JP2593465Y2 - 磁性を有する手袋および靴下 - Google Patents
磁性を有する手袋および靴下Info
- Publication number
- JP2593465Y2 JP2593465Y2 JP1992019206U JP1920692U JP2593465Y2 JP 2593465 Y2 JP2593465 Y2 JP 2593465Y2 JP 1992019206 U JP1992019206 U JP 1992019206U JP 1920692 U JP1920692 U JP 1920692U JP 2593465 Y2 JP2593465 Y2 JP 2593465Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- fiber
- socks
- particles
- glove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Socks And Pantyhose (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Gloves (AREA)
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
- Magnetic Treatment Devices (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、磁性粒子を含有する磁
性複合繊維からなる磁性を有する手袋および靴下に関す
るものである。
性複合繊維からなる磁性を有する手袋および靴下に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁石の磁力線を用いた治療方
法がよく知られており、これを利用した健康用品が数多
く提案され、実用化されている。この代表的なものに、
ゴム系,アクリル系,ウレタン系の粘着剤を片面に塗布
したシート(絆創膏など)を用いて永久磁石を直接皮膚
表面に貼付するものがある。
法がよく知られており、これを利用した健康用品が数多
く提案され、実用化されている。この代表的なものに、
ゴム系,アクリル系,ウレタン系の粘着剤を片面に塗布
したシート(絆創膏など)を用いて永久磁石を直接皮膚
表面に貼付するものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなものは、硬質の磁石を皮膚に貼付けていることによ
る違和感を感ずるばかりでなく、人によっては磁石や粘
着シートの粘着剤によるかゆみやかぶれあるいは炎症を
起こすことすらある。また、手足の指やアキレス腱など
動きの激しい部位では貼付しても剥がれることが多く、
さらに、湾曲した部分の多い手足の指先や指間付近には
貼付しにくいなどの欠点がある。
うなものは、硬質の磁石を皮膚に貼付けていることによ
る違和感を感ずるばかりでなく、人によっては磁石や粘
着シートの粘着剤によるかゆみやかぶれあるいは炎症を
起こすことすらある。また、手足の指やアキレス腱など
動きの激しい部位では貼付しても剥がれることが多く、
さらに、湾曲した部分の多い手足の指先や指間付近には
貼付しにくいなどの欠点がある。
【0004】本考案の目的は、通常の繊維と同様に取扱
える磁性複合繊維を磁力線の発生源とした、着用感に優
れかつ磁性効果を奏する手袋および靴下を提供すること
にある。
える磁性複合繊維を磁力線の発生源とした、着用感に優
れかつ磁性効果を奏する手袋および靴下を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は、磁
性微粒子を含有したポリマーからなる磁性層と繊維形成
性のポリマーからなる保護層とを複合させた磁性複合繊
維を含み、布地面に対し垂直方向に磁極の間隔が1.5
cm以下で多極着磁されてなる布地からなることを特徴
とする磁性を有する手袋および靴下である。
性微粒子を含有したポリマーからなる磁性層と繊維形成
性のポリマーからなる保護層とを複合させた磁性複合繊
維を含み、布地面に対し垂直方向に磁極の間隔が1.5
cm以下で多極着磁されてなる布地からなることを特徴
とする磁性を有する手袋および靴下である。
【0006】
【実施例】以下、本考案を実施例に基づき詳細に説明す
る。図1は本考案の手袋を示し、図2は靴下を示す。こ
の布地中に磁力線の発生源として通常の繊維と同様な取
扱いができる磁性複合繊維を混用する。
る。図1は本考案の手袋を示し、図2は靴下を示す。こ
の布地中に磁力線の発生源として通常の繊維と同様な取
扱いができる磁性複合繊維を混用する。
【0007】該繊維は、ポリアミド,ポリエステル,ポ
リオレフィン,ポリビニル系,ポリエーテルなどの公知
の繊維形成性ポリマーからなるの保護層(非磁性)を鞘
成分(図中1)とし、ポリアミド,ポリエステル,ポリ
ビニル系ポリマー,ポリオレフィン,ポリエーテル,ポ
リウレタン,ポリカーボネートなどに磁性粒子を混合し
た磁性層と芯成分(図中2)とする図3のような芯鞘型
の横断面構造を有する複合繊維である。
リオレフィン,ポリビニル系,ポリエーテルなどの公知
の繊維形成性ポリマーからなるの保護層(非磁性)を鞘
成分(図中1)とし、ポリアミド,ポリエステル,ポリ
ビニル系ポリマー,ポリオレフィン,ポリエーテル,ポ
リウレタン,ポリカーボネートなどに磁性粒子を混合し
た磁性層と芯成分(図中2)とする図3のような芯鞘型
の横断面構造を有する複合繊維である。
【0008】このように磁性層が繊維表面に露出してい
ない複合構造とするのは、硬質な磁性粒子を多量に混合
した磁性成分が繊維表面に幅広く露出していると織編工
程でのガイド類,編針などが著しく摩耗,損傷する傾向
があるためである。また、繊維横断面中に占める磁性層
の割合は、磁性層中の磁性粒子の混合量にもよるが、通
常5〜80%、好ましくは10〜50%である。
ない複合構造とするのは、硬質な磁性粒子を多量に混合
した磁性成分が繊維表面に幅広く露出していると織編工
程でのガイド類,編針などが著しく摩耗,損傷する傾向
があるためである。また、繊維横断面中に占める磁性層
の割合は、磁性層中の磁性粒子の混合量にもよるが、通
常5〜80%、好ましくは10〜50%である。
【0009】該繊維の太さは、通常0.1〜50デニー
ル程度、特に5〜30デニール程度が好ましい。
ル程度、特に5〜30デニール程度が好ましい。
【0010】磁性層を構成する磁性粒子には、強磁性お
よびフェリ磁性を示す公知のものを使用する。例えば、
鉄,コバルト,ニッケルなどを主成分とする金属粒子お
よびそれらを成分とする合金粒子,マグネタイト,バリ
ウムフェライトなどの酸化鉄を主成分とする複合金属酸
化物粒子,サマリウム,イットリウムなどの希土類元素
とコバルト,ニッケルなどの3d遷移元素との金属間化
合物粒子やネオジウム・鉄・ホウ素,プラセオジウム・
鉄・ホウ素などの希土類元素と鉄,ホウ素からなる金属
間化合物粒子などが挙げられる。
よびフェリ磁性を示す公知のものを使用する。例えば、
鉄,コバルト,ニッケルなどを主成分とする金属粒子お
よびそれらを成分とする合金粒子,マグネタイト,バリ
ウムフェライトなどの酸化鉄を主成分とする複合金属酸
化物粒子,サマリウム,イットリウムなどの希土類元素
とコバルト,ニッケルなどの3d遷移元素との金属間化
合物粒子やネオジウム・鉄・ホウ素,プラセオジウム・
鉄・ホウ素などの希土類元素と鉄,ホウ素からなる金属
間化合物粒子などが挙げられる。
【0011】該粒子の粒径は、通常5μm以下、好まし
くは2μm以下であり、磁性層中に通常20〜95重量
%、好ましくは40〜90重量%混合する。
くは2μm以下であり、磁性層中に通常20〜95重量
%、好ましくは40〜90重量%混合する。
【0012】磁性複合繊維と他の(非磁性)繊維、例え
ば綿,羊毛,絹,麻などの天然繊維やナイロン,ポリエ
ステル,アクリル,ポリウレタンなどの合成繊維および
これらの加工糸とを合糸,合撚糸,混紡糸,交織,交編
など公知の方法で混合して手袋および靴下をつくる。磁
性複合繊維を特定箇所、例えば手足の指先や手の甲と接
する部分に限定して混用することもできる。
ば綿,羊毛,絹,麻などの天然繊維やナイロン,ポリエ
ステル,アクリル,ポリウレタンなどの合成繊維および
これらの加工糸とを合糸,合撚糸,混紡糸,交織,交編
など公知の方法で混合して手袋および靴下をつくる。磁
性複合繊維を特定箇所、例えば手足の指先や手の甲と接
する部分に限定して混用することもできる。
【0013】手袋および靴下中の磁性複合繊維を混用し
た部分における該繊維の混用率は、使用する該繊維の磁
気性能や布地に要求される磁気性能によっても異なる
が、通常30重量%以上、特に50重量%以上とするこ
とが好ましい。
た部分における該繊維の混用率は、使用する該繊維の磁
気性能や布地に要求される磁気性能によっても異なる
が、通常30重量%以上、特に50重量%以上とするこ
とが好ましい。
【0014】上述のように構成される手袋および靴下
は、その布地面に対し垂直な方向に多極着磁、すなわち
磁化方向がある間隔ごとに交互逆となるように着磁して
磁性を付与する。図4はストライプ状に多極着磁された
布地の断面を斜視した図である。図中のN,Sはそれぞ
れN極,S極を示し、布地面の上層を通してNS間に磁
力線が発生する。この他にも格子状など、ある間隔ごと
に磁化方向を交互に逆転させることで、異極間が近接し
布地面上に強い磁場が形成できる。
は、その布地面に対し垂直な方向に多極着磁、すなわち
磁化方向がある間隔ごとに交互逆となるように着磁して
磁性を付与する。図4はストライプ状に多極着磁された
布地の断面を斜視した図である。図中のN,Sはそれぞ
れN極,S極を示し、布地面の上層を通してNS間に磁
力線が発生する。この他にも格子状など、ある間隔ごと
に磁化方向を交互に逆転させることで、異極間が近接し
布地面上に強い磁場が形成できる。
【0015】磁極間の間隔は小さければ小さいほど磁性
は強くなるが、通常1.5cm以下、好ましくは1cm
以下、さらに好ましくは0.7cm以下とすることで、
布地面上に通常10〜20ガウス以上の磁場が得られ
る。また、着磁は手袋および靴下の全面または特定箇
所、例えば、指先や指間などに触れる部分に限定して着
磁することも可能である。
は強くなるが、通常1.5cm以下、好ましくは1cm
以下、さらに好ましくは0.7cm以下とすることで、
布地面上に通常10〜20ガウス以上の磁場が得られ
る。また、着磁は手袋および靴下の全面または特定箇
所、例えば、指先や指間などに触れる部分に限定して着
磁することも可能である。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案は通常の繊維と同
様に扱える磁性複合繊維からなり、磁力線の発生源が布
地中の繊維自体にあるため従来のような磁石を直接皮膚
に貼付けるものに比較して、磁石が貼付できないような
身体の湾曲部や曲面部にも磁性効果を奏することができ
る。また、激しい動きをしてもこれまでの粘着シートに
よる磁石貼付型のような剥がれる心配がなく、磁気健康
用の手袋および靴下として優れている。
様に扱える磁性複合繊維からなり、磁力線の発生源が布
地中の繊維自体にあるため従来のような磁石を直接皮膚
に貼付けるものに比較して、磁石が貼付できないような
身体の湾曲部や曲面部にも磁性効果を奏することができ
る。また、激しい動きをしてもこれまでの粘着シートに
よる磁石貼付型のような剥がれる心配がなく、磁気健康
用の手袋および靴下として優れている。
【図1】本考案の手袋を示す。
【図2】本考案の靴下を示す。
【図3】本考案に使用し得る磁性複合繊維の横断面であ
る。
る。
【図4】本考案の磁性を有する手袋および靴下の布地の
一部を斜視したものである。図においてNはN極、Sは
S極を示す。
一部を斜視したものである。図においてNはN極、Sは
S極を示す。
1 保護成分(非磁性成分) 2 磁性成分 3 布地 4 磁力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D01D 5/34 D01D 5/34 D01F 1/10 D01F 1/10 8/04 8/04 D03D 15/00 D03D 15/00 E H01F 1/06 H01F 1/06
Claims (2)
- 【請求項1】 磁性微粒子を含有したポリマーからなる
磁性層と繊維形成性のポリマーからなる保護層とを複合
させた磁性複合繊維を含み、布地面に対し垂直方向に磁
極の間隔が1.5cm以下で多極着磁されてなる布地か
らなることを特徴とする磁性を有する手袋。 - 【請求項2】 磁性微粒子を含有したポリマーからなる
磁性層と繊維形成性のポリマーからなる保護層とを複合
させた磁性複合繊維を含み、布地面に対し垂直方向に磁
極の間隔が1.5cm以下で多極着磁されてなる布地か
らなることを特徴とする磁性を有する靴下。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992019206U JP2593465Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁性を有する手袋および靴下 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992019206U JP2593465Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁性を有する手袋および靴下 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0570554U JPH0570554U (ja) | 1993-09-24 |
JP2593465Y2 true JP2593465Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=11992898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992019206U Expired - Fee Related JP2593465Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 磁性を有する手袋および靴下 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593465Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP1992019206U patent/JP2593465Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0570554U (ja) | 1993-09-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20020198433A1 (en) | Magnetic therapeutic device and method of use | |
GB2196855A (en) | Magnetic therapeutic device | |
JP2582124Y2 (ja) | 磁性を有する肌着 | |
JP2593465Y2 (ja) | 磁性を有する手袋および靴下 | |
JP2593464Y2 (ja) | 磁性サポーター | |
US20030195381A1 (en) | Therapeutic spiral magnet | |
JP2942415B2 (ja) | 磁性を有する布帛 | |
JPH07299152A (ja) | 磁性繊維を用いた健康衣料 | |
JP3085521U (ja) | 磁気健康器具 | |
JP2001115322A (ja) | 磁気ベルトの製造方法及び磁気ベルト | |
JP2788106B2 (ja) | 磁性布帛 | |
CN203126047U (zh) | 一种松紧带 | |
JP3128707U (ja) | 磁力線及び機能性イオン附加紐状の健康磁気装身具。 | |
JPS644361Y2 (ja) | ||
JP7554530B1 (ja) | 磁気治療具 | |
JPS6133959Y2 (ja) | ||
JP2001292813A (ja) | 多機能リング | |
CN2641081Y (zh) | 磁性针织功能面料 | |
CN102805442A (zh) | 保健防辐射金丝线织物 | |
JP3098248U (ja) | 輪状身飾品 | |
JP2006526431A (ja) | 磁気治療のための方法および装置 | |
CN212437314U (zh) | 一种磁性保健袜 | |
JPH0852172A (ja) | 磁気貼着テープ | |
JP3221353U (ja) | 磁気ベルト | |
CN108451068B (zh) | 一种磁疗保健衣 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |