JP2593038B2 - 水平切り形開閉器 - Google Patents

水平切り形開閉器

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JP2593038B2
JP2593038B2 JP5149575A JP14957593A JP2593038B2 JP 2593038 B2 JP2593038 B2 JP 2593038B2 JP 5149575 A JP5149575 A JP 5149575A JP 14957593 A JP14957593 A JP 14957593A JP 2593038 B2 JP2593038 B2 JP 2593038B2
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electrode
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fixed
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邦夫 三ツ口
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Energy Support Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は開閉器の開路時におい
て固定電極と可動電極との間に発生するアークに対し気
体を吹付けて、そのアークを積極的に引延ばし、ついに
は吹飛ばして消弧するように構成したパッファ式などの
水平切り形開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から水平切り形開閉器としてパッフ
ァ式開閉器が知られているがこの種の電極は対向する一
対の固定電極と、そのうちの一方の固定電極に対して接
離可能に対応して開閉路動作を行う可動電極と、同可動
電極を開閉路動作させる駆動機構とにより構成されてい
る。そして、駆動機構と可動電極との連結は可動電極を
収納するように取付けた支持筒に対して駆動機構の一部
を構成する駆動軸に固定された駆動アームの先端を回動
可能に軸着したり、リンク部材を介して行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、構造が複雑
であり、構成部品も多くなって組付作業は面倒なもので
あった。
【0004】この発明は前記問題点に着目してなされた
ものであって、構成部品を少なくし、又組付作業を容易
にして製造コストの軽減を図ることができる水平切り形
開閉器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の水平切り形開
閉器は各相毎一対の固定電極を相対向して配置し、一方
の固定電極に対しては接離開閉路動作し、他方の固定電
極に対しては摺動可能とした可動電極を設け、同可動電
極の外周を覆うとともに可動電極を開閉移動させる絶縁
性材料からなる支持筒部を設け、同支持筒部の外周には
垂直方向を向く溝を形成し、同溝を両側から挟むように
一対の駆動アーム片からなる可動電極開閉駆動用アーム
を配置して前記各駆動アーム片の内側に突設した突起を
前記溝に係入させたものである。
【0006】
【作用】上記構成により、駆動アームを開閉方向に作動
すると駆動アーム片の突起が支持筒部の溝に係入されて
いるため支持筒部は駆動され、可動電極が開閉方向に移
動する。又、支持筒部は絶縁性材料からなるため、駆動
アームを短くしても可動電極と対地間の絶縁距離を充分
に得ることが可能となり、開閉器全体の小型化を図るこ
とができる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化したパッファ式開閉
器について一実施例を図1〜図3に従って説明する。
【0008】図中1はSF6等の消弧性ガスを封入した
ガス入り開閉器ケース、2,3は開閉器ケース1の対応
する左右両側壁に各相毎に貫通固定されたブッシングで
ある。ブッシング2,3には一端が口出線4をかしめ着
した導電棒5が挿通固着され、導電棒5の内側には接続
金具6が締付けられている。7は接続金具6の外周に形
成された筒状の係止フランジであって、前記ブッシング
2,3の内端に対し規制リンング8及びOリング9を介
して外嵌されている。
【0009】10は前記ブッシング2の接続金具6の内
側面に対し螺合により取着された固定電極であって、基
端外周に螺合されたナット11をバネ座金11aを介し
て固定電極10に締付けることにより堅固に固定されて
いる。同固定電極10は先端が開口する案内孔10aが
軸心方向に穿設されるとともに、同案内孔10aの基端
部にて外部と連通する透孔10bが形成され、前記案内
孔10a内部に導入される消弧済みガスを固定電極10
の外方へ排出するようになっている。
【0010】12はブッシング3の接続金具6の内端面
に対し螺合により取着された棒状の固定電極である。同
固定電極12は前記固定電極10の同一外径に形成され
るとともにその長さは長く形成されている。
【0011】なお、ナット13及びバネ座金13aは前
記ナット11及びバネ座金11aと同様に固定電極12
の基端部に螺合されて固定電極12を接続金具6に対し
て堅固に締付ける。
【0012】14は前記固定電極12の外周に対し軸心
方向に沿って摺動可能に設けられた可動電極である。同
可動電極14は導電性の筒体を長手方向へ4分割して形
成された接触子15を固定電極12の外周を覆うように
配置し、その両端外周を一対のガータースプリング1
6,17により束ねることにより構成されている。な
お、先端のガータースプリング16にはテフロン等より
なる耐アーク性のチューブ18が外装されている。
【0013】19,20は接触子15の両端内周面に突
設した接触部であって、前記固定電極12の外周に摺接
可能になっているとともに、先端側の接触部19は対向
する固定電極10に対しても摺接可能になっている。2
1は各接触子15の内周面に嵌合された規制リングであ
って、可動電極14の内径を規制するようになってい
る。
【0014】22は接触子15の中央部外周から外方へ
突出された顎部である。23は前記接触子15の顎部2
2の外周に対しその中央に形成した取付孔23aにて遊
挿状に配置されたスペーサとしてのリング状の規制部材
であって、絶縁性の合成樹脂から形成され、その取付孔
23aの深さは前記顎部22の左右方向(第1図におい
て)長さより若干長く形成されるとともに、その内径は
可動電極14の顎部2の外径よりも大きく形成されてい
る。又、規制部材23の両側外周面は上下方向に切落と
し形成されて平面部23bが設けられている。24は同
規制部材23の取付孔23aの周囲において十字方向の
位置に透設されたボルト挿通孔、25は同ボルト挿通孔
24間に位置するように円弧状に形成されたガス連通孔
である。26,27は前記規制部材23とともに支持筒
部Aを形成する支持筒であって、規制部材23の両端に
対して挾着状に配置されるとともに絶縁性の耐ガス性に
優れたビニロンあるいはテトロン等からなる繊維強化プ
ラスチックスにより有底筒状に形成されている。同支持
筒26,27はその底部中央に形成された挿通孔26
a,27aにて前記可動電極14に対し遊挿されるとと
もに、前記規制部材23のボルト挿通孔24に対して底
部に形成されたボルト挿通孔28,29及び規制部材2
3のボルト挿通孔24を介してボルト30が挿通されて
おり、ナット30aがそのボルト30の先端に締付けら
れることにより互いに連結されている。
【0015】すなわち、両支持筒26,27は規制部材
23を介装することにより可動電極14の顎部22を遊
動可能に嵌合する嵌合溝44を形成して可動電極22の
直径方向及び軸心方向(図1において左右方向)の動き
を可能にしている。又、規制部材23の平面部23bと
両支持筒26,27に囲まれて形成される溝を垂直方向
を向く溝31としている。
【0016】32,33は支持筒26,27の底部に対
し前記規制部材23のガス連通孔25と対応するように
円弧状にそれぞれ形成されたガス連通孔である。34は
支持筒27の内周に対し周回するように形成された取付
溝である。
【0017】35は一端が前記接続金具6の外周に設け
た取付溝6aに対して締付バンド36により気密状に取
着されたベローズであって、その他端は前記支持筒27
の取付溝34に対して同じく締付けバンド37により気
密状に取着されている。同ベローズ35は消弧性ガスの
分解ガスに対して強く又防炎性に優れた芳香族ポリアミ
ド繊維(この実施例ではテイジン株式会社製;商品名
「コーネックス」)又はプロバン加工面(倉敷紡績株式
会社製)から形成されている。Cはベローズ35とブッ
シング3及び支持筒27にて囲まれた圧力室である。
【0018】38は前記支持筒26の先端部内に螺着さ
れた円錘台状のオリフィスコーンであって、耐アーク性
に優れるとともに絶縁性を備えた合成樹脂から形成され
ている。なお、同オリフィスコーン38は支持筒26の
外周から螺入された止めネジ39により回り止めが図ら
れている。40は前記オリフィスコーン38の先端部に
設けられたノズルであって、前記固定電極10に対して
係入可能に形成されている。
【0019】41は開閉器ケース1において各相にわた
るように前記固定電極12の下方位置に開閉回動可能に
支承された駆動軸であって、図示しない手動操作溝にて
外部操作可能になっている。42は同駆動軸41に対し
各相毎にその基端がボルト着された一対の駆動アーム片
であって、その先端内側側面に設けた連係突起43にて
前記規制部材23、支持筒26,27にて囲まれた形成
される垂直方向を向く溝31に対し若干の遊動可能に係
入されている。
【0020】前記駆動アーム片42により可動電極開閉
駆動用アームが構成されている。前記のように構成され
たパッファ式開閉器について次に作用を説明する。図1
は開路状態を示し、外部操作によって駆動軸41を閉路
方向に回動すると、駆動アーム片42を同方向へ回動さ
れ、それによって支持筒部Aの嵌合溝44にて緩く嵌合
された可動電極14及びベローズ35、オリフィスコー
ン38も一体的となって投入方向へ移動され、可動電極
14は固定電極10に挾入接触され、図1鎖線で示すよ
うに閉路状態となる。このとき、図1に示すように縮小
された状態のベローズ35が閉路方向の移動に伴って引
延ばされ、圧力室C内の内部圧力が低下するため、開閉
器ケース1内の気体がノズル40及びガス連通孔25,
32,33を通ってベローズ35内に吸入される。
【0021】そして、図1鎖線で示す閉路状態から外部
操作により操作軸41を介して駆動アーム片42を開路
方向へ回動すると、駆動アーム片42に連係される規制
部材23、支持筒26,27及び可動電極14、ベロー
ズ35が一体となって開路方向へ移動される。そして、
可動電極14が固定電極10から離間すると、同電極1
0,14の先端部間にアークが発生する。そのため、ベ
ローズ35が図1実線で示すように縮小されて、圧力室
C内の内部圧力が上昇するため、ベローズ35内の気体
は外部へ洩れることなく支持筒26,27及び規制部材
23のガス連通孔25,32,33及びオリフィスコー
ン38のノズル40を通って外部に噴出され、前記両電
極10,14間に発生しているアークに対し勢いよく吹
付けられる。従って、開路時に発生するアークはベロー
ズ35内からの噴出気体により引延ばされて、遂には吹
飛ばされて効率よく消弧される。
【0022】この発明によれば支持筒部Aがその外周に
設けられた垂直方向を向く溝31に対し駆動軸41に設
けた駆動アーム片42の先端の連結突起43を嵌合する
だけでよいため、従来と異なり駆動アーム片42を支持
筒部Aに対して回動可能に軸着する必要はない。従っ
て、組付作業を簡単に行うことができるとともに部品点
数を少なくすることもできる。
【0023】なお、この実施例では対向配置された固定
電極10,12がそのセンタ−がずれて配置されていて
も可動電極14は支持筒部Aの嵌合溝44に対して遊動
可能に嵌合されているため、すなわち可動電極14はそ
の軸心方向及び径方向に対して移動可能になっているた
め、可動電極14を固定電極9に当接した際、可動電極
14を傾動して挾入させることができる。
【0024】又、支持筒部Aは規制部材23に対して支
持筒26,27を挟着状に配置してボルト30を締付け
ることにより組付けることができるため組立ては簡単に
行うことができる。又、可動電極14は支持筒部Aによ
りその全体が覆われるため対地間、異相間に対しての絶
縁耐圧が優れたものとなる。さらに、支持筒部Aが絶縁
性の材料から形成されているため、駆動アームを短くし
ても対地間の絶縁距離を充分に得ることができる。
【0025】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、垂直方向を向く溝は少なくとも支持筒部
の両側に設けられておればよく、要は駆動アーム片の突
起が係入して支持筒部が駆動される形状であれば良い。
【0026】又、一対の駆動アーム片は互いに一体形成
されていても別体に形成されていても本発明の作用には
何ら支障なく行えることも自明である。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明は可動電極
を取付ける支持筒部の外周に対し垂直方向を向く溝を設
け、その垂直方向を向く溝に対して駆動アームの突起を
係入するという簡単な構造としたことにより、構成部品
の数を少なくすることができるとともに、組付作業を容
易に行うことができる。さらに、支持筒部が絶縁性の材
料から形成されているため、駆動アームを短くしても対
地間の絶縁距離を充分に得ることができるとともに、駆
動アームの短小化によって、可動電極を開閉作動する機
構の収納空間が省スペースとなり、開閉器全体を小型化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した一実施例の開閉器の縦断
面図である。
【図2】同じく支持筒部の縦断面図である。
【図3】同じく支持筒部の横断面図である。
【符号の説明】
1…開閉器ケース、2,3…ブッシング、10,12…
固定電極、14…可動電極、26,27…支持筒、31
…垂直方向を向く溝、41…駆動軸、42…駆動アーム
片、43…連係突起、A…支持筒部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各相毎一対の固定電極を相対向して配置
    し、一方の固定電極に対しては接離開閉路動作し、他方
    の固定電極に対しては摺動可能とした可動電極を設け、
    同可動電極の外周を覆うとともに可動電極を開閉移動さ
    せる絶縁性材料からなる支持筒部を設け、 同支持筒部の外周には垂直方向を向く溝を形成し、同溝
    を両側から挟むように一対の駆動アーム片からなる可動
    電極開閉駆動用アームを配置して前記各駆動アーム片の
    内側に突設した突起を前記溝に係入させたことを特徴と
    する水平切り形開閉器。
JP5149575A 1993-06-21 1993-06-21 水平切り形開閉器 Expired - Lifetime JP2593038B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818098A (ja) * 1981-07-27 1983-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷却塔の運転制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5818098A (ja) * 1981-07-27 1983-02-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 冷却塔の運転制御方法

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JPH0684432A (ja) 1994-03-25

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