JP2593147Y2 - ポジショナ装置 - Google Patents

ポジショナ装置

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JP2593147Y2
JP2593147Y2 JP1993006601U JP660193U JP2593147Y2 JP 2593147 Y2 JP2593147 Y2 JP 2593147Y2 JP 1993006601 U JP1993006601 U JP 1993006601U JP 660193 U JP660193 U JP 660193U JP 2593147 Y2 JP2593147 Y2 JP 2593147Y2
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positioner
movable
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gripping
crane
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JP1993006601U
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仁 小山内
英明 橘
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はポジショナ装置に係わ
り、特に、建築部の柱と梁の接合部である鉄骨仕口部を
工場において自動溶接する際に仕口部を保持して溶接作
業を容易にするためのポジショナ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の柱と梁の接合部には、柱
に接合される角パイプからなるコラムの側面に梁との接
続部となるH型鋼を溶接接合した鉄骨仕口を用いるよう
にしている。このような鉄骨仕口は予め工場で溶接する
場合が多く、この場合にはコラムにH型鋼を仮溶接した
状態でず片側を本溶接し、その後クレーンで吊り上げ
て鉄骨仕口部を反転させ、もう一方の片側の本溶接を行
っている。このようなクレーン吊り上げ方式は鉄骨仕口
を反転させる際に危険を伴うことから、特開昭63−1
37597号に示されるポジショナが提案されている。
このポジショナは十字構造の鉄骨仕口における1軸線に
沿ったH型鋼両端部、特にウェブ部分に各々固定治具を
取り付け、この治具をチャッキングして回転可能に保持
し、モータにより回転させている。また、実開昭62−
10987号では鉄骨仕口におけるH型鋼の特にフラン
ジ部分をクランプして保持し、上下揺動並びに回転させ
るものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようする課題】ところが、上記構成にお
いて、クレーンで鉄骨仕口部を吊り上げてポジショナに
装着する場合とか、あるいは、反転させてもう一方の片
側の本溶接を行う場合に、クレーン操作を誤り、さらに
吊り上げた場合には、ポジショナが破損するという問題
がある。また、ポジショナに鉄骨仕口を把持させようと
したときに、クレーンで吊った鉄骨仕口の位置が把持す
る正規位置より高い位置である場合には、クレーンが
下に引っ張られるか、あるいは、ポジショナが引き上げ
られるため、クレーンが破損するか、あるいは、ポジシ
ョナが破損するという問題がある。また、規定以上の重
量の鉄骨仕口部をポジショナに把持させたときは、ポジ
ショナに異常な回転が生じたり、あるいは、把持力の不
足等により鉄骨仕口のズレまた落下等の問題が生じてい
る。
【0004】本考案は、上記従来の問題点に着目し、ポ
ジショナ装置に係わり、特に、建築部の柱と梁の接合部
である鉄骨仕口部を工場において自動溶接する際に仕口
部を保持して溶接作業を安全にするためのポジショナ装
置の改善を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的達成のため、
本考案に係るポジショナ装置の第1は、床面上に設置さ
れたベース部と、このベース部に水平支軸を介して水平
軸回りに下部が揺動自在に設けられた可動部と、この可
動部に設けられた被加工物を把持する把持装置とからな
るポジショナ装置において、把持装置に所定量以上の荷
重が作用したとき、可動部を揺動する支持装置をベース
部と可動部との間に配設したことを特徴とする。
【0006】第2に、上記第1構成において、支持装置
は、把持装置に所定量以上の荷重が作用したときに異常
を検出し、警報装置に異常警報を出力する異常検出部を
有しても良い。
【0007】
【作用】上記第1構成によれば、可動部の下部がベース
部に対し揺動自在となっていることにより、鉄骨仕口部
等の被加工物を把持した状態でその被加工物を搬送して
きたクレーン等を誤って吊り上げてしまった場合、可動
部下部の上側への回動によりポジショナおよびクレーン
への異常な負荷を回避できる。また、可動部を支持する
支持装置を設け、この支持装置に所定量以上の荷重が作
用したとき可動となる構成としたので、把持装置で所定
量以上の荷重の被加工物を把持した場合や突発的に外部
より所定量以上の異常な外力がかかった場合などにおい
て、可動部が支持装置を押す方向に回動するので下側へ
の異常な負荷を逃がすことができる。 さらに第2構成に
よれば、第1構成に加え、前記把持装置に異常な負荷が
作用した時、異常を検出する異常検出部と、この異常検
出部からの信号を入力して異常警報を発する警報装置と
を設けたので、上記したように、把持装置で被加工物を
把持した状態でその被加工物をクレーン等で吊り上げて
しまい、上側への異常な負荷が作用した場合、あるいは
同じく上記したように把持装置で所定量以上の荷重の被
加工物を把持したり、突発的に外部より所定量以上の異
常な外力がかかった場合に、この異常を上記異常検出部
で直ちに検出し、上記警報装置に送信して警報を発する
ことができる。
【0008】
【実施例】以下に、本考案に係わるポジショナ装置の実
施例を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本考案
のポジショナ装置の実施例の側面図、図2はポジショナ
装置の実施例の平面図である。図1において、ポジショ
ナ装置1は、L字型をした床等の設置位置に固定される
ベース部3と、ベース部3のL字型垂直部の一端部に水
平支軸である軸3aにより下部が揺動自在に保持される
可動部5と、可動部5に配設され鉄骨仕口部等の被加工
物7を把持する把持装置9と、ベース部3に固設され可
動部5を支持する支持装置11と、ベース部3に固設さ
れ可動部5の移動を検出する位置センサ13と、位置セ
ンサ13からの信号により可動部5が可動したことを警
報する警報装置15とから構成されている。、この場
合、支持装置11と位置センサ13とで異常検出部を構
成している。
【0009】可動部5は上視してコ字型状であり、ベー
ス部3に固設された3aに図示しない軸受け等を介し
て結合されている。また、可動部5のコ字型状の面部
には、把持装置9が取着されている。把持装置9は、固
定爪9aと、固定爪9aに9bを介して結合される可
動爪9cと、可動爪9cを回動するモータ9dとから構
成され、固定爪9aと可動爪9cとの間で被加工物7を
把持する。、把持装置は上記実施例に囚われること
なく、固定爪9aに対して可動爪9cが平行に作動する
もの、あるいは、両方の可動爪9cが互いに平行
、あるいは、回動して作動するもの等が用いられるこ
とはいうまでもない。
【0010】図3に示すように、支持装置11は、ベー
ス部3に固設されたケース11aこのケース11a
に摺動自在に保持され一端部をケース11aに当接
し、かつ他端部を可動部5に当接して可動部5を支持す
るピン11bと、ケース11aに収納され一端部をケ
ース11aに、かつ他端部をピン11bに当接するバネ
11cとからなっている。また、ピン11bは調節ネジ
21を有しており、可動部5の支持する位置(X方向)
を調節するとともに、バネ11cにプリロードを与える
ことにより把持装置9に把持可能な重量を規定する構成
としている。位置センサ13はベース部3と可動部5の
間の相対位置を検出、Xa方向の位置センサ13a
と、Xb方向の位置センサ13bとからなっている。
【0011】上記構成において、次に作動について説明
する。鉄骨仕口部等の被加工物7をクレーン装置25で
吊ってポジショナ装置1の近傍まで搬送する。次に、被
加工物7をポジショナ装置1の把持装置9の正規な位置
になるようにクレーン装置25で調整しながら、被加工
7を上下方向に移動する。ほぼ、正規な位置になった
らば、把持装置9の可動爪9cを回動させて被加工物
7を把持する。このとき、規定以上の重量の被加工物7
を把持した場合(すなわち、下方に異常な負荷が作用し
た場合)には、把持装置9を取着されている可動部5が
軸3aを中心として支持装置11のバネ11cに抗して
可動部5はXb方向に揺動する。可動部5がXb方向に
所定量揺動するとXb方向の位置センサ13bが作動
して警報装置15を鳴らし、規定以上の重量の被加工物
7を把持したことを作業者に警告する。これにより、ポ
ジショナ等に生ずる危険を回避できる。
【0012】また、把持しようとしたときに、クレーン
装置25で吊った被加工物7の位置が正規な位置より
高く、このためポジショナ装置1で把持した過程でクレ
ーン装置25が下に引っ張られるような場合(すなわ
ち、上方に異常な負荷が作用した場合)には、把持装置
9を取着されている可動部5が軸3aを中心として支持
装置11のピン11bに当接していた状態から離れる方
向のXa方向に揺動する。可動部5がXa方向に所定量
揺動するとXa方向の位置センサ13aが作動して警報
装置15を鳴らし、クレーンが下に引っ張られることを
作業者に警告する。これにより、ポジショナ等に生ずる
危険を回避できる。
【0013】上記実施例において、2個のセンサで、X
a方向とXb方向を検出したが、上記実施例に囚われる
ことなく、一個のセンサでXa方向とXb方向を検出し
ても良い。また、センサリミットスイッチ、近接スイ
ッチ、光電管等を使用しても良い。さらに、本実施例で
は、支持装置にバネを用いたが、シリンダ等を用いても
良い。さらに、支持装置とセンサとを組み合わせて力セ
ンサに置き換えることもできる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係わるポ
ジショナ装置では、被加工物を把持する把持装置を設け
た可動部を、ベース部に対し下部が揺動自在となるよう
に設けたことにより、被加工物を把持した状態で誤って
クレーンで吊り上げた場合に、可動部の揺動により、ポ
ジショナやクレーンの破損等の危険を回避できる。ま
た、可動部をベース部に対し揺動可能としたことに加
え、ベース部に把持装置に所定量以上の負荷が作用した
とき可動となる可動部の支持装置を有するので、把持装
置で規定重量以上の被加工物を把持した場合や突発的に
把持装置に異常な外力がかかった場合に、異常な外力を
上記支持装置で逃がすことができる。従って被加工物の
ズレや落下等を回避できる。さらに把持装置に異常な負
荷がかかったとき、異常を検出する異常検出部と、この
異常演算部からの信号を入力して異常警報を発する警報
装置を設けたので、上記した把持装置への上側または下
側への異常な負荷に対し、この異常を早く確実に作業者
に知らせることができる。以上のように、本考案に係る
ポジショナ装置によれば、作業者は安全に作業ができる
とともに、クレーンやポジショナ装置の損傷を防止する
ことができる。また作業者がミスによる被害を最小限に
抑えることができるとともに、初心者等の未熟なオペレ
ータでも容易に操作でき、負担が著しく軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るポジショナ装置の側面図である。
【図2】本考案に係るポジショナ装置の平面図である。
【図3】本考案の支持装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ポジショナ装置、 3 ベース部、 5 可動部、
7 被加工物、9 把持装置、 11 支持装置、
13 位置センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 37/047 501 B23K 9/00 501

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面上に設置されたベース部と、このベ
    ース部に水平支軸を介して水平軸回りに下部が揺動自在
    に設けられた可動部と、この可動部に設けられた被加工
    物を把持する把持装置とからなるポジショナ装置におい
    て、把持装置に所定量以上の荷重が作用したとき、可動
    部を揺動する支持装置をベース部と可動部との間に配設
    したことを特徴とするポジショナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポジショナ装置におい
    て、支持装置は、把持装置に所定量以上の荷重が作用し
    たときに異常を検出し、警報装置に異常警報を出力する
    異常検出部を有することを特徴とするポジショナ装置。
JP1993006601U 1993-01-29 1993-01-29 ポジショナ装置 Expired - Lifetime JP2593147Y2 (ja)

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JPH0661387U JPH0661387U (ja) 1994-08-30
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