JP2594181Y2 - 油圧ラインのごみ取り装置 - Google Patents

油圧ラインのごみ取り装置

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JP2594181Y2
JP2594181Y2 JP1992003505U JP350592U JP2594181Y2 JP 2594181 Y2 JP2594181 Y2 JP 2594181Y2 JP 1992003505 U JP1992003505 U JP 1992003505U JP 350592 U JP350592 U JP 350592U JP 2594181 Y2 JP2594181 Y2 JP 2594181Y2
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union bolt
union
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hydraulic line
bolt
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郁雄 細川
康秀 山崎
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種機械の油圧ライン
中にその組立工程中などに介在していたごみを容易に取
り除くことができる油圧ラインに組み込むことができる
ごみ取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種機械類、例えば図5に概略を
示す農業用トラクタの油圧ラインのトランスミッション
12中で発生するごみは、油ポンプ1の吸入側に設けられ
たパイプ3, 5に介設されたカートリッジタイプ等のオ
イルフィルタ4で捕捉することが可能である。しかし、
このオイルフィルタ4以降のパイプ3, 2内にある組立
時のごみは捕捉できず、これらがパイプ3, 2から油圧
機器、例えばバルブ本体8に侵入すると、ごみがバルブ
等にかみ込むというトラブルを発生するという問題があ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一方、上記バルブ本体
8とパイプ2との接続部は、図6の拡大断面図に示すご
とく、パイプ2の終端を一体溶接したパイプジョイント
13に、内部に油路を設けたユニオンボルト6をねじ込ん
で接続しており、このユニオンボルト6の油路内にごみ
を取るためのフィルタ14を挿入した例があったが、この
場合、油路内のフィルタ14の出し入れが容易でなく、し
かも濾過面積の確保が難かしく、使用後すぐにフィルタ
14に目詰まりを生じ、交換回数が多くなって、メインテ
ナンス上および性能上の面で問題が多かった。
【0004】本考案は、前記従来の問題点を解決するた
めになされたものであり、油圧ライン中に介在する組立
時に入ったままのごみを簡易に取り出すことができ、し
かも比較的濾過面積も大きく確保できて、油圧機器類の
信頼性の向上がはかれる油圧ラインのごみ取り装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、本考案の油圧ラインのごみ取り装置
は、油圧ラインのパイプの油圧機器本体との接続部に設
けられるユニオンボルトの外周部の一部と、そのユニオ
ンボルトをねじ込むパイプジョイント部の内径との間
に、円筒状網状体を介在した油圧ラインのごみ取り装置
において、前記ユニオンボルトの内部にその軸線に沿っ
て油圧機器本体に通じる流路を形成し、この流路に連通
しかつユニオンボルトの前記外周部の一部に開口する少
なくとも2個のオイル通過穴をユニオンボルトの軸方向
に異なる位置に、かつ軸方向からみて直交するように
成すると共に、ユニオンボルトの外周部に円周状の突起
部を形成することにより構成される。
【0006】その網状体としては、適宜なメッシュを有
す円筒状の金網、または合成樹脂の成形体からなる円筒
状網状体やブリッスルを編組した円筒状網状体であって
も良い。
【0007】
【作 用】上記の構成からなるごみ取り装置は、従来パ
イプ終端部をオイル機器本体に接続するのに一般に使用
されている、パイプジョイント部と、ユニオンボルトと
の間に介設した円筒状網状体で、油圧ライン中のごみを
取るものであり、その網状体の取り付けおよび取り外し
が簡単に行なうことができる。
【0008】
【実 施 例】以下図面を参照して本考案の実施例を説
明するが、図1は本考案の実施例1の油圧ラインのごみ
取り装置の要部側断面図であり、図2は図1のごみ取り
用の網状体の斜視図である。このごみ取り装置は、図5
で示す従来例と同様のトラクターなどの油圧ライン中の
例えばパイプ2と、油圧機器本体であるバルブ本体8と
の接続部に設けられるユニオンボルト6と、そのユニオ
ンボルト6をねじ込むパイプジョイント13との間に適用
されるものであり、このユニオンボルト6の外周部の一
部と、パイプジョイント13の内径部との間に図2で示す
ような円筒状網状体11を介設したことを特徴としたもの
である。
【0009】なお、図1において、圧油Lは、矢印のご
とくパイプ2の終端部を溶接したパイプジョイント13内
から円筒状網状体11で濾過された後、ユニオンボルト6
内の油路を通り、バルブ本体8内に導入されるが、その
接続部での油洩れ防止のためガスケット9、10が介挿さ
れている。次に、図3および図4は実施例2のごみ取り
装置を示しており、図1の実施例とほぼ同様な油圧ライ
ンに適用されるものであり、図1と同じ部品はそれぞれ
同じ部品番号で示しているが、相違点は、ユニオンボル
ト6の円筒状網状体11と接する外周部にフィルタ変形阻
止用の円周状の突起部6Aを形成することにより、円筒
状網状体11がその中央部で圧油により変形するのを阻止
でき、その結果、濾過面積を十分に確保できる点であ
り、これにより円筒状網状体11に安価なものを使用でき
る。
【0010】また、ユニオンボルト6の内部に設けた油
路に連通する2個のオイル通過穴6Bが、ユニオンボル
ト6の軸方向に異なる位置に、しかも軸方向からみて、
90゜ずれるように、ないし直交するように形成されて
いるので、円筒状網状体11の濾過表面積をより有効に
活用できるという利点もある。
【0011】
【考案の効果】本考案の油圧ラインのごみ取り装置は、
油圧ラインのパイプの油圧機器本体との接続部に設けら
れるユニオンボルトの外周部の一部と、そのユニオンボ
ルトをねじ込むパイプジョイント部の内径との間に、円
筒状網状体を介在した油圧ラインのごみ取り装置におい
て、前記ユニオンボルトの内部にその軸線に沿って油圧
機器本体に通じる流路を形成し、この流路に連通しかつ
ユニオンボルトの前記外周部の一部に開口する少なくと
も2個のオイル通過穴をユニオンボルトの軸方向に異な
位置に、かつ軸方向からみて直交するように形成す
と共に、ユニオンボルトの外周部に円周状の突起部を形
成して構成されている。
【0012】従って、ユニオンボルトの外周部に円周状
の突起部を形成し、ユニオンボルトの外周部とパイプジ
ョイント部の内径との間に円筒状網状体を介在させるこ
とによって、円筒状網状体が突起部に支持されて油圧に
より変形することが防止でき、かつ円筒状網状体がユニ
オンボルトの外周部の表面と一定の間隙を保たれると共
に、ユニオンボルトの外周部に開口する少なくとも2個
のオイル通過穴をユニオンボルトの軸方向に異なる位置
に、かつ軸方向からみて直交するように形成したから、
円筒状網状体の濾過表面積の全体を偏りなく平均的にか
つ効率的に活用でき、円筒状網状体の寿命を大幅に延長
して、その交換の頻度を減少することができる。また、
ユニオンボルトの外周部に円筒状網状体を設けたから、
ユニオンボルトをパイプジョイント部から取り外せば、
円筒状網状体をユニオンボルトの外周部から直ちにかつ
容易に取り外して交換することができる。更に、円筒状
網状体のみを交換すれば済むので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の油圧ラインのごみ取り装置
の要部側断面図である。
【図2】図1の網状体の斜視図である。
【図3】本考案の実施例2のごみ取り装置の要部側断面
図である。
【図4】図3のユニオンボルトの側面図である。
【図5】従来のトラクタの油圧ラインを示す概略側面図
である。
【図6】図5に示す従来のバルブ本体要部拡大の側断面
図である。
【符号の説明】
2 パイプ 6 ユニオンボ
ルト 8 バルブ本体 11 円筒状網状
体 13 パイプジョイント部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−94910(JP,U) 実開 昭64−48112(JP,U) 実開 昭60−189696(JP,U) 実開 昭59−102114(JP,U) 実公 平5−43356(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 35/02 F15B 21/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ラインのパイプの油圧機器本体との接
    続部に設けられるユニオンボルトの外周部の一部と、そ
    のユニオンボルトをねじ込むパイプジョイント部の内径
    との間に、円筒状網状体を介在した油圧ラインのごみ取
    り装置において、前記ユニオンボルトの内部にその軸線
    に沿って油圧機器本体に通じる流路を形成し、この流路
    に連通しかつユニオンボルトの前記外周部の一部に開口
    する少なくとも2個のオイル通過穴をユニオンボルトの
    軸方向に異なる位置に、かつ軸方向からみて直交するよ
    うに形成すると共に、ユニオンボルトの外周部に円周状
    の突起部を形成した油圧ラインのごみ取り装置。
JP1992003505U 1992-02-03 1992-02-03 油圧ラインのごみ取り装置 Expired - Fee Related JP2594181Y2 (ja)

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JPH0563606U JPH0563606U (ja) 1993-08-24
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JPS59102114U (ja) * 1982-12-23 1984-07-10 東陶機器株式会社 ストレ−ナ付分岐金具
JPS60189696U (ja) * 1984-05-25 1985-12-16 松下電工株式会社 ストレ−ナ−付きジヨイント金具の接続構造
JPS6448112U (ja) * 1987-09-22 1989-03-24
JPH0543356Y2 (ja) * 1988-10-25 1993-11-01
JPH0294910U (ja) * 1989-01-17 1990-07-27

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