JP2592768B2 - 斜材ケーブルの架設方法 - Google Patents
斜材ケーブルの架設方法Info
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Description
の架設方法であって、複数本のケーブルを一定着点に用
いて1ザイルとした場合に、そのケーブルを所定の間隔
にして架設するための架設方法に関する。
一定着部に複数のケーブルを架設して必要な強度を得る
ようにしたものがある。その場合に、複数のケーブルは
互いに平行に架設され、その間隔は、前記定着部に埋設
した鋼管の大きさから約3D〜4D(Dはケーブルの直
径寸法)となっていた。
に架設されたケーブルにおいて、低風速の風の影響で、
風上ケーブルがもたらす風の乱れによって風下ケーブル
が風向きに対して直交する方向に振動するというウエイ
クギャロッピングが発生するという問題点があった。そ
こで、本件出願人は前記ウエイクギャロッピング現象を
防止すべく、平成5年特許願第170149号におい
て、複数のケーブルの間隔を所定の条件に設定すること
で制振効果を得るようにした。
定着部2に穿設した貫通孔に鋼管5及びアンカープレー
ト6を配設し、各ケーブル端部のマンション7を前記貫
通孔の一端側から差込み、ナット8で各々締結する。
9を嵌着し、端部ケーブルスペーサ10を前記ケーブル
3,4にボルト等で装着する。この端部ケーブルスペー
サ10の部分の断面の構造が図20に示すものと同様な
ものとなる。
1,2の間の略全範囲に亘って、適宜間隔でケーブルバ
ンド11を取り付ける。該ケーブルバンド11は、図1
9に示すように、上下二つ割で、ケーブル3,4の一部
外周形状に沿う凹部を有した鋼製バンド11a,11b
と、該鋼製バンドの両端部のフランジに穿設された孔に
挿通されて締結されるボルト11c・ナット11dで構
成されている。
は、S=1.1×Dとなっており、この両ケーブルの隙
間(=0.1×D)を維持するために硬質ゴム製若しく
は鋼製のスペーサ12が介在されている。
11を取付けた後に、ケーブル3,4の端部に繋着した
吊り上げ用のワイヤーを介してウインチで引張上げて、
主塔側の定着部1に前記ケーブル3,4の端部を前述の
橋桁側の定着部2の場合と同様な定着作業をして架設す
る。
ルを橋桁と主塔に所要数架設して、各々の定着部におい
て緊張用ジャッキで各ケーブルの緊張作業を行って、ケ
ーブル3,4からなる各ザイルを橋桁と主塔の間に張架
するものである。
本のケーブル3,4を橋桁の定着部2と主塔側の定着部
1の間に架設して、図18に示すように、ケーブルの長
手方向に複数のプレート14を並設して、二つ割のケー
ブルバンド15の一方の15a,15aに固着した梯子
状に補強し、そして、バンド15aとバンド15bをケ
ーブル3,4に装着してボルト11c及びナット11d
で締結してなる鋼製のスペーサ13を使用して、ケーブ
ル3,4の設定間隔Sを、S=6.0×Dとなるように
する。
ブルの間隔を所定の間隔に設定することで制振効果が得
られるものである。
にケーブルを所定の間隔に設定するために、定着部間に
並設されたケーブルの間隔を狭めたり広げたりしてその
所定の間隔を維持するようにケーブルバンドやスペーサ
等の定着部材を取り付けなければならない。
サを地上で先にケーブルに取り付けて、その後前記ケー
ブルをウインチで引き上げて架設し、所定の緊張作業を
行う方法と、複数のケーブルを各々ウインチで引き上げ
て架設し、小型ジャッキで所定の緊張作業を行った後
に、前記ケーブルバンドやスペーサを取り付ける方法と
がある。
張作業の簡便性により、各斜材ケーブルを橋桁と主塔間
に架設して小型のジャッキで緊張させた後に、ケーブル
バンドやスペーサを取り付けるようにした方が有利であ
る。しかしながら、斜材ケーブルを架設・緊張させた後
に、斜材ケーブルの間隔を所定の設定間隔に狭めたり広
げたりして定着部材を取り付ける方法が従来知られてい
なかった。
ルの間隔を所望の間隔に狭めたり広げたりして定着部間
に当該斜材ケーブルを架設する方法を提供することを目
的とする。
し上記目的を達成するための要旨は、主塔と橋桁の定着
部間において、一ザイル毎に複数本の斜材ケーブルを隣
接状態に架設して緊張定着させ、各斜材ケーブルを隣接
方向に移動させて拘束する拘束手段を定着部間における
前記斜材ケーブルの所要位置に配設し、該拘束手段によ
り各斜材ケーブルの隣接間隔を設定間隔に強制させ、そ
の設定間隔を維持する定着部材を前記斜材ケーブル間に
取付る斜材ケーブルの架設方法に存する。
周面に係合する複数の係合部材と、該係合部材の少なく
とも1つに設けられ、ロッドを介して前記係合部材を移
動させる駆動手段とからなり、更に、拘束手段が、複数
本の斜材ケーブルの全体に囲繞するリングを設け、該リ
ングに設けられロッドを介して前記複数本の斜材ケーブ
ルの周面に係合された係合部材をリングの半径方向に移
動させる駆動手段とからなり、また、前記拘束手段によ
る隣接方向の移動が各斜材ケーブル間の縮径または拡径
方向であり、前記設定間隔が、1.0×D<S<2.0
×Dまたは6.0×D≦Sであり、前記定着部材が、対
向端面または各コーナ部に係止部材を備えた多角形状の
ケーブルバンドとスペーサであり、前記駆動手段が、ジ
ャッキまたはスパナである。
材ケーブルを定着部間に架設して所定の引張力で緊張さ
せた後に、拘束手段で斜材ケーブルを所要の位置におい
て所定の間隔に設定することが容易となる。よって、斜
材ケーブルを所定の間隔にして制振効果を得るように主
塔と橋桁に架設するにあたって、予め地上にてケーブル
バンド等を取り付けて所定の間隔にした大重量の複数本
の斜材ケーブルをまとめてウインチで引き上げる作業の
煩わしさや、斜材ケーブルの架設後に斜材ケーブルを緊
張させるための大型のジャッキを定着部に取り付けなけ
ればならないという作業の困難性や手間が解消される。
照して詳細に説明する。図1乃至図2は本発明に係る第
1実施例を示している。即ち、斜張橋の主塔と橋桁の定
着部1,2間において、一ザイル毎に2本の斜材ケーブ
ル20,21を平行に架設し、前記各斜材ケーブル2
0,21を小型のジャッキで各々緊張させて定着する。
ーブルの長手方向に直交する隣接方向(短手方向)に拘
束する係合部材22,23と、該係合部材23に固定さ
れロッド24を介して前記隣接方向に前記係合部材2
2,23を移動させるジャッキ25,26とからなる拘
束手段27を定着部1,2間の所要の位置に設けて、前
記ジャッキ25,26で係合部材22,23を隣接方向
に移動させて斜材ケーブル20,21を所定の設定間隔
Sにすると共に、ケーブルバンドやスペーサ(図19中
の符号11,12で示すもの)の定着部材でその設定間
隔Sを維持させるようにしたものである。
明する。斜材ケーブル20,21の半外周面に合わせた
嵌合部22a,23aと、該嵌合部22a,23aの両
端部から延設したフランジ22b,23bとで金属製の
所定幅の係合部材22,23を形成する。
0,21を両側から挟装するように嵌合部22a,23
aを斜材ケーブルの半外周面に合わせて当接させ当該係
合部材22,23を対向させて配設する。
は、対向した位置に各々貫通孔が設けられており、この
貫通孔に棒状の金属製ロッド24,24を挿通させて横
架する。該ロッド24の表面にはネジ溝が刻設されてい
る。
置にした一方の係合部材22のフランジ22bにナット
28を螺着して固定すると共に、他方の係合部材23の
フランジ23bの貫通孔から摺動自在に外側へ突出させ
た後端部24bに移動阻止用のナット29を螺着し、更
に、センターホール型ジャッキ25,26を設け、該ジ
ャッキ25,26の基部(ラムチェアー)25a,26
aを前記他方の係合部材のフランジ23bに当接して位
置固定する。前記ジャッキ25,26のロッドの伸長を
伝達するナット30が、ロッド24の後端部24bに螺
着されている。
には地上の制御ポンプ(図示せず)から供給ホースを介
して高圧油が供給されるものである。このようにして前
記拘束手段27が形成されるものである。
ッキで緊張された斜材ケーブル20,21の長手方向に
おいて、所要の位置に前記拘束手段27を図1に示すよ
うに装着する。そして、センターホール型ジャッキ2
5,26を作動させて各ロッドを伸長させてナット30
を押し、ロッド24を図中において右側に引っ張る。
配置の係合部材22,23が互いに接近する。また、ロ
ッドの後端部24bがジャッキ25,26に対して右側
に移動した分だけナット30を左方向に締め込んでフラ
ンジ23bの端面に当接させて、係合部材23が右方向
に移動しないようにする。
bを左方向に引き戻してナット30も左方向に締め込み
前記ロッドの端面に当接させておいて、ジャッキの盛り
替えをおこなう。
ッド24を右側に引張り、前記ナット29,30で順次
盛り替えして締込む作業を繰り返し、斜材ケーブル2
0,21を接近させて所定の設定間隔Sに設定する。そ
して、定着部材のケーブルバンドやスペーサでその設定
間隔Sを維持させるようにして斜材ケーブルの架設が完
了する。この作業を各ザイル毎に行うものである。
前記第1実施例のロッド24の後端部側の係合部材とジ
ャッキの構造を変えたものである。即ち、平板矩形状の
係合部材31をロッドの後端部24b側に取り付けて、
ナット32で図面右方向に移動しないように所定の位置
で位置決めする。
ターホール型ジャッキ33を固着して設け、該ジャッキ
33に外周面にネジ溝を設けた押圧ロッド34を貫通さ
せて挿通させ、この押圧ロッド34の先端部34a側に
位置決め用のナット35を螺着し、更に取付ナット36
を螺着してアタッチメント37を取着する。
ル21の半外周面に嵌合する嵌合部が設けられており、
前記斜材ケーブル21に図3に示すように嵌合されてい
る。
には、ナット38が螺着されジャッキ33のロッド33
aの先端面に当接されている。そして、凹状の中空部を
有して底面に押圧ロッド34を貫通させる貫通孔が設け
られ前記中空部の壁面にネジ溝が設けられた止めナット
39を前記ロッド33aの先端部に螺着し、前記ナット
38をロッド33a側に止めナット39の底面で押圧す
る。
aが図3の左側に移動すると前記止めナット39を介し
てナット38が左側に移動され、同時に押圧ロッド34
が左側に移動されるものである。
ッド33aを左方向に移動させると、押圧ロッド34も
左方向に移動してアタッチメント37を介して斜材メー
ブル21が左方向に移動させられ、斜材ケーブル20,
21の間隔が狭められ所定の設定間隔Sになされるもの
である。
には、前記ナット35を押圧ロッド34が左側に移動し
た分だけ右側に締め込んで係合部材31の左側表面に当
接させて、押圧ロッド34が係合部材31に対して移動
した後の位置を維持させ、前記止めナット39とナット
38を盛り替えてロッド33aを右側に伸ばした状態に
する。
させると、押圧ロッド34が更に左側に移動され、アタ
ッチメント37を介して斜材ケーブル21が左側に移動
されるものである。
2実施例におけるセンターホール型ジャッキ33を伸長
型のジャッキ40として、係合部材31の左側表面の中
央部に取り付けたものである。そして、ジャッキ40の
ロッド40aの先端部に係合されるアタッチメント41
は、ロッド24が貫通孔に貫通され、これをガイドにし
て左右方向に摺動自在な反力板41aを有している。
を左方向に伸長させて、斜材ケーブル21をアタッチメ
ント41を介して左方向に移動させるものである。ジャ
ッキ40のストロークが不足する場合には、左方向に移
動したアタッチメント41をナット42でその位置に維
持し、ジャッキのロッド40aを縮退させて係合部材3
1及びジャッキ40を左方向に移動させてナット32を
締め込んで位置決めし、その後、ジャッキ40を再び作
動させてロッド40aを伸長させるようにするものであ
る。
図10に示す第5実施例は、斜材ケーブル20,21を
所定の間隔にまで広げるための拘束手段27の実施例を
示している。
2,23の幅を広げた形状の係合部材22c,23c
を、図7に示すように、平行な斜材ケーブル20,21
の内側に背向させて装着し、ロッド24を前記係合部材
22c,23c間に横架し、その一端側をナット28で
フランジ23bに固定し、他端側をフランジ22bに対
して摺動自在にする。
下に各々ジャッキ40を取り付ける。フランジ22b側
のロッド24に螺着されたナット42は、係合部材22
cが左方向に移動した時の位置決め用である。
を図において左方向に伸長させて係合部材22cを移動
させ、斜材ケーブル20,21の間隔を所定の設定間隔
S(6D以上)にするものである。
係合部材22cを左右方向から挟装させ、ロッド24の
先端側にナットで固定し、ロッド24の後端側に係合部
材31をナットで固定する。その係合部材31に、図1
で示したセンターホール型ジャッキ25を、基部(ラム
チェアー)25aを介して取り付ける。
せ、その先端部には斜材ケーブル21を把持するクラン
プ43aを設ける。また、後端部にはジャッキ25のロ
ッド25bの端面に当接させてナット30を螺着させ
る。
ット29は、前記ロッド43が係合部材31に対して右
方向に移動した後に、その位置を維持してロッド43が
左方向に移動するのを阻止し、ジャッキ25を盛り替え
るためのものである。
ド25bを図面の右方向に伸長させ、前記ナット29を
移動した分だけ左方向に締め込んで係合部材31に当接
させ、ロッド25bを左方向に縮退させてナット30を
左方向に締め込んでロッド25bの端面に当接させる。
そして再びロッド25bを右方向に伸長させるものであ
る。このようにジャッキ25の盛り替えを行って斜材ケ
ーブル21を右側に順次移動させて、斜材ケーブル2
0,21の間隔を所定の設定間隔S(6D以上)にする
ものである。
実施例は、一ザイルにおける斜材ケーブルが3本の場合
に所定の間隔に狭めたり広げたりする拘束手段27を示
している。
ルにおける3本の斜材ケーブル44の全体を囲繞する所
定幅のリング45を設ける。該リング45は、円周方向
に3分割したものをボルト46・ナット47で締結して
前記斜材ケーブル44を囲繞させるものである。
は、周方向の中央部において半径方向に穿設された孔4
5aを有し、該孔45aの夫々にロッド48が内外に貫
通させて挿通されている。
先端部48aには、斜材ケーブル44の半外周面に係合
する係合部材49を設けると共に、後端部48bにはセ
ンターホール型ジャッキ25を嵌装しナット38及び止
めナット39で係合させて設ける(図では1箇所にてジ
ャッキ25を示し、他の箇所も同様であって記載を省略
してある、図12においても同様である)。
ェアー)25aを前記リング45の表面に固着して、リ
ング45にジャッキ25を取り付ける。こうして、3本
の斜材ケーブル44にリング45を囲繞させ、前記斜材
ケーブル44の本数分のジャッキ25とロッド48を配
設して拘束手段27を形成するものである。
ド48の先端部48aに、斜材ケーブル44を挟装して
把持するクランプ50を設けたものであり、他は前記第
6実施例と同様の構成である。
ては、ジャッキ25を作動させてロッド48をリング4
5の中心に向って若しくは半径方向に移動させ、ストロ
ークが不足する場合にはナット29とナット38及び止
めナット39で盛り替えを行って前記ロッド48を中心
に向けて若しくは半径方向に更に移動させて、斜材ケー
ブル44の間隔を狭めたり広げたりして所定の設定間隔
Sに設定するものである。
実施例は、斜材ケーブルの本数が4本の場合と5本の場
合の拘束手段27の構成を示している。
ケーブル51を二つ割のリング52,52をボルト・ナ
ットで締結して囲繞させている。そして、前記リング5
2の中心から半径方向に向けて斜材ケーブル51に対応
した位置で貫通した孔52aが4箇所に設けられてい
る。
ーホール型ジャッキの構成及び斜材ケーブルを中心方向
若しくは半径方向に移動させる方法は前述の第6実施例
と第7実施例と同様の構成・作用なので、説明を省略す
る。また、図14においてはロッド及びセンターホール
型ジャッキの記載は省略してある。
ーブル53をリング54で囲繞し、各斜材ケーブル53
に対応して中心から半径方向に向けて孔54aが5箇所
に設けられている。前記孔54aに挿通されるロッド
と、センターホール型ジャッキの構成及び斜材ケーブル
を中心方向若しくは半径方向に移動させる方法は前述の
第6実施例と第7実施例と同様の構成・作用なので、説
明を省略する。また、図15においてはロッド及びセン
ターホール型ジャッキの記載は省略してある。
れるジャッキを示すものであり、(イ)のセンターホー
ル型ジャッキは引張用のもので、図1に示した第1実施
例や図9に示した第5実施例に使用されるものである。
また、(ロ)のセンターホール型ジャッキは押し・引き
の両用に使用するもので、図3に示した第2実施例や図
11乃至図12に示した第6実施例や第7実施例等に使
用するものである。
ける定着部材としては、図19乃至図22に示すよう
に、対向端面または各コーナ部にケーブルの周面に係合
する係止部材を備えた鋼製のスペーサ12,14,12
b,14bと、ケーブルバンド11,15,11fによ
って各ケーブルを設定間隔Sに維持するようにするもの
である。
ャッキ等を図示したが、手動にても十分に斜材ケーブル
を設定間隔Sにすることができるので、スパナ(図示せ
ず)を用いてロッドに螺着したナットを回転させて前記
斜材ケーブルを隣接方向に移動させるようにしてもよ
い。
設された複数本の斜材ケーブルを、係合部材とロッドと
駆動手段としてのジャッキやスパナ等によって、所定の
間隔に狭めたり広げたりして、斜張橋の斜材ケーブルの
制振作用を発揮するようにできるものである。
ブルの架設方法は、主塔と橋桁の定着部間において、一
ザイル毎に複数本の斜材ケーブルを隣接状態に架設して
緊張定着させ、各斜材ケーブルを隣接方向に移動させて
拘束する拘束手段を定着部間における前記斜材ケーブル
の所要位置に配設し、該拘束手段により各斜材ケーブル
の隣接間隔を設定間隔に強制させ、その設定間隔を維持
する定着部材を前記斜材ケーブル間に取付る方法なの
で、前記拘束手段を形成することで定着部間において各
斜材ケーブル毎を予め緊張・定着させた後に所定の設定
間隔Sに設定することができるようになり、複数本の斜
材ケーブルをまとめてウインチで主塔側の定着部に引き
上げる際の手間の掛かる作業が解消されると云う優れた
効果を奏する。
々斜材ケーブルの緊張作業が行えるようになり、小型の
ジャッキを定着部に取り付ける作業や緊張作業の能率が
飛躍的に向上すると云う優れた効果を奏する。
合する複数の係合部材と、該係合部材の少なくとも1つ
に設けられ、ロッドを介して前記係合部材を移動させる
駆動手段とからなり、他の拘束手段として、複数本の斜
材ケーブルの全体に囲繞するリングを設け、該リングに
設けられロッドを介して前記複数本の斜材ケーブルの周
面に係合された係合部材をリングの半径方向に移動させ
る駆動手段とからなることとしたので、一ザイルにおけ
る斜材ケーブルが2本から5本の場合であっても容易に
斜材ケーブルの間隔を設定間隔にすることができると云
う優れた効果を奏する。
0×Dまたは6.0×D≦Sとすることでウエイクギャ
ロッピング現象を防止したケーブルの架設方法となり、
更に、定着部材が、対向端面または各コーナ部に係止部
材を備えた多角形状のケーブルバンドとスペーサとし
て、前記設定間隔Sに容易に保持できることになり、ケ
ーブルを設定間隔に移動させる駆動手段が、ジャッキま
たはスパナとすることで、架設作業の能率が向上する等
種々の優れた効果を奏する。
す縦断面図である。
す縦断面図である。
(ロ)である。
た状態の断面図である。
した状態の断面図である。
る。
る。
縦断面図である。
の縦断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 主塔と橋桁の定着部間において、一ザイ
ル毎に複数本の斜材ケーブルを隣接状態に架設して緊張
定着させ、各斜材ケーブルを隣接方向に移動させて拘束
する拘束手段を定着部間における前記斜材ケーブルの所
要位置に配設し、該拘束手段により各斜材ケーブルの隣
接間隔を設定間隔に強制させ、その設定間隔を維持する
定着部材を前記斜材ケーブル間に取付ることを特徴とす
る斜材ケーブルの架設方法。 - 【請求項2】 拘束手段が、斜材ケーブルの周面に係合
する複数の係合部材と、該係合部材の少なくとも1つに
設けられ、ロッドを介して前記係合部材を移動させる駆
動手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の斜
材ケーブルの架設方法。 - 【請求項3】 拘束手段が、複数本の斜材ケーブルの全
体に囲繞するリングを設け、該リングに設けられロッド
を介して前記複数本の斜材ケーブルの周面に係合された
係合部材をリングの半径方向に移動させる駆動手段とか
らなることを特徴とする請求項1に記載の斜材ケーブル
の架設方法。 - 【請求項4】 拘束手段による隣接方向の移動が各斜材
ケーブル間の縮径または拡径方向である請求項1,2ま
たは3に記載の斜材ケーブルの架設方法。 - 【請求項5】 設定間隔が、1.0×D<S<2.0×
Dまたは6.0×D≦Sである請求項1に記載の斜材ケ
ーブルの架設方法。 - 【請求項6】 定着部材が、対向端面または各コーナ部
に係止部材を備えた多角形状のケーブルバンドとスペー
サである請求項1に記載の斜材ケーブルの架設方法。 - 【請求項7】 駆動手段が、ジャッキまたはスパナであ
る請求項1に記載の斜材ケーブルの架設方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25676993A JP2592768B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 斜材ケーブルの架設方法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07109710A JPH07109710A (ja) | 1995-04-25 |
JP2592768B2 true JP2592768B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=17297197
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Country | Link |
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JP (1) | JP2592768B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP25676993A patent/JP2592768B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH07109710A (ja) | 1995-04-25 |
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