミド物質上にこぼした時、
それはポリアミドをかなりの程度で着色する(即ち汚染
する)。しかしながらこの物質を最初に耐汚染性剤で処
理してあるならば、こぼれた染料はカーペツトを永久的
に汚染せず、この望ましくない染料は洗い出すことがで
きる。
ポリアミド基質に関して効果的な、スルホン化された
ナフトール−又はスルホン化されたフエノール−ホルム
アルデヒド縮合生成物の種類からの耐汚染性剤は米国特
許第4,501,591号及び他の特許並びに商品パフレツトに
記述されている。そのような耐汚染性剤は市販品例えば
エリオノール(Erionol )NW)[チバガイギー(Ciba
−Geigy)]、イントラテツクス(Intratex )N[ク
ロンプトン・アンド・ノウレス(Crompton & Knowle
s)]、及びメシトール(Mesitol )NBS[モベイ(Mob
ay)]が代表である。これらの生成物は耐着色性剤とし
て又は織物商品の浴加工における湿潤堅牢性を改善する
ための試剤として商業的に市販されており、約4〜6の
酸性pH範囲で使用することが推奨されている。
ナフトール−又はスルホン化されたフエノール−ホルム
アルデヒド縮合生成物の種類からの耐汚染性剤は米国特
許第4,501,591号及び他の特許並びに商品パフレツトに
記述されている。そのような耐汚染性剤は市販品例えば
エリオノール(Erionol )NW)[チバガイギー(Ciba
−Geigy)]、イントラテツクス(Intratex )N[ク
ロンプトン・アンド・ノウレス(Crompton & Knowle
s)]、及びメシトール(Mesitol )NBS[モベイ(Mob
ay)]が代表である。これらの生成物は耐着色性剤とし
て又は織物商品の浴加工における湿潤堅牢性を改善する
ための試剤として商業的に市販されており、約4〜6の
酸性pH範囲で使用することが推奨されている。
上述の耐汚染性剤で処理したポリアミド物質は、優秀
な耐汚染性を有するけれど、それらがある環境条件例え
ば大気中に通常見出され且つ特に市街地に多いNO2に露
呈された時に黄偏するという明らかな欠点を有する。こ
の黄変化は耐汚染性が最も期待される製品である明染色
色相の織物製品に対して耐汚染性剤の使用を妨害するほ
ど十分に深刻となりうる。
な耐汚染性を有するけれど、それらがある環境条件例え
ば大気中に通常見出され且つ特に市街地に多いNO2に露
呈された時に黄偏するという明らかな欠点を有する。こ
の黄変化は耐汚染性が最も期待される製品である明染色
色相の織物製品に対して耐汚染性剤の使用を妨害するほ
ど十分に深刻となりうる。
本方法はポリアミド物質の黄変が最小となるように耐
汚染性剤をポリアミドに適用する方法を提供する。これ
は耐汚染性剤をポリアミド織物物質にpH4〜6よりはむ
しろ1.5〜2.5で適用することを含む。実施例5に示すよ
うに、耐汚染性剤をこの方法で適用すれば、織物物質は
大気中のNO2への露呈による続く黄変化に対して有意に
保護される。更に、耐汚染性剤のpH約2.5以下での適用
は、それより高pH値で起こるよりも大きい試剤のポリア
ミドへの吸着をもたらす。それ故に黄変は本提案の方法
によって減ぜられるばかりでなく、低pH値における試剤
の吸着の増大のために耐汚染剤がより効率良く且つ費用
についても効果的に適用できるという更なる利点が具現
化される。
汚染性剤をポリアミドに適用する方法を提供する。これ
は耐汚染性剤をポリアミド織物物質にpH4〜6よりはむ
しろ1.5〜2.5で適用することを含む。実施例5に示すよ
うに、耐汚染性剤をこの方法で適用すれば、織物物質は
大気中のNO2への露呈による続く黄変化に対して有意に
保護される。更に、耐汚染性剤のpH約2.5以下での適用
は、それより高pH値で起こるよりも大きい試剤のポリア
ミドへの吸着をもたらす。それ故に黄変は本提案の方法
によって減ぜられるばかりでなく、低pH値における試剤
の吸着の増大のために耐汚染剤がより効率良く且つ費用
についても効果的に適用できるという更なる利点が具現
化される。
本発明の好適な具体例においては、最初に織物製品
(例えばカーペツト)を所望の色相に染色し、次いであ
る期間(20分間)スルホン化されたナフトール−又はフ
エノール−ホルムアミド縮合物を含む溶液(液体比30:
1)を、溶液のpH2及び温度170℃において飽和させる
(結果として製品上に0.3〜1.0重量%の最終濃度が付与
される)。次いでこの製品をゆすぎ、必要に応じて更に
処理する。
(例えばカーペツト)を所望の色相に染色し、次いであ
る期間(20分間)スルホン化されたナフトール−又はフ
エノール−ホルムアミド縮合物を含む溶液(液体比30:
1)を、溶液のpH2及び温度170℃において飽和させる
(結果として製品上に0.3〜1.0重量%の最終濃度が付与
される)。次いでこの製品をゆすぎ、必要に応じて更に
処理する。
本発明はいずれのポリアミド織物物質に対しても適用
しうる。これらの物質は織布、家具の上張り、及びカー
ペツトを含む。実際には、この物質を1.5〜2.5のpHの浴
中において耐汚染性剤で処理する。浴のpHを低下させる
ためには、いずれの酸を使用しうるが、腐食性のない酸
例えばスルフアミン酸、燐酸、又はクエン酸が好適であ
る。織物製品を耐汚染性剤で処理する前に染色又は着色
することも好適である。処理浴中の耐汚染性剤の濃度及
び処理温度は厳密でない。他の繊維処理化合物(但し、
非イオン性分散剤及び撥水性液体ポリシロキサンを除
く)を浴中に存在させてもよい。
しうる。これらの物質は織布、家具の上張り、及びカー
ペツトを含む。実際には、この物質を1.5〜2.5のpHの浴
中において耐汚染性剤で処理する。浴のpHを低下させる
ためには、いずれの酸を使用しうるが、腐食性のない酸
例えばスルフアミン酸、燐酸、又はクエン酸が好適であ
る。織物製品を耐汚染性剤で処理する前に染色又は着色
することも好適である。処理浴中の耐汚染性剤の濃度及
び処理温度は厳密でない。他の繊維処理化合物(但し、
非イオン性分散剤及び撥水性液体ポリシロキサンを除
く)を浴中に存在させてもよい。
試験法 汚染(strain)試験 カーペツトを汚染するための液体溶液を、FD&C赤色
染料40号を0.1g/の濃度で水に溶解することによって
調製する。他に、FD&C赤色染料40号を含む市販のチエ
リー味の砂糖入り清涼飲料用の粉末を水に溶かしてFD&
C赤色染料40号を0.1g/で含有する溶液を調製する。
汚染溶液の30ml量を3″x 4″(7.6cm x 10.2cm)のア
ルミニウム皿に入れる。ポリアミド繊維から作られたカ
ーペツトをこの試験では用いるが、ポリアミド繊維を含
むいずれの織物材料も使用できた。処理すべきカーペツ
トの2 1/2″x 3 1/2″(6.4cm x 8.9cm)片を汚染溶液
中に1時間、表面(タフト)が完全に浸るように漬け
る。このカーペツト試料を汚染溶液から取出し、水道中
で完全に洗い、オーブン中212゜F(100℃)で15分間乾
燥する。カーペツトの耐汚染性を、汚染溶液によってカ
ーペツトに付与された赤色の程度を肉眼で評価すること
によって決定する。耐汚染性として評価されるカーペツ
トは汚染及びゆすぎ後に赤色を有さず或いは僅か痕跡程
度の色しか示さない。耐汚染性でないと評価されるカー
ペツトは汚染及びゆすぎ後に深い赤色を示す。
染料40号を0.1g/の濃度で水に溶解することによって
調製する。他に、FD&C赤色染料40号を含む市販のチエ
リー味の砂糖入り清涼飲料用の粉末を水に溶かしてFD&
C赤色染料40号を0.1g/で含有する溶液を調製する。
汚染溶液の30ml量を3″x 4″(7.6cm x 10.2cm)のア
ルミニウム皿に入れる。ポリアミド繊維から作られたカ
ーペツトをこの試験では用いるが、ポリアミド繊維を含
むいずれの織物材料も使用できた。処理すべきカーペツ
トの2 1/2″x 3 1/2″(6.4cm x 8.9cm)片を汚染溶液
中に1時間、表面(タフト)が完全に浸るように漬け
る。このカーペツト試料を汚染溶液から取出し、水道中
で完全に洗い、オーブン中212゜F(100℃)で15分間乾
燥する。カーペツトの耐汚染性を、汚染溶液によってカ
ーペツトに付与された赤色の程度を肉眼で評価すること
によって決定する。耐汚染性として評価されるカーペツ
トは汚染及びゆすぎ後に赤色を有さず或いは僅か痕跡程
度の色しか示さない。耐汚染性でないと評価されるカー
ペツトは汚染及びゆすぎ後に深い赤色を示す。
NO2黄変化試験 試験すべき試料を、気体露呈キヤビネツト[アトラス
・デバイシーズ社(Atlas Devices Co.,Chicago,Illino
is)、GE−15型]中において、相対湿度83±5%及び10
4±9゜F(40±5℃)下に2ppmのNO2に24時間(1サイ
クル)露呈する。色の変化を、イリユミナントCを用い
るマクベス(Macbeth )1500型光度計で測定する。NO2
に露呈した試料を露呈していない試料と比較し、結果を
Δb+(黄変)として報告する。この場合b値の正の増
加は黄色値の増加に相当する。試験すべきカーペツトの
試料を、タフトがガラスの蓋に面するように丸い試料保
有器[直径7/8″(2.2cm)]中に置いた。10ポンドの重
りを保有器中のカーペツト試料に適用し、タフトをガラ
スの蓋に押しつけた。この重りはAATCC発汗試験機装置
[参照AATCC試験法15−1979]を、試料保有器内にぴっ
たり入る円筒形ピストンと組合せて用いることにより便
宜上試料に適用される。圧縮試料のΔb+を試料保有器
のガラスの蓋を通して読みとる。
・デバイシーズ社(Atlas Devices Co.,Chicago,Illino
is)、GE−15型]中において、相対湿度83±5%及び10
4±9゜F(40±5℃)下に2ppmのNO2に24時間(1サイ
クル)露呈する。色の変化を、イリユミナントCを用い
るマクベス(Macbeth )1500型光度計で測定する。NO2
に露呈した試料を露呈していない試料と比較し、結果を
Δb+(黄変)として報告する。この場合b値の正の増
加は黄色値の増加に相当する。試験すべきカーペツトの
試料を、タフトがガラスの蓋に面するように丸い試料保
有器[直径7/8″(2.2cm)]中に置いた。10ポンドの重
りを保有器中のカーペツト試料に適用し、タフトをガラ
スの蓋に押しつけた。この重りはAATCC発汗試験機装置
[参照AATCC試験法15−1979]を、試料保有器内にぴっ
たり入る円筒形ピストンと組合せて用いることにより便
宜上試料に適用される。圧縮試料のΔb+を試料保有器
のガラスの蓋を通して読みとる。
耐汚染性剤の繊維への吸着 耐汚染性剤の、処理浴からのポリアミド繊維物質への
吸収を、吸収%として報告し、そして処理前後における
浴の波長293nmにおける吸光度を測定することにより決
定する。
吸収を、吸収%として報告し、そして処理前後における
浴の波長293nmにおける吸光度を測定することにより決
定する。
実施例1 68本フイラメントの、トライローバル断面を有する延
伸且つバルクにした連続フイラメントナイロン6,6ヤー
ン(全1140デニル)を常法によって製造した。これらの
ヤーンの2本を重ね且つ撚って、バランスのとれた3.5
回転/インチ(tpi)[1.4回転/cm]のよりを有するヤ
ーンとした。次いで得られたヤーンをスパーバ(Superb
a)熱固定装置270゜F(132℃)]中で熱固定した。カツ
ト・パイルのタフトカーペツトを次の明細に従って熱固
定したヤーンから作った:37オンス/平方ヤード(1.25k
g/m2)、パイル高3/4″(1.9cm)、3/16ゲージ、44ステ
ツチ/4インチ(10.2cm)。このカーペツトを通常のバツ
チ染色法及び染色助剤を用いて明青色に染色した(染料
組成は次の通りであり、カーペツトの重量に基づいた:
C.I.酸性イエロー219の0.0022%、C.I.酸性レツド361の
0.0021%、C.I.酸性ブルー277の0.0219%;pH=6.0)。
染色した後、カーペツトをゆすぎ、次に耐汚染性剤、イ
ントラテツクス(Intratex )N液体を含有する浴中で
処理した。この浴は耐汚染性剤を水で希釈することによ
って製造した。イントラテツクスN液体の量は処理すべ
きカーペツトの重量の2%に等しく、浴を硫酸(約0.5
〜1.0g/)によってpH2に調節した。カーペツトを浴中
に液体比30:1で20分間170゜F(77℃)に保ち、次いでゆ
すいだ。カーペツトを浴から取り出し、250゜F(121
℃)で乾燥した。耐汚染性剤の浴からの吸収は79%であ
ることがわかった。このカーペツトを上述の方法によっ
て耐汚染性に関して試験し、耐汚染性であることがわか
った。またNO2による黄変を上述の方法によって試験し
た。Δb+値は3.39であった。耐汚染性処理を省略した
時にはΔb+値が0.85であった。
伸且つバルクにした連続フイラメントナイロン6,6ヤー
ン(全1140デニル)を常法によって製造した。これらの
ヤーンの2本を重ね且つ撚って、バランスのとれた3.5
回転/インチ(tpi)[1.4回転/cm]のよりを有するヤ
ーンとした。次いで得られたヤーンをスパーバ(Superb
a)熱固定装置270゜F(132℃)]中で熱固定した。カツ
ト・パイルのタフトカーペツトを次の明細に従って熱固
定したヤーンから作った:37オンス/平方ヤード(1.25k
g/m2)、パイル高3/4″(1.9cm)、3/16ゲージ、44ステ
ツチ/4インチ(10.2cm)。このカーペツトを通常のバツ
チ染色法及び染色助剤を用いて明青色に染色した(染料
組成は次の通りであり、カーペツトの重量に基づいた:
C.I.酸性イエロー219の0.0022%、C.I.酸性レツド361の
0.0021%、C.I.酸性ブルー277の0.0219%;pH=6.0)。
染色した後、カーペツトをゆすぎ、次に耐汚染性剤、イ
ントラテツクス(Intratex )N液体を含有する浴中で
処理した。この浴は耐汚染性剤を水で希釈することによ
って製造した。イントラテツクスN液体の量は処理すべ
きカーペツトの重量の2%に等しく、浴を硫酸(約0.5
〜1.0g/)によってpH2に調節した。カーペツトを浴中
に液体比30:1で20分間170゜F(77℃)に保ち、次いでゆ
すいだ。カーペツトを浴から取り出し、250゜F(121
℃)で乾燥した。耐汚染性剤の浴からの吸収は79%であ
ることがわかった。このカーペツトを上述の方法によっ
て耐汚染性に関して試験し、耐汚染性であることがわか
った。またNO2による黄変を上述の方法によって試験し
た。Δb+値は3.39であった。耐汚染性処理を省略した
時にはΔb+値が0.85であった。
実施例2(対照) 処理浴のpHを酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液を用いてpH
=5に調節する以外実施例1におけるようにカーペツト
を製造し、処理した。吸収%は67%にすぎないことがわ
かった。これは浴をpH=2で用いた時に測定したものよ
りも低い吸収割合であった。このカーペツトを耐汚染性
に対して処理し、これが耐汚染性となったことがわかっ
た。NO2露呈試験において、カーペツトは実施例1のそ
れよりも黄変し、4.05のΔb+値を有した。
=5に調節する以外実施例1におけるようにカーペツト
を製造し、処理した。吸収%は67%にすぎないことがわ
かった。これは浴をpH=2で用いた時に測定したものよ
りも低い吸収割合であった。このカーペツトを耐汚染性
に対して処理し、これが耐汚染性となったことがわかっ
た。NO2露呈試験において、カーペツトは実施例1のそ
れよりも黄変し、4.05のΔb+値を有した。
実施例3 用いた耐汚染性剤がメシトールNBS粉末である以外実
施例1における如くカーペツトを製造し、処理した。処
理溶液は、耐汚染性剤を水に溶解して、処理すべきカー
ペツトの重量に基づいて0.56%のメシトールNBS粉末の
濃度とすることによって調製した。次いで浴のpHをスル
フアミン酸で2に調節した。吸収%は72%として測定で
きた。このカーペツトを汚染に対して試験し、耐汚染性
であることがわかった。またΔb+値は2.83であった。
施例1における如くカーペツトを製造し、処理した。処
理溶液は、耐汚染性剤を水に溶解して、処理すべきカー
ペツトの重量に基づいて0.56%のメシトールNBS粉末の
濃度とすることによって調製した。次いで浴のpHをスル
フアミン酸で2に調節した。吸収%は72%として測定で
きた。このカーペツトを汚染に対して試験し、耐汚染性
であることがわかった。またΔb+値は2.83であった。
実施例4(対照) 耐汚染性処理溶液を酢酸/酢酸ナトリウム緩衝液でpH
=5に調節する以外実施例3における如くカーペツトを
製造し且つ処理した。吸収%は61%にすぎないことがわ
かった。このカーペツトを耐汚染性に対して処理し、耐
汚染性になったことがわかった。NO2露呈試験におい
て、カーペツトは実施例3のそれよりも黄変し、4.17の
Δb+値を有した。
=5に調節する以外実施例3における如くカーペツトを
製造し且つ処理した。吸収%は61%にすぎないことがわ
かった。このカーペツトを耐汚染性に対して処理し、耐
汚染性になったことがわかった。NO2露呈試験におい
て、カーペツトは実施例3のそれよりも黄変し、4.17の
Δb+値を有した。
実施例5 実施例1のものと同一の構造のカーペツトを、染色工
程を染料を存在させずに行なうモツク(mock)−染色浴
工程で処理した。次いで6つのカーペツト試料を、処理
溶液のpHを2〜5の範囲で変化させる以外実施例1と同
一の方法によりメシトールNBSで処理した。このカーペ
ツトを、試料を2サイクル露呈する以外前述の方法に従
いNO2による黄変に対しての耐性について試験した。NO2
黄変試験の結果を第1表に要約する。耐汚染性剤をpH2.
5〜3.0で適用する場合にΔb+値のかなりの低下が認め
られた。 第1表 pH Δb+値 2.0 7.30 2.5 7.71 3.0 9.57 3.5 10.27 4.0 10.65 5.0 10.67
程を染料を存在させずに行なうモツク(mock)−染色浴
工程で処理した。次いで6つのカーペツト試料を、処理
溶液のpHを2〜5の範囲で変化させる以外実施例1と同
一の方法によりメシトールNBSで処理した。このカーペ
ツトを、試料を2サイクル露呈する以外前述の方法に従
いNO2による黄変に対しての耐性について試験した。NO2
黄変試験の結果を第1表に要約する。耐汚染性剤をpH2.
5〜3.0で適用する場合にΔb+値のかなりの低下が認め
られた。 第1表 pH Δb+値 2.0 7.30 2.5 7.71 3.0 9.57 3.5 10.27 4.0 10.65 5.0 10.67
フロントページの続き (56)参考文献 米国特許3178309(US,A)
Claims (2)
- 【請求項1】スルホン化されたフエノール−ホルムアル
デヒド又はスルホン化されたナフトール−ホルムアルデ
ヒドの縮合生成物をポリアミド織物製品に適用してこれ
を耐汚染性にする際に、該縮合生成物を含むが非イオン
性分散剤及び撥水性液体ポリシロキサンを含まない水溶
液をpH1.5〜2.5で適用し、これによって処理した製品
の、大気中におけるNO2への露呈による、黄変を減少さ
せる方法。 - 【請求項2】織物製品が染色されたポリアミド繊維カー
ペットである特許請求の範囲第1項記載の方法。
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