JP2593701B2

JP2593701B2 - 電池ボックス用アダプタ装置

Info

Publication number: JP2593701B2
Application number: JP26358688A
Authority: JP
Inventors: 慎矢斉藤
Original assignee: 株式会社タカラ
Priority date: 1988-08-31
Filing date: 1988-10-19
Publication date: 1997-03-26
Anticipated expiration: 2012-03-26
Also published as: JPH02139882A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、電池で動く玩具へ家庭用電源を供給でき
るように上記玩具の電池ボックスに着脱自在に取り付け
可能な電池ボックス用アダプタ装置に関するものであ
る。

（従来の技術）従来、電源として電池を使用して動作するように設計
された玩具としては、玩具の適宜部位に電池ボックスを
有し、その電池ボックスの電気接触部へ、電池又は複数
の電池を収納した容器を差し込んで使用するものが知ら
れていた。すなわち、上述した電源構成の玩具では、電
池しか用いることができず、家庭用電源を用いることは
できなかった。

また、店頭見本用の玩具のようにどうしても家庭用電
源を用いたい場合には、上記玩具の電源部（電池ボック
ス等）を特別に工作して家庭用電源が接続できるように
していた。

（発明が解決しようとする問題点）上述した如くに、電源として電池を使用して動作する
ように設計された玩具は、簡単に家庭用電源を用いて動
作させるということはできなかった。

この発明は、上述した問題点を解決するためになされ
たものであり、その目的は、電源として電池を使用して
動作するように電池ボックスを有する玩具を、家庭用電
源で簡単に動作させることができる電池ボックス用アダ
プタ装置を提供することである。

（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するために、この発明に係る電池ボッ
クス用アダプタ装置は、電源電池を収納する電池ボック
スを有する玩具へ家庭用電源より電源電圧を供給するた
めの電池ボックス用アダプタ装置であって、該アダプタ
装置は上記家庭用電源からの電源電圧を所定の電圧へ変
換して整流する電圧変換整流手段と、上記電圧変換整流
手段よりの電源電圧を上記玩具へ供給するために上記電
圧変換整流手段に接続され、且つ上記玩具の電池ボック
スに着脱自在に取り付け可能なアダプタ部とを具備する
とともに、上記アダプタ部を上記電池ボックス内に取着
したときに上記アダプタ部に設けた接点部と上記電池ボ
ックス内に設けた接点部とが接触可能に形成されたこと
を特徴とする。

また、前記アダプタ部が上記玩具の電池ボックスの形
状に合わせて、その大きさを変えることができるもので
あってもよい。

さらに、前記アダプタ部が上記玩具の電池ボックスの
形状に合わせて、その形態を変えることができるもので
あってもよい。

（発明の作用、効果）上記構成のように、請求項１の発明に係る電池ボック
ス用アダプタ装置によれば、玩具の電池ボックスに、家
庭用電源を供給するためのアダプタ部を着脱自在に取り
付け可能としたため、電源として電池を使用して動作す
るように設計された玩具を、家庭用電源で簡単に動作さ
せることができる。

また、請求項２の発明によれば、アダプタ部の大きさ
を変えることができるので、玩具側の電池ボックスの大
きさに対応させることができる。

さらに、請求項３の発明によれば、アダプタ部の形態
を変えることができるので、玩具側の電池ボックスの形
状に対応させることができる。

（実施例）以下、図面によってこの発明の実施態様について説明
する。

第１図および第２図を参照して本発明を実施した電池
ボックス用アダプタ装置Ａについて説明する。

第２図に示すように、このアダプタ装置Ａは、家庭用
のコンセントに差し込み可能な接続部７を有すると共
に、内部に上記コンセントよりの電力を電圧変換する電
圧変換手段8a（電圧変換回路）と上記電力を整流する整
流手段8b（整流回路）とを有するボックス状の変換部８
とを有するACアダプタ１（電圧変換整流手段）と、電源
電池のみで動作する玩具３の電池ボックス４へ着脱自在
に取り付けが可能であると共に、取り付けられた状態で
上記電池ボックス４の電気接点部4a、4aへ上記変換部８
よりの電圧を供給するための電気接点部14、14を備える
アダプタ部５とを有している。そして、上記変換部８と
アダプタ部５とは、それぞれに設けた電気コード６、10
に取着されたコネクタ２、９を介して接続されるように
なっている。

次に、アダプタ部５は電気接点部14、14が保持された
一対の筒状を有する接点保持部材5a、5aの後端中央に設
けた嵌合溝11、11に連結部材12を遊嵌し、該連結部材12
と上記接点保持部材5a、5aとを支軸13、13とを介して軸
支したものである。そして、接点保持部材5a、5aは支軸
13、13を支点に開閉させることができる。

接点保持部材5a、5aの先端に設けられた電気接点部1
4、14は接点保持部材5a、5aの先端から出没可能であ
り、且つ上記接点保持部材5a、5a内に設けられた電導性
のある弾性部材15、15によって常に突出方向に付勢され
ている。また、上記弾性部材15、15の後端に当接されて
いるストッパー部材16、16には上記電気コード６の先端
が固定されている。

電気接点部14、14と弾性部材15、15とストッパー部材
16、16とは電気的に接続されている。

次に、第３図（ａ）は上記接点保持部材5a、5aに添設
される付属品18を示すもので、付属品18の中央部には上
記接点保持部材5a、5aの中央部の上下面に設けた嵌合孔
19、19、19、19に嵌合し合う嵌合凸部20、20が形成され
ている。また、上記付属品18は上記接点保持部材5a、5a
を並列に配した形状を有するとともに、上記嵌合凸部2
0、20が形成された側の中央長手方向に亘って係合突条2
1が突設されている。そして、上記附属品18は上記接点
保持部材5a、5aに添付したときに確実にその状態を維持
することができる。

電池ボックス用アダプタ装置Ａは上述のように構成さ
れているので、その使用にあたっては、まず、電気コー
ド６の一方に設けたアダプタ部５を玩具３の電池ボック
ス４内に挿着するとともに、他方に設けたコネクタ２を
電気コード10の一方に設けたコネクタ９に接続させる。
このとき、上記アダプタ部５の接点保持部材5a、5aの先
端に設けられた電気接点部14、14は上記電池ボックス４
内の先端面に設けられ電気接点部4a、4aに接触する。次
に、上記電気コード10の他方に設けた変換部８に突設し
た接続部７は家庭用コンセント（図示せず）に差し込
む。これによって、玩具３に適切な電源電圧が供給さ
れ、上記玩具３を家庭用電源で動作させることができ
る。

上記電池ボックス用アダプタ装置Ａは第３図（ａ）
（ｂ）に示すように、玩具３の電池ボックス４の形状に
対応させて、アダプタ部５に付属品18を添設して使用す
ることもできる。また、同図（ｃ）に示すように、玩具
３の電池ボックス４の形状に対応させて、アダプタ部５
を展開させて使用することもできる。

なお、上記付属品18の代わりに、電池ボックス４内の
隙間を埋めるものとして電池等を利用してもよい。

なお、アダプタ部５の電気接点部14、14が露出してい
るので、漏電、短絡等のおそれがある。これに対して
は、使用時に、最初に上記アダプタ部５の接点保持部材
5a、5aを玩具３の電池ボックス４内に挿着し、次に、上
記アダプタ５の一方に設けたコネクタ２と上記ACアダプ
タ１の一方に設けたコネクタ９とを接続させ、さらに上
記ACアダプタ１の変換部８の接続部７を家庭用コンセン
ト（図示せず）に差し込むように操作することにより、
漏電、短絡等を防止することができる。もちろん、上記
接点部14、14に適宜のキャップ（図示せず）を被せるな
どすることによっても簡単に漏電、短絡等を防止するこ
とができる。

上述のように電池ボックス用アダプタ装置Ａによれ
ば、玩具３に設けた電池ボックス４に家庭用電源を供給
するためのアダプタ部５を取着するだけで、家庭用電源
により上記玩具３を動作させることができる。

また、上記アダプタ部５は折畳み、展開自在に形成さ
れるとともに、該アダプタ部５には付属品18が添設可能
に形成されているので、玩具３に設けた電池ボックス４
の形状に対応させることができる。

次に、第４図は電池ボックス用アダプタ装置Ａの他の
実施例を示し、この実施例において、アダプタ部23は玩
具３に設けた電池ボックス４に対応する箱形状を有する
とともに、その上面には上記電池ボックス４内の上面に
設けた接点部4a、4aに接触される接点部14、14が設けら
れ、また、前面中央にはコネクタ９と接続可能なコネク
タ２が設けられている。

上記アダプタ部23は第５図に示すように、玩具３の電
池ボックス４の大きさに合せて可変できるように形成し
てもよい。この場合、アダプタ部23は二部材24、25を螺
合接続して形成し、その長さを自由に調節することがで
きるようにする。

上記実施例によれば、玩具３に設けた電池ボックス４
内に最初のアダプタ部23を挿着する。次に、上記アダプ
タ23の前面に設けたコネクタ２にACアダプタ１の一方に
設けたコネクタ９を接続させる。そして、上記ACアダプ
タ１の他方に設けた変換部８に突設した接続部７を家庭
用コンセント（図示せず）に差し込むだけで家庭用電源
で簡単に上記玩具３を動作させることができる。

また、上記アダプタ部23はその長さを自由に調節でき
るように形成されているので、玩具３の電源ボックス４
の大きさに対応させることができる。

この実施例においても前記実施例で詳述したように玩
具３の電池ボックス４に最初にアダプタ部23を挿着する
ことで、該アダプタ部23の電気接点部14、14の漏電、短
絡等の安全対策を施すことができる。

なお、第４図及び第５図において、第１図乃至第３図
と同符号は同部位を示すものとし、その説明は省略す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電池ボックス用アダプタ装置を示
し、同図（ａ）はアダプタ部の斜視図、同図（ｂ）は同
部（ａ）の要部断面説明図、第２図はアダプタ装置の使
用態様説明図、第３図（ａ）はアダプタ部と附属品との
取り付け関係を示す説明図、同図（ｂ）はアダプタ部を
電池ボックスに取着した状態の説明図、同図（ｃ）は別
の形状の電池ボックスにアダプタ部を展開した状態で取
り付けた説明図、第４図は他のアダプタ部を用いた使用
態様説明図、第５図はアダプタ部の他の実施例を示す説
明図である。符号Ａ……電池ボックス用アダプタ装置、１……ACアダ
プタ（電圧変換整流手段）、２、９……コネクタ、３…
…玩具、４……電池ボックス、５……アダプタ部、６…
…電気接続コード、8a……電圧変換手段（電圧変換回
路）、8b……整流手段（整流回路）、14……接点部、

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】電源電池を収納する電池ボックスを有する
玩具へ家庭用電源より電源電圧を供給するための電池ボ
ックス用アダプタ装置であって、該アダプタ装置は上記
家庭用電源からの電源電圧を所定の電圧へ変換して整流
する電圧変換整流手段と、上記電圧変換整流手段よりの
電源電圧を上記玩具へ供給するために上記電圧変換整流
手段に接続され、且つ上記玩具の電池ボックスに着脱自
在に取り付け可能なアダプタ部とを具備するとともに、
上記アダプタ部を上記電池ボックス内に取着したときに
上記アダプタ部に設けた接点部と上記電池ボックス内に
設けた接点部とが接触可能に形成されたことを特徴とす
る電池ボックス用アダプタ装置。
【請求項２】前記アダプタ部が上記玩具の電池ボックス
の形状に合わせて、その大きさを変えることができるこ
とを特徴とする請求項１に記載の電池ボックス用アダプ
タ装置。
【請求項３】前記アダプタ部が上記玩具の電池ボックス
の形状に合わせて、その形態を変えることができことを
特徴とする請求項１に記載の電池ボックス用アダプタ装
置。