JP2595075Y2 - Dcブラシレスモータの故障検出装置 - Google Patents
Dcブラシレスモータの故障検出装置Info
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- JP2595075Y2 JP2595075Y2 JP1992060714U JP6071492U JP2595075Y2 JP 2595075 Y2 JP2595075 Y2 JP 2595075Y2 JP 1992060714 U JP1992060714 U JP 1992060714U JP 6071492 U JP6071492 U JP 6071492U JP 2595075 Y2 JP2595075 Y2 JP 2595075Y2
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- Japan
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- brushless motor
- motor current
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、DCブラシレスモータ
(ブラシレスモータということもある)に関し、特にそ
の欠相故障の検出に関するものである。
(ブラシレスモータということもある)に関し、特にそ
の欠相故障の検出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】DCブラシレスモータには、ブラシレス
にもとづく、火花発生がなく、電気的ノイズが少なく、
メンテナンスフリーといった特長があり、産業用機器,
精密機器,家電機器等の広い分野で用いられている。
にもとづく、火花発生がなく、電気的ノイズが少なく、
メンテナンスフリーといった特長があり、産業用機器,
精密機器,家電機器等の広い分野で用いられている。
【0003】ところで、DCブラシレスモータは、ロー
タに永久磁石を用い、ブラシレスであるため、電気的な
故障が少なく、電気的保護としては、モータ電流にもと
づいて過負荷保護を行うものが知られている程度であ
る。
タに永久磁石を用い、ブラシレスであるため、電気的な
故障が少なく、電気的保護としては、モータ電流にもと
づいて過負荷保護を行うものが知られている程度であ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、踏切遮断機,駐車場遮断機の遮断桿の駆動に用いら
れるDCブラシレスモータは、この種遮断機が屋外に配
置されているため、落雷等により欠相等の故障を生ずる
ことがある。
ば、踏切遮断機,駐車場遮断機の遮断桿の駆動に用いら
れるDCブラシレスモータは、この種遮断機が屋外に配
置されているため、落雷等により欠相等の故障を生ずる
ことがある。
【0005】ただし、3相全波方式等の多相駆動ブラシ
レスモータではその内1相が故障しても回転力がなくな
る回転角範囲はわずかであり、見掛け上正常に回転する
場合が多い。これを欠相回転という。
レスモータではその内1相が故障しても回転力がなくな
る回転角範囲はわずかであり、見掛け上正常に回転する
場合が多い。これを欠相回転という。
【0006】この欠相回転はいずれ起動位置によっては
モータ停止につながる。そして例えば踏切遮断機におい
て上昇指令時にDCブラシレスモータの起動位置が回転
力のない回転角範囲にあると、遮断桿のバランスは重力
によって下降する様に調整されているので、遮断桿は上
昇することができず、交通渋滞を発生させるおそれがあ
る。
モータ停止につながる。そして例えば踏切遮断機におい
て上昇指令時にDCブラシレスモータの起動位置が回転
力のない回転角範囲にあると、遮断桿のバランスは重力
によって下降する様に調整されているので、遮断桿は上
昇することができず、交通渋滞を発生させるおそれがあ
る。
【0007】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、DCブラシレスモータの欠相回転を速やかに
検出するDCブラシレスモータの故障検出装置を提供す
ることを目的とするものである。
たもので、DCブラシレスモータの欠相回転を速やかに
検出するDCブラシレスモータの故障検出装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するため、欠相回転時のモータ電流の波形に着目して
欠相回転を検出するもので、具体的には、DCブラシレ
スモータの故障検出装置を次の(1)のとおりに構成す
るものである。
成するため、欠相回転時のモータ電流の波形に着目して
欠相回転を検出するもので、具体的には、DCブラシレ
スモータの故障検出装置を次の(1)のとおりに構成す
るものである。
【0009】(1)DCブラシレスモータとその電源の
間に設けたモータ電流検出手段と、このモータ電流検出
手段の出力からその低周波成分を取り出すローパスフィ
ルタと、このローパスフィルタの出力値を前記DCブラ
シレスモータの正常回転時のモータ電流の下限値より小
さい所定値に相当する値と比較するコンパレータと、こ
のコンパレータの出力にもとづいて欠相回転か否かの判
定をする判定手段とを備えたDCブラシレスモータの故
障検出装置。
間に設けたモータ電流検出手段と、このモータ電流検出
手段の出力からその低周波成分を取り出すローパスフィ
ルタと、このローパスフィルタの出力値を前記DCブラ
シレスモータの正常回転時のモータ電流の下限値より小
さい所定値に相当する値と比較するコンパレータと、こ
のコンパレータの出力にもとづいて欠相回転か否かの判
定をする判定手段とを備えたDCブラシレスモータの故
障検出装置。
【0010】
【作用】前記(1)の構成により、モータ電流の低周波
成分を取り出し、これを所定値と比較して、欠相回転
時、比較出力である“H”,“L”のくり返しにより欠
相回転を判定する。
成分を取り出し、これを所定値と比較して、欠相回転
時、比較出力である“H”,“L”のくり返しにより欠
相回転を判定する。
【0011】
【実施例】以下本考案を実施例により詳しく説明する。
図1は実施例である“踏切遮断機のDCブラシレスモー
タの故障検出装置”のブロック図であり、図2は図1の
LPF(ローパスフィルタ),増幅,コンパレータ部の
回路図である。図3は遮断桿正常上昇時の要部波形図で
あり、図4は遮断桿下降時の要部波形図である。
図1は実施例である“踏切遮断機のDCブラシレスモー
タの故障検出装置”のブロック図であり、図2は図1の
LPF(ローパスフィルタ),増幅,コンパレータ部の
回路図である。図3は遮断桿正常上昇時の要部波形図で
あり、図4は遮断桿下降時の要部波形図である。
【0012】図1に示すように、DCブラシレスモータ
(以下モータという)1の電流は、モータ1と不図示の
電源の一端の間に接続されたモータ電流検出抵抗2によ
り検出され、その低周波成分がLPF部3で取り出さ
れ、増幅部4で増幅され、コンパレータ部5で、モータ
正常回転時のモータ電流の下限値より小さい所定値に対
応する値と比較される。
(以下モータという)1の電流は、モータ1と不図示の
電源の一端の間に接続されたモータ電流検出抵抗2によ
り検出され、その低周波成分がLPF部3で取り出さ
れ、増幅部4で増幅され、コンパレータ部5で、モータ
正常回転時のモータ電流の下限値より小さい所定値に対
応する値と比較される。
【0013】モータ正常回転時、モータ電流は、図3の
2aあるいは図4(a)の2bに示すように流れ、抵抗
3−1,コンデンサ3−2の積分回路からなるLPF部
3から取り出される低周波成分は零になることがない。
オペアンプ5−3の正入力端は、抵抗5−1,5−2に
よりモータ正常回転時のモータ電流の下限値より小さい
所定値に相当する値に設定され、負の入力端には増幅部
4の出力が供給されているので、正常回転中、オペアン
プ5−3の出力端は、“L”のままで“H”に反転する
ことがなく、図3のS1,図4(a)のS1に示すよう
になる。
2aあるいは図4(a)の2bに示すように流れ、抵抗
3−1,コンデンサ3−2の積分回路からなるLPF部
3から取り出される低周波成分は零になることがない。
オペアンプ5−3の正入力端は、抵抗5−1,5−2に
よりモータ正常回転時のモータ電流の下限値より小さい
所定値に相当する値に設定され、負の入力端には増幅部
4の出力が供給されているので、正常回転中、オペアン
プ5−3の出力端は、“L”のままで“H”に反転する
ことがなく、図3のS1,図4(a)のS1に示すよう
になる。
【0014】3相のうち1相欠相すると、モータ電流
は、図4(b)の2cに示すように流れ(波形はモータ
の回路構成,故障個所により異なる)、LPF部3の出
力は間欠的に零となる。これによりオペアンプ5−3の
出力端は、図4(b)のS1に示すように、間欠的に
“H”となる。
は、図4(b)の2cに示すように流れ(波形はモータ
の回路構成,故障個所により異なる)、LPF部3の出
力は間欠的に零となる。これによりオペアンプ5−3の
出力端は、図4(b)のS1に示すように、間欠的に
“H”となる。
【0015】CPU6において、モータ駆動中、所定時
間における信号S1の“H”,“L”のくり返しにより
欠相回転を判定する。
間における信号S1の“H”,“L”のくり返しにより
欠相回転を判定する。
【0016】このように、CPU6が欠相回転を検出す
ると、その表示を行って警報の表示その他の処理を行
う。
ると、その表示を行って警報の表示その他の処理を行
う。
【0017】なお実施例では、欠相回転の判定をCPU
でソフト的に行っているが、本考案はこれに限定される
ものではなく、ハード的に行うようにしてもよい。
でソフト的に行っているが、本考案はこれに限定される
ものではなく、ハード的に行うようにしてもよい。
【0018】また、実施例ではモータ電流を抵抗により
取り出しているが、本考案はこれに限定されるものでは
なく、例えば変流器により取り出すようにしてもよい。
取り出しているが、本考案はこれに限定されるものでは
なく、例えば変流器により取り出すようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
DCブラシレスモータの欠相回転を速やかに検出するこ
とができる。
DCブラシレスモータの欠相回転を速やかに検出するこ
とができる。
【図1】 実施例のブロック図
【図2】 実施例におけるLPF,増幅,コンパレータ
部の回路図
部の回路図
【図3】 遮断桿正常上昇時の要部波形図
【図4】 遮断桿下降時の要部波形図
1 DCブラシレスモータ 2 モータ電流検出抵抗 3 LPF部 5 コンパレータ部 6 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高野 利男 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日 本信号株式会社与野事業所内 (56)参考文献 特開 昭55−49921(JP,A) 特開 昭63−56190(JP,A) 特開 昭63−206187(JP,A) 特開 平2−159994(JP,A) 特開 平4−29594(JP,A) 特開 平4−55163(JP,A) 特開 平4−190653(JP,A) 実開 平6−13397(JP,U) 実開 平6−21395(JP,U) 実開 平6−22148(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 29/00 - 29/32 H02H 7/06 - 7/093 H02P 6/00 - 6/24
Claims (1)
- 【請求項1】 DCブラシレスモータとその電源の間に
設けたモータ電流検出手段と、このモータ電流検出手段
の出力からその低周波成分を取り出すローパスフィルタ
と、このローパスフィルタの出力値を前記DCブラシレ
スモータの正常回転時のモータ電流の下限値より小さい
所定値に相当する値と比較するコンパレータと、このコ
ンパレータの出力にもとづいて欠相回転か否かの判定を
する判定手段とを備えたことを特徴とするDCブラシレ
スモータの故障検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992060714U JP2595075Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | Dcブラシレスモータの故障検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992060714U JP2595075Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | Dcブラシレスモータの故障検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624348U JPH0624348U (ja) | 1994-03-29 |
JP2595075Y2 true JP2595075Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=13150240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992060714U Expired - Fee Related JP2595075Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | Dcブラシレスモータの故障検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595075Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101307917B1 (ko) * | 2012-04-26 | 2013-09-13 | (주)모토닉 | 모터 구동 제어장치 및 그의 와이어 오픈 진단방법 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP1992060714U patent/JP2595075Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0624348U (ja) | 1994-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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