JP2594363Y2 - 無人搬送車 - Google Patents

無人搬送車

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JP2594363Y2
JP2594363Y2 JP1992045835U JP4583592U JP2594363Y2 JP 2594363 Y2 JP2594363 Y2 JP 2594363Y2 JP 1992045835 U JP1992045835 U JP 1992045835U JP 4583592 U JP4583592 U JP 4583592U JP 2594363 Y2 JP2594363 Y2 JP 2594363Y2
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師丈 伊藤
寿夫 長屋
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は無人搬送車に関し、誘導
線の一部に不良があっても支障なく運行ができるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】無人搬送車は、各種の工場・倉庫・オフ
ィス等で部品・製品・小物などを搬送する装置である。
無人搬送車を走行路に沿い無人で誘導して走行させる方
式としては、光誘導式や電磁誘導式など各種方式があ
る。
【0003】ここで図6及び図7を基に、光誘導式のう
ち検出部にイメージセンサを用いた従来技術を説明す
る。この無人搬送車1は車体本体4に1つの前輪2と2
つの後輪3,3を備えている。また検出部としてライン
型のイメージセンサ5を、車体本体4の前側の底面,ま
たは操舵軸に備えている。イメージセンサ5は、コピー
機等に用いられている汎用のイメージセンサ(光電素子
を直線状に配列したもの)であり、一次元の画像データ
を光量の度合で読み出すことができる。更にイメージセ
ンサ5で検出する路面を一定の明るさに照明する発光ダ
イオードランプ6を、車体本体4の底面に備えている。
一方、路面に対しコントラストを付けた誘導線7(例え
ば路面が暗い場合には白線)を誘導路に沿い描いてい
る。
【0004】イメージセンサ5が誘導線7の上方に位置
している場合に、イメージセンサ5から画像信号を取り
出して画像処理すると、光量とイメージセンサの素子並
び方向との関係は図8に示すようになる。そこで、光量
の多い部分を求めその中心位置を計算することにより、
イメージセンサ上での誘導線位置を検出できる。つまり
光量の多い位置が誘導線位置に対応しているのである。
この処理をリアルタイムで行うとともに、誘導線の検出
位置がイメージセンサ5の中央位置(この位置は車体本
体4の中央位置に一致している)になるように操舵制御
を行うことにより、誘導線7に沿い無人走行することが
できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで図9(a)に
示すように誘導線7が欠けていたり汚れているときに、
イメージセンサ5がα位置に達すると、イメージセンサ
5の画像信号出力は図9(b)に示すように平坦にな
る。このようなときにはイメージセンサ5からの画像信
号を画像処理しても誘導線の位置を検出することはでき
ない。
【0006】また図10(a)に示すように誘導線7の
近くに明るい(白色などの)ゴミ8等が落ちているとき
に、イメージセンサ5がβ位置に達すると、イメージセ
ンサ5の画像信号出力は図10(b)に示すようにピー
クが2つ出てくる。このようなときにイメージセンサ5
からの画像信号を画像処理すると、2つのピーク位置の
うちどちらが誘導線位置であるのか判定できない。
【0007】上述したように従来では誘導線7の一部に
欠陥があると誘導線位置が検出できなくなり、正確な誘
導走行ができない場合があった。
【0008】本考案は、上記従来技術に鑑み、誘導線の
一部に不良があっても良好な誘導走行ができる無人搬送
車を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案の構成は、路面に対しコントラストを付けた誘導線を
検出しつつ走行する無人搬送車において、前記誘導線を
撮影して画像信号を出力するライン型のイメージセンサ
と、無人搬送車の走行距離を検出して距離信号を出力す
る距離センサと、前記画像信号を一定のサンプリング期
間毎に取り込んで画像処理することによりイメージセン
サ上での物体の位置を検出するとともに、前記距離信号
から走行距離を求め、物体の検出位置と走行距離とを対
として記憶し、各サンプリング期間において、当該サン
プリング期間にて対として記憶した物体の検出位置と走
行距離と、当該サンプリング期間よりも前にて対として
記憶した物体の検出位置と走行距離と、を比較すること
により、誘導線の位置を検出するとともに誘導線が切れ
ている場合には誘導線が存在すべき位置を推定し更に部
分的に切れていた誘導線の続きの位置を検出し、また、
各サンプリング期間において、当該サンプリング期間に
て対として記憶した物体の検出位置と走行距離と、あら
かじめ設定した走行状態データとを比較することによ
り、誘導線の位置とゴミ,マーカー,分岐した誘導線と
を区別して検出する処理装置と、を備えたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】本考案では物体の検出位置と走行距離を用いて
継続処理することにより、誘導線の一部が切れていても
誘導線が本来存在すべき位置を推定して走行を行うこと
ができる。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。なお従来技術と同一機能を果す部分には同一
符号を付して説明をする。
【0012】図1は本考案の実施例に係る無人搬送車1
を示す。この無人搬送車1では、前輪2及び後輪3を有
する車体本体4に、イメージセンサ5及び発光ダイオー
ドランプ6を備えている。更に車体本体4には処理装置
10及び走行用制御装置12が搭載されるとともに、前
輪2の回転軸にはエンコーダ11が取り付けられてい
る。エンコーダ11は走行距離を検出するものであり距
離信号は処理装置10へ送られるとともに、イメージセ
ンサ5による画像信号は一定のサンプリング期間ごとに
処理装置10に送られる。
【0013】ここで処理装置10の動作を、フロー図で
ある図2及び図3を参照してまず説明し、その後に、誘
導線7の一部に不良等があったときに具体的にどのよう
な動作をするかを図4を参照して説明する。
【0014】処理装置10のメイン動作は図2に示すと
おりである。即ちステップ1にてイメージセンサ5から
所定のサンプリングタイミングで画像信号を取り込み、
ステップ2で画像処理をしてピーク出力位置を求める。
ステップ3でエンコーダ11から距離信号を入力し、ス
テップ4で継続処理をする。継続処理をすることによ
り、誘導線が一部切れていても誘導線位置を予想して決
めること等ができる。そしてステップ5にて誘導線位置
等を示す信号を走行用制御装置12に送る。走行制御装
置12は、誘導線の検出位置が車体本体の中心にくるよ
うに操舵制御をする。
【0015】処理装置10の継続処理動作は図3に示す
とおりである。即ち、継続処理がスタートし(ステップ
11)画像処理によりピーク出力があって物体を検出し
たとき(ステップ12)、この検出物体が前回サンプリ
ングして検出した物体とつながりがあるかどうかを判定
する(ステップ13)。つながりがあるときにはその物
体の位置と長さを保存し(ステップ14)、つながりが
ないときには検出物体を新規の物体として登録する(ス
テップ15)。この処理を画像データが無くなるまで行
い(ステップ16)、画像データが無くなったら、ステ
ップ17にて、物体の数・位置・長さより誘導線、マー
ク等の判定をし、分岐のときは誘導線の選択をする。
【0016】次に図4に示す誘導線7に沿い原点位置0
からγ方向に走行していったときの具体的な処理動作を
説明する。
【0017】無人搬送車1が原点0から出発すると、エ
ンコーダ11から距離信号が出力され、処理装置10は
距離信号を基に原点位置0からの走行距離Lを検出す
る。また一定のサンプリング期間毎にイメージセンサ5
による画像信号が処理装置10へ取り込まれ、処理装置
10は画像処理して床面上の物体を検出する。
【0018】イメージセンサ5がA位置(図4参照)に
達したときには図5(a)に示すような画像信号が出力
され、これを画像処理することにより、イメージセンサ
5上における誘導線7の検出位置P1(図4)を求める
ことができる。そして検出位置P1と走行距離L1が記
憶される。以降各サンプリングごとに同様な処理が行な
われ、例えばB位置では検出位置P2と走行距離L2が
記憶され、しかもP1とP2がほぼ等しいので位置P
1,P2にある物体は同一の物体、即ち誘導線7である
と判定する。
【0019】C位置では検出位置P3と走行距離L3が
検出されて記憶される。ところが誘導線7が一部切れて
いるD位置では画像信号は図5(b)に示すように平坦
となり誘導線位置の検出はできなくなるが走行距離L4
から判断すると誘導線が存在しないといけないので、処
理装置10は検出位置P3あたりに誘導線が存在すると
推定し位置P4(これはP3及びこれより以前に検出し
た位置から推定した位置)を出力する。
【0020】E位置では検出位置P5と走行距離L5が
検出される。このとき検出位置P5とP3の位置がほぼ
等しく、且つP5,P3間の距離L35があらかじめ決
めた許容値以下であるので、検出位置P5にある物体
は、P3で検出したものと同じ物体、つまり誘導線であ
ると判定する。
【0021】明るい(白色などの)ゴミ8のあるF位置
では、画像信号は図5(c)に示す波形となり位置P
6,Q6が検出されるとともに走行距離L6が検出され
る。位置P6にある物体は誘導線7であると判定され、
位置Q6にある物体は新たな物体であるとして登録され
る。このとき、あらかじめ設定した走行状態データを参
照すると走行距離L6の位置には別物体を設けていない
と判断できるので、Q6にある物体はゴミ8であると判
定する。
【0022】明るい(白色などの)マーカー9のあるG
位置では、画像信号は図5(c)に示す波形となり位置
P7,Q7が検出されるとともに走行距離L7が検出さ
れる。位置P7にある物体は誘導線7であると判定さ
れ、位置Q7にある物体は新たな物体であるとして登録
される。このとき、あらかじめ設定した走行状態データ
を参照すると走行距離L7の位置にはマーカー9を設置
していると判断できるので、Q7にある物体はマーカー
9であると仮の判定をする。
【0023】なおマーカー9の長さLMはあらかじめわ
かっているため、マーカー9の途中が切れていたり汚れ
たりしてマーカー位置を検出することができないときに
は、誘導線が切れているときに用いたのと同じ手法を用
い、マーカー位置を推定して出力する。
【0024】H位置を過ぎるとマーカー9を検出できな
くなる。そして位置G,H間の距離を検出し、この距離
がLMであるときには、検出物体がマーカーであること
の確定的な判定をして、判定結果を出力する。
【0025】誘導線7が分岐しているI位置では、画像
信号は図5(d)に示す波形となり位置P8,P9が検
出されるとともに走行距離L8が検出される。位置P
8,P9にある物体は新たな物体であるとして登録され
る。このとき、あらかじめ設定した走行状態データを参
照すると走行距離L8の位置では分岐があると判断でき
るので、位置P8,P9にある物体は分岐した誘導線7
であると判定できる。そして、あらかじめ設定したプロ
グラムにより、一方の誘導線7を選択する。
【0026】
【考案の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本考案によれば、画像処理により得た物体の検出位
置と、走行距離を用いて継続処理を行うことにより、誘
導線を正確に検出できるとともに、その一部が欠けてい
ても誘導線の位置を推定して走行することができる。ま
た、分岐選択やマーカー検出といった高度な検出もでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の無人搬送車を示す構成図。
【図2】処理装置のメインフローを示すフロー図。
【図3】処理装置の継続処理を示すフロー図。
【図4】誘導線の一例を示す平面図。
【図5】イメージセンサでの光量とイメージセンサの素
子の並び方向との関係を示す特性図。
【図6】従来の無人搬送車を示す構成図。
【図7】従来の無人搬送車を示す平面図。
【図8】イメージセンサでの光量とイメージセンサの素
子の並び方向との関係を示す特性図。
【図9】誘導線の欠陥とそのときの信号状態を示す説明
図。
【図10】誘導線の欠陥とそのときの信号状態を示す説
明図。
【符号の説明】
1 無人搬送車 2 前輪 3 後輪 4 車体本体 5 イメージセンサ 6 発光ダイオードランプ 7 誘導線 8 ゴミ 9 マーカー 10 処理装置 11 エンコーダ 12 走行用制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05D 1/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面に対しコントラストを付けた誘導線
    を検出しつつ走行する無人搬送車において、 前記誘導線を撮影して画像信号を出力するライン型のイ
    メージセンサと、 無人搬送車の走行距離を検出して距離信号を出力する距
    離センサと、 前記画像信号を一定のサンプリング期間毎に取り込んで
    画像処理することによりイメージセンサ上での物体の位
    置を検出するとともに、前記距離信号から走行距離を求
    め、物体の検出位置と走行距離とを対として記憶し、各
    サンプリング期間において、当該サンプリング期間にて
    対として記憶した物体の検出位置と走行距離と、当該サ
    ンプリング期間よりも前にて対として記憶した物体の検
    出位置と走行距離と、を比較することにより、誘導線の
    位置を検出するとともに誘導線が切れている場合には誘
    導線が存在すべき位置を推定し更に部分的に切れていた
    誘導線の続きの位置を検出し、また、各サンプリング期
    間において、当該サンプリング期間にて対として記憶し
    た物体の検出位置と走行距離と、あらかじめ設定した走
    行状態データとを比較することにより、誘導線の位置と
    ゴミ,マーカー,分岐した誘導線とを区別して検出する
    処理装置と、 を備えたことを特徴とする無人搬送車。
JP1992045835U 1992-07-01 1992-07-01 無人搬送車 Expired - Lifetime JP2594363Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0611005U JPH0611005U (ja) 1994-02-10
JP2594363Y2 true JP2594363Y2 (ja) 1999-04-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3021875B2 (ja) * 1991-10-29 2000-03-15 日立機電工業株式会社 無人搬送車の誘導方法

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JPH0611005U (ja) 1994-02-10

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