JP2594319Y2 - 自動ドアの物体検知装置 - Google Patents

自動ドアの物体検知装置

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JP2594319Y2
JP2594319Y2 JP1992059625U JP5962592U JP2594319Y2 JP 2594319 Y2 JP2594319 Y2 JP 2594319Y2 JP 1992059625 U JP1992059625 U JP 1992059625U JP 5962592 U JP5962592 U JP 5962592U JP 2594319 Y2 JP2594319 Y2 JP 2594319Y2
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玲滋 桑島
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株式会社本田電子技研
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動ドアの開閉路中の
物体の有無を検知する物体検知装置に関し、特に詳しく
言うと、自動ドア近傍の床面の状況変化も検知して、自
動ドアの開閉を確実かつ安全に行なうことができるよう
にした自動ドアの物体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動ドアの開閉制御として、自動ドア近
傍に投光器とこの投光器からの光が対象物に反射して戻
ってきたのを受光する受光器とを設け、投光器からの光
を床面に照射し、受光器では床面から反射して戻ってき
た光の状態を監視するようにした光電反射型静止物体検
出装置がある。このような物体検出装置は、例えば通行
者等が自動ドアに近づいた時には、光は通行者に当って
反射するため、障害物がない状態の床面から反射した光
とは異なる反射レベルを受光器は受光することになる。
受光器側ではこの反射レベル変化をキャッチして、ドア
付近に人がいると判定し、ドア制御装置にドアを開くよ
う指示信号を与える。ドア制御装置では指示信号により
予め設定された時間ドアを開かせ、その間に人が通行す
る。このような光電反射型静止物体検出装置は、床面と
いう静体を常時監視することは、子供等のように背丈の
低い通行者や台車等を確実に検出でき、子供や台車がド
ア近傍に立ってもドアを自動的に開けることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、床面は
周囲環境の変化に応じて光の反射レベルが変化してしま
う。すなわち、玄関マットを施設した場合その素材や色
彩によって反射レベルが異なってしまい、玄関マットに
よってドア近傍に障害物があると判断して常時ドアを開
いた状態にしてしまう。また、雨や雪が吹き込んでも反
射レベルは変化してしまう。これら種々の環境変化に対
しても誤動作することがないように反射レベルを設定す
ることは事実上困難である。
【0004】この欠点を解消するため、従来より床面よ
り一定の高さ以上の物体でないと検知しないようにする
ことが行なわれている。これは床面から反射して受光器
に受光する反射レベルは予め設定できるので、その反射
レベルより大きい反射レベルで反射した光、例えば床面
から50cmのところで反射した場合の反射レベルを基
準値とし、それより小さい反射レベルをもって反射する
光はキャンセルするようにすればよい。この方法によ
り、床面の環境変化によって誤動作するのを防止するこ
とができるが、例えば50cm以下の高さの台車を押し
ながらドアに人が近づいた場合、台車は検知されず、人
を検知して初めて開くため、台車がドアに当るまで近づ
いてもドアが開かないというような不都合が発生する。
【0005】そこでこの考案の目的は、床面の環境変化
によって誤動作することなく、また台車等背丈の低い物
体の進入も確実に検出して自動ドアを開閉することがで
きる自動ドアの物体検知装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、自動ドアの近傍に物体が近づいたこと
を検知する自動ドアの物体検知装置において、前記自動
ドアの近傍の第1床面エリアに光を照射し、その反射レ
ベルの変化を監視し、レベル変化が生じた時に検知信号
を出力する動体検知手段と、前記第1床面エリアと前記
自動ドアとの間の第2床面エリアに向けて光を照射し、
その照射部に前記物体が存在している時に検知信号を出
力する静体検知手段と、前記動体検知手段と前記静体検
知手段とからの検知信号に基づいて前記自動ドアを開閉
制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前記動体検
知手段から検知信号が入力された時点から所定時間計時
し、その計時期間の間に上記静体検知手段から検知信号
が入力されたときに、前記自動ドアに対して開放指示信
号を出力することを特徴としている
【0007】
【作用】上述のように構成することにより、例えば背丈
の低い物体を押しながら自動ドアに近づいた時、動体検
知手段により背丈の低い物体が検知され、人は静体検知
手段により検知され、それぞれ出力信号を出す。制御手
段はこれら動体検知手段と静体検知手段の2つ手段から
信号が印加されると、自動ドアを開くための指示信号を
出力する。したがって、まず背丈の低い物体が先に自動
ドアに近づき、次いで人が近づくような場合でも、物体
が自動ドアに当る前に、開放させることができ、安全に
通過することができる。この場合、制御手段は動体検知
手段からの検知信号が入力された時点で所定時間計時
し、その計時期間の間に静体検知手段からの検知信号が
あったときに、ドア開放信号を出力するようにしている
ため、ただ単に自動ドアの近傍を通り過ぎるような物体
に対してはドアを開けない。すなわち、無用にドアが開
かれることはない。
【0008】
【実施例】以下、この考案の自動ドアの物体検知装置を
図面に示す一実施例について説明すると、図1は電気的
な構成を示すブロック線図であり、図2は自動ドア周り
を一部を切断して示す側面図である。自動ドア1は図2
において手前方向にスライドする引戸タイプを例に取っ
ている。物体検知装置2は自動ドア1の上部に位置する
無目3に設けられ、自動ドア1の入口側に光を投光し、
かつ反射光を受光するように設けられている。なお、図
示していないが、自動ドア1の反対側にも同様に物体検
知装置2を設けて、反対側から自動ドア1に近づく物体
を検知するようにすることは勿論である。
【0009】物体検知装置2は、図1に示すように、自
動ドア1からある程度の距離をおいた床面4に第1光ビ
ーム11を照射する発光ダイオード等で構成された第1
発光素子12と、自動ドア1と第1光ビーム11との間
の床面4に第2光ビーム13を照射する同じく発光ダイ
オード等で構成された第2発光素子14と、第1発光素
子12から床面4に照射された第1光ビーム11の反射
光である第1光ビーム11aを受光するフォトダイオー
ド等で構成された第1受光素子15と、第2発光素子1
4から床面4に照射された第2光ビーム13の反射光で
ある第2光反射ビーム13aを受光するフォトダイオー
ド等で構成された第2受光素子16とを有している。第
1発光素子12と第2発光素子14は駆動回路17から
の出力によりオンオフ制御されるトランジスタ18,1
9により点灯制御されている。第1受光素子15と第2
受光素子16の出力はアンプ21を介して切換回路22
に印加される。切換回路22はアンプ21を動体検知回
路23あるいは静体検知回路24に選択的に接続するた
めのスイッチング回路である。動体検知回路23は第1
光ビーム11の照射路中に物体が存在して遮光されて第
1光ビーム11を第1受光素子15が受光した時その反
射レベルに変化があった場合に出力を出すものであり、
静体検知回路24は床面4に照射された第2光ビーム1
3の反射光である第2光反射ビーム13aを常時監視
し、第2光ビーム13が物体等に反射して受光した第2
光反射ビーム13aの反射レベルがある一定レベル以上
になった時に出力を出すものである。
【0010】動体検知回路23および静体検知回路24
の各出力側は制御回路25に接続されている。制御回路
25は駆動回路17および切換回路22にも接続され、
駆動回路17の動作制御と切換回路22の動作制御を行
なうとともに、動体検知回路23と静体検知回路24か
らの信号の処理を行なう。制御回路25はまた、動体検
知回路23からの出力信号が印加された時、予め設定さ
れた時間出力信号を出すためのタイマーを内蔵し、この
予め設定された時間内に静体検知回路24の出力信号が
印加された時にその出力端子26から、図示しない自動
ドアの開閉制御装置にドアの開放を指示する信号を出力
する。自動ドアの開閉制御装置は自動ドア1の開放を指
示する信号が制御回路25から印加された時、予め設定
された時間だけ自動ドア1を開放し、所定時間経過後、
制御回路25から開放を指示する信号が印加されていな
い場合は自動ドア1を閉める。自動ドアの開閉制御装置
は従来の機構がそのまま使用できるので、その詳細な説
明は省略する。
【0011】したがって、今、図2に示すように、台車
5を押しながら人6が自動ドア1に近づいたとすると、
まず台車5に第1発光素子12からの第1光ビーム11
が照射され、動体検知回路23は第1光反射ビーム11
aの反射レベルの変化を測定する。この反射レベルの変
化によって、動体検知回路23は物体の検知を表わす信
号を制御回路25に印加する。制御回路25はこれを受
けてタイマーを動作させる。一方、人6はその間にも前
進していくので、今度は第2発光素子14からの第2光
ビーム13が台車に照射される。第2光ビーム13は静
体検知用の光ビームなので、台車5等は検知しないが、
静止した人6を検知して静体検知回路24は出力信号を
制御回路25に印加する。動体検知回路23によるタイ
マー動作中にこの静体検知回路24からの出力信号が制
御回路25に印加されることにより、制御回路25の出
力端子26から自動ドアの開閉制御装置に自動ドア1の
開放を指示する信号が出力され、自動ドア1は開く。し
たがって、台車5が自動ドア1に当る前に自動ドア1が
開くので、人6より低い物体が前にあっても、確実に自
動ドア1を開けることができる。また、制御回路25の
タイマーにより動体検知回路23の検知エリアで一旦立
ち止まり、再び移動した場合でも、確実に自動ドア1を
開かせることができる。
【0012】なお、上述実施例では静体検知回路24用
の光も無目3から下方に照射するようにしているが、方
立の適宜な高さの所から水平に光を照射するようにして
もよく、天井内に埋め込んで下方に光を照射するように
してもよい。また、自動ドア1から遠い床面4を動体検
知回路23で監視し、自動ドア1に近い部分を静体検知
回路24で監視するようにしているが、その逆に配置し
てもよい。勿論、単に人のみの出入りでも、動体検知回
路23そして静体検知回路24の順で検知されるので、
自動ドア1を開かせることができる。更に、フォトダイ
オードや発光ダイオードを複数個使用することにより、
あるいは光ビームをレンズで分割するようにすれば、検
知エリヤを広く形成することができるとともに、立体的
にも形成することもできる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、台車などの背丈の低い物体を押しながら自動ドアに
近づいたとしても、その物体は動体検知手段で確実に検
知することができる。したがって、まず背丈の低い物体
が先に自動ドアに近づき、次いで人が近づく場合でも、
物体が自動ドアに当る前に、ドアを開放させることがで
きる。また、ただ単にドアの近傍を通り過ぎるような物
体に対してドアが開かれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例における電気的な構成を示
すブロック線図である。
【図2】この実施例の自動ドア周りを一部を切断して示
す側面図である。
【符号の説明】
1 自動ドア 2 物体検知装置 4 床面 5 台車 6 人 12 第1発光素子 14 第2発光素子 15 第1受光素子 16 第2受光素子 22 切換回路 23 動体検知回路 24 静体検知回路 25 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01H 35/00 H01H 35/00 Z H03K 17/945 H03K 17/945 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 13/18 E05F 15/20 G01S 15/02 G01V 11/00 G08B 13/181 H01H 35/00 H03K 17/945

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動ドアの近傍に物体が近づいたことを
    検知する自動ドアの物体検知装置において、 前記自動ドアの近傍の第1床面エリアに光を照射し、そ
    の反射レベルの変化を監視し、レベル変化が生じた時に
    検知信号を出力する動体検知手段と、前記第1床面エリ
    アと前記自動ドアとの間の第2床面エリアに向けて光を
    照射し、その照射部に前記物体が存在している時に検知
    信号を出力する静体検知手段と、前記動体検知手段と前
    記静体検知手段とからの検知信号に基づいて前記自動ド
    アを開閉制御する制御手段とを備え、前記制御手段は前
    記動体検知手段から検知信号が入力された時点から所定
    時間計時し、その計時期間の間に上記静体検知手段から
    検知信号が入力されたときに、前記自動ドアに対して開
    放指示信号を出力することを特徴とする自動ドアの物体
    検知装置。
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