JP2593795Y2 - 磁性流体軸受 - Google Patents

磁性流体軸受

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JP2593795Y2
JP2593795Y2 JP1993025323U JP2532393U JP2593795Y2 JP 2593795 Y2 JP2593795 Y2 JP 2593795Y2 JP 1993025323 U JP1993025323 U JP 1993025323U JP 2532393 U JP2532393 U JP 2532393U JP 2593795 Y2 JP2593795 Y2 JP 2593795Y2
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直樹 堀
博 安斉
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Nok Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁性流体を潤滑剤とし
て用いたすべり軸受タイプの磁性流体軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の磁性流体軸受としては、
例えば図13及び図14に示すようなものがある。ま
ず、図13に示した第1の従来の磁性流体軸受は、ラジ
アル荷重を支えるもので、非磁性材の軸101と、該軸
101の外周面と微小間隙103を介して配置した円筒
状磁力源としての円筒状永久磁石102と前記微小間隙
103に介在させた磁性流体104とから構成されたも
のである。
【0003】また、図14に示した第2の従来の磁性流
体軸受は、第1従来例と同様にラジアル荷重を支えるも
ので、円筒状磁力源としての円筒状永久磁石102′
と、円筒状永久磁石102′の両端面に接して設けた一
対の磁極片としての一対の円環状磁極片105と、円環
状磁極片105の内周面と微小間隙103を介して設け
た軸101と、円筒状永久磁石102′の内周面と円環
状磁極片105の内側面と軸101の外周面とで囲まれ
た空間106及び微小間隙103に介在させた磁性流体
104とから構成されたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術による磁性流体軸受には、以下の如き問題
点がある。すなわち、第1従来例の磁性流体軸受におい
ては、軸101を高速で回転させた場合、磁性流体10
4の粘性発熱による温度上昇が大きく、磁性流体104
の劣化や溶媒の蒸発が起こるため軸受の寿命が短くな
り、また、磁性流体104中に異物が混入した場合、円
筒状永久磁石102の内周面や軸101の外周面に損傷
を生じ軸受の寿命が短くなるという問題点がある。
【0005】次に、第1従来例の問題点を解消すべく、
円筒状永久磁石102′の内周面と一対の円環状磁極片
105の内側面と軸101の外周面とで囲まれた空間1
06(内部空間)に磁性流体104を介在させた第2従
来例の磁性流体軸受においては、第1従来例と比べて軸
101の高速回転時における磁性流体104の温度上昇
は小さくなるものの、微小間隙103に介在する磁性流
体104と内部空間106に介在する磁性流体104と
が入れ替わりにくいため、微小間隙103に介在する磁
性流体104の劣化が生じやすく、軸受の寿命が短くな
ると共に、微小間隙103内へ異物が混入した場合、内
部空間106側へ排出されにくいため軸受の寿命が短く
なるという問題点がある。
【0006】さらに、内部空間106を設けたため、微
小間隙103部分、すなわち、軸受面の面積が減少し負
荷能力が小さくなってしまうという問題点がある。
【0007】本考案は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、高
負荷能力かつ高回転精度で高速回転下においても長寿命
な磁性流体軸受を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案にあっては、円筒状磁力源と、該円筒状磁力
源の両端面に接して設けた一対の磁極片と、該磁極片と
微小間隙を介して設けた軸と、前記微小間隙に介在させ
た磁性流体とから成る磁性流体軸受において、前記円筒
状磁力源の内周面と前記一対の磁極片の内側面とで囲ま
れる空間に前記軸と微小間隙を介して対向するように多
孔質体を設け、該多孔質体の内部空隙および前記微小間
隙にも前記磁性流体を介在させると共に、前記軸の外周
面の前記多孔質体の両端部付近と対向する部分または、
前記多孔質体の内周面の両端部付近の少なくともいずれ
か一方に動圧発生用のスパイラルグルーブを設けたこと
を特徴とする。
【0009】そして、円筒状多孔質体磁力源と、該円筒
状多孔質体磁力源の内周面と微小間隙を介して設けた軸
と、該軸の外周面の前記円筒状多孔質体磁力源の両端部
付近と対向する部分または、前記円筒状多孔質体磁力源
の内周面の両端部付近の少なくともいずれか一方に設け
た動圧発生用のスパイラルグルーブと、前記微小間隙及
び前記円筒状多孔質体磁力源の内部空隙に介在させた磁
性流体とから成るものとしても良い。
【0010】
【作用】上記構成の磁性流体軸受にあっては、軸が回転
すると軸の外周面の多孔質体あるいは円筒状多孔質体磁
力源の両端部付近と対向する部分または、多孔質体ある
いは円筒状多孔質体磁力源の内周面の両端部付近の少な
くともいずれか一方に設けたスパイラルグルーブによっ
て動圧が発生して、磁性流体が微小間隙から多孔質体あ
るいは円筒状多孔質体磁力源の内部空隙へ流入し、再び
微小間隙に戻る循環流を生じるため、高速回転下におい
ても磁性流体の温度上昇が抑制されると共に、多孔質体
あるいは円筒状多孔質体磁力源がフィルターの役目を果
すため、磁性流体中に異物が混入しても、多孔質体ある
いは円筒状多孔質体磁力源の内部空隙内に閉じ込められ
て、微小間隙内に留まることが無く、軸受の長寿命化を
図ることができる。
【0011】また、スパイラルグルーブによって発生す
る動圧によって負荷能力及び回転精度が向上する。
【0012】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本考案の第1実施例を示している。この磁
性流体軸受はラジアル荷重を支えるもので、円筒状磁力
源としての円筒状永久磁石2と、該円筒状永久磁石2の
両端面に接して設けた一対の磁極片としての円環状磁極
片5と、該円環状磁極片5の内周面と、微小間隙3を介
して設けた非磁性材の軸1と、前記円筒状永久磁石2の
内周面と前記一対の円環状磁極片5の内側面とで囲まれ
る空間10に前記軸1の外周面との微小間隙3を介して
対向するように設けた多孔質体としての円筒状多孔質体
6と、該円筒状多孔質体6の内部空隙及び前記微小間隙
3に介在させた磁性流体4と、前記軸1の外周面の前記
円筒状多孔質体6の内周面の両端部より少し内側の付近
と対向する部分に設けた動圧発生用のスパイラルグルー
ブ7とから構成されたものである。
【0013】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、軸1が回転すると軸1の外周面に設けられたスパ
イラルグルーブ7のポンプ作用によって、微小間隙3の
スパイラルグルーブ7の外側部分に介在する磁性流体4
が軸方向中央部側へ押し込まれて微小間隙3の軸方向中
央部に位置する磁性流体4の圧力が上昇し、円筒状多孔
質体6の内周面の軸方向中央部より円筒状多孔質体6の
内部空隙へ磁性流体4が押し込まれる。押し込まれた磁
性流体4は、円筒状多孔質体6の内部空隙を通って、径
方向外周側へ流れ、外周面近傍で軸方向外側へ向い、端
面近傍で径方向内周側へ向って流れ、微小間隙3のスパ
イラルグルーブ7の外側部分に再び戻る。すなわち、図
1に矢印で示すような磁性流体4の循環流を生じる。
【0014】したがって、微小間隙3に介在する磁性流
体4が粘性発熱しても、円筒状多孔質体6の内部空隙内
で放熱し、冷却されるため、軸1が高速回転した場合に
おいても、磁性流体4の温度上昇が抑制される。また、
磁性流体4中に異物が混入しても、異物が磁性流体4と
一緒に微小間隙3から円筒状多孔質体6の内部空隙へ流
入し、内部空隙内に異物だけがトラップされて磁性流体
4が微小間隙3へ戻るため、円筒状多孔質体6がフィル
ターの役目を果たし、異物が微小間隙3に留まることが
無い。よって、軸受の長寿命化を図ることができる。
【0015】また、スパイラルグルーブ7によって発生
する動圧によって負荷能力が高くなり回転精度も高くな
る。
【0016】なお、本実施例では、スパイラルグルーブ
7を分離して2個設けた例を示したが、グルーブを延長
して両側からのグルーブが中央で接合したスパイラルグ
ルーブ、すなわち、ヘリングボーングルーブであっても
よい。また、本実施例では、スパイラルグルーブ7を軸
1の外周面側に設けたが円筒状多孔質体6の内周面側に
設けてもよく、場合によっては両方に設けても良い。
【0017】次に、本考案の第2実施例を図2に示す。
この磁性流体軸受は、磁極片としての円環状磁極片51
の内側面の、円筒状多孔質体6の端面と接する部分に、
径方向内周側に延びて内周面側に達する連通溝8を円周
4ヶ所に設けたものである。
【0018】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、連通溝8が設けてあるため、磁性流体4の循環流
(図2中矢印方向)がより流れ易くなると共に冷却効率
も高くなり、信頼性が向上する。その他の構成及び作用
については上記第1実施例と同様なので、同一の構成部
分については同一の符号を付して、その説明は省略す
る。なお、本実施例では連通溝8を円周4ヶ所に設けた
例を示したが、円周の少なくとも1ヶ所以上に設ければ
よく、これに限定されるものではない。
【0019】次に、本考案の第3実施例を図3に示す。
この磁性流体軸受は、磁極片としての円環状磁極片52
の内側面の、円筒状多孔質体6の端面の外周側付近と接
する部分に、軸方向内側に延びて円環状磁極片5の軸方
向中央部付近へ達し、そこから径方向内周側に延びて内
周面側へ達する連通孔9を円周4ケ所に設けたものであ
る。
【0020】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、連通孔9が設けてあるため、上記の第2実施例と
同様に磁性流体4の循環流(図3中矢印方向)がより流
れ易くなると共に冷却効率も高くなり、信頼性が向上す
る。その他の構成及び作用については上記実施例と同様
なので、同一の構成部分については同一の符号を付し
て、その説明は省略する。
【0021】なお、本実施例では、上記実施例と同様に
スパイラルグルーブ7を軸1の外周面の円筒状多孔質体
6の内周面の両端部より少し内側の付近と対向する部分
に設けた例を示したが、本実施例の場合には軸1の外周
面の円環状磁極片2の内周面の連通孔9開口部より少し
内側の付近と対向する部分にスパイラルグルーブ7を設
けても良い。このように構成すると微小間隙3のほぼ全
域で循環流を生じるため、より信頼性が向上する。
【0022】尚、上記各実施例では、円筒状磁力源とし
て円筒状永久磁石2を用いたものを例に取って説明した
が、円筒状永久磁石に限るものではなく、円筒状電磁石
等であっても良い。また、多孔質体と軸との微小間隙
磁極片と軸との微小間隙の寸法と同じものを例に取って
説明したが、特に同じである必要はない。
【0023】図4は本考案の第4実施例を示している。
尚、上記各実施例で説明した構成部分と同一の構成部分
で同一の作用を有するものには同一の符号を付けて説明
する。
【0024】この磁性流体軸受はラジアル荷重とスラス
ト荷重の両方向の荷重を支えるもので、円筒状磁力源と
しての円筒状永久磁石2と、該円筒状永久磁石2の両端
面に接して設けた一対の磁極片としての円環状磁極片5
3と、該円環状磁極片53の内周面と微小間隙3を介し
て対向すると共に該円環状磁極片53の内側面と微小間
隙3を介して対向する突出部11を有する軸1Aと、前
記円筒状永久磁石2の内周面と前記一対の円環状磁極片
53の内側面とで囲まれる空間10Aに前記軸1Aの突
出部11の外周面と微小間隙3を介して対向するように
設けた多孔質体としての円筒状多孔質体6と、前記軸1
Aの突出部11の外周面および外側面に設けた動圧発生
用のスパイラルグルーブ7,7′と、前記一対の円環状
磁極片53の内側面の前記円筒状多孔質体6の端面の外
周側付近と接する部分に軸方向内側に延びて前記円環状
磁極片53の軸方向中央部付近へ達し、そこから径方向
内周側に延びて内周面側へ達する円周方向4ヶ所に設け
た連通孔9と、該連通孔9および前記円筒状多孔質体6
の内部空隙および前記微小間隙3に介在させた磁性流体
4とから構成されたものである。
【0025】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、軸1Aが回転すると軸1Aの突出部11の外周面
および外側面に設けられたスパイラルグルーブ7,7′
のポンプ作用によって、スラスト側の微小間隙3と、ラ
ジアル側の微小間隙3のラジアル側スパイラルグルーブ
7の外側部分に介在する磁性流体4がラジアル側微小間
隙3の軸方向中央部側へ押し込まれて、この部分に位置
する磁性流体4の圧力が上昇し、円筒状多孔質体6の内
周面の軸方向中央部より円筒状多孔質体6の内部空隙へ
磁性流体4が押し込まれる。押し込まれた磁性流体4
は、円筒状多孔質体6の内部空隙を通って、径方向外周
側へ流れ、連通孔9を通って、円環状磁極片53の内周
面側より再び微小間隙3に戻る。すなわち、図4に太い
矢印で示すような磁性流体4の循環流を生じる。
【0026】したがって、微小間隙3に介在する磁性流
体4が粘性発熱しても円筒状多孔質体6の内部空隙内お
よび円環状磁極片53の連通孔9内で放熱し、冷却され
るため、軸1Aが高速回転した場合においても、磁性流
体4の温度上昇が抑制される。また、磁性流体4中に異
物が混入しても、異物が磁性流体4と一緒に微小間隙3
から円筒状多孔質体6の内部空隙へ流入し、内部空隙内
に異物だけがトラップされて磁性流体4が微小間隙3へ
戻るため、円筒状多孔質体6がフィルターの役目を果た
し、異物が微小間隙3に留まることが無い。よって、軸
受の長寿命化を図ることができる。
【0027】また、スパイラルグルーブ7,7′によっ
て発生する動圧によって負荷能力が高くなり回転精度も
高くなる。
【0028】なお、本実施例では、ラジアル側のスパイ
ラルグルーブ7を分離して2個設けた例を示したが、グ
ルーブを延長して両側からのグルーブが中央で接合した
スパイラルグルーブ、すなわちヘリングボーングルーブ
であっても良い。また、本実施例では、ラジアル側のス
パイラルグルーブ7とスラスト側のスパイラルグルーブ
7′を両方設けたが、少なくともいずれか一方を設けれ
ば良い。
【0029】また、本実施例では、スパイラルグルーブ
7,7′を軸1Aの突出部11の外周面および外側面側
に設けたが、反対側すなわち、円筒状多孔質体6の内周
面側および円環状磁極片53の内側面側に各々ラジアル
側のスパイラルグルーブ7およびスラスト側のスパイラ
ルグルーブ7′を設けても良く、場合によっては対向す
る面の両側に設けても良い。ただし、円筒状多孔質体6
の内周面側にスパイラルグルーブ7を設ける場合には、
その部分の表面の空孔を封止することが望ましい。
【0030】さらに、本実施例では連通孔9を円周4ヶ
所に設けた例を示したが、円周の少なくとも1ヶ所以上
に設ければよく、これに限定されるものではない。
【0031】次に、本考案の第5実施例を図5に示す。
この磁性流体軸受は、軸1Aの突出部11の外周面にス
パイラルグルーブ7の代わりにレイリーステップ12を
設けたものである。このように、ラジアル側にレイリー
ステップ12を設けるとラジアル方向の回転精度がさら
に向上する。その他の構成及び作用については、上記第
4実施例と同様なので、同一の構成部分については同一
の符号を付して、その説明は省略する。
【0032】次に、本考案の第6実施例を図6に示す。
この磁性流体軸受は、円筒状多孔質体6の内周面側に一
対のレイリーステップ12を離隔して設けると共に、円
筒状多孔質体6の内周面のレイリーステップ12の部分
およびそこより軸方向外側の部分に封止部13を設け、
さらに、軸1Aの突出部11の外周面の、一対のレイリ
ーステップ12の間の部分と対向する位置に撥油部14
を設けたものである。封止部13は、切削や研磨加工に
よって多孔質体表面の空孔を目潰しするか、封止剤(接
着剤等)を塗布または含浸させることによって形成すれ
ばよく、その他、コーティング(蒸着,メッキ等)や封
止材(金属,樹脂等)の貼り付け(埋設)によって形成
してもよい。また、撥油部14は、磁性流体4に対して
撥油性を示す撥油剤(例えば、フッ素系コーティング
剤)を塗布またはコーティングして形成すればよく、撥
油材(例えばフッ素系樹脂)を貼り付ける(埋設する)
ことによって形成してもよい。
【0033】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、円筒状多孔質体6の内周面の中央部付近を除いた
軸方向外側の部分に封止部13が設けてあるため、磁性
流体4が円筒状多孔質体6の内周面の中央部付近のみか
ら内部空隙へ流入し、径方向外周側,軸方向外側へ流れ
るため、磁性流体4が円筒状多孔質体6の内部空隙を通
過する距離が長くなり冷却効率がさらに高くなる。ま
た、軸1Aの突出部11の外周面の、一対のレイリース
テップ12の間の部分と対向する位置に撥油部14が設
けてあるため、レイリーステップ12の作用と無関係な
軸1Aの突出部11の外周面の中央部では、撥油部14
の表面で磁性流体4のすべりを生じ、せん断による磁性
流体4の粘性発熱が少なくなると共に損失トルクを低減
することができる。その他の構成および作用については
上記第4,第5実施例と同様なので、同一の構成部分に
ついては同一の符号を付してその説明は省略する。
【0034】尚、上記第4乃至第6実施例では、円筒状
磁力源として円筒状永久磁石2を用いたものを例にとっ
て説明したが、円筒状永久磁石に限るものではなく、円
筒状電磁石等であってもよい。
【0035】図7は本考案の第7実施例を示している。
尚、上記各実施例で説明した構成部分と同一の構成部分
で同一の作用を有するものには同一の符号を付けて説明
する。
【0036】この磁性流体軸受はラジアル荷重を支える
もので、円筒状多孔質体磁力源としての円筒状多孔質永
久磁石22と該円筒状多孔質永久磁石22の両端面に接
して設けた一対の磁極片としての円環状磁極片5と、前
記円筒状多孔質永久磁石22の外周面に設けた封止部1
3と、前記円筒状多孔質永久磁石22の内周面および前
記一対の円環状磁極片5の内周面と微小間隙3を介して
対向する軸1と、該軸1の外周面の前記円筒状多孔質永
久磁石22の内周面の両端部より少し内側の付近と対向
する部分に設けた動圧発生用のスパイラルグルーブ7
と、前記微小間隙3および前記円筒状多孔質永久磁石2
2の内部空隙に介在させた磁性流体4とから構成された
ものである。
【0037】円筒状多孔質永久磁石22は、内部空隙を
有する多孔質状の永久磁石であり例えば、磁石材料にポ
リマーを混合して成型した後に、ポリマーのみを蒸発ま
たは燃焼により除去することによって得られる。また、
封止部13は、切削や研磨加工によって円筒状多孔質永
久磁石22の表面の空孔を目潰しするか、封止剤(接着
剤等)を塗布または含浸させることによって形成すれば
よく、その他、コーティング(蒸着,メッキ等)や封止
材(金属,樹脂等)の貼り付けによって形成してもよ
い。なお、材質として磁性材を用いて封止部13を形成
すると磁気シールド効果をもつため外部への漏れ磁場が
小さくなる。
【0038】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、軸1が回転すると軸1の外周面に設けられたスパ
イラルグルーブ7のポンプ作用によって、微小間隙3の
スパイラルグルーブ7の外側部分に介在する磁性流体4
が軸方向中央部側へ押し込まれて微小間隙3の軸方向中
央部に位置する磁性流体4の圧力が上昇し、円筒状多孔
質永久磁石22の内周面の軸方向中央部より、円筒状多
孔質永久磁石22の内部空隙へ磁性流体4が押し込まれ
る。押し込まれた磁性流体4は、円筒状多孔質永久磁石
22の内部空隙を通って、径方向外周側へ流れ、外周面
近傍で軸方向外側へ向い、端面近傍で径方向内周側へ向
って流れ、微小間隙3のスパイラルグルーブ7の外側部
分に再び戻る。すなわち、図7に矢印で示すような磁性
流体4の循環流を生じる。
【0039】したがって、微小間隙3に介在する磁性流
体4が粘性発熱しても、円筒状多孔質永久磁石22の内
部空隙内で放熱し、冷却されるため、軸1が高速回転し
た場合においても、磁性流体4の温度上昇が抑制され
る。また、磁性流体4中に異物が混入しても、異物が磁
性流体4と一緒に微小間隙3から円筒状多孔質永久磁石
22の内部空隙へ流入し、内部空隙内に異物だけがトラ
ップされて磁性流体4が微小間隙3へ戻るため、円筒状
多孔質永久磁石22がフィルターの役目を果たし、異物
が微小間隙3に留まることが無い。よって、軸受の長寿
命化を図ることができる。
【0040】また、スパイラルグルーブ7によって発生
する動圧によって負荷能力が高くなり回転精度も高くな
る。
【0041】さらに、円筒状多孔質永久磁石22が永久
磁石と多孔質体の2つの機能を兼ね備えているため、永
久磁石と多孔質体を別々に設けた場合に比べて外径が小
さく軽量となり、部品点数削減によるコストダウンも図
れる。
【0042】なお、本実施例では、スパイラルグルーブ
7を分離して2個設けた例を示したが、グルーブを延長
して両側からのグルーブが中央で接合したスパイラルグ
ルーブ、すなわち、ヘリングボーングルーブであっても
よい。また、本実施例では、スパイラルグルーブ7を軸
1の外周面側に設けたが、円筒状多孔質永久磁石22の
内周面側に設けてもよく、場合によっては両方に設けて
もよい。ただし、円筒状多孔質永久磁石22の内周面側
にスパイラルグルーブ7を設ける場合には、その部分の
表面空孔を封止することが望ましい。
【0043】次に、本考案の第8実施例を図8に示す。
この磁性流体軸受は、円環状磁極片51の内側面の、円
筒状多孔質永久磁石22の端面と接する部分に、径方向
内周側に延びて内周面側に達する連通溝8を円周4ヶ所
に設けたものである。
【0044】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、連通溝8が設けてあるため、磁性流体4の循環流
がより流れ易くなると共に冷却効率も高くなり、信頼性
が向上する。その他の構成及び作用については上記第7
実施例と同様なので、同一の構成部分については同一の
符号を付して、その説明は省略する。なお、本実施例で
は連通溝8を円周4ヶ所に設けた例を示したが、円周の
少なくとも1ヶ所以上に設ければよく、これに限定され
るものではない。
【0045】次に、本考案の第9実施例を図9に示す。
この磁性流体軸受は、一対の円環状磁極片51の代わり
に円筒状多孔質永久磁石22の両端面および外周面に接
する突入部15を内周側に有する断面凹状回転体の磁極
片5′を設けると共に、該磁極片5′の突入部15の内
側面の、円筒状多孔質永久磁石22の端面の外周側付近
と接する部分に、軸方向内側に延びて軸方向中央部付近
へ達し、そこから径方向内周側に延びて内周面側へ達す
る連通孔9を円周4ヶ所に設けたものである。
【0046】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、連通孔9が設けてあるため、上記の第8実施例と
同様に磁性流体4の循環流がより流れ易くなると共に冷
却効率も高くなり、信頼性が向上する。また、磁極片
5′が円筒状多孔質永久磁石22の両端面および外周面
に接しているため、磁気シールド効果が高く、外部への
漏れ磁場が極めて小さくなる。その他の構成及び作用に
ついては上記第7,第8実施例と同様なので、同一の構
成部分については同一の符号を付して、その説明は省略
する。なお、本実施例では、上記第7,第8実施例と同
様にスパイラルグルーブ7を軸1の外周面の、円筒状多
孔質永久磁石22の内周面の両端部より少し内側の付近
と対向する部分に設けた例を示したが、本実施例の場合
には、軸1の外周面の、磁極片5′の内周面の連通孔9
開口部より少し内側の付近と対向する部分にスパイラル
グルーブ7を設けても良い。このように構成すると、微
小間隙3のほぼ全域で循環流を生じるため、より信頼性
が向上する。
【0047】次に、本考案の第10実施例を図10に示
す。この磁性流体軸受は、一対の円環状磁極片5や磁極
片5′を設けずに、外周面および両端面に封止部13を
設けた円筒状多孔質永久磁石22のみを用いたものであ
る。このように円筒状多孔質永久磁石22のみを用いた
場合には、構造が極めて簡単になるため、より小型化や
軽量化が図れると共に低コストとなる。なお、一対の円
環状磁極片5や磁極片5′を用いた場合に比べて外部へ
の漏れ磁場が大きくなるが、封止部13に磁性材を用い
ると磁気シールド効果により漏れ磁場を低減することが
できる。その他の構成及び作用については、上記各実施
例と同様なので、同一の構成部分については同一の符号
を付してその説明は省略する。
【0048】次に、本考案の第11実施例を図11に示
す。この磁性流体軸受はラジアル荷重とスラスト荷重の
両方向の荷重を支えるもので、円筒状多孔質永久磁石2
2と、該円筒状多孔質永久磁石22の両端面に接して設
けた一対の円環状磁極片54と、前記円筒状多孔質永久
磁石22の外周面に設けた封止部13と、前記一対の円
環状磁極片54の内周面と微小間隙3を介して対向する
と共に前記円筒状多孔質永久磁石22の内周面および前
記一対の円環状磁極片54の内側面と微小間隙3を介し
て対向する突出部11を有する軸1Aと、該軸1Aの突
出部11の外周面および外側面に設けた動圧発生用のス
パイラルグルーブ7,7′と、前記一対の円環状磁極片
54の内側面の前記円筒状多孔質永久磁石22の端面の
外周側付近と接する部分に軸方向内側に延びて中央部付
近に達し、そこから径方向内周側に延びて内周面側に達
する円周方向4ヶ所に設けた連通孔9と、該連通孔9お
よび前記円筒状多孔質永久磁石22の内部空隙および前
記微小間隙3に介在させた磁性流体4とから構成された
ものである。
【0049】このように構成した本実施例の磁性流体軸
受は、軸1Aが回転すると軸1Aの突出部11の外周面
および外側面に設けられたスパイラルグルーブ7,7′
のポンプ作用によって、スラスト側の微小間隙3と、ラ
ジアル側の微小間隙3のラジアル側スパイラルグルーブ
7の外側部分に介在する磁性流体4がラジアル側微小間
隙3の軸方向中央部側へ押し込まれて、この部分に位置
する磁性流体4の圧力が上昇し、円筒状多孔質永久磁石
22の内周面の軸方向中央部より円筒状多孔質永久磁石
22の内部空隙へ磁性流体4が押し込まれる。押し込ま
れた磁性流体4は、円筒状多孔質永久磁石22の内部空
隙を通って、径方向外周側へ流れ、連通孔9を通って、
円環状磁極片5の内周面側より再び微小間隙3に戻る。
すなわち、図11に太い矢印で示すような磁性流体4の
循環流を生じる。その他の構成および作用については、
上記各実施例と同様なので、同一の構成部分について
は、同一の符号を付してその説明は省略する。
【0050】なお、本実施例では、ラジアル側のスパイ
ラルグルーブ7とスラスト側のスパイラルグルーブ7′
を両方設けたが、少なくともいずれか一方を設ければ良
い。また、本実施例では、スパイラルグルーブ7,7′
を軸1Aの突出部11の外周面および外側面側に設けた
が、反対側すなわち、円筒状多孔質永久磁石22の内周
面側および円環状磁極片54の内側面側に各々ラジアル
側のスパイラルグルーブ7およびスラスト側のスパイラ
ルグルーブ7′を設けても良く、場合によっては対向す
る面の両側に設けても良い。ただし、円筒状多孔質永久
磁石22の内周面側にスパイラルグルーブ7を設ける場
合には、その部分の表面の空孔を封止することが望まし
い。また、本実施例では、一対の円環状磁極片54を用
いたが、これに変えて円筒状多孔質永久磁石22の両端
面および外周面に接する突入部を内周側に有する断面凹
状回転体の磁極片を用いてもよい。
【0051】次に、本考案の第12実施例を図12に示
す。この磁性流体軸受もラジアル荷重とスラスト荷重の
両方向の荷重を支えるもので、一対の円環状磁極片54
を設けずに、軸1Aの突出部11の外周面および外側面
と微小間隙3を介して対向する突入部15を内周側に有
する断面凹状回転体の多孔質永久磁石22′を設けると
共に、軸1Aの突出部11の外周面と対向する該多孔質
永久磁石22′の突入部15の内周面の中央部付近を除
いた部分と、該突入部15の内側面および多孔質永久磁
石22′の外周面と両端面に封止部13を設けたもので
ある。
【0052】このように断面凹状回転体の多孔質永久磁
石22′のみを用いた場合は、部品点数が少なくなり、
一層の小型化や軽量化が図れると共に低コストとなる。
その他の構成及び作用については、上記各実施例と同様
なので、同一の構成部分については同一の符号を付して
その説明は省略する。
【0053】尚、上記第7乃至第12実施例では、円筒
状多孔質体磁力源として円筒状多孔質永久磁石22を用
いたものを例にとって説明したが、円筒状多孔質永久磁
石に限るものではなく、円筒状多孔質体の電磁石等であ
ってもよい。
【0054】
【考案の効果】本考案は、以上の構成および作用を有す
るもので、軸の外周面の多孔質体あるいは円筒状多孔質
体磁力源の両端部付近と対向する部分または、多孔質体
あるいは円筒状多孔質体磁力源の内周面の両端部付近の
少なくともいずれか一方に設けたスパイラルグルーブで
発生する動圧によって、磁性流体が微小間隙から多孔質
体あるいは円筒状多孔質体磁力源の内部空隙へ流入し、
再び微小間隙へ戻る循環流を生じるため、高速回転下に
おいても磁性流体の温度上昇が抑制されると共に、磁性
流体中に混入した異物が多孔質体あるいは円筒状多孔質
体磁力源のフィルター作用によって微小間隙内に留まら
ないため、軸受の長寿命化を図ることができる。
【0055】また、スパイラルグルーブによって発生す
る動圧によって負荷能力が高くなり回転精度も高くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係る磁性流体軸受の
縦断面図である。
【図2】図2は本考案の第2実施例に係る磁性流体軸受
の縦断面図である。
【図3】図3は本考案の第3実施例に係る磁性流体軸受
の縦断面図である。
【図4】図4は本考案の第4実施例に係る磁性流体軸受
の縦断面図である。
【図5】図5は本考案の第5実施例に係る磁性流体軸受
の縦断面図である。
【図6】図6は本考案の第6実施例に係る磁性流体軸受
の縦断面図である。
【図7】図7は本考案の第7実施例に係る磁性流体軸受
の縦断面図である。
【図8】図8は本考案の第8実施例に係る磁性流体軸受
の縦断面図である。
【図9】図9は本考案の第9実施例に係る磁性流体軸受
の縦断面図である。
【図10】図10は本考案の第10実施例に係る磁性流
体軸受の縦断面図である。
【図11】図11は本考案の第11実施例に係る磁性流
体軸受の縦断面図である。
【図12】図12は本考案の第12実施例に係る磁性流
体軸受の縦断面図である。
【図13】図13は第1の従来例の磁性流体軸受の縦断
面図である。
【図14】図14は第2の従来例の磁性流体軸受の縦断
面図である。
【符号の説明】
1,1A 軸 2 円筒状永久磁石(円筒状磁力源) 22 円筒状多孔質永久磁石(円筒状多孔質体磁力源) 3 微小間隙 4 磁性流体 5,51,52,53,54 円環状磁極片(磁極片) 6 円筒状多孔質体(多孔質体) 7 スパイラルグルーブ 8 連通溝 9 連通孔 10 空間 11 突出部 12 レイリーステップ 13 封止部 14 撥油部 15 突入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 32/00 - 32/06 F16C 17/02 F16C 33/10

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状磁力源と、該円筒状磁力源の両端
    面に接して設けた一対の磁極片と、該磁極片と微小間隙
    を介して設けた軸と、前記微小間隙に介在させた磁性流
    体とから成る磁性流体軸受において、 前記円筒状磁力源の内周面と前記一対の磁極片の内側面
    とで囲まれる空間に前記軸と微小間隙を介して対向する
    ように多孔質体を設け、該多孔質体の内部空隙および前
    記微小間隙にも前記磁性流体を介在させると共に、前記
    軸の外周面の前記多孔質体の両端部付近と対向する部分
    または、前記多孔質体の内周面の両端部付近の少なくと
    もいずれか一方に動圧発生用のスパイラルグルーブを設
    けたことを特徴とする磁性流体軸受。
  2. 【請求項2】 円筒状多孔質体磁力源と、該円筒状多孔
    質体磁力源の内周面と微小間隙を介して設けた軸と、該
    軸の外周面の前記円筒状多孔質体磁力源の両端部付近と
    対向する部分または、前記円筒状多孔質体磁力源の内周
    面の両端部付近の少なくともいずれか一方に設けた動圧
    発生用のスパイラルグルーブと、前記微小間隙及び前記
    円筒状多孔質体磁力源の内部空隙に介在させた磁性流体
    とから成る磁性流体軸受。
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