JP2594831Y2 - 押動部材を備えたコンベヤ - Google Patents

押動部材を備えたコンベヤ

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JP2594831Y2
JP2594831Y2 JP1993021696U JP2169693U JP2594831Y2 JP 2594831 Y2 JP2594831 Y2 JP 2594831Y2 JP 1993021696 U JP1993021696 U JP 1993021696U JP 2169693 U JP2169693 U JP 2169693U JP 2594831 Y2 JP2594831 Y2 JP 2594831Y2
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真一 江本
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Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Mitsubishi Nagasaki Machinery Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は伝動部材で搬送ケース
内を循環動する押動部材の先端側を重くして、被搬送物
が重い場合でも効果的に搬送することができるようにし
たコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リンクコンベヤ等においては、蛇
行管路からなる搬送ケース内に、エンドレスに連結した
リンクチェーンを掛け渡し、該リンクチェーンに縁部を
固着したブレード等の押動部材を等間隔に多数固着して
おり、上記リンクチェーンを循環動させて押動部材で切
粉等のバラ物類を搬送している。しかし、プレス打ち抜
き屑や鋼片等のような単重の重いものや、表面が滑りや
すいものを搬送する場合には、それらの被搬送物の上に
前記チェーンやブレードが乗り上げて滑ってしまい、充
分に搬送が行えない虞れがある。更に、そのまま放置す
ると、搬送ケースのコーナー部(特に立ち上り部)に上
記被搬送物が集まり、管路に詰まって閉塞事故を起こす
欠点があった。これらを防止する方法として、リンクチ
ェーンやブレード等が浮き上がらないようにチェーンの
浮き上がり防止手段として押え金具等を取り付けてきた
が、押え金具では押動部材の上端を押さえるだけである
ので、上記のような単重の重いものや滑りやすいものの
場合には未だ充分な搬送が行えなかった。
【0003】そこで、押動部材の重量を重くすることが
考えられるが、伝動部材が無端に連結されたリンクチェ
ーン8の場合には、被搬送物Aを搬送するために、図6
および図7に示すように、チェーンのリンク間の間隔1
に制限があり、押動部材(図示例では円形ブレード1
0’)の厚みを単に均一に厚くしたのでは取り付けが困
難となる欠点がある。これらは、リンクチェーンに限定
されずワイヤや線状に延びるベルト等、押動部材の端部
を連結して該押動部材を牽引する伝動部材において共通
の問題となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】この考案は上記事情
に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、
ブレード等の押動部材の先端の重量を重くして、チェー
ン等の伝動部材の浮き上がりを抑え、被搬送物の上を滑
ることなく搬送を行うことができるコンベヤを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の考案では、無端に連結されたリンクチェ
ーン等の無端に連結された線状に延びる伝動部材と、該
伝動部材に縁部が固着されると共に略円形の輪郭を有し
略等間隔に複数取り付けられる押動部材とを有し、管路
からなる搬送ケース内に掛け渡されて循環動するコンベ
ヤにおいて、押動部材が、伝動部材との固着側より離反
した先端側に、押動部材の重心位置が押動部材の中央よ
り先端寄りとなるように重量部を形成してなる、という
技術的手段を講じている。請求項2の考案では、コンベ
ヤが無端のリンクチエーンを内装しており、押動部材の
重量部が、押動部材の先端側の肉厚をリンクチェーンと
の固着部分よりも厚く設定してなる、という技術的手段
を講じている。請求項3の考案では、押動部材が、伝動
部材と固着する縁部側の厚みを薄くし、先端に向かって
徐々に厚みを厚くしてなる、という技術的手段を講じて
いる。請求項4の考案では、コンベヤが無端のリンクチ
エーンを内装しており、押動部材の重量部が、押動部材
の先端側に固着されるプレートからなっている、という
技術的手段を講じている。
【0006】
【作用】押動部材は先端側が重く設定されるので、被搬
送物が重かったり滑りやすい場合にも、被搬送物の物性
に負けることがない。また、伝動部材がリンクチェーン
の場合には、先端側の厚みを厚くすることにより、押動
部材のリンクチェーンへの固着を従来同様に行うことが
できる。そして、押動部材は先端側が重くなるので、自
重により下向きとなって搬送ケースの管路の底面に沿っ
て移動するため、底面上の被搬送物を確実に搬送するこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下に、この考案の押動部材を備えたコンベ
ヤの好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図1および図2は、リンクコンベヤ1を示すもので、無
端のリンクチェーン8を循環駆動させる駆動ヘッド2が
設けられている。
【0008】このリンクコンベヤ1は、駆動輸6を備え
ると共に排出目となる駆動ヘッド2に、端部開口を揃え
た無端リンクチェーンの搬送ケース3となる送り側管路
と戻り側管路とを一連に形成するため、直管3aと曲管
3b等を組み合わせる蛇行形状とし、中途に投入口3c
を設けた搬送ケース(パイプライン)3を有している。
本実施例で駆動ヘッド部2は、ハウジング内に支軸を介
して駆動輪6が軸着され、上部に設けたモータ7と伝動
ベルトを介す等して駆動されるもので、駆動輸6には、
図6で示したように、卵形のリンクチェーン8aを交互
に90゜に交差して連結した公知の無端リンクチェーン
8が係止可能に回装されている。この無端リンクチェー
ン8には押動部材の一例を示す円形のブレード(掻板)
10が等間隔に配設されている(図2参照)。
【0009】このブレード10は、端縁がチェーン8に
溶着されており、搬送ケース3の管路の断面円形に形成
された内周面に押され、無端リンクチェーン8を軸とし
て旋回してコーナー部を乗り越え、またブレード10の
旋回により捻れたチェーン8の反発力によりブレード1
0が復帰方向へ旋回して搬送ケース3内を循環する構成
となっている。従って、搬送ケース3の中途の適宜個所
に設けられた投入口3cから投下された被搬送物は、無
端リンクチェーン8の循環動に伴って旋回するブレード
10・・・によって管路内を押動されて、駆動ヘッド2
に設けられたシュート2Bから排出される。
【0010】前記ブレード10は、図3で一層明瞭なよ
うに、同一の肉厚に設定された略円形の鋼板からなるブ
レード基部12と、略半円形状の鋼板で外周をブレード
基部12と同一に設定した重量部13とからなってい
る。そして、ブレード基部12の広面で搬送方向裏面側
のほぼ上半分の部分に、重量部13をその外周が一致す
るように重ね合わせて、一体に溶着している。
【0011】従って、本実施例では、ブレード基部12
の中央側で重量部13との連結部分に段部14が形成さ
れるが、該段部14は、搬送方向後方へ向くので、搬送
面は偏平な面となる。なお、ブレード基部12の縁部に
は、端部で開口する一対の孔15が開口してある。この
孔15を、チェーン8の横向きのリンクに嵌込み、溶接
等によりチェーン8とブレード10とを一体に連結して
いる。
【0012】このように構成されているので、ブレード
10は先端側が重くなり、チェーン8がどの位置に張設
されていても、ブレード10の先端は常に下方に力がか
かり搬送ケース3の管路の底面5と接触する方向に戻ろ
うとする。従って、ブレード10は、図4に示すよう
に、基本位置をブレード10の先端が管路の底面5に沿
う位置として、チェーン8により牽引されて移動し、管
路の底面5に溜まった被搬送物をブレード10の先端側
で掻き出し搬送することができる。
【0013】また、ブレード10の外周は円形に設定さ
れているので、管路の内周面で押されて旋回し、また、
チェーン8の捻れで反対方向に旋回するが、旋回後の基
本位置は前記のようにブレード10の先端が管路の底面
5と接する位置となって移送される。
【0014】図5には、重量部の異なる押動部材の実施
例を示す。このブレード20は、チェーン8との連結側
の縁部の厚みを、取付けやすいように薄く(前記実施例
のブレード基部12とほぼ同じ厚みに)設定し、漸次先
端に向かって搬送方向後方へ厚みを厚くするテーパ形と
した一体の鋼材を用いており、その厚肉部分を重量部2
3としている。これによっても、前記実施例と同様にブ
レード20の先端側を重く設定することができ、同様の
作用を奏することができる。
【0015】上記各実施例では、押動部材の一例として
ブレードを例示したが、押動部材は上記形状に限定され
ず、例えば搬送方向前方の中央側を窪むようにした球面
状としたもの、バケット状のもの等であってもよい。本
考案では、これらの場合に、押動部材の重心位置が押動
部材の中央より先端寄りとなり、先端側が下向きになる
ように重量部が形成されていればよい。また伝動部材
は、チェーンやワイヤその他の押動部材の縁部と連結さ
れて押動部材を牽引する線状に延びる伝動部材であれば
よく、押動部材は搬送ケースの管路内で旋回しなくても
よい。更に、駆動ヘッドの形状、その他のコンベヤの構
造も図示例に限定されるものでない。その他、この考案
は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を変
更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
【0016】
【考案の効果】この考案では、押動部材の先端側を無端
チェーン等の伝動部材との連結側よりも重くなるように
設定したので、搬送ケースの管路内で押動部材は先端を
管路の底面と接する姿勢となり、重量のある押動部材の
先端で底面上の被搬送物を掻き出すことができる。その
ため、従来、搬送が困難であったプレス打ち抜き屑や鋼
片等のような単重の重いものや滑りやすいものも、効果
的に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンベヤの一例を示す斜視図である。
【図2】押動部材の動きを示す断面図である。
【図3】押動部材の実施例を示す部分側面図である。
【図4】管路内でのブレードの姿勢を示す断面図であ
る。
【図5】異なる押動部材を示す部分断面図である。
【図6】従来のブレードを示す斜視図である。
【図7】従来のブレードを示す側面図である。
【符号の説明】
1 リンクコンベヤ 2 駆動ヘッド部 3 搬送ケース 5 管路の底面 8 リンクチェーン 10 ブレード 12 ブレード基部 13 重量部 20 ブレード 23 重量部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端に連結されたリンクチェーン等の
    端に連結された線状に延びる伝動部材と、該伝動部材に
    縁部が固着されると共に略円形の輪郭を有し略等間隔に
    複数取り付けられる押動部材とを有し、管路からなる搬
    送ケース内に掛け渡されて循環動するコンベヤにおい
    て、 押動部材が、伝動部材との固着側より離反した先端側
    に、押動部材の重心位置が押動部材の中央より先端寄り
    となるように重量部を形成してなることを特徴とする押
    動部材を備えたコンベヤ。
  2. 【請求項2】 コンベヤが無端のリンクチェーンを内装
    しており、押動部材の重量部が、押動部材の先端側の肉
    厚をリンクチェーンとの固着部分よりも厚く設定してな
    ることを特徴とする請求項1に記載の押動部材を備えた
    コンベヤ。
  3. 【請求項3】 押動部材が、伝動部材と固着する縁部側
    の厚みを薄くし、先端に向かって徐々に厚みを厚くして
    なることを特徴とする請求項2に記載の押動部材を備え
    たコンベヤ。
  4. 【請求項4】 コンベヤが無端のリンクチェーンを内装
    しており、押動部材の重量部が、押動部材の先端側に固
    着されるプレートからなっていることを特徴とする請求
    項1に記載の押動部材を備えたコンベヤ。
JP1993021696U 1993-04-01 1993-04-01 押動部材を備えたコンベヤ Expired - Lifetime JP2594831Y2 (ja)

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