JP2593029Y2 - キャッパー - Google Patents

キャッパー

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JP2593029Y2
JP2593029Y2 JP1992045240U JP4524092U JP2593029Y2 JP 2593029 Y2 JP2593029 Y2 JP 2593029Y2 JP 1992045240 U JP1992045240 U JP 1992045240U JP 4524092 U JP4524092 U JP 4524092U JP 2593029 Y2 JP2593029 Y2 JP 2593029Y2
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JP
Japan
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cap
chuck
container
area
output shaft
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP1992045240U
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English (en)
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JPH0595899U (ja
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和男 風間
義一 関
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Nidec Shimpo Corp
Original Assignee
Nidec Shimpo Corp
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  • Sealing Of Jars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャップをキャップチ
ャックで把持しつつ容器ねじ部に所定の締め付けトルク
でねじ込むためのキャッパーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のキャッパーとして、回転駆動源
と、回転駆動源の回転軸に接続されて回転駆動されるキ
ャップチャックと、容器を固定する容器固定手段と、キ
ャップチャックを待機域と固定された容器の容器ねじ部
が配置されるねじ込み域との間で往復移動させるチャッ
ク移動手段とからなり、キャップチャックがキャップを
把持して待機域からねじ込み域に移動させられると共に
容器ねじ部に対するキャップのねじ込み動作が行なわ
れ、ねじ込み動作の終了後にキャップチャックがキャッ
プから離れてねじ込み域から待機域に移動させられるよ
うにした基本構造のものが知られている。そして、前記
キャップのねじ込みに際して所定の締め付けトルクを与
えるために、回転駆動源に摩擦板式トルクリミッタを介
してキャップチャックを接続し、キャップチャックの回
転速度とキャップ着座までのキャップの所要ねじ込み回
転数とから算出されたキャップチャックの所要ねじ込み
時間とそれに続くトルクリミッタの作動時間とからタク
トタイムを予め設定し、キャップチャックを該タクトタ
イムに基づいてタイマー制御するように構成されたもの
が報告されている。しかし、このキャッパーは、トルク
リミッタを用いることから締め付けトルクが安定しない
等の問題を有していた。
【0003】前記問題を解決するために、前記トルクリ
ミッタの代わりに、実公平1−22994号公報や特開
昭62−34731号公報等に開示されるような、入力
軸から出力軸に至る伝動系において出力軸に加わる負荷
の増大に伴って速度比(出力軸回転速度/入力軸回転速
度)が減少すると共に速度比0において所定の停動トル
クが発生するように構成された摩擦無段変速機を用いる
ことにより所定の安定した締め付けトルクが得られるも
のと考えられる。しかし、この場合、ねじ込み時にキャ
ップと容器ねじ部とに種々の要因で負荷抵抗が作用する
と、摩擦無段変速機の速度比が自動的に減少すると共に
キャップチャックの回転速度が低下するので、キャップ
着座までのキャップチャックの所要ねじ込み時間を前記
のように一律に求めることが困難であり、仮にタクトタ
イムを設定するならば、前記停動トルクの発生前にキャ
ップチャックのねじ込み動作が完了する事態の発生を未
然に防止するために多めの安全時間を見込む必要があ
り、キャッピング工程の生産性を低下させる等の別の問
題を生じるものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、キャ
ップを容器ねじ部に所定の安定した締め付けトルクで効
率的且つ確実にねじ込むことができるキャッパーを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るキャッパー
は、前記基本構造のものにおいて、出力軸に加わる負荷
の増大に伴って速度比が減少すると共に速度比0で所定
の停動トルクが発生するように構成され、入力軸を回転
駆動源の回転軸に接続されると共に出力軸をキャップチ
ャックに接続された摩擦無段変速機と、摩擦無段変速機
の出力軸の回転停止を検出する回転検出手段と、回転検
出手段からの出力信号に基づいて、キャップチャックが
容器ねじ部に対するキャップのねじ込み動作を終了する
と共に次のねじ込みに備えて待機域に配備されるように
チャック移動手段を制御する制御装置とを備えたことを
特徴としている。
【0006】
【作用】容器が容器固定手段により固定され、キャップ
チャックが摩擦無段変速機の出力軸により回転駆動され
ると共にキャップを把持しつつ待機域からねじ込み域へ
とチャック移動手段により移動させられ、容器ねじ部へ
のキャップのねじ込みが開始される。
【0007】前記ねじ込み中において、キャップチャッ
クの回転速度はキャップと容器ねじ部との負荷抵抗に応
じて変化し、該負荷抵抗が小さい時は高速−低トルク状
態で、負荷抵抗が大きい時は低速−高トルク状態で各々
ねじ込みが行われ、キャップが容器ねじ部に着座したと
きに摩擦無段変速機の出力軸は所定の停動トルクを発生
しつつ回転を停止する。
【0008】この摩擦無段変速機の出力軸の回転停止が
回転検出手段により検出されると同時にその出力信号が
制御装置に入力され、キャップチャックは容器ねじ部に
対するキャップのねじ込み動作を終了すると共にキャッ
プを離して元の待機域までチャック移動手段により移動
させられ、次のねじ込みに備える。前記出力軸はその回
転停止の時点で所定の停動トルクを発生するので、キャ
ップは容器ねじ部に該停動トルクに等しい締め付けトル
クでねじ込まれることになり、回転駆動源の慣性の悪影
響を受けない。
【0009】なお、前記締め付けトルクの変更は、使用
する摩擦無段変速機の変速特性を調節することにより容
易に可能である。変速特性の調節は、摩擦無段変速機の
伝動系が、公知のように、遊星運動を行う円錐形転子と
入力伝動車、出力伝動車及び変速リングとが均衡下に各
々摩擦係合すると共に変速リングがばね杆を介して回動
可能且つ変速方向に移動可能に支持されるように構成さ
れる場合、前記ばね杆の撓み開始位置の調節やばね定数
の調節等により行うことができる。
【0010】キャップチャックへのキャップの供給は、
前記キャッピング工程と連動するように構成された公知
の部品供給装置により自動的に行われてもよいが、卓上
式キャッパーの場合は手動で行われてもよい。また、容
器固定手段は、前記キャッピング工程と連動するように
構成された、公知のロータリ式やベルトコンベア式等の
部品送り装置であってもよいが、卓上式キャッパーの場
合は容器を位置決めガイド等に手動で固定するものでも
よい。
【0011】
【実施例】図1は本考案の実施例に係るキャッパーの側
面図である。同図において、コ字状本体フレーム1の上
部に回転駆動源である電動モータ2及び両ロッド形エア
シリンダ3が縦方向に設置され、さらに本体フレーム1
の底部に容器固定手段である容器固定治具4が設けられ
る。前記エアシリンダ3に空気圧回路5が接続されると
共に該空気圧回路5に4ポート2位置形の電磁式方向切
換弁6が配置され、電動モータ2の回転軸2aに縦長の
駆動平歯車7が連結され、エアシリンダ3の下部ピスト
ンロッド3aに昇降台8が、本体フレーム1の内側に垂
設された案内軸8aと摺動可能に連結される。前記エア
シリンダ3、昇降台8及び案内軸8a等は、協働してチ
ャック移動手段を構成する。
【0012】前記昇降台8に既述の変速特性を備えた摩
擦無段変速機9が縦方向に設置され、該摩擦無段変速機
9の入力軸9aに前記駆動平歯車7と歯合可能に入力平
歯車10が連結されると共に出力軸9bには下拡がりの
円錐形状溝孔を有するゴム材(図示を省略する)を内蔵
したキャップチャック11が連結される。
【0013】また、前記摩擦無段変速機9の出力軸9b
に回転信号発信器12が固定され、昇降台8に前記回転
信号発信器12と対向して回転信号受信器13が固定さ
れると共に該回転信号受信器13は回転判別器14を介
して制御装置15に接続され、さらに該制御装置15は
空気圧回路5における方向切換弁6のソレノイドに接続
される。前記回転信号発信器12、回転信号受信器13
及び回転判別器14等は、協働して回転検出手段を構成
する。
【0014】前記構成において、電動モータ2が起動さ
せられ、容器固定治具4に容器16が固定されると共に
キャップチャック11にキャップ17がゴム材の弾性収
縮力により挟圧把持され、その状態で制御装置15にキ
ャップチャック11の下降開始信号が与えられる。ここ
において、キャップチャック11の下降前の位置が待機
域P1 、容器16のねじ部16aの配置される位置がね
じ込み域P2 とされる。
【0015】制御装置15からの電磁信号により空気圧
回路5の方向切換弁6が図示されるように左側位置6a
に切り換えられ、エアシリンダ3の下部ピストンロッド
3aが下降すると共に昇降台8が案内軸8aに沿って下
降を開始する。それに伴って、摩擦無段変速機9が入力
平歯車10を駆動平歯車7と歯合させつつ下降すると共
にキャップチャック11が回転しつつ待機域P1 からね
じ込み域P2 へと下降し、容器16のねじ部16aへの
キャップ17のねじ込みが開始される。
【0016】前記ねじ込み中において、摩擦無段変速機
9の出力軸9bの回転は回転検出手段により常時監視さ
れ、該出力軸9bの回転停止が検出されると、制御装置
15にキャップチャック11の上昇開始信号が与えら
れ、制御装置15からの電磁信号により空気圧回路5の
方向切換弁6が右側位置6bに切り換えられ、前記と逆
の順序で昇降台8が上昇し、キャップチャック11がキ
ャップ17から離れてねじ込み域P2 から元の待機域P
1 まで上昇する。
【0017】
【考案の効果】本考案に係るキャッパーは以上のように
構成されるので、個々のキャッピングを予め一律に設定
したタクトタイム内で行う従来技術と異なり、タクトタ
イムを一律に設定することなしに各キャップを容器ねじ
部に所定の安定した締め付けトルクで効率的且つ確実に
ねじ込むことができ、キャップ及びそれと対応する容器
ねじ部の種類や螺合特性のバラツキ等に影響されること
なく常に安定した締め付けトルクを与える。従って、該
キャッパーによれば、タクトタイムの短縮及び検査工程
の省略が可能になると共にキャッピング工程の自動化が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るキャッパーの側面図であ
る。
【符号の説明】
1 待機域 P2 ねじ込み域 2 電動モータ 3 エアシリンダ 4 容器固定治具 5 空気圧回路 8 昇降台 8a 案内軸 9 摩擦無段変速機 9a 入力軸 9b 出力軸 11 キャップチャック 12 回転信号発信器 13 回転信号受信器 14 回転判別器 15 制御装置 16 容器 16a ねじ部 17 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−258794(JP,A) 実公 平1−22994(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B67B 3/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動源と、回転駆動源の回転軸に接
    続されて回転駆動されるキャップチャックと、容器を固
    定する容器固定手段と、キャップチャックを待機域と固
    定された容器の容器ねじ部が配置されるねじ込み域との
    間で往復移動させるチャック移動手段とからなり、キャ
    ップチャックがキャップを把持して待機域からねじ込み
    域に移動させられると共に容器ねじ部に対するキャップ
    のねじ込み動作が行なわれ、ねじ込み動作の終了後にキ
    ャップチャックがキャップから離れてねじ込み域から待
    機域に移動させられるようにしたキャッパーにおいて、
    出力軸に加わる負荷の増大に伴って速度比が減少すると
    共に速度比0で所定の停動トルクが発生するように構成
    され、入力軸を回転駆動源の回転軸に接続されると共に
    出力軸をキャップチャックに接続された摩擦無段変速機
    と、摩擦無段変速機の出力軸の回転停止を検出する回転
    検出手段と、回転検出手段からの出力信号に基づいて、
    キャップチャックが容器ねじ部に対するキャップのねじ
    込み動作を終了すると共に次のねじ込みに備えて待機域
    に配備されるようにチャック移動手段を制御する制御装
    置とを備えたことを特徴とするキャッパー。
JP1992045240U 1992-06-06 1992-06-06 キャッパー Expired - Lifetime JP2593029Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992045240U JP2593029Y2 (ja) 1992-06-06 1992-06-06 キャッパー

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0595899U JPH0595899U (ja) 1993-12-27
JP2593029Y2 true JP2593029Y2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=12713733

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JP1992045240U Expired - Lifetime JP2593029Y2 (ja) 1992-06-06 1992-06-06 キャッパー

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63258794A (ja) * 1987-04-10 1988-10-26 澁谷工業株式会社 キヤツピング方法
JPH0618215Y2 (ja) * 1987-07-29 1994-05-11 金子農機株式会社 穀物乾燥機における配穀装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0595899U (ja) 1993-12-27

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