JP2593997B2 - エルビウムをドープした光ファイバを用いた光増幅器 - Google Patents
エルビウムをドープした光ファイバを用いた光増幅器Info
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Description
ステムに使用されるエルビウムをドープした光ファイバ
を用いた光増幅器に関する。
Wの小さい光ポンピング電力の場合にも、1. 5μm〜
1. 6μmのスペクトル領域の信号を簡単に通過させる
ことによって高い利得を与えることである。
に、光ポンピングのモード分配雑音(bruit mo
daux)に関係がある。従って、光ポンピングと増幅
すべき信号とがモノモードであるような基本的スキーム
に従って増幅器が動作し、増幅ファイバのモードの遮断
波長LP11がポンピングの波長を下回る値であるのが
好ましい。このため、ポンピングの波長は、0. 98±
0. 04μm及び1. 48±0. 04μmの2つのスペ
クトル領域に制限される。
た光増幅器は特に、以下の文献に記載されている: (1) R. J. LAMING、D. N. PAYNE、
F. MELI、G. GRASSO、E. J. TARBO
X、“Technical Digest onOpt
ical Amplifiers and their
Applications(光増幅器及びその応用に
関する技術的ダイジェスト)”、Optical So
ciety of America、Washingt
on、D. C. 、1990、Paper MB3; (2) J. F. MARCEROU、H. FEVRIE
R、J. AUGE、C.CLERGEAUD、S. LA
NDAIS、A. M. BRIANCON、B. JACQ
UIER、“Technical Digest on
OpticalAmplifiers and th
eir Applications(光増幅器及びその
応用に関する技術的ダイジェスト)”、Optical
Society of America、Washi
ngton D. C. 、1990、Paper MD
7; (3) W. I. WAY、A. C. VON LEHMA
N、M. J. ANDRESCO、M. A. SAIFI、
C. LIN、“Technical Digest o
n Optical Amplifiers and
their Applications(光増幅器及び
その応用に関する技術的ダイジェスト)”、Optic
al Society of America、Was
hington、D. C. 、1990、Paper T
U B3。
上回る量子効率を得ることができ、前記スペクトル領域
のいずれか一方をポンピング波長として使用し得る。
号パワーから入力信号パワーを減算した値とポンピング
電力との比として定義される増幅器の効率を考察する
と、全く違った結果が観察される。即ち、約0. 98μ
mでポンピングするときの増幅効率は約50%であり、
約1. 48μmでポンピングするときの増幅効率は約8
0%である。これらの値は、ポンピング波長における光
子のエネルギと信号の波長における光子のエネルギとの
比に起因する。従って、エルビウムをドープした光ファ
イバを有する増幅器を用いる場合、ポンピング電力が所
与の値のときには、0. 98μmでポンピングするより
も1. 48μmでポンピングするほうが多量のエネルギ
を抽出できることが理解されよう。
よれば、光増幅器によって与えられるノイズは、1. 4
8μmでポンピングするよりも0. 98μmでポンピン
グするほうが小さい。アナログ信号増幅のようないくつ
かの用途ではノイズは極めて重要なパラメータである。
きくし且つノイズをできるだけ小さくすることが可能な
エルビウムをドープした光ファイバを用いた増幅器を提
供することである。
ピング手段を含み、特に1. 5μm〜1. 6μmのスペ
クトル領域の信号を増幅するために使用される光増幅器
であって、前記光ポンピング手段が、0. 98±0. 0
4μmのスペクトル領域に含まれる少なくとも1つの波
長で送出する少なくとも1つの第1ソースと、1. 48
±0. 04μmのスペクトル領域に含まれる少なくとも
1つの波長で送出する少なくとも1つの第2ソースとを
含み、エルビウムをドープした光ファイバのコアのガラ
ス質マトリックスがゲルマニウム及びアルミニウムを含
有することを特徴とするエルビウムをドープした光ファ
イバを用いた光増幅器を提供することである。
2のソースは、ファイバを有するマルチプレクサを介し
て前記増幅器の入力及び出力に夫々接続され、対応する
ポンピングエネルギは、前記エルビウムをドープした光
ファイバの内部で互いに反対の方向に伝播される。
のソースは、ファイバを有するマルチプレクサを介して
前記増幅器の出力及び入力に夫々接続され、対応するポ
ンピングエネルギは、前記エルビウムをドープした光フ
ァイバの内部で互いに反対の方向に伝播される。
手段が、マルチプレクサによって前記増幅器の入力に接
続された第1及び第2のソースを含む。
て前記増幅器の出力に接続された第1及び第2のソース
を含む。
りなく、1. 5μm〜1. 6μmのスペクトル領域の信
号を用いると、出力電力とノイズとの極めて有利な折り
合いが得られることが知見された。
詳細な記載より本発明の別の特徴及び利点が明らかに理
解されよう。
光ファイバを用いた光増幅器1の概略図である。該増幅
器は入力2及び出力3を有する。Sinは1. 532μ
mの入力信号であり、Soutは出力信号である。光ポ
ンピングソースは、約0. 98μm(p1)及び約1.
48μm(p2)で送出するレーザダイオードである。
の特性、即ち、 −Al2 O3 、GeO2 をドープし更にエルビウムをド
ープしたシリカベースのコアを有するガラス質マトリッ
クスから成る、 −コア半径が1. 34μmである、 −シースとコアとの屈折率差Δn=28. 5×10-3で
ある −最大出力パワーに対応する長さを有する、などの特性
を有する。
及び5を夫々介して入力2及び出力3の処でドープファ
イバにエネルギソースp1及びエネルギソースp2が夫
々導入されている。
2の配置が図1の構成の配置の逆になっている。
2が、マルチプレクサ4、6及び5、7を夫々介して増
幅器1の入力と出力とに接続されている。
バを用いた3つの増幅器の利得G(dB)の変化を、約
1mW前後の電力を有する入力信号Sin(強い信号)
の関数として示すグラフである。信号SinをdBmで
示しており、点0は1mWに対応する。
ンピング電力を送出するレーザダイオードを用いた従来
技術の増幅器に対応する。
ンピング電力を送出するレーザダイオードを用いた従来
技術の増幅器に対応する。
送出するダイオードp1と、1. 48μmで7. 5mW
を送出するダイオードp2を用いた本発明の増幅器(図
1の構成)に対応する。
3つの増幅器の雑音指数レベルNF(dB)を示す。
数が、1. 48μmでポンピングされる増幅器よりも顕
著に低い値であり、0. 98μmでポンピングされる増
幅器とほぼ同等の値であることを示す。逆に、本発明の
増幅器の利得は、0. 98μmでポンピングされる増幅
器の利得をはるかに上回る値である。
い。
ソースと共に示す概略図である。
ソースと共に示す概略図である。
ソースと共に示す概略図である。
得G(dB)の変化を入力信号Sinの関数として示す
グラフである。
雑音指数NF(dB)の変化を入力信号Sinの関数と
して示すグラフである。
Claims (5)
- 【請求項1】 光ポンピング手段を含んでおり、特に
1. 5μm〜1. 6μmのスペクトル領域の信号を増幅
するために使用される光増幅器であって、前記光ポンピ
ング手段が、0. 98±0. 04μmのスペクトル領域
に含まれる少なくとも1つの波長で送出する少なくとも
1つの第1ソースと、1. 48±0. 04μmのスペク
トル領域に含まれる少なくとも1つの波長で送出する少
なくとも1つの第2ソースとを含み、エルビウムをドー
プした光ファイバのコアのガラス質マトリックスがゲル
マニウム及びアルミニウムを含有することを特徴とする
エルビウムをドープした光ファイバを用いた光増幅器。 - 【請求項2】 前記第1及び第2のソースが、ファイバ
を有するマルチプレクサを介して前記増幅器の入力及び
出力に夫々接続され、対応するポンピングエネルギが、
前記エルビウムをドープした光ファイバの内部で互いに
反対の方向に伝播されることを特徴とする請求項1に記
載の光増幅器。 - 【請求項3】 前記第1及び第2のソースが、ファイバ
を有するマルチプレクサを介して前記増幅器の出力及び
入力に夫々接続され、対応するポンピングエネルギが、
前記エルビウムをドープした光ファイバの内部で互いに
反対の方向に伝播されることを特徴とする請求項1に記
載の光増幅器。 - 【請求項4】 前記光ポンピング手段が、マルチプレク
サによって前記増幅器の入力に接続された第1及び第2
のソースを含むことを特徴とする請求項1に記載の光増
幅器。 - 【請求項5】 前記光ポンピング手段が更に、マルチプ
レクサによって前記増幅器の出力に接続された第1及び
第2のソースを含むことを特徴とする請求項4に記載の
光増幅器。
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