JP2593990B2 - ミッション冷却装置 - Google Patents

ミッション冷却装置

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JP2593990B2
JP2593990B2 JP30632591A JP30632591A JP2593990B2 JP 2593990 B2 JP2593990 B2 JP 2593990B2 JP 30632591 A JP30632591 A JP 30632591A JP 30632591 A JP30632591 A JP 30632591A JP 2593990 B2 JP2593990 B2 JP 2593990B2
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shaft
transmission
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case
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Inventor
俊朗 池田
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松山株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農作業機におけるミッシ
ョン冷却装置に係り、たとえば、ロータリー耕耘機にお
いて、そのロータリー作業体に出力してロータリー作業
体を回転駆動するミッション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロータリー耕耘機に用い
られるミッション装置としては、ミッションを内蔵する
とともにオイルを封入したミッションケースを有し、こ
のミッションケースに入力軸を回転自在に設け、この入
力軸の先端部の連結軸部をミッションケースから外方に
向かって突出するとともに、この入力軸を前記ミッショ
ンに連動連結し、このミッションの出力軸を前記入力軸
の突出方向とは異なる位置に設ける構成が採らえてい
る。そして、前記入力軸の連結軸部に、たとえば、トラ
クタのPTO軸に連結した動力伝達軸をスプライン嵌合
により連結するとともに、前記ミッションの出力軸にロ
ータリー耕耘機のロータリー作業体を連動連結し、ミッ
ションからの出力によってロータリー作業体を回転駆動
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構成では、入力軸
に入力した動力を出力軸に円滑に伝達するとともに、ミ
ッションの連動軸及び歯車類の摩耗・損傷を防ぐため
に、ミッションケースにはオイルが封入されているもの
であるが、ミッションを冷却する構成がないため、ミッ
ションすなわちオイルの温度が異常な高温に上昇した場
合には、ミッションの連動軸及び歯車類が摩耗・損傷す
ることがある。すなわち、ミッションのオイルの温度
は、通常摂氏100 度以下の条件下で作業をする必要があ
る。しかし、気温の高い地域での作業時や継続作業によ
っては、オイルの温度が摂氏100 度を超える異常に高い
温度に上昇することがある。このような場合には、ミッ
ションの連動軸及び歯車類が摩耗・損傷することがあ
る。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、ミッションを確実に冷却することができ、ミッ
ションの連動軸及び歯車類が異常な高温によって摩耗・
損傷することを確実に防止することができるミッション
冷却装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のミッシ
ョン冷却装置は、ミッションを内蔵したミッションケー
スと、このミッションケースに回転自在に設けられ先端
部の連結軸部をミッションケースから外方に向かって突
出するとともに前記ミッションに連動連結された入力軸
とからなり、前記ミッションケースには、外側部に間隔
をおいて多数のフィンを形成し、前記入力軸には、前記
連結軸部に前記ミッションケースに向けて送風するファ
ンを連結したものである。
【0006】請求項2の発明のミッション冷却装置は、
請求項1の装置において、ミッションケースには、入力
軸の連結軸部を突出した側部に連結軸部の外周部を被覆
する被覆部及びファンからの送風をミッションケースに
向けて案内する案内部を有するガイドカバーを取着した
ものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明のミッション冷却装置では、入
力軸の先端部の連結軸部が回転されると、この入力軸が
回転されるとともにミッションの連動軸及び歯車類が回
転され、このミッションの出力軸が回転される。そし
て、この出力軸からの動力によって、たとえば、ロータ
リー耕耘機のロータリー作業体が回転駆動される。そし
て、ミッションは、ミッションケースの多数のフィンの
放熱作用によって冷却される。また、入力軸の連結軸部
が回転されるとともに、この連結軸部に連結したファン
が回転され、このファンによる送風作用による送風によ
ってミッションケースが強制的に冷却される。したがっ
て、多数のフィンによる放熱作用及びファンによる冷却
作用によってミッションケースが常に冷却され、ミッシ
ョンケースの内部温度が異常な高温に温度が上昇するこ
とが防止される。
【0008】請求項2の発明のミッション冷却装置で
は、ガイドカバーの案内部の案内作用によってファンの
送風作用による送風がミッションケースに向けて効率よ
く行われる。また、ガイドカバーの被覆部によって入力
軸の連結軸部の外周部が被覆され、回転する連結軸部に
対する安全性が確保される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面に示す
ロータリー耕耘機に基づいて説明する。
【0010】図3において、1は左右方向に長い中空筒
状の主枠で、この主枠1の両端部には相対するチェーン
ケース2及びブラケット( 図示せず) の上端部が一体に
固着されているとともに、このチェーンケース2及びブ
ラケットの下端部間にはロータリー作業体3が回転自在
に軸架されている。このロータリー作業体3は、前記チ
ェーンケース2及びブラケットの下端部間に軸架された
耕耘軸4と、この耕耘軸4の軸方向周側部に放射状に突
設された多数の耕耘爪5とにより構成されている。ま
た、前記チェーンケース2及びブラケットの上部間には
前記ロータリー作業体3の上方部を被覆するカバー体6
が固着され、このカバー体6の後端部には整地体7が上
下回動自在に吊持されている。
【0011】また、前記主枠1の左右方向の両側部には
左右の連結アーム8が相対して前方に向かってそれぞれ
一体に突設され、この左右の連結アーム8の先端部にロ
アピン9が突設されている。また、前記左右の連結アー
ム8の上方部にはステー10を介してトップマスト11の中
間部が連結支持され、このトップマスト11の先端部には
連結部12が形成されているとともに、このトップマスト
11の後端部は後述するミッションケースの上部に連結さ
れている。
【0012】つぎに、前記主枠1の中間部にはミッショ
ン装置13が設けられている。このミッション装置13は、
前記主枠1に固着されたミッションケース14を有し、こ
のミッションケース14内の一側部には前後部に軸受体15
を介して入力軸16が回転自在に軸架されているととも
に、この入力軸16の先端部のスプライン軸からなる連結
軸部17が前記ミッションケース14から前方に向かって突
出されている。また、前記ミッションケース14内の他側
部には前後部に軸受体18を介して連動軸19が回転自在に
軸架され、この連動軸19は前記入力軸16に図示しない歯
車類を介して回転自在に連動連結されている。また、こ
の連動軸19には歯車類を介して出力軸20の一端部が回動
自在に連動連結され、この出力軸20は前記主枠1内に回
転自在に挿通され、この出力軸20の他端部は前記チェー
ンケース2の上端部内に回転自在に突出され、この突出
端部には無端チェーンなどの連動媒体を介して前記耕耘
軸4が回転自在に連動連結されている。そして、前記ミ
ッションケース14内に位置する入力軸16の一部、歯車
類、連動軸19及び出力軸20にてミッション21が構成され
ている。
【0013】また、前記ミッションケース14の外側部に
は、すなわち、前記入力軸16の連結軸部17を突出した前
側部には、その略全面に亘って上下方向に長い多数のフ
ィン22がそれぞれ間隔23をおいて左右方向に一体に突出
して形成されている。また、前記入力軸16の連結軸部17
には、前記ミッションケース14の前側部に向けて送風す
るファン24が連結されている。このファン24は、前記連
結軸部17に嵌挿した筒状の連結部25を有し、この連結部
25の周側部には多数の送風用の羽根26が放射状に一体に
突出されている。そして、このファン24は、その連結部
25から前記連結軸部17に対して捩込んだボルト27にて連
結軸部17に一体的に固着され、この連結軸部17の回転に
よって回転されるようになっている。
【0014】さらに、前記ミッションケース14の前側
部、すなわち、前記入力軸16を軸架した前部の軸受体15
の前側部には側面視略逆L字状に形成された支持枠27の
垂直片28の下端部がボルト29にて固着され、この支持枠
27の水平突片30の先端部にガイドカバー31が蝶ねじ32に
て着脱自在に連結されて支持されている。このガイドカ
バー31は、前記入力軸16の連結軸部17の外周部を大きく
離間した状態で被覆する円筒状の被覆部33と、この被覆
部33の前記ミッションケース14側の端部に外方に向かっ
て拡開して形成され前記ファン24からの送風を前記ミッ
ションケース14に向けて案内する案内部34とを有して一
体に形成されている。また、前記ミッションケース14の
後側上部に連結片35が一体に突出され、この連結片35に
前記トップマスト11の後端部が支軸36にて連結されてい
る。
【0015】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0016】トラクタ( 図示せず) の三点懸架機構に左
右の連結アーム8のロアピン9及びトップマスト11の連
結部12をそれぞれ連結するとともに、トラクタのPTO
軸に動力伝達軸( 図示せず) の一端部をスプライン嵌合
により連結するとともに、この動力伝達軸の他端部を入
力軸16の連結軸部17にスプライン嵌合により連結する。
この際、連結軸部17の外周部を被覆したガイドカバー31
の被覆部33は大きく形成されているので、この連結軸部
17に対する動力伝達軸の他端部の連結が容易であり、こ
れら相互の連結部はガイドカバー31の被覆部33によって
被覆され、かつ、その外周部が回転自在に被覆される。
【0017】そして、トラクタによってロータリー耕耘
機が牽引されるとともに、トラクタのPTO軸からの出
力によって動力伝達軸を介して入力軸16が回転される
と、ミッション21の出力軸20に連動媒体を介して連動連
結されたロータリー作業体3の耕耘軸4が回転され、ロ
ータリー作業体3の各耕耘爪5の回転によって圃場が順
次耕耘進行される。
【0018】前記の場合において、すなわち、入力軸が
回転されることによりミッション21の連動軸19及び歯車
類が回転されて発熱してもミッションケース14の多数の
フィン22の放熱作用によって高温となることがない。ま
た、入力軸16の連結軸部17が回転されるとともに、この
連結軸部17に連結したファン24の各羽根26が回転され、
この各羽根26による送風作用によってミッションケース
14が強制的に冷却される。この際、ガイドカバー31の案
内部34の案内作用によってファン24の各羽根26による送
風がミッションケース14に向けて集中的に効率よく放出
される。また、ガイドカバー31の被覆部33によって入力
軸16の連結軸部17及びこの連結軸部17に連結した動力伝
達軸の他端部との連結部分の外周部が被覆され、回転す
る連結部分に対する安全性が確保される。したがって、
多数のフィン22による放熱作用及びファン24による冷却
作用によってミッションケース14が常に冷却され、ミッ
ションケース14の内部温度が異常な高温に温度が上昇す
ることが防止される。
【0019】そうして、ロータリー作業体3にて順次耕
耘される耕耘土は整地体7にて順次平に整地される。こ
のようにして、圃場は順次耕耘砕土されるとともに、こ
れらの耕耘土は順次整地される。
【0020】前記実施例では、ミッション装置13は、ロ
ータリー耕耘機に用いる場合について説明したが、これ
に限らず、収穫機、掘取機、管理機等の各種農作業機に
用いることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ミッションケ
ースには外側部に間隔をおいて多数のフィンを形成する
とともに、入力軸の連結軸部には前記ミッションケース
に向けて送風するファンを連結したので、このフィン及
びファンによってミッションを確実に冷却することがで
き、ミッションの連動軸及び歯車類等が異常な高温によ
って摩耗・損傷することを確実に防止することができ
る。
【0022】請求項2の発明によれば、ミッションケー
スの連結軸部を突出した側部にガイドカバーを取着し、
このガイドカバーは、連結軸部を被覆する被覆部及びフ
ァンからの送風をミッションケースに向けて案内する案
内部を有するので、この案内部によってファンからの送
風をミッションケースに向けて効率よく確実に案内する
ことができ、ミッションの冷却効果を高めることがで
き、また、被覆部によって回転する連結軸部に対する危
険性を回避して安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すミッション冷却装置の
断面図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上ロータリー耕耘機に用いた場合のロータリ
ー耕耘機の側面図である。
【符号の説明】
14 ミッションケース 16 入力軸 17 連結軸部 21 ミッション 22 フィン 23 間隔 24 ファン 31 ガイドカバー 33 被覆部 34 案内部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションを内蔵したミッションケース
    と、このミッションケースに回転自在に設けられ先端部
    の連結軸部をミッションケースから外方に向かって突出
    するとともに前記ミッションに連動連結された入力軸と
    からなり、前記ミッションケースには、外側部に間隔を
    おいて多数のフィンを形成し、前記入力軸には、前記連
    結軸部に前記ミッションケースに向けて送風するファン
    を連結したことを特徴とするミッション冷却装置。
  2. 【請求項2】 ミッションケースには、入力軸の連結軸
    部を突出した側部に連結軸部の外周部を被覆する被覆部
    及びファンからの送風をミッションケースに向けて案内
    する案内部を有するガイドカバーを取着したことを特徴
    とする請求項1記載のミッション冷却装置。
JP30632591A 1991-11-21 1991-11-21 ミッション冷却装置 Expired - Lifetime JP2593990B2 (ja)

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JP4750371B2 (ja) * 2004-04-20 2011-08-17 住友重機械工業株式会社 減速機
JP5048823B2 (ja) * 2010-10-14 2012-10-17 住友重機械工業株式会社 減速機
JP6063288B2 (ja) 2013-02-15 2017-01-18 住友重機械工業株式会社 動力伝達装置
JP6198481B2 (ja) * 2013-06-26 2017-09-20 小橋工業株式会社 農作業機の変速装置
CN106817940B (zh) * 2016-12-30 2019-01-18 重庆市永川区望城机械厂 方便清理的微耕机
JP6618964B2 (ja) * 2017-08-22 2019-12-11 小橋工業株式会社 農作業機の変速装置、及び農作業機

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